赤ちゃんのハゲについて!気をつける湿疹を知ろう!対処法やヘアサイクルを知ろう!

うちの子、抜け毛の量が多いみたい、ハゲてしまうのではないかしら…。すやすやと眠っている赤ちゃんの頭を見て、そんな悩みを持つママは多くいます。

でも、1歳にもなっていない月齢の赤ちゃんから3、4歳くらいまでの幼児は、抜け毛や部分的な薄毛などは、量的な差や個人差はありますが決して珍しいことではありません。

とはいっても、ママやパパにとってはとても気になるところでしょう。そこで、ここでは赤ちゃんの抜け毛や薄毛、ハゲについて、原因や対策を考えてみましょう。

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赤ちゃんのハゲは大きく分けて2種類

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赤ちゃんもハゲるというのは本当です。実際に、街でパパやママに抱っこされている赤ちゃんの後頭部がハゲているのをよく見かけます。

でも、こうした赤ちゃんのハゲは、生理的に抜け毛が増えたり、普段の生活をおくる中で物理的に髪の毛が脱毛したものです。大人にみられる、ストレスなどが原因の〇〇脱毛症などとは全く異なります。

それに赤ちゃんの抜け毛やハゲは個人差や生活習慣の違いによるところも大きく、抜け毛の量が少なく、後頭部のハゲなどとは無縁という赤ちゃんも多くいます。

まずは、赤ちゃんのヘアサイクルを知ろう

新生児なのに黒々とした髪の毛がふさふさ! そんな赤ちゃんもたまにいますが、普通は赤ちゃんの頭には、柔らかいぽわぽわした毛がうっすらと生えているものです。この赤ちゃんのぽわぽわの柔らかい毛は、ママの胎内にいたころに生えたもので、産毛(うぶげ)です。

参考までに豆知識を一つご紹介しましょう。

私たちの髪の毛の量は多い人で10万本、少ない人は6〜7万本くらいといわれます。毛の量を決める毛根の数は、すでにママの胎内にいる時に決まっているのだそうです。毛の量は多い人と少ない人ではずいぶん差がありますが、生まれもってのものなのです。

さて、髪の毛には、生えてきてやがて抜け落ちるという、いわゆるヘアサイクル(毛髪周期)があります。ヘアサイクルで髪が入れ変わるのに要する時間は、男女差や個人差が大きく、2年から6年といわれています。

赤ちゃんにも、古くなった毛が抜け落ちて新しい毛と入れ変わるヘアサイクルがあるのは大人と同じです。しかし、赤ちゃんの場合は大人と違って、生え変わるごとに、産毛、軟毛、普通の硬い毛へと変わっていきます。

そしてもう一つ、赤ちゃんならではのヘアサイクルがあります。

赤ちゃんが生まれた時に生えてた産毛は、生後3〜6カ月くらいのある時期(赤ちゃんによって異なります)に、一度にほとんどの毛が抜け落ちます。いってみれば、この時が赤ちゃんの〝ハゲ期〟といえるのかもしれません。

そして、早い子は3歳くらいで、遅い子でも6歳くらいになると、ヘアサイクルが落ち着いてきて、産毛はすっかり普通の硬い毛に変わります。

1つは赤ちゃんの生理現象「新生児生理的脱毛」

生後3〜6カ月のある時期に産毛がいっせいに抜け落ちてから、しばらくすると次の新しい毛が生えてきます。新しい毛がいつ生えてくるかは個人差があってまちまちですが、新しい毛が生えてくるまでの間に、赤ちゃんによっては、前頭部から頭頂部にかけて薄毛になり、ハゲたようになることがあります。これが、新生児生理的脱毛といわれるものです。

髪の毛が抜け落ちた毛根から次の新しい髪の毛が成長して生えてくる、この循環がヘアサイクルです。そして、このヘアサイクルは毛根の成長期、退行期、休止期で成り立っています。

髪の毛が成長して新しい毛として生えてくる時期の毛根は〝成長期〟です。生えてきた髪の毛は2〜6年成長を続けます。途中で抜け落ちない髪の毛は、伸び続けて長くなります。

