つむじ割れになる原因と対処方法を紹介。ヘアアレンジや髪型の注意点について!

30代後半をむかえた頃から、つむじの部分が丸見えになってしまう、いわゆる「つむじ割れ」状態で悩まれる方が男女を問わず増えてきます。

つむじ割れになってしまうと、単にヘアスタイルが決まりにくくなるだけでなく、「もしかしたらこのままはげてしまうのでは?」と、深刻に悩まれる方もいらっしゃいます。

つむじ割れは本当に薄毛への第一歩なのか、原因や対策などについて紹介していきます。

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つむじ割れとは

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つむじ割れは、つむじの周囲の毛が薄くなり、地肌が目立つような状態になることです。

薄毛はどちらかといえば男性に特有の悩みと思われがちですが、つむじ割れの悩みはは男性、女性問わずに起こるものです。

男性はちょうどつむじが頭頂部にあたることから薄毛の心配を、女性の場合は髪の毛の分け目の部分から割れてしまいスタイリングに悩まされるといったパターンが多いようです。

場合によっては10代の若い方でも気にされる方もいるという髪の毛の悩みの一つです。

つむじ割れはどのように発生するのでしょうか。

生えぐせによる毛流れで薄く見える

つむじ割れの原因としてまず考えられるのは髪の毛の生えぐせで、髪の毛の流れる方向はこれで決まります。

つむじの部分では中心部から放射状に髪の毛が生えていますが、もともとつむじ部分は特に生えぐせが強いので、流れる向きによってはつむじを中心に割れたように見えてしまうのです。

また、つむじの部分では髪の毛は真っすぐではなく、斜め横に生えているので、他の部位のように平面ではなく、若干盛り上がった状態になっています。

このため、つむじ周辺の毛穴から出る髪が細くなったりすると、密度が他よりも低くなるので目立ってしまうのです。

つむじと薄毛の違い

元々、つむじの部分は地肌が見えやすいこともあり、薄毛になると目立ちやすい場所なのは確かですが必ずしも薄毛の前兆とは限りません。

つむじ割れではない頭頂部のはげや、分け目の薄毛がつむじ割れと混同されている場合もあります。

ただし、実際に薄くなっている場合も当然あります。

つむじは後頭部にあることが多く、自分ではなかなか気がつきにくいことに加えて、他人から指摘されても、それがつむじなのか薄毛なのか見た目からはわかりにくいことです。

つむじ自体ではなく、つむじ周辺の毛が細くなったり、抜け毛が目立つようであれば薄毛の可能性が高いと考えてください。

特に髪を洗った後、髪の毛の間から地肌が見えるようであれば薄毛の可能性が高いので要注意です。

髪が細くなりやすい上にドライヤー等によるダメージも

つむじ周辺の頭皮は、他の部分に比べて血管が少ないため、毛母細胞への血液の供給が不足し、他の部位と比べると髪が細くなりがちです。

それに加えて、つむじの部分で髪が分かれることが多く、ヘアケアの際に引っ張られたり、ドライヤーの熱風が直接当たったり、また夏場等は直射日光による紫外線の影響を直に受けるなど、薄毛の原因となる要素がそろっています。

男性ホルモンが頭頂部の毛量に影響

特に男性の場合、頭頂部ははげの原因となるテストステロンという男性ホルモンの影響を受けやすい部分とも言われています。

テストステロンとは、男性をより男性らしくするホルモンで、大きな体格を作ったり、外敵に闘争心を燃やしたりなど、「オス」であるためには必要なホルモンです。

一方で、テストステロンには毛母細胞の分裂を促進させ、髪の毛の成長を早くするのでヘアサイクルも短くなるのです。

ヘアサイクルが短い上に、新たな発毛が追いつかない場合は、必然的に薄毛になってしまいますが、このテストステロンの影響による脱毛症がいわゆるAGA(男性型脱毛症)と呼ばれる男性特有の脱毛です。

