自毛植毛のステップは?失敗のリスクや植毛のデメリットや掛かる費用を紹介!

もし薄毛に悩んでいて、いくつかの他の育毛方法や治療方法を試して見ても効果がなかった場合最終手段として、自毛植毛の毛髪復活の手段を検討している人もいると思います。

中にははじめからいきなり自毛植毛を行って見ようと思い切る人もいるでしょう。そんな人達が気になるのは自毛植毛の方法やその治療費に掛かる治療費や術後の後遺症などではないでしょうか?

失敗のリスクや、後遺症などはどのくらいの確率で発症するのかなど、植毛を行い前に知っておいたほうが良いことはいくつかあります。それらの自毛植毛を行う前に知っておいたほうが良い問題や、項目について総合的に紹介していきます。

また、今後可能性として自毛植毛を視野に入れている人や、興味本位で知りたい人にも参考になるように紹介していきますので、自毛植毛に関する予備知識、基本知識を増やしていきましょう。

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自毛植毛の流れ

全頭脱毛 治療

まずは、自毛植毛を行うとした場合、病院やクリニックに行くとどの様な流れで治療までのステップに向かうのでしょうか?

細かいステップは病院やクリニックによって違うでしょうが、基本的な大まかな流れについて紹介します。基本的な流れを知っておくことで、安心して相談などのために病院に行くハードルも低くなると思います。

順番に見ていきましょう。

カウンセリング

病院に行き、いきなり検査や治療などが行われるわけではありません。まずは基本的なカウンセリングを行っていきます。カウンセリング内容は医師からの問診による症状の確認、抜け毛などの症状が発症した時期や、継続期間、現在行っている育毛法、など現在の発毛状況の診断がまず行われます。

その後必要に応じて精密な検査を行っていきます。血液の検査や毛根の状態などの確認をし患者の具体的な薄毛の症状を確認していき原因がどこにあるのかを検査していきます。

さらに具体的な患者に対しての治療方法の提案や、現在可能な治療法についてをお話し、治療の方向性や植毛に関する相談、過去の実績例などをもとに治療方法を模索します。

この段階で植毛での治療を行うかどうかを決定していきます。もしくは他の治療方法が提案されることも十分あります。通常の専門機関ではカウンセリングと同日に施術を行うことはありません。

急いで治療を行う場合は予約が必要ですし、病院側が急いでの治療を行おうとする場合は怪しさがありますので注意しましょう。この時点でしっかり質問などを行い病院の信頼性を確認しましょう。

移植手術

移植の方向での治療が決定すれば、次のステップに進みます。写真撮影などを行い、術前と術後の違いを見比べられるよう、さらに契約書などを作成し、簡単な資料を作ります。さらにどの様なヘアデザインにするかなどの細かい要望や希望を話して、その後手術の日程を取り決め、手術に入いっていきます。

手術の流れを紹介します。

ドナーの採取

まずは健康な髪の毛が生えている後頭部もしくは側頭部の部分の皮膚から髪の毛の生えている頭皮を採取します。

この時の採取ドナーはより目立たない、より移植に適している健康な部分のドナーを選択肢採取していきます。採取方法は、カウンセリング時に決定した移植の方法により違ってきます。

ドナー部分の皮膚を横長に切開して切り取り、移植のために毛包ごとに株分けを行っていくFUT法(FUSS法)や、髪の毛を一つの毛穴ごとにひつつずつ特殊な細いパンチでくり抜いてドナーを採取するFUE法などいくつかの種類があります。

FUT法は一気に広範囲の採取や移植が出来るので、高範囲での治療に向いています。逆にFUE法は傷が残りにくく術後の回復も早いメリットがあります。

ドナーの採取後は必要に応じて患部の縫合を行います。ドナーの採取の際には、採取部分の毛はバリカンで刈り上げます。ドナー採取中は麻酔を行いますので痛みはほとんどないと言っていいでしょう。

術後は髪の毛で隠すことも出来ずに、傷跡も赤らんだり血が滲んで目立ちますので帽子などで隠す必要があるのでしょう。

ドナーの株分け

専門のスタッフもしくは、マシーンが髪の毛の株分けの作業を行います。毛包や毛乳頭細胞が傷ついているものがないかを確認しながら、移植可能な状態のものを一つ一つ丁寧に制作していきます。

