ハゲが原因で鬱になるとハゲ治療が保険適用になる!?

ハゲが原因でうつ病にかかってしまった。この場合にうつ病の治療の一環でAGA治療、ハゲ治療を行うと行った場合には保険適用での薄毛治療が受けられるという話を聞いたことはありますか?

これは本当なのでしょうか?本当だとしたらかなり値段が削減できることになりますね。

しかし実際にはどの様な場合に適用されるのでしょうか?保険が適用されるハゲ治療の条件について紹介します。

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ハゲでうつ病になった場合は保険が適用できるの?

うつむく男性

ハゲでうつ病になってしまう人は居ます。ハゲが発生する原因に元々ストレスが絡んでいますので、そこに更にハゲの悩みやストレスが重なるとうつ病になってしまう可能性が高くなるでしょう。

その場合、ハゲ治療に保険が適用されるというのは本当でしょうか?詳しく紹介します。

ハゲ治療は自由治療

基本的にハゲ治療は美容目的の自由治療となりますので、100%自己負担での治療になります。

しかし、国(厚生労働省)が定めた特定の症状に限り、健康保険が適用される場合があります。これにうつ病での薄毛治療が該当するかと言うのが今回の議題になります。

国が保険適用と定める条件としては、先天性の症状であったり、病的な要因により健康被害が懸念される場合や、一定の規模を超えている、もしくは体制が完備されている病院での治療の場合に於いて適用することが出来る、などです。

なので病院探しも行う必要が出てくるでしょう。

うつ病の場合は保険が適用される?

うつ病や自己免疫疾患によってハゲが発生している場合、もしくは逆にハゲによってうつ病などの精神疾患が発生してしまった場合、うつ病の治療の一環として薄毛治療が必要と医師が診断する場合に於いて保険治療での薄毛治療を行うことが出来る場合もあります

しかし、これは精神状態の診断や線引が非常に曖昧で、本当に必要とされる場合でないと適用されない可能性が高いです。

また、国民健康保険適用での治療と言うより、歯列矯正の様に高額医療費控除という形で税金の免除を受けられることになる可能性が高いでしょう

審査が厳しい

精神科や心療内科に通っている精神科医からの診断書や紹介状などが必須になります。

医師の審査が通れば国への申請で引っかかることはありませんが、書類等はしっかり保管しておかなくては行けません。

おそらく最も審査にムラが出るのは、精神科や心療内科などでの判断でしょう。実際に精神疾患で補助などを受ける場合でも、仕事に支障が出ているなど、客観的な環境の悪化が確認できなければ申請は難しくなります

また病院の医師の判断にかなり個人差がありますので、思うように薄毛治療に繋げることが難しいかもしれません。過去にこの様な症例を取り扱っている医師や薄毛治療クリニックなどとつながりがある病院ですと話がスムーズにつながりやすいでしょう。

トータル的に安くはならない?

薄毛治療とは他の治療費がかかる事になりますので結果的には治療費は割高になる可能性が高いでしょう。

精神疾患になってしまった人の救済措置という色が強く、どうしても薄毛治療をしなければいけない人は適用したほうが良いでしょうが、そうでない場合は無理に控除適用を狙いに行くと、精神疾患での治療費や薬の処方料金が高くなってしまう事が予測されます

精神治療薬もなかなか高額ですし、病院に行くまでの時間もかかります。そう考えると薄毛の治療と言うよりかは、精神病の治療がメインで薄毛の治療が行われることになるでしょう

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保険が適用される脱毛症

若ハゲ 育毛剤

うつ病などの精神疾患以外でも保険適用となる薄毛治療が存在します。それぞれの脱毛症や症状について紹介します。

何科での治療が受けられるのかについても紹介しますので参考にしてみてください。

円形脱毛症

10円ハゲとも呼ばれる円形脱毛症は自己免疫疾患によって発生する脱毛症です。ストレスや免疫機能の異常がきっかけで10円サイズの脱毛が急に発生し、地肌が見えてしまう脱毛症です。

