枕に抜け毛が!何本あれば危険水準?睡眠中の抜け毛切れ毛の原因と対策方法!

枕につく抜け毛の本数がいつもより多いと、誰でも不安になるでしょう。1日の抜け毛は個人差もありますが、50~100本あるのが普通だと言われています。

枕につく抜け毛の本数はどれぐらいだと危険サインになるのでしょうか。本数以外にも危険な枕の抜け毛の特徴もあるのでしょうか。

枕につく抜け毛が増えてきたのが不安という人のために、枕につく抜け毛の本数が増える原因、抜け毛を抑えるための対策方法についてご説明します。

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その枕の抜け毛は危険サインかも!

寝ている男性

自然な抜け毛は誰でも起こることです。しかし朝起きた時の枕の抜け毛の本数が増え始めたら、誰でも気になるものです。もしかすると薄毛やハゲになる危険サインなのかもしれません。危険な枕の抜け毛の本数、抜け毛の特徴とはどのようなものなのでしょうか。

枕の抜け毛の平均本数は?

人の髪の毛が抜ける1日の合計本数は、大体50~100本と言われています。個人差や時期的なものもありますが、1日の合計本数が100本以上なら要注意と言われています。

育毛関連商品のスカルプDシリーズで有名なアンファーが男性たちに調査を行ったところ、以下のようなデータが得られたそうです。

  • シャンプー時に指に絡んだ抜け毛の平均本数は19.5本
  • シャンプー後排水溝に溜まった抜け毛の平均本数が25.5本
  • 朝起きた時の枕の抜け毛の平均本数は13.7本

シャンプーの時に1日の抜け毛合計本数の50~70%が抜けると言われています。調査でもシャンプーの時に最も抜け毛が多いのが確認されています。枕の抜け毛も意外に多いようです。

枕の抜け毛本数はどこから危険サイン?

1日に抜ける髪の本数を仮に80本としたら、1日の合計本数:枕につく抜け毛の本数=80:13.7≒40:7となります。朝起きた時の枕の抜け毛が17本以上あれば、要注意と考えられます。

しかしアンファーの調査によれば枕の抜け毛の平均本数は13.7本、ほんの3、4本の違いですので、たまに17本抜け毛があったという程度なら、それほど心配する必要はないかもしれません。

単純に時間単位で抜け毛の本数を考えると、睡眠時間を仮に7時間とした時、24時間の抜け毛合計本数:7時間の抜け毛本数=24:7と考えられるので、枕カバーについた抜け毛が20本を超えるようなら要注意、30本を超えるようなら危険サインと考えられます。

こんな枕の抜け毛も危険サイン

人の髪の毛の本数には個人差もあり、抜け毛の本数だけでは危険かどうか判断できない部分もあります。生まれつき毛包(毛穴)の数は決まっているそうです。元々髪の本数が多い人は当然抜け毛の本数も多くなるでしょう。

枕カバーについた抜け毛の本数だけでなく、枕に落ちている抜け毛の状態もチェックしてみてください。毛根があって太くコシのある髪なら、ヘアサイクルの成長期を終えた自然な抜け毛の髪と考えられ、あまり心配する必要はないでしょう。

問題のある抜け毛は毛根がふっくらしてない髪の毛、毛根のない髪の毛、細くて弱いコシのない髪の毛、毛先が尖っている髪の毛です。ヘアサイクルの成長期で十分成長できなかった髪と考えられ、ヘアサイクルが乱れて短くなっている恐れがあります。

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枕の抜け毛が増える原因は?

