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M字ハゲに悩んでいる人にとって、前髪をどうセットするか悩みの種ですよね。最近はM字前髪も男女ともに注目されていますが、髪型よりもまず髪の量を何とかしたいと考える人も少なくないかもしれません。
生え際の薄毛が気になる人の対策方法としては、M字ハゲをカバーする髪型や前髪の育毛対策、また治療でM字ハゲを改善するという方法も考えられます。流行のM字前髪も含めた、M字ハゲ前髪対策についてお伝えしていきます。
目次
M字ハゲ前髪カバー方法
生え際が後退しM字が薄くなってしまうと前髪にボリュームがなくなったり、おでこが広いのが目立ってしまい、髪型をどうしたらいいか毎朝セットに悩んでしまいます。カットやスタイリングの仕方によってもM字ハゲの前髪をカバーする方法を紹介します。
ショートスタイル
前髪のボリュームがないのに無理におろそうとするとかえって薄毛が目立ってしまいます。ストレートのミディアムヘアでずっとヘアスタイルをキープしていた人には勇気が必要かもしれませんが、思い切ってショートスタイルにカットし、M字の薄さを目立たせないのがおすすめです。
ショートヘアは清潔感もあり女性からも人気、ビジネスの場面でも爽やかで好印象と評価が高いようです。
アップバング
少ない前髪をおろすとスカスカ感が目立ち、風が吹くたびに前髪がなびいておでこが目立ってしまいます。前髪を思い切って上げてしまった方が前髪の量の少なさが目立ちません。ワックスやハードスプレーなどを使って、立ち上がりをつけると良いでしょう。
ツーブロック
ツーブロックはもはやお馴染みの髪型となりました。おしゃれな刈り上げスタイルともいえるツーブロックは、サイドや襟足の髪を短めにし、トップの髪を残したヘアスタイルです。
全体的にはスッキリしているのにトップに髪を残していることでかえってボリューム感が感じられ、ハゲ部分も目立たなく、かつ髪型もスタイリッシュな印象です。
ソフトモヒカン
頭頂部の中央部にボリュームを出したソフトモヒカンは、トップ部分にボリュームを出すことでおでこの薄い部分から目を逸らす効果もあります。ツーブロックとソフトモヒカンを組み合わせたスタイルはもはや定番のスタイルで、人気の高いスタイルです。
ワックスなどのスタイリング剤でトップ部分の毛先を立たせるのがポイントです。
おしゃれ坊主
ショートスタイルよりさらに短いベリーショートやボウズスタイルも爽やかで人気、髪を短くすると薄毛部分が目立たないのもメリットです。ツーブロックのようにベリーショートにさらに刈り込みを入れて変化をつけたグラデーション坊主も人気です。
スキンヘッドは人によって似合う、似合わないが分かれるところですが、頭の形が良い人にはおすすめです。
坊主スタイルにヒゲやもみあげも取り入れると、全体的に毛量が多くなり薄毛の印象もなく、きちんと整えられていればスタイリッシュな感じに仕上がります。
パーマヘア
髪のボリューム自体はあるんだけれど、年齢とともにおでこや生え際のM字部分が目立ってきて、絶対におでこを出したくないという人もいるでしょう。そのような人はパーマスタイルで髪全体のボリュームを出したマッシュスタイルがおすすめです。
ただし頭頂部もすでに薄いという薄毛の人には、パーマヘアでもボリュームは出しにくいかもしれません。つむじハゲも気になるという人はベリーショートやおしゃれ坊主がおすすめです。
カラーリング
カラーリングはかなり薄毛が気になってきたという人にも効果的です。黒髪だと地肌との色の違いがあって薄毛が目立ちますが、明るいカラーにすることで差が目立たなくなります。男性芸能人でもM字ハゲを明るいカラーリングで目立たないよううまく工夫されている人もいます。
ベリーショートやおしゃれ坊主に明るいヘアカラーを入れるのも良いでしょう。ただし頻繁にヘアカラーをするのは頭皮へのダメージの原因に、薄毛やM字はげを進行させる可能性もあります。1ヶ月半~2ヶ月程度は間を空けてヘアカラーをするようにしましょう。
M字ハゲ前髪増毛対策法
M字ハゲを髪型でカバーする方法はいろいろありますが、髪型を制約されず自由に楽しみたいという人も多いでしょう。そのような場合は薄毛が気になる部分を増毛するという方法もあります。M字ハゲの前髪を増毛する対策方法についても確認してみましょう。
増毛の方法
増毛は一般的にはエクステンションを利用することが多いです。エクステンションとは自分の髪の毛に人工の毛や人毛を編み込んだりして、髪のボリュームアップを図る方法です。
かつら・ウィッグを作っている大手サロンなどでもやっていますが、一般の美容室でも対応しているところも多いです。
美容室で行っているエクステンションというと以前は派手な髪色を付けたりファッション性が高かったですが、最近は「大人エクステ」として大人の人でも気軽に髪のボリュームアップを図る方法として増毛用エクステが利用されているようです。