自己免疫疾患とは、本来自分を守るはずの免疫機能が暴走して自身を攻撃してしまうもので、アレルギーやアトピー性の疾患などもこれに当たります。

しかし全ての育毛治療が保険適用で受けられる訳ではありません。もちろん自己免疫疾患とされている箇所のみに限定されますし、皮膚科で行われるステロイド治療に限る、など治療内容についても限られています。

脂漏性脱毛症(しろうせい)

脂漏性脱毛症脂漏性皮膚炎という皮膚炎が原因で発生している脱毛症です。

脂漏性皮膚炎は過剰に皮脂が分泌されてしまい、そこに皮脂を好物とするマラセチア菌という常在菌が異常増殖してしまうことで発生している皮膚炎のこと。

脂漏性皮膚炎は菌が異常増殖しているために発生する症状ですので抗菌シャンプーなどを使用しないと治療が出来ません。初期であれば、市販のものでも治療が出来ますが、ひどくなると抗菌成分の強いシャンプーや薬品を使用しないと治療が難しいものになります。

この皮膚炎や脱毛症の治療も基本的に皮膚科を受診して皮膚科で行える治療の範囲であれば保険適用内での治療を受けることが出来ます。

粃糠性脱毛症(ひこうせい)

粃糠性脱毛症は乾燥が起こることでカサカサのフケが異常に発生してしまう症状からフケが毛穴に詰まってしまって抜け毛が増加してしまう脱毛症です。

一般的によく発生しているフケ症とは比べ物にならない量のフケが発生してしまいます。フケの性質は人によって異なり、ベタベタしている人も居れば、完全に乾燥してカサカサの人も居ます。

この症状も肌の常在菌のマラセチア菌が大量に発生する事が原因でひどくなる症状になります。これも脂漏性脱毛症同様、治療は皮膚科で行う範囲であれば保険適用内での治療が可能になります。

牽引性脱毛症

牽引性脱毛症はポニーテールやお団子ヘア、エクステなどを使用した髪型の際に髪の毛にかかる引っ張る力が原因で抜け毛が発生してしまう脱毛症になります。

湿疹などが発生している場合は皮膚科での治療が行える症状ですが、皮膚科で行う治療法では育毛治療までは行えないのが実情です。

病気が原因の脱毛症

更年期障害や甲状腺機能障害や糖尿病などが関係して薄毛が進行してしまう場合もあります。この場合はそれぞれの専門病院で病気を治療することで薄毛を改善することが見込めます。

しかしこれは、あくまでも身体の病気を治し、健康な状態に戻すことで髪の毛が正常に生えてくるということなので、薄毛治療ではありません。

また、病気が原因でハゲてしまったとしても、ハゲ単体の治療が目的のハゲ治療に関しては保険が適用されません。全てのハゲ治療に保険を適用していたら、課税・納税金が更に大変な事になるからです。

基本的に一般科目の医療機関で行える治療では保険が適用され、薄毛治療専門の病院やクリニックで行う治療に関しては、頭皮の症状の治療以外は全て自由治療であると考えましょう。

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ハゲの治療費ってどのくらい?

保険 お金

薄毛・ハゲの治療でかかるってどのくらいなのでしょうか?保険や控除が適用されると言っても全体で治療費にそれくらいの金額がかかるのかがわかっていないと、検討することも出来ません。

詳しい金額はクリニックごとに特別プランや独自の成分を使用した商品などがあるので、ばらつきがあります。ここでは大体の治療法ごとの値段の相場について紹介していきます。

投薬治療

プロペシアなどのAGA治療薬や有効成分を含んでいるサプリメントなどを併用して育毛、発毛効果を高めていく治療法です。

クリニックで処方される薬の金額は5000円〜15000円まで開きがあります。大体1月分5000円前後で処方しているクリニックが多いです。

中には差別化で、患者のカルテデータから最も効果の高いオリジナルの配合で薬を処方するというクリニックも多くあります。

この治療法はだいたい早くて6ヶ月、一般的には2年以上の継続で効果が現れる治療法になります。継続的に毎月この金額を支払わなくてはいけないことを計算しておきましょう。

