前髪がはげになる原因はなに?隠し方や改善方法を紹介!

前髪がはげてくると人の視線が気になります。自分でも鏡を見ると目に入りやすい部分ですので、前髪のはげが目立っているのではないかと気になってしょうがないという男性もいるかもしれません。

女性も男性ほどではないですが、出産などを機に生え際が薄くなって、髪型がうまくセットできずに悩む人もいるようです。

前髪がはげる原因を知り、前髪を復活させるためのケアをさっそく行ってみましょう。前髪カバーになる髪型もご紹介します。

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前髪がはげる原因とは?

PC男性

前髪は顔の一部といってもいいぐらい、印象に残る部分です。他の部分が薄くなくても、前髪が少しでもはげているとハゲと認知されてしまう可能性があります。印象に残りやすい前髪部分ですが、前髪がはげる原因とは何でしょうか。

前髪からハゲる男性型脱毛症

すでに数多くの記事でAGA(男性型脱毛症)に関して紹介されているので、AGAの症状について詳しい人も多いかもしれません。

日本人男性で3人に1人はAGAを発症していると言われています。AGAは男性ホルモンが原因で起きる進行性の脱毛症です。

男性に最も多い脱毛症のタイプですが、ハゲ方にはいくつかタイプがあります。M字ハゲタイプはおでこの生え際に剃りこみが入ったように、M字に髪が後退していくタイプです。

サイドの髪を残しながら前頭部から頭頂部へとはげていくのがU字ハゲタイプです。頭頂部から薄くなるO字ハゲもあります。前髪のハゲに当てはまるはM字とU字でしょう。

ただし頭頂部も前髪も同時に薄くなることも考えられるので、時々頭部全体をハゲチェックするのがおすすめです。

男性ホルモン

男性ホルモンの90%以上がテストステロンと言われる男性ホルモンですが、テストステロンは男性らしい骨格や筋肉を作り、男性機能や意欲を高め、男性らしさを決定づけるホルモンでもあります。

ところがこのテストステロンが毛乳頭の還元酵素によって脱毛ホルモン(DHT)に変換され、脱毛ホルモンが毛乳頭のレセプターと結びつくことで髪の成長が鈍くなり、抜け毛のサイクルが早まっていきます。こうしてAGAが発症します。

特に前髪・頭頂部は脱毛ホルモンを生み出す還元酵素が多い部分であり、男性の前髪や頭頂部の髪が薄毛やハゲになりやすいのは仕方ないようです。

脱毛ホルモンの影響の受けやすさ、つまりAGAが発症するかどうかは遺伝的要素が大きいようです。同じ薄毛の遺伝子を持っていても生活習慣や環境の違いから、AGAの発症の有無に差が出たという研究報告もあります。

脂漏性皮膚炎

男性は頭皮の皮脂分泌が多く、しっかり洗っても夕方頃になるとニオイが気になるという人も多いかもしれません。

頭皮の皮脂そのものがAGAの発症に繋がるわけではないですが、脱毛ホルモンの作用も考えられ、AGA発症の素因があるのかもしれません。またシャンプーの仕方が悪いことも考えられます。

マラセチア菌という皮膚の常在菌は皮脂の多いところに繁殖しやすいです。マラセチア菌が異常繁殖することが原因で脂漏性皮膚炎を発症することがあります。

脂漏性皮膚炎は悪化させると抜け毛・ハゲの原因にもなります。おでこ周辺も皮脂分泌の多いところ、洗顔もシャンプーも正しく行う必要があります。

食生活の乱れ

皮脂分泌が増える原因になるのが脂質や糖質の多い食品です。髪の毛や体はタンパク質でできているので、肉や魚などのタンパク質を摂取することは生命維持のためにも重要です。

しかし脂肪分の高いお肉ばかり食べていると脂肪分も一緒にとってしまい、皮脂分泌が過剰になる原因となります。

アルコールの飲み過ぎも髪の生成に必要なアミノ酸が消費され、ビタミン、ミネラルなど髪の合成に必要な栄養素の吸収が阻害されると言われています。

ストレスの影響

ストレス円形脱毛症だけでなく、脂漏性皮膚炎(脂漏性脱毛症)やAGAとも関わっていると言われています。

ストレスは血行不良、睡眠障害、男性ホルモンの分泌を増加させるなど、髪の成長に悪い影響ばかり及ぼします。ストレス解消も前髪ハゲの予防・対策になります。

女性の前髪がはげる原因は?

