近年、薄毛の問題で悩んでいる男性が増加しています。それに伴ってか育毛剤などの販売率も増加しています。抜け毛の問題を解消するためには、真っ先に「育毛剤」が浮かぶ人は多いでしょう。しかし対策方法は一つだけではありません。
「頭皮マッサージ」「運動」「食事療法」「シャンプー方法の改善」「頭皮環境の改善」など、オススメの対策方法が5つあります。
若ハゲの男性がこれ以上髪の毛を失い、同時に自身も失ってしまわないようにこれら5つの対策法について詳しくご紹介していきます!
ぜひ参考にして抜け毛対策をして見てください。
目次
抜け毛を改善する5つの対策法
育毛剤に頼らない抜け毛の対策方法は「頭皮マッサージ」「運動」「食事療法」「シャンプー方法の改善」「頭皮環境の改善」の5つです。
これらの詳しい内容についてご紹介していきます。
「頭皮環境の改善」
まず最初にご紹介したいのが頭皮環境の改善です。
頭皮には毛細血管が通っており、その毛細血管から毛根へ栄養を供給をしながら髪の毛の成長を行なっています。
正常に髪の毛を成長させるためには頭皮の健康が確保されていなければなりません。頭皮や髪の毛は爪と同じく末端の細胞ですので、不規則な生活習慣・偏った食事をしていると健康被害が出やすい部分です。しっかりケアをするだけでなく、生活習慣を整える対策が必要でしょう。
特に甘いものを食べ過ぎる・脂質・炭水化物ばかりの食事でビタミン・ミネラル類が不足していると皮膚荒れにつながりやすくなります。
しっかり食生活と生活習慣を気をつけながら頭皮環境を整え、抜け毛の増加を防ぐことが重要です!
頭皮環境改善のためにできること
頭皮環境の改善のためにすべきことのまとめです。
生活習慣の改善
睡眠時間の管理(良質な睡眠を取る!規則的であることが重要)
栄養管理と頭皮の結構促進
入浴で毎日清潔に
早めの皮膚科の受診
場合によっては皮膚科の受信が必要な場合もあります。フケや痒みがひどい人は早めに病院に行って抗菌・殺菌成分が含まれたシャンプー剤などを処方してもらい対策をすることをオススメします。
「シャンプー方法の改善」
抜け毛を減らすためにはシャンプー方法も改める必要があります。我々人間の肉体は細胞レベルでは対して進化していませんが、生活に関しては大きく変化しました。その一つがシャンプーです。
昔日本人は1月に1回程度しか髪の毛を洗っていませんでした。ほんの100年前の話です。しかし現在ではシャンプーを毎日しています。中には洗浄力が高く刺激が強いシャンプーを毎日使用している人も居て、それが抜け毛や若ハゲの原因になっているのでは?とも言われて居ます。
皮脂汚れは適度に洗い流さなければいけませんが、そもそも髪の毛や頭皮の健康のためには最低限必要な成分でもあります。なぜなら皮脂には殺菌効果や保湿効果があり悪いものではないからです。
適度なシャンプー頻度とシャンプー剤の使い方をマスターすることが大事でしょう!
シャンプー方法の改善方法まとめ!
薄毛対策で重要となるシャンプー方法の改善法について紹介します!