その後、毛根は〝退行期〟に入って活動が弱くなります。そして、毛根は〝休止期〟に入り、髪の毛の成長は止まって自然に抜け落ちます。赤ちゃんの新生児生理的脱毛は、ヘアサイクルの休止期にあたる現象です。

赤ちゃんの前頭部から頭頂部にかけての大部分の髪の毛がいっせいに休止期に入って、抜け落ちるために薄毛になってハゲたようになるのです。その後、毛根は再び活動を始めて成長期になり、新しい髪の毛が生えてきます。

2つ目は別称〝寝ハゲ〟の「乳児期後頭部脱毛」

生後3、4カ月まで赤ちゃんは、まだ寝返りができず、寝ている時の姿勢を自分で変えることができません。そのくらいの月齢の赤ちゃんは、そばにいる大人が変えてあげない限り、ずっと同じ姿勢で寝続けることになります。

また赤ちゃんには、寝る時に右ばかり向くとか左ばかり向く、上しか向かないといった〝向きグセ〟がよくみられます。

仰向けのままでずっと寝ている赤ちゃんは、いつも枕に当たっている後頭部の髪の毛が擦れて、切れたり抜けたりして薄くなり、その部分だけがハゲているようになることがあります。これが乳児期後頭部脱毛です。

気になる頭部の部分へこみや変形

赤ちゃんのハゲを気にして頭の観察をしていると、頭の形も気になってきます。そこで、気になる頭の形についても触れておきましょう。

赤ちゃんの頭は骨格が固定していないためにたいへん柔らかく、向きグセで一方だけ向いて寝ていると枕に当たる頭の部分がいつも同じなので、そこだけがへこんでしまいます。頭が変形しているようにみえる場合もあります。

例えば、いつも左を向いて寝ている赤ちゃんはおでこの左側がへこみ、いつも右を向いて寝ている赤ちゃんはおでこの右側がへこみます。

仰向けに寝かされて、そのまま顔の向きを変えず上を向いたままずっと寝かされている赤ちゃんは、頭の後ろ側がへこむというより平らになって、いわゆる〝絶壁頭〟になることもあります。

あまり気にすることはありませんが、寝返りができない時期は、いつも同じ方向を向いて寝ないように、時々頭や体の向きを変えてあげましょう。

赤ちゃんが成長して活発に動くようになると一方だけを向いて寝ることが少なくなくなり、へこみや頭の変形はなくなるはずです。

それでも、へこみが改善されない、あるいは向きグセによる変形ではないようだといった場合には、乳児健診の際に相談員に相談してみましょう。また、念のために脳神経外科や小児専門の病院を受診して原因を特定してもらうのもいいでしょう。

動きが活発になる生後5カ月ごろの脱毛

赤ちゃんは、生後5カ月ごろになると首がすわって動きが活発になります。

このころになると、赤ちゃんはベッドで寝ていても、目に入ってくるものほとんど全てに興味を示します。そして、目だけでなく頭も体も頻繁に動かすようになります。

元気な子になると、仰向けのまま後頭部をずらして体全体を上下に移動させるなど、大人を驚かせるような動きをすることもあります。

赤ちゃんのこのような活発な動きによって、後頭部の髪の毛は擦れたりしてダメージを受けます。髪の毛は1本ずつ切れたりよじれたりして絡まり、抜け毛による帯状や円形の脱毛に加えて毛玉までできてしまいます。こうして、活発に動き始めた赤ちゃんの後頭部はちょっと厄介な状態になります。

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抜け毛を伴う「乳児脂漏性湿疹」は要注意

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子どもは新陳代謝がたいへん活発です。特に、生後3カ月くらいまでの赤ちゃんは母親のホルモンの影響を強く受けていることもあって皮脂の分泌が盛んです。

そのために起こるのが乳児性脂漏性湿疹です。乳児湿疹と総称される赤ちゃんの湿疹の中で最も多くみられ、この湿疹が抜け毛を引き起こすこともあります。

湿疹の原因は大量に分泌される汗と皮脂

生後3カ月くらいまでの赤ちゃんの皮膚の表面には、大量に分泌された皮脂が溜まります。そして赤ちゃんの毛穴は発達が未熟なため、皮脂が分泌過多になると処理しきれず、毛穴に詰まりやすくなります。