女性の前髪が薄くなるのにはさまざまな原因が考えられます。女性は加齢や出産で女性ホルモンが少なくなったり、ストレスで男性ホルモンが増えてホルモンバランスの乱れが起こりやすいです。

ホルモンバランスの乱れで脱毛ホルモンの影響を受けやすくなると、女性男性型脱毛症を発症することがあります。他にもダイエットや食欲不振での栄養不足による脱毛、頭皮に負担をかけるような髪型による脱毛症も考えられます。

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前髪はげを髪型でカバーする方法

男性横顔

前髪のはげが気になってきたら、日常生活や育毛対策、AGA対策などをするのがおすすめです。育毛対策をしつつ、髪型でも前髪のはげをうまくカバーすることで、人に知られず薄毛の進行を回避できるかもしれません。

M字ハゲ・前髪ハゲを髪型でカバーできる?

薄毛度合いにもよりますが、髪型でも気になるM字ハゲ・前髪ハゲのカバーは可能です。

前髪がはげてきて、おでこの広さや生え際のラインが気になる男性は少なくありません。前髪ハゲ・M字ハゲ関連のさまざまな記事では、そんな悩みを解決するためのヘアスタイルが多く提案されています。画像つきで紹介されているのでとても参考になります。

プロの美容師さんによりビフォー・アフター写真も紹介されていることがありますが、直毛の人は特におでこを隠そうとして前髪を伸ばすほど、かえってハゲやおでこの広さが目立ってしまうようです。特に直毛、細い髪の人はおでこに前髪を下ろすと良くないようです。

俳優としてさまざま場で活躍している山本耕史さんは、前髪を少しだけ下ろしたヘアスタイルで薄毛疑惑を招いていました。

山本耕史さんといえば奥様の堀北真希さんが芸能界を引退したことも記憶に新しいですね。山本さんはヘアスタイルを変えてからますます若々しく、魅力がさらにアップしたように感じられませんか。鍛えた体はもちろんのこと、ヘアスタイルの効果も大きいと思われます。

ショートヘアで生え際を目立たなくする

サラサラストレートの人ほど、前髪を下ろすと隙間から見えるおでこが薄毛を強調してしまいがちです。ベリーショートやショートヘアにして、短くした前髪で生え際ラインを隠すことで気になる前髪ハゲをカバーしやすいようです。

ソフトモヒカン風にサイドは短くしてトップにボリュームを出すのも、前髪から視線を外しやすい効果があります。ワックスなどの整髪料で毛流れを作り、適度にトップを立たせると良いでしょう。

パーマで前髪にボリュームを出す

髪にボリュームはあるけれど、前髪は少し後退してておでこが見えるのが気になるという男性は、マッシュスタイルにパーマをかけてボリュームアップさせることで、前髪がはげているのが目立ちにくくなります。

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前髪はげを生活習慣から予防対策

食事

前髪がはげる原因でも触れましたが、食生活の乱れやストレスが原因でも薄毛やはげを招くことがあります。前髪ハゲの対策には、日頃からもハゲや薄毛を招かない生活を送ることも重要のようです。前髪はげの予防・対策となる生活習慣について紹介しますので参考にしてください。

栄養バランスの良い食事で髪に栄養を

髪の主成分ケラチンタンパク質は18種類のアミノ酸から構成されています。そのうち必須アミノ酸は9種類全てが含まれています。

必須アミノ酸が効率的に摂取できる、アミノ酸スコアの高い食品(肉、魚、大豆製品など)は不足のないように摂取しましょう。動物性タンパク質も植物性タンパク質もバランス良く摂るのがおすすめされています。