外用薬での治療

有効成分のミノキシジルフィナステリドなどの有効成分を含んでいる外用薬を処方して治療を行っていきます。

内服薬との併用が可能なので、両方を処方される場合も多くあります。内側と外側からの相乗効果で更なる育毛効果が期待できます。

外用薬の金額は5000円〜20000円が基準となります。市販でも購入できるような商品は5000円前後、クリニック独自の配合の商品や更に成分が濃く、高い効果が期待できる商品は20000円近い金額がかかります

内服薬とのセットで安くなるセット価格を設けているクリニックが多いです。

これも使用期間は内服薬と同じ、もしくは内服薬が終わっても外用薬だけは使用を続ける事もあります。

植毛治療

植毛治療は手術自体は日帰りで行なえますが、手術の前にカウンセリングや具体的にどの程度の範囲で植毛を行うのか、どの部分の髪の毛を植毛するのかなど、しっかり事前に検査や話し合いをして行う治療法になります。

最近行われている植毛治療は、メスを使用せずにパンチで1グラフト(1つの毛穴)ごとに髪の毛を採取して移植部分に植え付けていく植毛方法が主流になっています。

金額は範囲や治療方法のグレードにもよりますが、

前髪もしくは頭頂部片方のみだと基本料金10万円〜20万円+60万円〜150万円ほど

前頭部から頭頂部にかけて全体になると上記基本料金+200万円〜400万円ほど

の金額がかかります。

またクリニックによってはモニター料金やグラフト数が増えるほど割安になるシステムがあるので、その場合は少し安くなります。

植毛は医師の腕が出来上がりを大きく左右するので、遠方からはるばる目的の病院に通う事も少なくありません。ですので交通費や宿泊費なども別途かかることも考慮しておきましょう。

HARG治療やメソセラピー療法

HARG治療、メソセラピー療法この二つの治療は頭皮に注射をして直接発毛成分を注入する治療法になります。

この二つの治療法の違いは、HARG治療にはメソセラピー療法には含まれない細胞成長因子と言うものが含まれているという点のみになります。それぞれ配合されている成分がクリニックごとに異なりますのでどのクリニックでも若干期待できる効果が異なります。

治療費は1回8万円〜20万円で行い半年間もしくは1年間の1クールセットで通院してトータル1回の治療が完了するまでに60万円〜120万円ほどかかります。

通院間隔が病院やプランごとに異なり、値段も違います。

特徴的なのが、1クール治療を行うと効果が長期間持続し、しばらくは治療を行わなくても育毛・発毛効果が持続するという点です。

現在普及している治療の中では最新の治療法で、高い期待が寄せられている治療になります。

カウンセリング費用

毎回病院に通院するごとにかかってくるカウンセリング料や検査料を含んだ診断料の平均はだいたい5000円〜1万円というのが基準料金です。

しかし詳しい検査や血液検査などを希望する場合は更に値段が膨らんで3万円程度かかってしまう事もあります。しかもその検査が必須である場合もありますので、結構な負担になります。

検査を行わないと、自分の体質にあった薬剤の成分調整などが行えないので止む終えない出費でもあります。

通院のペースは治療法やクリニックなどでも異なりますが基本的には、初めは1〜3ヶ月に1回、安定期や2回目以降は3〜6ヶ月に1回ほどのペースになるでしょう。

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はげ治療は高い!開き直るもの一つの手

例え高額医療費控除の制度を利用できたとしても薄毛の治療はひじょうに効果な治療になります。毎月の支払いを考えると100万円で終了すれば安い方でしょう。

年間最低でも10万円〜20万円の出費は支払えないと、髪の毛が生えてくるまで治療を続けることは出来ないでしょう。

もし金銭的に辛いでのあれば、思い切ってスキンヘッドにしたり、短髪にして開き直るのもありでしょう。ハゲていても清潔感があればマイナス印象ではないという意見も増えています。

身体を鍛えたり、皮膚を焼くなどして健康的に見せてもマイナス印象はカバーできるでしょう。自分の経済状況にあった対策方法で問題を解決していきましょう。

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