ベッドと花と本

枕の抜け毛が増えたら誰でも不安になると思われます。抜け毛が増える原因としては男性ホルモン、生活習慣の影響、頭皮環境の悪化などが考えられますが、使用している枕カバー、睡眠時の体の冷えが影響している可能性もあります。

枕カバーの雑菌

髪は毎日シャンプーしている人が多いと思われますが、枕カバーはどうでしょうか。枕カバーはできれば毎日、最低でも3日に1度は洗ったほうが良いそうです。枕カバーを洗わないと雑菌やダニの温床に、不潔な枕カバーが頭皮環境を悪化させる恐れがあります。

頭皮環境が悪化すれば頭皮トラブルに繋がります。頭皮の炎症は抜け毛、薄毛の原因にもなるので注意しましょう。

睡眠中の体の冷え

睡眠時に体が冷えていませんか。体を冷やすと血行が悪くなり、髪の健康な生成・成長にも影響を及ぼすと言われています。毛根に栄養が行き渡りにくく、細くてコシのない髪の毛が増える原因になる可能性があります。

男性ホルモンの影響

男性に多い抜け毛の原因が、男性ホルモンです。男性ホルモンの中でも脱毛、皮脂分泌を増やすホルモンがあり、脱毛ホルモンを作りやすい体質、脱毛ホルモンの影響を受けやすい体質の男性は、薄毛、ハゲになりやすいことがわかっています。

栄養不足

食生活が偏っていたりすると、髪の毛の生成・成長に必要な栄養が不足し、抜け毛や薄毛を招く可能性が高いです。髪の毛は主にタンパク質でできていますが、髪の毛が合成されるにはビタミンB群や亜鉛も必要になります。

糖質・脂質の摂り過ぎ、アルコールや喫煙などの不健康な生活習慣が、髪に必要な栄養の吸収を阻害したり、髪の毛が合成される前に栄養が消費されてしまうと言われています。

睡眠不足

睡眠中は細胞を修復し、疲労を回復する成長ホルモンが多く分泌されます。髪の毛も成長ホルモンにより健やかに育ちます。

しかし睡眠不足だと成長ホルモンの分泌量が少なく、髪の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。睡眠不足は抜け毛の原因、ストレスも招きます。

ストレス

強いストレスにさらされていると、私たちの体の中で自律神経の乱れが生じます。ストレスの影響で自律神経が乱れて交感神経が優位になると、血管が収縮し血行が悪くなります。さらに体が緊張状態になり、寝つきも悪くなります。

ストレスは内分泌系にも影響を与え、男性ホルモンの分泌量が多くなったり、ホルモンバランスの乱れが起こって抜け毛や薄毛を招く恐れがあります。

頭皮環境の悪化

普段使っているシャンプー剤、カラー剤やパーマ液の刺激が、頭皮の状態を悪くすることがあります。

誤ったシャンプーの方法で皮脂や汚れが十分落とせていなかったり、シャンプー後髪を乾かさないでそのまま寝てしまったりすることでも、頭皮環境を悪化させる可能性があります。頭皮環境の悪化が頭皮トラブルを招くと、抜け毛・薄毛に繋がります。

季節による影響

秋は抜け毛が多い季節と言われています。秋に抜け毛が多いのは、夏の紫外線や暑さの影響と考えられています。紫外線によるダメージ、夏の暑さによる汗・皮脂汚れによるダメージが頭皮に蓄積され、抜け毛や薄毛に繋がると言われています。

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枕の抜け毛と脱毛症の関係

枕顔を隠す人

枕の抜け毛の本数が増えてきたり、弱くて細い抜け毛が見られるという男性は、男性型脱毛症(AGA)の可能性があります。

男性型脱毛症(AGA)円形脱毛症と枕の抜け毛の関係について、ヘアサイクルと脱毛症の関係とともに確認しておきましょう。

ヘアサイクルと脱毛症の関係

髪の毛には生え変わりの周期、毛周期(ヘアサイクル)があります。ヘアサイクルの乱れが抜け毛を増やし、脱毛症とも関係が深いと言われています。

ヘアサイクルには成長期、退行期、休止期という3つの時期があり、これら3つの時期を繰り返して髪が抜けたり生えたりしています。成長期は毛母細胞の細胞分裂が最も活発になる時期です。

髪の毛は毛根先端部(毛球)にある毛乳頭が髪の元となる毛母細胞に指令を出し、毛母細胞が分裂して作られます。毛根で毛母細胞がどんどん分裂することで髪が押し出されていき、毛幹(頭皮から出ている髪)が伸びていきます。