ビタミンやミネラルも摂取した食品から髪を生成するのに必要な栄養素とされています。特にビタミンB群、亜鉛は髪が合成されるのに深く関わっていると言われています。

ビタミンB群には毛母細胞を活性化させ、頭皮の皮脂をコントールする作用があります。亜鉛は脱毛ホルモンDHTを作る還元酵素を抑制、抜け毛を予防する効果もあると言われています。ビタミンB群や亜鉛のサプリメントは、育毛対策としてもおすすめされています。

健康な髪が作られるのにはさまざまな栄養素が必要です、できるだけ多くの食品から栄養をバランス良く摂取することが望ましいと考えられます。

睡眠・運動で成長ホルモンの分泌を促す

成長ホルモンは主に脳の視床下部で分泌され、身長を伸ばす以外にも疲労の回復、病気への抵抗力をつける、アンチエイジング、脂肪の分解とともに髪の成長も促す効果があります。

思春期の頃は成長ホルモンの分泌がさかんですが、成人する前頃には成長ホルモンの分泌が少なくなってきます。成人後は細胞の新陳代謝と関わり、細胞を修復・再生して体を維持する役割が強くなってきます。髪の成長とも大きく関わります。

加齢とともに年々分泌量の少なくなる成長ホルモンですが、睡眠中に成長ホルモンの分泌が大きく増えることがわかっています。成長ホルモンは常に一定の量で分泌されるわけではなく、増えたり減ったりするサイクルを繰り返し、特に分泌が増えるのは入眠時から1~3時間後です。

成長ホルモンの分泌量を増やすには睡眠時間を確保し、深い眠りについていることが必要とされています。

筋トレや1日30分程度の有酸素運動も、成長ホルモンの分泌を促すとされています。ただし運動しすぎると疲労がたまり、タンパク質が消費されます。細胞の老化の原因となる活性酸素も増えると言われているので、やり過ぎは禁物です。

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前髪がはげてきたら育毛対策

水を浴びる男性

生活習慣以外にも、前髪のはげを改善するために何らかの育毛ケアが必要でしょう。自分でもできる薄毛対策といえば頭皮のマッサージ、育毛剤や育毛シャンプーの使用、育毛サプリの服用などが考えられます。

血行を良くする頭皮マッサージ方法

頭皮をマッサージすることで頭皮の血流を良好な状態にし、栄養が毛根に行き渡る効果が期待できます。

育毛剤やスカルプローションを塗布した後に頭皮をマッサージするのも良いですが、シャンプー前にオイルを使ってマッサージすることで、頭皮の毛穴の皮脂汚れを除去する効果もあります。シャンプー前の頭皮ケアは、週1回程度がおすすめです。

  • 両手を両耳の上にかぶせるように置きます。親指以外の4本の指の腹を使ってマッサージします。
  • 耳の少し上側にある頭皮を、頭頂部へ向けて押し上げるようにマッサージします。
  • 耳の後ろ側の頭皮も、同様にマッサージします。
  • 頭頂部付近の頭皮を、頭頂部真ん中へ集めるようにマッサージします。

育毛剤

育毛剤にもいろいろなタイプがあります。医薬部外品の薬用育毛剤には厚生労働省が効果があると認めた育毛有効成分が配合されています。化粧品の部類に入る育毛剤でも最新の育毛成分が配合されているものもあり、効果に期待できそうです。

男性用育毛剤でおすすめされているものでは、育毛剤ボストン(スカルプエッセンス)、薬用ポリピュアEX、その他の男性用育毛剤ではM字型ハゲ専用育毛剤の薬用プランテルもあります。前髪のはげの発毛促進にも役立つことが期待できそうです。

どの育毛剤を使うか迷いどころですが、育毛剤の口コミレビュー、育毛剤ランキングなどの編集部コメントなども参考にしながら選ぶと良いでしょう。使い心地の良さも長く継続できるコツと言われています。