発毛を促進するホルモンの減少

一方、女性の場合は、加齢により髪の成長と関わっているエストロゲンという女性ホルモンの減少の影響により髪が細くなることが原因と考えられます。

エストロゲンはテストステロン同様、頭頂部に作用することが多いため、つむじ割れに影響があると言われているものです。

エストロゲンが減少すると髪が痩せ細ってうぶ毛のような毛髪が増えてきます。女性で髪の毛が長いと、全体的に髪がぺたっとした感じになってしまうので、つむじの周辺にボリュームを出すことが難しくなります。その結果、つむじ割れが余計に目立ってしまうのです。

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つむじ割れになる原因

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ヘアスタイリングがダメージを与えてつむじ割れの要因となる場合もあります。

特につむじ周辺は頭皮が露出していることから、普段何気なくやっていることがダメージが大きくすることがあるので注意が必要です。

ヘアカラー

女性の場合、年齢的につむじ割れと白髪が発生する時期は重なることが多いのですが、そうなるとつむじ割れが目立つため、白髪を染める回数を増やす方も多くなります。

特にヘアマニキュアではなく、ヘアダイやヘアカラーといった永久染毛剤(医薬部外品)を使っている場合は要注意です。

カラーリング剤にはダメージを与える成分も

ヘアダイには酸化染料が含まれており、髪の毛にあるメラニンという髪の毛を黒くしている色素を脱色させた上で、好きな色に髪を染めるためには欠かせない成分です。

ヘアマニキュアやヘアスプレーのように一時的に色を付けるのに比べて効果は長持ちしますが、頭皮を含め身体に与えるダメージは大きいことは使用に当たって留意しておく必要があります。

酸化染料は人によっては体内に入ることで深刻なアレルギーを引き起こしたりするなど、想像以上に身体にダメージを与えるので、使用に当たっては、その後のケアも含めて注意が必要です。

特にホームカラーリングの過程で、どうしても髪の毛だけでなく頭皮にカラーリング剤が付いてしまうことが問題です。

自宅で行う以上、100%頭皮にヘアダイが付かないようにするのは不可能と言っても良いでしょう。でダメージによって頭皮がかぶれてしまう事もあり、当然髪の毛自体や、その後の発毛にも影響が出ることは避けられません。

できるだけ頭皮に付けないようにすることはもちろんですが、髪が染まった後は念入りに洗い流しましょう。

ホームカラーのやり過ぎには注意

せっかく白髪が目立たなくなっても、頭皮にダメージを与えて抜け毛が増えてしまったのでは意味がありません。

白髪が気になるとどうしても月に1回、場合によってはもっと短い頻度で行いたくなるところでしょうが、髪や頭皮に与えるダメージを考えれば2か月に1回程度にとどめておいた方が無難です。

ワックス等のヘアスタイリング剤は毛先に

つむじ割れが気になると、つむじ周辺の髪の毛のボリュームを増やしたくなり、ワックスやムース、ヘアスプレー等のヘアスタイリング剤を使うことになります。

ぺたんとしている髪の毛を立たせるため、どうしても髪の毛の根元につけてしまいがちになるのですが、この際、どうしても頭皮にワックスが付着することになります。

頭皮に付着したヘアスタイリング剤がそのまま残留すると毛根を塞ぐ原因になり、発毛を阻害することから、結果的に薄毛を引き起こすことになってしまう可能性があるので、使用する場合は毛先が基本です。

長期間分け目を変えない

何年も同じ部分で分け目を変えずにいると、徐々にその部分の頭皮が硬化し、毛根の成長を妨げることになります。

特に女性は髪を同じ位置で結うことが習慣になっている場合が多く、分け目の部分から髪が引っ張られて頭皮が傷み、傷んだ頭皮から髪が抜けることになった結果、つむじが割れことがあります。

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抜け毛の原因

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つむじ割れの原因には、髪の毛や頭皮への直接のダメージだけでなく、生活習慣の乱れや日々の生活でのストレスなども関わってきます。

