抜け毛を減らす食べ物を紹介!髪を綺麗にする栄養素について!

抜け毛対策は規則正しい生活習慣と食事内容になります。しかし、どちらも実害が発生しない限り無意識に放置しがちなので、気がついたら髪の毛にとってマイナスとなるような生活や食事をし続けていたというケースもあるでしょう。

意識しないで暴飲暴食を繰り返した結果、髪の毛の本数が少なくなって透けて見える状態になってしまったという人は急いで対策をとる必要があります。そんな時に困らないようにするためにも、私たちが日常でできる抜け毛対策に繋がる食べ物は何なのか、生活習慣は何なのかを見つめ直していきましょう。

スポンサーリンク

抜け毛が増える原因はそもそも何

0348a8f49caf4a866b0e23bbddd74eac_s

まずは抜け毛がどうなったら増えるのかを考えていきましょう。気がついたらこれらの行動をとっているという人も多いので、今一度自分の行動を考えるようにしてください。

栄養不足になっている

基本的に、髪の毛にはタンパク質・ビタミン・亜鉛といった栄養素が必要になります。これらの栄養素の一つでも不足すると髪の毛が形成されることはありません。

つまり、普段の食生活でこれらの栄養素が不足しているという人は一気に髪の毛が抜けていくようになるでしょう。

髪の毛の90%以上はケラチンというタンパク質で構成されておりますので、特にタンパク質を摂取していない人は髪の毛ができにくいです。

さらにやっかいなことに、このケラチンは18種類のアミノ酸が集まってできている特殊なタンパク質なので食事から摂取できません。このタンパク質を分解して再構築するためにも亜鉛やビタミンが役に立つと考えましょう。

過度なダイエットはNG

ダイエットの中でも最も実行しやすいダイエットが食事の量をひたすら減らすというダイエットです。これは確かに効果が高いですし、1ヶ月で5kg以上痩せることも可能でしょう。

ただし、過度な効果が出るようなダイエットは高確率で栄養不足になっております。特に、タンパク質は大豆のような植物性タンパク質もありますが、お肉や魚から摂取する割合も大きいのであえて食べないようにする確率もとっても高く、タンパク質摂取量目安に全く届いていない人も大勢います。

ビタミンA・ビタミンB群・ビタミンC・ビタミンEなどは健康においても重要な役割をもたらしてくれますし、脂質を摂取しないでも得られる栄養素であることが多いので、ある程度摂取できますが、どうしても最も必要になっているタンパク質は不足しがちです。

実際にダイエットをした結果、抜け毛が急激に増えてしまったという経験をした人は多いでしょう。その人は栄養不足の結果だと思ってください。

髪の毛は優先順位が低い

さらに意識して貰いたいのが髪の毛は私たちの体にとって優先度が非常に低いです。

基本的に栄養不足になったからだというのは、生きるために重要な部位に必要なエネルギーや栄養素をまわすようになるので、不要な部位にはとかく回らなくなります。

この必要か必要じゃないかを体が判断するとき、髪の毛は最下層に位置することになるのです。そのため、栄養不足になった体の弊害を真っ先に受けるのは髪の毛となってしまうでしょう。

こうなると「体重が全く減らないのに髪の毛が一気に減っている気がする・・・」といったトラブルが良く発生するようになります。

頭皮環境を悪化させる食生活になっている

髪の毛にとって必要な栄養素をいくらまともに摂取していたとしても、頭皮環境を劣悪にしてしまうような食生活をしていた場合は、髪の毛がうまく育たなくなるでしょう。

タンパク質摂取量目安をきちんと摂取していてビタミンや亜鉛を摂取しているのに、抜け毛が増えているという人は頭皮環境が劣悪になっている可能性が高いです。

特に多いのが、刺激物が多すぎる食事や脂っこい食事をし続けることが最悪です。皮脂の分泌量が急激に増加するようになるので、頭皮環境が瞬く間に悪化して毛穴が詰まってしまい、炎症が多発して抜け毛が増えてしまうでしょう。

最悪の場合脂漏性皮膚炎になってしまうので、大量の頭皮湿疹が発生して抜け毛の量も加速してしまいます。

髪の毛に必要な栄養素の補給も食事からできますが、頭皮環境を悪化させることもできてしまいますので、いい意味でも悪い意味でもしっかりと制御できないといけないのです。一度脂漏性皮膚炎になってしまいますと、なかなか治りませんので発症させないことが何よりも重要になります。