シャンプーの選び方
・アミノ酸系洗浄成分「刺激の弱いシャンプーを選ぶ」
・ノンシリコンシャンプーを選ぶ「シャンプー=頭皮ケア」
・添加物が含まれて居ないものを選ぶ「防腐剤による頭皮の炎症を回避する」
正しいシャンプー方法
・シャンプーは1日1回(頭皮の乾燥を防ぐ)
・朝・昼ではなく夜にシャンプーをする(紫外線の強い日中に皮脂が必要)
・シャンプーの前にしっかり湯シャンをする(あまり汚れなかった日は湯シャンだけでもOK)
・しっかり洗い流す(シャンプー剤の洗い残しは厳禁)
以上がシャンプー対策で重要なことです。特に自分の頭皮に合わない刺激の強いシャンプーを使って問題に繋がっている人が多く居ます。
シャンプーは頭皮を洗うもの。という意識をしっかり持ち、自分の頭皮にあっているシャンプーを使用するようにしましょう。それがシャンプーでトラブルに繋げないための重要なポイントです。
「頭皮マッサージ」
頭皮マッサージには大きく二つの効果が期待できます。
一つは、頭皮マッサージをすることで頭皮のコリがほぐれて血行が促進されること。もう一つは毛根の奥に存在している毛乳頭細胞に刺激を与えることで細胞を活性化し、髪の毛の成長信号の働きを強めることが期待できます。
毛乳頭細胞は髪の毛を生やせ!成長させろ!と命令する細胞です。この細胞が髪の毛の成長の始まりを担っている部分になりますので、頭皮マッサージでこの細胞を活性化させることが特に重要なのです。
あと補助的な効果として癒しとしてのマッサージ効果もあるのでストレスの解消にも繋がります。
頭皮マッサージのやり方
頭皮マッサージは爪を立てないように指の腹の部分で行なっていきます。
指を大きく開き、髪の毛の生え際付近を重点的に指圧しましょう。外側から中央に向かって指圧するようにするとベストです。円を描くように揉みほぐしながらマッサージしてください。
指圧の強さは弱すぎても強すぎてもいけません。気持ちいいと感じるくらいがちょうどいいでしょう。
頭皮のツボは頭の後頭部・側頭部・前頭部の生え際付近に集中しています。特に後頭部から首の付け根の付近をしっかりマッサージすることで首から上がってくる血液が多くなり血行がよくなります。
長時間するのではなく、数分という短時間で1日4回ほどに分けてリラックスがてら行うのがオススメです。休憩時間やお風呂場などで行うのが最適ですので、気付いた時に行なって見ましょう。
「運動」
運動をして頭皮から汗をかくことでデトックス効果が得られます。AGA(男性型脱毛症)の原因となっている男性ホルモン(DHT)を排出することで薄毛因子を減らすことができ、抜け毛が発生する確率が低下します。
運動では筋肉を大きくする無酸素運動よりも、持久力をつけたりしっかり汗をかく有酸素運動が効果的とされています。しっかり頭皮から汗をかいて不要な物質を排出しましょう!
おすすめの運動法
具体的な有酸素運動の運動方法や汗をかく対策方法についてご紹介します!
ウォーキング
ランニング
山登り
サウナ
辛い食事を食べる
人間がかく汗はエクリン腺、アポクリン腺と言う2種類の汗腺から分泌されています。デトックス効果はエクリン腺からかく汗で得ることができます。運動や暑さによってかく汗ですね。無色無臭でサラサラしているのが特徴です。味覚発汗でも発生するのがエクリン腺の汗です。
アポクリン腺は精神的な緊張などによって分泌される汗です。白濁色で匂いがあります。フェロモンとして分泌されるものでもあり、粘性が強く乾くとベタベタします。
上記の運動や対策法を行なってエクリン腺から汗をかいて老廃物を排出して抜け毛対策に繋げましょう!