大人エクステだけでなく薄毛を目立たなくさせるカットもお上手な美容師さんも多いので、相談してみると良いでしょう。
貼り付け増毛とは
人工皮膚などに髪の毛を取り付けられたものを、薄毛の部分に貼り付けてセットする増毛法です。大手カツラ・増毛サロンなどで行われています。
一般的なカツラと異なり自然で密着性が高く、ズレる心配が少ないようです。またエクステンションではつけ毛が外れやすいのが気になりますが、貼付け増毛ならよほど力を入れない限り毛が抜けません。
貼り付け増毛だと見た目では増毛とはわからず自然な生え際に、貼り付け増毛したままスタイリングやスポーツも可能です。シャンプーもできるそうです。
ただし貼り付け部分の髪を剃る必要がある場合もあったり、デリケートな製品ですので慎重に扱わないと破損してしまう可能性もあるのがデメリットです。髪型を自由に楽しみたいという人には貼り付け増毛もおすすめです。
M字前髪のセット方法
M字前髪スタイルもこのところ人気です。前髪が薄毛というわけではないけれど、それほどボリュームがあるわけでもない、前髪をおろしているけれどなんとなくボリューム感がないのが気になるという人にも、M字前髪ならボリューム感を出すことも可能です。
M字前髪(M字バング)は男性・女性にも人気
M字前髪とはおでこにかかる前髪のラインがM字になったヘアスタイルです。前髪をおでこにおろすけれど、左右に少し前髪に隙間を作って、おでこが見えるようになります。
この髪型だと生え際や気になる部分を隠しつつ、前髪のボリュームもカバーできるのでおすすめです。前髪をおろすことで小顔効果もあります。女性ならボブスタイルでもロングヘアでも似合います。
男性にも女性にも人気のM字バングですが、スタイリングがうまくいかないとM字にならなかったり、単にボサボサな前髪になる恐れもあります。ヘアアイロンやスタイリング剤などをうまく使って、束感あるM字バングをきれいにセットして長持ちさせたいところです。
M字前髪スタイリング法
多少でもクセのある人はまず前髪をストレートにしっかりブロー、もしくはヘアアイロンで伸ばしましょう。きっちり前髪を伸ばすのがきれいなM字バングを作るコツなのだそうです。
M字バングを作るには真ん中の毛束の量が重要です。毛量が多すぎても少なすぎてもおかしな感じになってしまうので、おでこは少し見えてるぐらいの状態にするといいでしょう。M字の毛束にする髪の毛先をねじり、つまんだままアイロンをかけるとしっかり形が作れやすいそうです。
ただしヘアアイロンは髪を傷めやすいので(特にストレートアイロンは高温)、時間をかけすぎないようにしましょう。最後はワックスやスプレーで固定させて、毛束感のあるM字前髪が完成です。整髪料は付けすぎると型崩れしてしまうので、少量にしましょう。
M字ハゲの前髪育毛対策方法
気になるM字部分の薄毛やボリュームのない前髪をカバーする髪型や増毛法もありますが、やっぱり自分の髪自体をしっかり増やしたいというのが本音でしょう。薄毛とまではいかないけれど、若い頃に比べるとおでこが広くなったと感じたら、育毛対策をスタートしてみましょう。
自分でもできる薄毛対策の方法
代表的な薄毛対策法といえば、育毛剤や養毛剤、または医薬品の発毛剤の使用でしょう。いわゆるスカルプトニック、育毛トニックは頭皮の状態を良くすることで、抜け毛を予防し育毛を促進することが期待できます。
発毛剤にもスカルプケア成分が配合されているものもありますが、あくまでも目的は発毛そのものであり、強力に血行促進することで発毛を促します。効果も高いですがその分副作用もあります。一般的なスカルプトニック感覚で使用せず、使用上の注意、使用量をしっかり守る必要があります。
頭皮マッサージや育毛シャンプーもおすすめされています。安価なマッサージ器もありますが、お風呂でも利用できるサロン仕様の自宅用マッサージ器も人気のようです。
育毛シャンプーも人気ですがあくまでも抜け毛を防ぐレベルのものであり、過度に育毛効果を期待することはできません。しかし市販シャンプーなどは刺激が強いものも多く、頭皮環境を悪くすることで抜け毛が増えやすいと言われています。
肌に優しい育毛シャンプー、もしくは頭皮ケアを考えたオーガニック系シャンプーなどを使用することで頭皮環境が改善され、抜け毛を防ぐ効果は期待できると考えられています。
育毛剤での対策法
育毛剤は厚生労働省が認めた育毛有効成分が配合された、薬用の育毛剤です。育毛有効成分といっても医薬品成分のように副作用の危険性があるわけでなく、生薬成分やビタミンなど害の少ないものです。
育毛有効成分意外にもさまざまな育毛成分が配合されていますが、各育毛剤によって育毛対策のアプローチの仕方が異なり、独自の配合をしています。
育毛剤の効能・効果は抜け毛予防、養毛、育毛、発毛促進、フケ・かゆみの予防、産後や病後の抜け毛予防であり、医薬品発毛剤と比べ幅広い人に使用されます。基本的には男女兼用のものが多いです。