そしてさらに、汗が追い打ちをかけます。赤ちゃんがかく汗の量はたいへん多く、蒸発しきれない分は皮膚表面に溜まります。

こうして皮膚表面に溜まった汗や皮脂の上には微細なホコリやゴミが付着しやすく、赤ちゃんの皮膚はいつ不潔になっておかしくない状態です。

赤ちゃんの脂漏性湿疹は、この毛穴に詰まった皮脂と皮膚の上に溜まっている汗が原因で起きます。この脂漏性の湿疹は首から上に出て、肩から下の体には出ないのが特徴です。

頭皮に黄色いかさぶたのようなものができたり、眉毛の中やおでこ、頰などに、フケのような白っぽいカサカサや赤い湿疹が出たりします。アトピー性皮膚炎のような激しい痒みは伴わず、これといって病的な症状がみられるわけでもありません。ただし、この湿疹が抜け毛を引き起こすこともあり、そのためにもケアをして早めに改善することをおすすめします。

皮脂や汗を溜めず皮膚を常に清潔に

赤ちゃんの脂漏性湿疹は、多くの赤ちゃんが経験する一過性のものです。神経質になる必要はありませんが毎日のケアは大事です。

湿疹の原因は過剰な皮脂なのですが、これアプローチすることはできません。そのため、分泌される皮脂を皮膚表面に溜めないこと、そして、皮脂や汗、皮膚の汚れを落として皮膚を常に清潔に保つことが最も効果のあるケアになります。

毎日の入浴で、皮脂や汗、汚れなどをしっかり落としましょう。また、できてしまったかさぶたの上にも皮脂が溜まっていますのでそれも丁寧に落としてあげましょう。

赤ちゃんの入浴の仕方は、後述する「抜け毛やハゲの対策と予防」で紹介しますので参考にしてください。

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赤ちゃんの抜け毛やハゲの対策と予防

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赤ちゃんの抜け毛や薄毛、ハゲは、大人が悩んでいる抜け毛や脱毛、ハゲとは全く違うものです。赤ちゃんの抜け毛は、赤ちゃんの成長過程の中で自然に起きている現象なので心配する必要はありません。

ただ、〝寝ハゲ〟や〝へこみ〟の改善や予防はするにこしたことはありません。ここでは、先輩ママたちが実践した具体的な方法をいくつか紹介します。

赤ちゃんを同じ姿勢で寝かせないようにする

寝ている時の赤ちゃんの体の向きや頭の位置を時々変えて、頭の枕との摩擦する場所が1カ所に集中しないようにする具体策です。

小さな工夫でも、定期的に繰り返すことで効果が出ます。抜け毛やハゲ、毛玉もこうした工夫で予防できるでしょう。ぜひ試してみてください。

・赤ちゃんは明るい方を向く傾向がありますから、赤ちゃんの顔が明るい方を向くように寝ている場所を移動したり、ベッドの向きを変えます。

・細長くたたんだタオルを赤ちゃんと敷き布団の間にはさんで、赤ちゃんの体を斜めにします。仰向けから斜め向きになります。しばらくしたら、反対側にタオルをはさんで向きを変えます。

・赤ちゃんが向いている反対側から名前を呼んで、顔の向きを変えます。定期的に繰り返します。

・赤ちゃんの好きなおもちゃや音で興味を引いて、こちらを向かせます。

大いに利用したいドーナツ枕

後頭部のハゲや絶壁頭の予防だけでなく、向きグセの矯正にも効果を発揮するのが、円形あるいはドーナツ型と呼ばれる枕です。

途中から枕を変えると、赤ちゃんが嫌がることもあります。できたら枕を使うようになったら、最初からドーナツ枕を使うといいでしょう。

生後まもない新生児や寝返りができない赤ちゃんが使えるものや、2〜3カ月くらいの月齢の赤ちゃんに合うもの、オーガニック素材にこだわったものなど様々な商品があります。赤ちゃんの年齢や好みに合わせて選びましょう。