頭皮への悪い刺激

頭皮環境の悪化の一例として先ほどは食生活の乱れというものを紹介いたしましたが、それ以外にも外部からの刺激によって瞬く間に悪化して抜け毛が急速に増えるパターンもあります。

これは当てはまるケースが多いので、バラバラに一つずつ紹介します。頭皮ケアがしっかりしているかどうかは抜け毛と関係しているので、を怠るとどうしても抜け毛は増えてしまうのです。

紫外線対策が不十分

頭皮環境を悪化させる要因としてかなり大きいのが紫外線です。洋服を着ている肌は紫外線からもしっかりと防御されますが、頭皮は髪の毛はあったとしてもほとんど意味がなく太陽の光に晒されており紫外線によるダメージをはっきりと受けてしまうのです。

しかし、髪型が崩れてしまいますので安易に帽子もかぶれません。そのときは面倒くさがらずに日傘を用意するしかないのですが、難しい人も多いでしょう。だからといって放置するのはNGですので、紫外線をケアするヘアスプレーなどを用意して頭皮に使うようにしてください。

紫外線を浴び続けることで徐々に細胞が破壊され、老化が加速度的に進んでしまいますので、抜け毛にならなかったという人でも毛髪の内部のメラニンを分解し、色が抜けて見えるようになってしまうでしょう。

髪の毛を作る毛乳頭にある毛母細胞も悪影響でうまく働かなくなりますので、抜け毛の要因としては大きいのです。

髪の毛の洗い方

頭皮環境を悪化させ、抜け毛が増える要因としても大きくなりがちなのが、髪の毛の洗い方が下手くそな人や、シャンプーやコンディショナーの選び方を間違っているというケースです。

たとえば、臭いを気にして1日に2回も髪を洗っている人は洗いすぎになってしまいますし、必要以上に指で髪を擦っている人は摩擦によって抜け毛も増えます。

さらに、頭皮を爪でひっかいている人は頭皮が傷ついて延焼する恐れがありますので、こちらも頭皮環境の悪化に繋がって抜け毛が増えるケースに繋がるでしょう。

また、相性が悪いシャンプーやコンディショナーを使っていると頭皮環境が悪化してしまって炎症が次々と発症し、結果として抜け毛が増えてしまうこともあります。

シャンプー剤の刺激

また、強すぎる洗浄力によって皮脂成分が落とされすぎて、頭皮が乾燥しすぎる状態になってしまうこともあれば、洗い流されすぎることで皮脂分泌量の増加に繋がって、そこから頭皮環境の悪化に繋がり、抜け毛の増加を引き起こしてしまうこともあるでしょう。

また、髪の毛を拭くときにもタオルを使ってごしごしと拭いてしまうと抜け毛が増えますし、ドライヤーやヘアアイロンの使い方を誤ってしまった場合も髪の毛や頭皮にダメージになってしまって抜け毛や切れ毛が増えるようになってしまいます。

逆に濡れたまま寝てしまうとキューティクルが閉じない状態で眠ることになりますし、雑菌の繁殖を促すのでそれもNGです。

髪の毛をいじりすぎ

髪の毛をいじりすぎている人はどうしても抜け毛が増えます。たとえば、ヘアスタイルをいじるために頻繁に髪にふれる人は摩擦が増えますので、抜け毛が少しずつ増えていくことでしょう。

また、整髪料を大量に使う人は洗うときも念入りにしないと落ちないので、それだけ髪の毛をいじる頻度が増えます。結果として抜け毛の発生確率も増えるのです。

また、パーマや脱色をしてしまう人は頭皮環境が悪化して抜け毛が増えてしまうこともあるでしょうし、髪の毛にダメージが大量に入ってしまうようになるので、切れ毛も増えます。

髪を引っ張りすぎている

ポニーテールやお団子などの髪を引っ張るタイプの髪型にしている人は、テンションがかかりすぎているので、髪の毛がゴッソリと抜けてしまう恐れがあります。髪型を変えるなどの工夫をしてください。

ストレスの溜まりすぎ

ストレスが溜まりすぎている状態というのは血行不良に繋がってしまいますので、必死に頭皮環境や髪の毛にプラスとなる栄養素を補給していたとしても、その効果が一気に出にくくなってしまうでしょう。