この作業は基本的に、ドナーの採取と並行して行われる場合がほとんどでしょう。一つ一つドナーを採取するFUE法などではこのステップは必要ありません。

移植ホール(スリット)の作成

頭頂部や前頭部の生え際の移植部に株分けされたドナー(グラフト)を植え込むための穴(ホール、スリット)を移植箇所に作成していきます。かなり細い極細のマイクロパンチブレードと呼ばれる機材を使用し、小さな穴をいくつも開けていきます。この段階で、仕上がり後の完成図を予測し、要望通りの髪の毛の生え際や頭髪具合になるように作業を行わなければいけないので、大きく仕上がりを左右する重要な段階にないります。

移植ホールにグラフトを移植

先程採取し、株分けしたドナー(グラフト)を一つ一つグラフトやホールの周辺を傷つけないように植え込んで行きます。この時に時間がかかってしまうと、定着率が落ちたり、予後の経過に支障が出るので、出来るだけスピーディーに植え込みは行われます。

空気の力で移植するグラフトセッターという道具を使って行うところもあります。その後ガーゼなどで処置を行い包帯で患部を覆います。

帰宅用の締め付けの強くないニット帽を持参していおたほうがいいでしょう。用意してくれている院もあります。手術は1日で行われ、手術時間は手術を行う患部の範囲にもよりますがだいたい3時間〜5時間程で完了するでしょう。

恐らく大体の目安は、手術前に説明を受けると思います。日帰りでの治療が可能で入院の必要はありません。

術後のケア

その後の患部の経過の観察や、患者の不安のケアの為にしばらく一定期間での通院を行います。さらに、患部を縫合した場合は1週間後に抜糸を行うために来院が必要になります。

術後当日は入浴が出来ないので、来院前に入浴を済ませておきましょう。もしくは病院でシャンプーを行ってくれる場合もあります。

手術後は翌日からお湯のみでのシャワーが出来ます。しかし、患部はまだ弱くなっていますので水圧は弱めに設定し、お湯の温度は36度〜38度程のぬるま湯でのシャワーを行いましょう。シャンプーは患部以外に限って行うことが出来ます。すすぎ残しなどに注意して行いましょう。

術後1週間すると状況を見ながらシャンプーを行う事が出来ます。アフターケアとしてシャンプなどの専用スタッフが居る病院もあります。

その後は経過観察のために通院を行う必要はありません。何かしらの不安や、症状を感じた場合にのみ来院する事になります。基本的には術後のケアが必要ない1発完結の育毛方法が植毛なので、安定してしまえば面倒なメンテナンスは不要です。

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後遺症や失敗のリスク

危険

植毛を行う上では知っていた方が良いのが植毛を行うことで発症する可能性のある後遺症や失敗してしまうリスクについてです。

このリスクについて覚悟しないことには手術を受けることは出来ません。もし知らずにクリニックなどを受診したとしても、必ず病院やクリニックであらかじめ聞かされることではありますが、病院で初めて聞かされる前にあらかじめ知っておいたほうが時間はかからないでしょう。

問題となる症状などを紹介します。

傷跡が残る

手術方法によっては、手術後の頭皮に大きく傷が残ってしまう可能性があります。FUT法(FUSS法)では特に皮膚を大きく切開するので、その後縫合した痕が残ってしまう場合があります。坊主やツーブロックや刈り上げなどのスタイルのヘアスタイルを行った時に傷跡が目立ってしまう可能性があります。

もし、傷跡などの問題が気になるであろう場合はあらかじめその旨を医師に伝えて、傷跡が残りにくいFUE法などの植毛方法を検討していきましょう。

麻痺、痺れなど

植毛は皮膚の外科手術です。手術に伴い皮膚を大きく切開したり、縫合したり、穴を開けるので皮膚に後遺症として、つっぱりや痒み、感覚過敏、感覚麻痺、痺れ、腫れ、化膿、痛みなどの問題が発生する場合があります。

この様な症状が発生した場合は、手術を行った病院での再治療や後遺症の改善治療を行う必要があります。もし信頼できない場合は病院を変更することも検討した方がいいでしょう。

不自然な仕上がり

植毛後の髪の毛の状態が自然な状態に生えるかどうかは、施術を行う医師の腕にかかっています。もし、経験の少ない医師の施術を受けた場合は、仕上がりが不自然になる可能性は高くなります。

また自分の植毛の一般的な仕上がり具合が自分のイメージしていたものとは異なる可能性もあります。生え際のカーブがなく直線的な生え際になってしまったり、髪質が違う太い毛が生えてしまっていたりなどが問題になる例として挙げられます。