以前は清涼感の高い育毛剤が多かったですが、最近では保湿効果の高いもの、なるべく低刺激なものが人気になっています。
男性でも乾燥肌の人、また刺激の強い育毛剤や発毛剤で頭皮がかぶれたという声もあり、さっぱり感はあっても刺激の少ないものが好まれる傾向にあると考えられます。
ただし女性でデリケートな肌の人には女性用育毛剤の方がおすすめされています。ハゲラボさんなど薄毛対策の情報サイトではベルタ育毛剤などがおすすめされています。一般的に女性用育毛剤は保湿効果の高いものが多いです。
育毛剤でも医薬品発毛剤でも、効果が現れ始めるのに4ヶ月~6ヶ月はかかるそうです。髪の毛の生え変わりの周期が長いため、育毛効果はなかなかすぐ感じられないことも多く、途中で止めてしまう人も少なくないようです。
誰にでも効果が現れるわけではないですが、最低でも半年は日々育毛剤(発毛剤)を使用していくことが重要と言われています。
日常生活での対策法
生え際も含めた髪のボリュームが気になる人は、生活習慣を改善することも育毛対策につながります。栄養バランスの良い食事や十分な睡眠、適度な運動で血行を良くすることも体を健康にし、髪にも栄養が行き渡りやすくなることが期待できます。
髪の毛はタンパク質でできているので、タンパク質の摂取が不足しないようにすること、また体内で髪が合成されるのをサポートするビタミンB群や亜鉛なども育毛対策に必須の栄養素です。
また髪の健康のためにも、糖質・脂質の摂り過ぎ、過度のアルコール摂取や喫煙は避けた方が良いと言われています。
M字ハゲの前髪治療法
M字ハゲは男性型脱毛症(AGA)の一種です。頭頂部から薄くなる人もいれば生え際から後退する人もいますが、いずれもAGA専門クリニックで適切な治療を受けることで改善が期待できます。M字ハゲを含めたAGAの治療にはどのような方法があるのでしょうか。
AGA治療薬
AGAは頭頂部からハゲが進行するつむじハゲ、生え際全体が後退していくA字ハゲ、そして生え際部分に剃りこみを入れたように後退していくM字ハゲなどのタイプがあります。まだ薄毛の部分が大きく広がっていないうちは治療薬のみでも改善が可能と言われています。
AGA治療薬の代表的な内服薬はプロペシアに代表されるフィナステリドです。最近はプロペシアより作用の強いザガーロ(デュタステリド)も処方されることがあります。プロペシアよりザガーロの方が価格も高く作用も強いため、プロペシアでは効かない場合に処方されます。
プロペシアやザガーロにはAGAの原因である男性ホルモンのジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑える作用があります。
DHTは毛乳頭や皮脂腺にある還元酵素5αリダクターゼによってテストステロン(男性ホルモンの一種)から変換されて作られますが、プロペシアやザガーロは5αリダクターゼの働きを阻害する働きがあります。そのためDHTが生成されにくくなり、薄毛の進行が止まり、髪の量も増える人もいます。
代表的な外用薬はミノキシジルであり、市販の発毛剤でもミノキシジルが使われています。ミノキシジルは直接ホルモンに働きかけるのではなく、血管拡張作用によって髪の発毛を強力に促す作用があります。
施術による治療法
治療薬で効果がない場合は、育毛メソセラピーや自毛植毛など施術による治療が有効とされています。一般的にM字ハゲ対策には治療薬での効果が現れにくいと言われ、薬で効果が出ない場合も施術による治療を併用することで改善に向かうケースもあるそうです。
育毛メソセラピーとは直接薬剤や成長因子を頭皮に注入する施術方法です。各クリニックによって使用する薬液や施術方法も異なります。
自毛植毛はDHTの影響を受けにくい後頭部や側頭部の髪を、薄毛が気になる部分に移植する方法です。毛根が死んでしまっている場合は治療薬や育毛メソセラピーでは効果が出ませんが、自毛植毛なら毛包ごと移植するので高い確率で発毛させることが可能です。
まとめ
生え際やM字部分の後退、前髪のボリュームが少なくなってきたという男性は、髪型を変えることでもうまくカバーすることができます。ボリュームが少ない、生え際の後退を何とかしたいという人、カットでカバーするならショートスタイルがおすすめです。
前髪をおろすと薄毛がかえって目立つので、思い切ってアップバングに、またはおしゃれ坊主スタイルも良いでしょう。明るいカラーリングも薄毛が目立ちにくくなります。ボリュームはあるけれどおでこの広さが気になるという人はパーマでのカバーも良いでしょう。
薄毛ではないけれど前髪の量が少ないという人には、M字前髪もおすすめです。
髪型のカバーではなくボリュームを増やしたいという人は育毛剤などでの育毛対策、本格的に髪の後退が気になってきたという人はAGAクリニックで治療する方法もあります。
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