不規則な生活は育毛に重大な影響を与える

髪の成長を促進するホルモンは夜の10時から深夜2時の間に分泌されることから、この時間帯は育毛のためのゴールデンタイムと呼ばれることがあります。

しかし、この時間帯に社会人であればよくあることですが、飲み会や残業でストレスのかかる仕事をしていたら成長ホルモンの分泌量が減ってしまい、抜け毛の原因となりえます。

さらに成長ホルモンの分泌は睡眠中に行われるため、睡眠時間が短くなることで髪の毛の成長を促す成長ホルモンが分泌されず、結果として髪の毛が育たないまま抜けるだけになってしまいます。

特につむじ周りは影響が出やすい場所のため、最終的にはつむじ割れという現象となって表れてくることになるのです。

タバコや飲酒も影響

タバコを吸っている方は特に注意が必要です。

タバコの成分は血管を収縮させる働きがあるため、血行不良を起こすことで血液による毛根へ栄養の輸送が滞ることになります。

飲酒についてが適度であれば血行を促進し、育毛に良いという意見もあります。

ただし、何事も過ぎたるは及ばざるがごとし、過度の飲酒は髪の健康のためにも良くありません。

髪の毛は基本的にケラチンというタンパク質でできていますが、このケラチンは体内で作り出される18種類のアミノ酸で構成されています。

この髪の生成に必要となるアミノ酸が飲酒によりアルコールの分解のために消費されることにより、新しい髪の毛を生み出すためには使われなくなってしまうのです。

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つむじ割れの対処方法

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薄毛につながるつむじ割れを防ぐにはどうすれば良いのでしょうか。

日々多忙な中、なかなか完璧に行うのが難しい部分はありますが、やはり薄毛を予防し、健全な育毛環境を整えるためには生活習慣の改善が基本です。

逆に言えば、いくら育毛剤や治療を施しても、育毛に良くない生活習慣を変えない限り、改善されることはありません。

シャンプーの時間、方法にも配慮

特に大切なのが頭皮環境を成長ホルモンが分泌される時間にベストな状態にすることで、シャンプーもその時間にあわせることでより効果があると考えられます。

シャンプーについてもただ洗えば良い、というのではなく丁寧に手順を踏んで行うことが大事です。

まず、髪の毛の汚れをぬるま湯できれいにじっくりと落とします。

シャンプーは少量を手に取ってよく泡立てて丁寧に洗います。ぬるま湯で洗った状態でかなりの汚れは落とせているので、爪をたてたり、ごしごしとこするような洗い方は厳禁です。

また、もし可能であれば、育毛効果のあるシャンプーを使うと良いでしょう。

洗髪後、まずタオルを髪に当てるように丁寧に水分を拭き取って、なるべくドライヤーをあてる時間を短くするよう心がけて乾かします。

なかなか難しいかもしれませんが、育毛のゴールデンタイム、夜10時までに就寝するのが理想です。無理であれば例えば週に1、2日から始めてみることをお勧めします。

シャンプーにあわせて頭皮をマッサージするとより効果的です。毛細血管を刺激することにより、血行を良くする効果が期待できます。

ただし強く力を入れ過ぎると逆効果になるので、指の腹の部分を使ってを優しくマッサージします。

なお、薄毛が気になるようであればなるべくリンスやトリートメントの使用は控えたほうが育毛環境を整える上ではベターです。

禁煙と節酒

タバコは髪の毛に悪いだけでなく健康にも深刻な影響を及ぼすことから、つむじ割れによる薄毛が気になるのであれば、思い切ってこれを機会に禁煙を検討してみるのも一つの方法です。

またお酒も適量の範囲で楽しむのであればタバコほど深刻な影響はありませんが、自分でコントロールする自身がなければでタバコ同様にアルコールを控えてみても良いと思います。

増毛には育毛剤の使用も

生活環境の改善にあわせて、より頭皮環境を改善して増毛を望むのであれば、育毛剤を使用するという方法もあります。

ただし商品が多く、体質に合う、合わないがあることから成分等を確認して自分にあったものを選ぶことが大事です。

場合によっては医師等の専門家のアドバイスをあおぐのも大切です。

育毛剤の効果が出るまではヘアサイクルの関係で通常、3ヶ月〜半年はかかることから、継続的に使用するのであれば、日常的に使用できる価格帯のものかどうかも確認しておいた方が良いでしょう。育毛剤の中には高価なものもあり、いくらよい薬であっても続けて使用できなければ充分な効果は得ることはできません。