術前にその病院での過去の症例などの写真のビフォーアフターを見せてもらいしっかり判断しましょう。

植毛後の脱毛

基本的には植毛を行ってから再びAGAなどの問題が再発生する確率は非常に低くなっています。問題となる毛乳頭細胞や毛包を側頭部や後頭部というAGAにならない部分から移植しているので理論的にはAGAにはならなくなります。

しかし、移植後にしばらく時間が経った後に脱毛が始まることがあります。一時脱毛やショックロスと呼ばれるもので手術の影響で上手く育毛サイクルが行われず髪の毛が抜け落ちてしまう症状です。しかしその後新しい髪の毛が生えてくることがほとんどなので安心しましょう。不安な場合は手術を行った病院へ相談しに行くと良いでしょう。

定着率の問題

移植を行ったドナーが全て綺麗に生えそろうことは殆ど無いでしょう。いくつかのドナーは毛包や毛乳頭細胞が傷つくことで正常に髪の毛が伸びることが出来ずに抜け落ちてしまう事もあります。

定着率は、正常に生える髪の毛の割合で、この割合が低いほど髪の毛の薄毛の症状がまた再発してしまいます。施術者の腕による影響が大きく、手術がスムーズにさらに細胞を傷つけない様に適切な密度で移植が行われることで定着率は上がります。

技術や機材がしっかりとして数をこなしている大手のクリニックなどは成功率が高く9割以上の定着率を誇るところが一般的です。この定着率が高い院を選択することが失敗を減らす大きなポイントの一つでしょう。

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自毛植毛にかかる費用

保険 お金

治療の流れや後遺症などのリスクについて知ることが出来た後は、その植毛に掛かる金額について紹介していきます。もし植毛を行おうと思ってもお金が用意できなければ植毛を行うことは出来ないでしょう。

自毛植毛は自由治療の域に入ります。自由治療での治療費は病院やクリニックによって金額の開きが大きいので、ここでは有名な病院ごとの治療費を紹介し比較していきます。

アイランドタワークリニック

アイランドタワークリニックでは、手術の際には基本治療費として20万円の費用に加えて1グラフト1200円〜2000円の費用がかかります。1グラフトあたりの費用の広がりは、手術方法により異なります。

合計では一般的な範囲での治療で800〜1500グラフトの植毛を行った場合、基本治療費20万を合わせて116万〜200万円程の治療費がかかります。広範囲での治療の場合は260万〜360万ほどとなります。

カウンセリングでの費用は無料で、基本的にかかる病院での費用は手術費のみになります。その他には追加で行うアフターケアとしての薄毛治療やAGA治療薬の処方、2回目の施術費など患者の必要に応じて行われ別途費用がかかります。

親和クリニック

親和クリニックもカウンセリングが無料で受けられて、最先端の植毛技術が受けられるクリニックです。価格は1グラフトあたり1200円〜2000円の開きがあります。さらに手術方法によっては1000株以上から1000円、2000株以上から800円と量が多いと値段が安くなっていきます。

また基本治療費も手術の方法によって20万〜30万円の開きがあります。このクリニックでの手術費は一般的な範囲800〜1500クラフトでの植毛では116万〜330万程で受けられます。広範囲の植毛では240万〜630万程の金額になります。

同様にアフターケアなどの金額が必要に応じて別途掛かってきます。

AGAルネッサンスクリニック

AGAルネッサンスクリニックは総合的なAGA治療を主にしていて、その中で植毛の治療も行っています。その他のAGA治療薬も常時沢山揃っています。

カウンセリングは無料で採血には2160円の費用がかかります。植毛治療の価格は、基本治療費が設けられておらず500グラフト〜3000グラフトまでの固定料金での治療を受けられます。金額は49万〜199万の価格の差があります。

基本的な範囲の750〜1500グラフト間での1グラフト辺りの単価は888円ほどです。200本単位での移植本数の変更を受け付けており、希望の範囲に近い数での植毛を行うことが出来ます。

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まとめ

費用についてはさらにそこに加えて遠方から手術を受けに来る場合は、交通費、宿泊費、食費などのお金がかかります。あまりにも高額な金額の治療になりますので、クリニックごとにモニター割引や紹介割引などの割引制度に加えて、分割支払い制度なども設けられています。

医師としっかり相談し、希望の髪の毛になるように、話し合って行きましょう。

詳しい話や体験談についても無料のカウンセリングで聞くことが出来るので、一度試しにカウンセリングを受けてみるのも良いかもしれません。

遠方から治療を受ける場合は早めに治療を行ってくれる場合もあるかもしれません。さらに場所によっては宿泊施設の優遇も受けられる院もあるので確認してみましょう。

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