寝かせてばかりでなくお座りをさせる

首がすわってきたら、寝かせているだけでなく体を起こしてお座りをさせましょう。

時間があるときはママの膝の中で背中を支えてお座りをさせるのもいいのですが、ママの目が行き届くところで、補助グッズを使って赤ちゃん一人でお座りさせるようにしましょう。

生後5カ月くらいになれば首もすわりますから、お座りもできます。大人用の椅子では、赤ちゃんを支えられず、座高が高いので転落した時など危険です。赤ちゃん用のお座り補助グッズを利用をしましょう。

木製の椅子やソファータイプなど様々ありますが、赤ちゃんがなめても大丈夫な素材や塗装かどうか、木製の椅子は留め具が安全かどうかなどチェックをしっかりしましょう。

床置きで使うソファータイプは軽くて使いやすく、中には月齢の低い赤ちゃんが座るサポート機能を各種搭載していて人気の商品もあります。

赤ちゃんの髪の手入れはベビーブラシで

赤ちゃんの髪の手入れにはベビーブラシを使いましょう。

ベビーブラシは、毛の先端が丸くなっている、持ち手の先端も鋭利になっていない、柔らかい素材、敏感肌の赤ちゃんには天然素材のものなど、いろいろな特徴のあるものが市販されています。赤ちゃんの安全性を最優先して選んでください。

毛玉のケアもブラッシングでします。

毛玉になっている部分を少量の束にしてそっとつかみ、毛玉を優しくブラッッシングしてほぐします。毛根が引っ張られと赤ちゃんが痛がりますので、注意しながらブラッシングをしましょう。

毛玉ケアのブラッシングは、お風呂上がり、朝やお昼寝の寝起き、寝る前、授乳中など赤ちゃんが気持ちよくしている時を選んでこまめにしましょう。毛玉がほぐれにくい時は、ブラシの毛が柔らかすぎるのかもしれません。目の細かいベビーコームを使ってみましょう。

赤ちゃんの皮膚を清潔に保つ入浴法

赤ちゃんの入浴の時のお湯は、38度から40度くらいのぬるめにしてゆっくり入れてあげます。

赤ちゃんの皮膚はとても薄く、デリケートです。赤ちゃん用の石けんやベビーシャンプーをよく泡立て、こすらず、優しくマッサージするように洗います。

ゴシゴシこすったり、ナイロンタオルなどの皮膚を刺激するような素材のものを使うのは厳禁です。湿疹が改善するどころか、引き起こす原因にもなりかねません。

皮脂の塊やかさぶたがあったら、入浴前にベビーオイルや白色ワセリンなどを塗っておきます。入浴しているうちに柔らかくなって、除去しやすくなります。

生後3カ月を過ぎると皮脂と汗の分泌が落ち着いてきて、乾燥肌になる赤ちゃんもいます。乾燥しやすい赤ちゃんの肌には、入浴後に赤ちゃん用の保湿クリームを体全体に塗っておきましょう。

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まとめ

赤ちゃんの抜け毛が多かったり後頭部がハゲていたら、パパの髪の毛も薄いから遺伝かもしれないと不安になるのは仕方ないかもしれません。でも、赤ちゃんの抜け毛や薄毛は、赤ちゃんの成長していく過程での自然な現象です。一時的なものなので、あまり神経質にならないでください。この時期にしか見られない、可愛らしい赤ちゃんの姿と考えて、余裕を持って接してあげましょう。

本文では触れませんでしたが、もう一つ大事なことがあります。後頭部の抜け毛やハゲを予防するためという理由で、無理やりうつ伏せ寝をさせるのはやめましょう。乳幼児突然死症候群(SIDS)を引き起こすリスクが高まるということで、厚生労働省では、基本的に1歳になるまでは仰向けで寝かせるように注意喚起をしています。

可愛らしい赤ちゃんの成長過程の一つ、抜け毛やハゲをケアしながら赤ちゃんを慈しんでくださいね。

関連記事として、

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