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ヘアアレンジによる対策

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つむじ割れの原因が薄毛によるものではない場合や、薄毛であってもなるべく目立たせたくない場合、髪型である程度カバーできる場合もあります。

分け目を変えれば顔の印象も変わる

自分でもできる方法としてはまず分け目を変えてみることをおすすめします。

いつも同じところで分けている方は、牽引性脱毛症の可能性もあります。

牽引性脱毛症とは、髪が引っ張られることによって生じる薄毛の症状です。

特定の髪や頭皮の同じ位置に長期間に渡って圧力をかけ続けた結果、血液の流れが阻害されて充分な栄養が毛髪に行き届かなくなるのが原因です。

分け目を少し変えるだけでも、牽引性脱毛症の予防にもなりますし、何より顔の印象も変わってくるのでイメージチェンジも兼ねて試してみても良いのではないでしょうか。

美容院でのヘアカット

美容師の方に正直に現状を話すことで、つむじ割れをカバーした上で似合うヘアスタイリングをアドバイスしてもらえるはずなので、ヘアカットの際に相談してみると良いでしょう。

つむじ割れだとショートヘアやボブヘアーにはできない?

ショートヘアやボブヘアーなど、つむじ割れが目立つと言われる髪型でも、現役の美容師の方が書かれているブログ記事を見るとカットやブローの仕方でカバーできる場合もあるようです。

美容院に行く前に読んで、美容師の方にイメージを伝える際の参考にするのも良い方法でしょう。

つむじ割れが前髪にある場合

特に女性で前髪につむじがあると、スタイリングをいくらやっても前髪が収まってくれないことも多いものです。

コツは水でしっかり濡らし、前髪に水分を馴染ませること。きちんとブローすることによって収まりの悪かった前髪をきれいに横に流すことができるそうです。

前髪のつむじで悩んでいる方は一度美容院で相談することをおすすめします。

パーマによるボリュームアップや縮毛矯正

部分パーマによってつむじ周辺の髪の毛をボリュームアップしてパーマやでボリュームアップしてつむじを目立たせなくする方法もあります。

ただし、つむじ割れが薄毛によるものであった場合、弱っている毛根をパーマ剤によって更に弱くすることになってしまうので、美容院でよく相談の上で試してみることをお勧めいたします。

また縮毛矯正しても生えぐせを直したいという方もいますが、縮毛矯正でも髪が生えてる方向は変えられないため、真っすぐになった分、つむじ割れが余計目立つ可能性が高くなります。

ヘアリセッター

最近はヘアリセッターの技術がある美容院でつむじ割れに対応したカットを行っているところもあります。

ヘアリセッターは先端の刃7本のみに刃が付いており、ほかの部分は刃が無くとかすだけになっている特殊なはさみです。1つの穴に毛は1本しか入らないため、毛穴から生えているクセのある毛1本ずつ切ることができるものです。

1つの毛穴からは、通常、2~5本くらいの毛が出ていますが、それが根元で絡んでクセが出てやすいのがつむじなど部分です。

この特殊なハサミを用いて、根元でよじれている毛髪の交差をほどいて、切らずに生えぐせを矯正する技術です。

薬剤などを使うこと無く、クセが弱まり長さも変えないので自然な仕上がりになると言われています。

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まとめ

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いかがでしたでしょうか。

つむじ割れは必ずしも薄毛によるもの、というわけではない場合も多く、髪型次第で対策できる部分ことについて理解いただけたかと思います。

また、薄毛によるものであっても、原因を特定してあきらめずに改善を続けて行くことが大事です。

髪の毛の生えぐせも、個性の一つなので完全になくしてしまうというのはなかなか難しいですが、正しい知識を身につけ、自分に合った方法が見つけていきましょう。

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