「食事療法」
食事療法では髪の毛の成長に繋がる内容の食事を意識的に行なっていくことが重要です。
髪の毛の生成のために必要な栄養素はタンパク質です。髪の毛は90%以上がタンパク質でできているので、タンパク質(アミノ酸)は欠かすことができない栄養素です。十分んあタンパク質を摂取するようにしましょう。
さらにその髪の毛を成長させるのが頭皮ですから、この頭皮の健康を維持させるための栄養素も必要です。皮膚も同じくタンパク質でできています。合成のためにはビタミンが必要で、そのビタミンを効率よく届けるためには鉄分や亜鉛などのミネラルが必要です。
ですので偏らず、タンパク質・ビタミン・ミネラルと適度な脂質をバランスよく摂取することが髪の毛の成長のために一番効率のいい食事方法となります。
オススメのレシピと食材
オススメの食事方法やレシピについては↓こちらにもご紹介していますので合わせてご覧ください。
おすすめの食材をそれぞれご紹介します。
タンパク質・・・鶏肉豚肉牛肉(赤み部分)・卵・魚(赤み部分)・大豆加工食品
ビタミン・・・緑黄色野菜(ピーマン・かぼちゃ・人参・トマト・モロヘイヤ)・フルーツ
ミネラル・・・海藻類・貝類・ナッツ類・レバー
ミネラルの栄養素は、食材で毎日摂るのは難しいものが多いです。なので、サプリメントや青汁などの健康食品で補ってもいいでしょう。
またNGな行為として飲酒や喫煙があります。これらの行為は毒素の代謝のためにビタミンを多く消費してしまうものですので十分に注意しましょう。
どうして抜け毛が増えるのか?
ではどうして抜け毛が増えてしまうのでしょうか?男性の抜け毛の原因として代表的なAGAやその他の抜け毛の原因について簡単にご紹介します。
自分の抜け毛が増加している原因がどこにあるのかをしっかり把握していないと、全く関係のない誤った対策法をしてしまうことに繋がます。対策法が正しくないと抜け毛を改善することができないので、必ず原因の追求を行うようにしましょう。
原因その1、AGA
簡単に言うと男性ホルモンが原因で発生する薄毛です。
男性ホルモンのテストステロンが頭皮に存在している5αリダクターゼという酵素と結びつくことで発生するDHT(ジヒドロテストステロン)に変化し、その物質が髪の毛の成長指令を出している毛乳頭細胞を活動休止にすることで髪の毛の成長力が低下し、抜け毛が増加します。老化によりこの問題はより深刻なものになっていきます。
この問題を食い止めるためには頭皮からしっかり汗をかいてDHTを排出することや、老化物質である抗酸化物質をできるだけストレスの発散によって蓄積しない対策が必要になってきます。
早い人では20代の後半から始まる薄毛ですので、育毛剤を使用するだけでなく根本にある原因を特定してしっかり対策をしていきましょう。
原因その2、頭皮トラブル
特に男性に発生しやすい頭皮トラブルとしては脂漏性皮膚炎があります。分泌されすぎている皮脂によって雑菌が繁殖し頭皮にカビが発生することによって湿疹や炎症に繋がる皮膚病です。
乾燥肌の人では粃糠性皮膚炎が発生します。粃糠性皮膚炎(粃糠性脱毛症)はフケが大量に発生し、そのフケが毛根を覆ってしまったり詰まらせてしまうことで髪の毛の成長を阻害する頭皮トラブルです。高温多湿の地域・時期に発生しやすい傾向があります。
これらの頭皮の炎症はいずれも脱毛症に繋がる可能性のある皮膚症状ですので、頭皮のかゆみや赤らみや湿疹などが確認できる人はすぐに皮膚科を受診しましょう。
抜け毛の原因の見極め方
これらの抜け毛のトラブルは薄毛の形を見ることで判断することができます。
O字ハゲ(つむじハゲ)やM字ハゲと呼ばれる薄毛の前兆が見られるかたは、AGAの薄毛の可能性が高いです。
全体的にまばらに薄毛・抜け毛が発生している人は頭皮トラブルによる薄毛の可能性があります。頭皮トラブルの場合は頭皮症状でも判断できます。
まずは自分の頭の状態をよく観察して見てください。必ず原因が見つかるはずです。
まとめ
以上が抜け毛の対策方法です!
しっかり自分の薄毛の原因を把握して正しい対策ができるようにしましょう。特に若ハゲに悩んでいる男性は、薄毛や抜け毛の問題に直面した時にショックが大きすぎて前に進めていないことが多いです。
具体的な行動を起こせるように、しっかり抜け毛の対策方法を知って一つずつ問題を解消していきましょう。
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