しかし何らかの原因で毛乳頭、毛母細胞の働きに異常が生じ、ヘアサイクルの成長期が短くなったり、成長期から突然休止期に移行することで、脱毛症を発症することがあります。

男性型脱毛症

男性型脱毛症(AGA)は脱毛を促す男性ホルモンが原因で発症する脱毛症です。男性が頭頂部や生え際で薄毛やハゲになりやすいのは、脱毛ホルモンが頭頂部と生え際で作られやすいためです。

脱毛ホルモンが作られて毛乳頭の受容体と結びつくと髪の成長サイクルに乱れが生じ、十分に髪が成長しないまま抜け毛の周期が早まっていきます。細くて弱い髪が増えて薄毛になったり、休止期の髪が増えてハゲになったりします。

男性型脱毛症はゆっくりと進行します。枕の抜け毛の量の少しの変化が、AGA発症のサインになっている可能性もあります。

女性も男性ほど薄毛の症状が顕著ではありませんが、男性ホルモンの影響で生え際や頭頂部で薄毛になる、女性男性型脱毛症を発症することがあります。

円形脱毛症

ヘアサイクルの乱れが男性や女性の脱毛に関わることが多いですが、円形脱毛症の場合は自己免疫疾患による脱毛症であり、毛周期が徐々に乱れていくのではなく、急激な抜け毛が起きるのが特徴です。

短期間で髪の毛がごっそりと抜け、10円ハゲができることが多いです。脱毛部分が広い範囲になることもあります。

円形脱毛症では急激に部分的に髪の毛が抜けることが多いので、たまに枕の抜け毛の本数をチェックしてみても脱毛が進んでいることに気づかない可能性もあります。

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枕の抜け毛を減らす対策方法

寝ている女性

枕の抜け毛が気になり始めた人で、日頃の習慣で抜け毛の原因に思い当たることがあれば、改善を図りましょう。枕の抜け毛を減らす日常生活でできる対策方法について、いくつかご紹介します。

まくらカバーを洗う

まくらカバーが不潔な状態だと、頭皮環境を悪化させる可能性があります。汚れたまくらカバーでカビや雑菌が繁殖する危険性も、当然頭皮にも悪い影響を与え、頭皮炎症が起きれば抜け毛・薄毛の原因にもなります。

1~3日に1度まくらカバーを洗って清潔な状態に、頭皮トラブルを予防して抜け毛・薄毛を防ぎましょう。

まくらカバーの素材を変える

まくらカバーと頭皮の摩擦が、抜け毛を増やす可能性もあります。シルクやリネンなど肌への摩擦が少ない素材を選びましょう。

タオルをまくらカバー代わりにしている人もいるかもしれませんが、タオルに使われる素材は頭皮の地肌には優しくないかもしれません。ポリエステル系の素材も避けた方が良いでしょう。

まくらを変える

まくら自体も通気性の良いものがおすすめされています。低反発まくらは体に負担がかからず安眠に良いと言われていますが、低反発まくらは通気性の良くないものが多く、熱がこもりやすいと言われています。

塩まくらは通気性が良く、頭を冷やして熱を取り、疲労回復や高血圧改善にも役立つそうです。ただし塩まくらの使用期限は1~2年、手作りだと10ヶ月が限界とされています。

脱毛点を押す

脱毛点とは手の親指の付け根にある、脱毛を予防するためのツボです。脱毛点は親指の手のひら側の付け根の、シワの真ん中にあります。左右の手にある脱毛点を、強めに刺激すると良いそうです。

生活習慣を改善する

枕の抜け毛を減らすために、必要に応じて食生活や睡眠の習慣も改善してみましょう。

極端なダイエットや偏食をしていませんか。食事をファーストフードやインスタント食品で済まることが多い人やお菓子の量が多い人、外食が多かったりアルコールの飲み過ぎなど心当たりはないでしょうか。

いずれも栄養が偏ったり髪に必要な栄養の吸収が阻害されたり、健康な髪の成長を阻害する原因にもなります。

健やかな毛髪を育てるためには、栄養バランスの良い食事が必要になります。毎回の食事で栄養バランスに気を遣うのは大変ですが、1日の食事内容でタンパク質、ビタミン、ミネラルをしっかり摂ることができるようにしましょう。