そのため、ストレスを解消させることが何よりも大切なこととなります。

睡眠の質の低下

抜け毛が増えてしまう原因に髪の毛がしっかりと育たなくなったからというものがあります。

髪の毛の成長を強く促進するのは成長ホルモンの分泌になるのですが、睡眠の質が低下しすぎている人は寝ているときの成長ホルモンもうまく分泌されなくなるので髪の毛が育ちにくくなるのです。

これでは栄養補給をしても効果が薄れますので、しっかりとした睡眠対策も必須となります。

老化

年をとることでどうしても栄養素を補給したとしてもうまく吸収できなくなりますし、頭皮や髪の毛も毛母細胞も劣化していくので、髪の毛が弱く細くなります。

こうなるとちょっとした刺激でも抜け落ちてしまうようになりますので、結果として抜け毛も増えてしまうのです。また、女性の場合は更年期になるとホルモンバランスが急激に崩れて抜け毛が増えるケースもあります。

酒とタバコ

酒とタバコはどうしても体に悪影響をもたらしますが、髪の毛にとってもマイナスの部分をもたらしてしまいますので、抜け毛が増える原因となってしまいます。

たとえば、お酒を寝る前に飲むという人は寝付きが良くはなりますが眠りの質は低下するので成長ホルモンの分泌が鈍くなりますし、大量にお酒を飲むとアルコールを分解する過程で必要な栄養素が失われていくのでマイナスしかないのです。

タバコも全く一緒でタバコを吸うと血管が無駄に収縮されるようになるので血行不良になり、髪の毛に届く栄養が減ります。お酒が大好きでタバコも大好きな人は抜け毛に注意してください。また、後述しますがタバコはAGAを悪化させてしまう要因にもなりますので、気をつけましょう。

何らかの病気及び薬の副作用

お腹が痛くなったら内科にいくように、骨折したら外科に行くように、抜け毛が増えてしまった場合も髪の毛のクリニックに行く必要があるかもしれません。

というのも、健康的な生活をしているのに抜け毛が増えるという人も世の中にはいくらでもいるのです。

実際に髪の毛が抜けて言ってしまう病気は、円形脱毛症といった脱毛症の類いや多くの男性を苦しめているAGA(男性型脱毛症)も病気ですし、脂漏性皮膚炎によって頭皮に炎症が多発して抜け毛が増えるのも病気と言えるでしょう。

また、何らかの病気になってしまってそれの抗生剤を飲んでいた結果、抜け毛が増えるというケースもあります。特に抗がん剤を飲むことでの副作用としてハゲになってしまう方も多数いるのです。

スポンサーリンク

髪の毛に良い食べ物を摂取しよう

a6972c3df03820df7f7d54ac14359d54_s

このように抜け毛に繋がってしまう要因というのは大量にありますので、抜け毛を防ぐためにもしっかりと髪の毛にとってプラスとなる栄養素を補給してください。

具体的に何を食べたらいいのかも含めて考え直していきましょう。

タンパク質の補給について

原因説明部分にも記載いたしましたが、髪の毛を構成するケラチンはタンパク質が分解された上で再構築されたタンパク質の一種です。

つまり、タンパク質なら動物性でも植物性でも何でも良いと感じてしまい、大豆イソフラボン等の女性ホルモンのホルモンバランスを整えて健康面でプラスになる大豆食品をひたすら食べようと考えてしまいがちですが、実はタンパク質にも細かく種類があって推奨されているものがあります。

シスチンとメチオニンが推奨されている

推奨されているタンパク質はシスチンとメチオニンです。

シスチンは非必須アミノ酸のシステインが二つ結合してできたアミノ酸であり、このアミノ酸はケラチンを安定させる作用があります。

つまり、システインを摂取することが大切と言うことです。システインを摂取して体内で酸化させるとシスチンになり、このシスチンがケラチンを構成するアミノ酸の中でもかなりの割合を示しているので主栄養素となります。