育毛シャンプー

一般的に男性用の育毛シャンプーは頭皮の皮脂対策に、さっぱりとした洗い心地のものが多いようです。乾燥肌の人は頭皮に合わないことがあるので、乾燥肌用のシャンプーを選びましょう。

育毛シャンプーは育毛成分が入っているだけでなく、髪にハリ・コシを出し、ボリュームアップさせる効果もあります。前髪のはげが気になる人の髪のボリュームアップにおすすめされています。

育毛サプリメント

髪に良い栄養素を食事から摂取するだけでなく、育毛サプリメントから摂取するのもおすすめです。ノコギリヤシ、イソフラボン、亜鉛、ミレットエキスなどのサプリは育毛サプリメントとして人気です。栄養バランスの良い食事とともに摂取するのが効果的な対策方法でしょう。

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前髪のはげが進行してきたら育毛治療

水と薬

より効果の高い前髪のハゲ対策として、AGA治療・育毛治療がおすすめされています。AGAクリニックは若い男性も多く通っているようです。費用はかかりますがより高い発毛効果も期待できます。専門のクリニックで行われている薄毛治療の方法についても見ていきましょう。

薄毛治療の方法

薄毛治療の方法は内服薬・外用薬の治療薬を使用するのが主流です。薬局ではミノキシジル配合の発毛剤を取り扱っていますが、より濃度の高いミノキシジル発毛剤や内服薬が欲しい場合は専門のクリニックや病院での処方となります。

治療薬のみでは症状の改善が見られない場合、または早い発毛効果を求める場合は、育毛メソセラピーやHARG療法などの注入治療が行わることがあります。薬剤や成長因子、育毛に良い成分を頭皮に直接注入する方法です。

薄毛治療薬

男性の脱毛症のほとんどが進行性の男性型脱毛症(AGA)であると言われています。AGAの進行を止めるAGA治療薬が内服薬のプロペシア(フィナステリド)やそのジェネリック、プロペシアが効かない場合はザガーロ(デュタステリド)が処方されることもあります。

ミノキシジルは外用薬も内服薬もありますが、主に外用薬が処方されます。高い発毛効果がありますが、内服薬だと動悸や低血圧症などの副作用が出やすいと言われています。

プロペシア・ミノキシジルともに副作用が出る可能性もあるので、服用中は健康状態にも気をつけるようにしましょう。

女性はAGA治療薬はミノキシジル以外は使用できません。女性の場合も濃度の薄いミノキシジル外用薬が処方されることがあります。その他にパントガール、パントスチンも女性用の薄毛治療薬として処方されています。

自毛植毛

AGA治療薬は薄毛の改善に効果的と言われていますが、生え際・前髪のハゲ治療は頭頂部のハゲより難しいと言われています。前髪ハゲの改善におすすめされている治療法が自毛植毛です。

脱毛ホルモンの影響を受けにくい後頭部の毛包を、気になるM字の後退部分などに移植して髪を増やすことができます。自毛の定着率は9割程度と高いそうですが、治療費が高額となるのがネックです。

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まとめ

青シャツ男性

男性の前髪がはげる原因は、主に男性型脱毛症(AGA)によるものと考えられます。AGAは男性に最も多い脱毛症で、男性ホルモン(DHT)の影響で発症します。遺伝的要因が大きいようですが、食生活などの生活習慣やストレスも抜け毛・薄毛の原因と関わります。

髪型でも気になる前髪のハゲやM字ハゲをカバーすることが可能です。薄毛度合に合わせた髪型でカバーしつつ、育毛のためのケアを並行して行うと良いでしょう。

前髪のはげ対策には食事、睡眠、運動などの生活習慣の見直しも必要です。髪に特に良いとされる栄養素はタンパク質、ビタミンB群、亜鉛と言われています。他のビタミン、ミネラルも不足のないよう、栄養バランスの良い食事を心がけましょう。

育毛剤や育毛サプリでのセルフケアも前髪の予防対策に効果的とされています。より確かな効果を期待するなら、AGA治療・薄毛治療専門のクリニックで治療をするのがおすすめです。

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