栄養とともに、十分な睡眠も健やかな毛髪を育てるのに必要です。髪の健やかな成長に必要な成長ホルモンを分泌させるためにも、睡眠時間は7時間程度、最低でも6時間はとるようにしましょう。十分な睡眠はストレスが溜まりにくくなるとも言われています。

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枕の抜け毛を減らす育毛対策方法

バラと化粧品ボトル

枕の気になる抜け毛を減らすために、より積極的な育毛対策もおすすめです。日々のケアに取り入れやすい、育毛シャンプーと育毛剤がおすすめです。いずれも多くの商品が出ていますが、自分の頭皮と髪に合ったものを選びましょう。

育毛シャンプーを使う

育毛シャンプーと呼ばれる頭皮ケアシャンプーは、どれも育毛効果があると思われがちですが、シャンプーによっても効果は異なります。

頭皮ケアに重点を置き、頭皮の皮脂汚れを落ちやすくして、頭皮炎症を抑える効果が高い育毛シャンプーもあれば、頭皮ケアをしながら育毛対策を目指す、育毛成分が多く配合された育毛シャンプーもあります。

皮脂が多くて頭皮環境が悪い人は、まずシャンプーで頭皮ケアをしっかり行わないと育毛剤の成分も頭皮によく浸透しません。頭皮環境を整える意味で育毛シャンプーを使いましょう。

頭皮がデリケートな人は、肌に優しいタイプの育毛シャンプーを使い、頭皮炎症などのトラブルが置きないよう地肌を整えるようにしてください。

頭皮環境の悪化が抜け毛の原因になっていた人は、質の良い育毛シャンプーを使うことでも抜け毛を防ぐことが期待できます。

頭皮環境以外にもホルモンの影響や血行不良などの要因が大きいと、育毛シャンプーだけでは抜け毛の予防効果や育毛効果はあまり期待できません。育毛シャンプーと育毛剤との併用で、より高い育毛効果が期待できるでしょう。

育毛剤を使う

通販専用の育毛剤だと男性向けのチャップアップ、女性専用のベルタ育毛剤が多くの記事で取り上げられています。男性向けはさっぱりとした使用感で、女性用育毛剤は保湿効果の高いものが多いです。自分の肌に合った育毛剤を使うのがおすすめです。

育毛剤は夜のシャンプー後に1日1回、または夜のシャンプー後と朝のスタイリング前に1日2回使用するのが一般的です。髪を乾かしてから育毛剤を頭皮全体に(または気になる部分を中心に)塗布します。

育毛剤を頭皮全体に馴染ませたら、次に頭皮マッサージを行います。指の腹を使って、頭皮を動かすようにマッサージするのがポイントです。両手の指を広げて側頭部の頭皮を円を描くようにマッサージ、少しずつマッサージする場所を上に移動していきます。

頭頂部付近の頭皮は、頂点に集めるようにマッサージします。何回か繰り返したら、後頭部の頭皮を上へ押し上げるようにマッサージ、生え際付近の頭皮を小さく円を描くようにマッサージします。毎日続けることで育毛効果が現れやすくなります。

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まとめ

ベッド朝食女の子

枕の抜け毛が目立ってきたら、日頃の生活習慣や使っている枕にも問題がないか見直してみましょう。栄養不足や睡眠不足、ストレスが溜まっていると抜け毛が増える原因になります。

シャンプーの刺激やシャンプー後の髪の手入れによって、頭皮環境に悪い影響を与えている可能性もあります。枕カバーをこまめに洗わないことでも雑菌やカビが枕に繁殖し、頭皮に悪い影響を与えて頭皮トラブルや抜け毛の原因にもなります。

枕の抜け毛の本数が30本を超えていたり、細い毛や毛先の尖った抜け毛が目立つようなら要注意、男性型脱毛症を発症している可能性もあります。

枕の抜け毛の本数が気になり始めたら、早めの対策がおすすめです。生活習慣の見直しとともに、育毛シャンプーや育毛剤での育毛対策も始めてみると良いでしょう。

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