ただし、このシステインは眼精疲労の回復やアルコールの分解などにも使われていくので日常生活において消費されて言っている割合が現代では多いです。

また、そんなシステインを体内で合成する作用があるアミノ酸がメチオニンとなります。見事に連鎖していることがわかるでしょう。

摂取できる食べ物について

システインを摂取できる食べ物は、鰯・マグロ・鰹・エビといった魚介類、玉ねぎやブロッコリーといった野菜、オーツ麦や小麦胚芽といった穀物、柿や栗といった果物、ほかには卵やニンニクといったものに含まれております。

健康食品として小麦胚芽あたりは売られておりますので、日常的な摂取も食べ物からできるでしょう。

メチオニンも魚介類にかなり含まれており、アサリ・イカ・牡蠣・カレイ・アジ・サバ・しらすなどから摂取できますし、野菜ならば大豆やにんじん。ゴボウやキャベツ当たりから摂取できます。牛乳や昆布、ひじき当たりからも摂取できるのである程度意識すれば摂取できるアミノ酸となっているのです。

ビタミン群の補給について

髪の毛に良いビタミンとして高確率で登場するのはビタミンB群ですが、それ以外のビタミンでも髪にとってプラスとなる作用をもたらしてくれますのでできる限り意識して摂取した方がいいでしょう。

推奨されるビタミンについて

最低限必須となるビタミンは、分解したタンパク質の構成を促進するビタミンであるビタミンB6です。

これは摂取したタンパク質の吸収を促す作用もありますので必ず摂取してください。ほかにも頭皮湿疹を抑えるためには皮脂分泌を抑えられるビタミンB2が有効になりますし、葉酸あたりも役に立ってくれるでしょう。

ほかにはビタミンAには頭皮の乾燥やフケを防ぐ作用があり新陳代謝を促進する作用もありますので、乾燥肌気味の人にはとってもらいたいビタミンになりますし、ビタミンCやビタミンEにも強い抗酸化作用があり肌を健康に保つためには役立ってくれます。

血流改善作用ももたらしてくれますので、必要な栄養素が髪に届きやすくなるのもプラスとなるでしょう。

ビタミンの摂取の仕方について

基本的には緑黄色野菜を食べまくることが重要です。

ビタミンB群は納豆や豚レバーや鶏胸肉、鰹にも含まれていますが、ほうれん草や小松菜に良く含まれておりますし、ビタミンAがほしいならモロヘイヤやパセリやにんじんがいいでしょう。ちなみに、ビタミンAは鶏レバーやウナギからも摂取できます。

魚や肉を食べることが少ない方や、食品添加物や動物性脂肪がどうしても気になるという方は、薄毛対策方法として緑黄色野菜と大豆食品から摂取してください。

亜鉛について

ミネラルは髪の毛に良いとされておりますが、その中でも必須となっているミネラルはこの亜鉛です。

亜鉛はケラチンの再合成に必須となっているのでこれが不足すると髪の毛がうまく作られなくなるので、髪の毛の質が低下してちょっとした刺激にも抜けてしまう弱い髪の毛になります。

また、AGAの原因となる5αリダクターゼという酵素を抑制する作用もあるので、AGA対策にも使われるのです。

摂取方法は豚レバーや生牡蠣、煮干しなどから摂取できますがビタミンやタンパク質と比べると摂取できる方法がかなり限られてしまうので基本的に不足する栄養素です。

また、亜鉛はストレスや過剰な運動によって失われる成分ですので、慢性的に不足しています。抜け毛がひどいという方は亜鉛サプリの摂取も推奨されているくらいです。

スポンサーリンク

食べ物だけでは足りない人が多い

抜け毛が増える要因というのはこのように大量にあります。そのため薄毛予防や薄毛改善として育毛効果や発毛効果高い育毛剤や育毛シャンプーに頼るという方も多いのですが、その前にビタミンB群や亜鉛などを摂取するといった食事の見直しからスタートしてみてはいかがでしょうか。

特に、ビタミン類やタンパク質当たりは食材も豊富でレシピも多めですが、亜鉛あたりは意識しないと食習慣の中で摂取できない栄養素なので、サプリメントを購入することも考えてください。

関連記事としてこちらの記事も合わせて参考にしてみてください。

育毛に効果のある食べ物ってなに?摂取すべき成分や食事を知ろう!

薄毛対策に良い食べ物は?気をつけたい食生活や改善予防効果のある食事について紹介!

髪を太く育てる方法を紹介!おすすめの食べ物は?シャンプーの仕方で髪の毛の太さが変わる?

  
  

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする