髪の毛が最近薄くなってきたな、抜け毛が増えたな、と感じることが多くなるとだんだん自分はこのままハゲてしまうのではないかと不安になりますよね。
あれこれ検索したり、高い育毛剤などの商品を手当たり次第に買って試して全然効果が出ないという姿はあちらこちらで見られます。
ハゲは気にしすぎると悪化してしまうって知っていましたか?
今日はその原因について紹介し、更に有効な対策方法についても紹介していきます。
ハゲを気にしていると悪化する原因
どうしてハゲを気にしすぎると薄毛が悪化してしまうのでしょうか?
まずはじめに薄毛が進行してしまう原因について紹介します。
イジり過ぎが原因
まず最初の原因は髪の毛をイジりすぎることです。
ヘアスタイルを決めるにも過剰に薄毛を隠そうとしていつも以上に整髪料を使用してしまいベタベタになりゴミや汚れがつきやすくなります。
髪の毛を触る機会が極端に増えてしまいます。
これが結果的に頭皮や髪の毛の刺激にも繋がり抜け毛が増えます。
頭皮にワックスが付いている影響で引っかかりの力も強くなり、髪型の手直しのときにも髪の毛が抜けます。
抜け毛が発生する機会が増えてしまうので長期的に見ると薄毛を進行させる原因になります。
栄養がありすぎてもダメ
髪の毛を成長させて薄毛を改善しようと色々サプリメントなどをとっていませんか?
しかし身体は栄養素は一つで成り立っているわけではありません。髪の毛だってそうです。
いくらビタミンやミネラルなどを多く摂取してもそれを合成して細胞に変えるだけのタンパク質(アミノ酸)がないと無駄になってしまいます。
栄養を摂ったつもりになって逆に栄養不足になっている可能性もあります。
これは思わぬ落とし穴で、現代の新型栄養失調とも言われています。
適度な食事からバランスよく栄養を摂取することがオススメです。
ストレスが蓄積してしまう
ストレスによる薄毛はM字ハゲやつむじハゲや円形脱毛症によく見られる薄毛の原因です。
ストレスが蓄積してしまうことで、頭皮の血行が悪くなり、血液中のストレス物質の活性酸素が増加し、代謝の為に髪の毛の成長や頭皮の健康維持のために必要な栄養素を消費してしまいます。
結果的に血行も悪くなり、血液中の栄養分も減少してしまうので薄毛につながってしまうのです。
ヘアサイクルの乱れやホルモンバランスの乱れも発生させて、抜け毛の増加にも繋がります。
肉体的ストレスも精神的ストレスもどちらも薄毛の問題に繋がりますのでしっかり対策していくことが必要になります。
過度な対策が症状を悪化させる
育毛剤やシャンプーや保湿液やリンスやコンディショナーや過度な頭皮マッサージなど、とにかくすべてのヘアケア・スカルプケア対策を行っていませんか?
髪の毛の問題が発生した時にとにかくお金をかけて良いとされていることをどんどんやるという人は多いでしょう。
しかしこれは逆効果になってしまう可能性があります。
自分に発生している薄毛の原因がわからない内に闇雲に対策をしても症状が良くなるはずがありません。
逆に商品に含まれている添加物が頭皮に悪影響を与えて薄毛につながってしまう事もあるのです。
今必要な対策は何なのか?これをはっきりさせることが重要です。
薄毛を進行させる人の共通点
薄毛を気にしすぎてしまって更に頭髪状況を悪化させてしまう人の共通点としては以下の事柄が挙げられます。
一つでも当てはまっている共通点を減らして薄毛を進行させないようにしましょう。
肩こり・首のこりがひどい人
心臓から頭部に血液を運ぶ時に必ず通るのが肩や首です。
この部分の筋肉が凝ってしまって血行が悪くなっていると、頭皮が凝っていなくても結果的に頭部の血流が悪くなってしまいます。
血流が悪くなると栄養が不足するだけでなく頭皮が固くなって十分髪の毛が成長しない内に髪の毛が抜けてしまったり、髪の毛の成長を行っている毛母細胞や毛乳頭細胞の働きが低下して抜け毛が発生しやすくなります。
神経質な人・真面目な人
M字ハゲやつむじハゲが発生しやすい人は人の目や話し声などを極端に気にしてしまう人が多い傾向にあります。
人目を気にしすぎる分ストレスを感じやすく、溜め込みやすくなります。
気づいたら抜け毛の数を数えてしまっていたりつむじを頻繁に触るなどの行為をしてしまいます。普通はストレスと感じないことや、感じなくてもいいストレスまで自分で探しに行ってしまうのでどんどんストレスの影響は大きくなります。
全く気にせずにハゲてしまうのも問題ですが、ストレスの蓄積で自分の薄毛を進行させないようにしましょう。
シャンプーをやりすぎている
薄毛を改善するには育毛シャンプーをとにかくやればいい!と考えている人は要注意です。
シャンプーをすることが居雲に繋がると考えているのであればおおきな間違いです。
実際にホームレスに薄毛の人は居ないと言われているくらいです。シャンプーは育毛とは関係ありません。
逆にシャンプーをやりすぎてしまうと必要以上の皮脂を取り除いてしまって乾燥を引き起こしてしまったり、頭皮の不健康を引き起こします。
世界的に見れば洗髪回数は1週間4〜5回が一般的です。
皮脂には保湿効果や弱酸性で菌を殺菌する効果などもあり、自己防衛機能として重要な存在です。あまり汗をかいていなかったり臭くなければ熱めのシャワーで十分でしょう。
薄毛を気にしないためには
薄毛をこれ以上進行させないようにするためには、薄毛を気にしない精神状態を作ることも重要です。
薄毛を必要以上に気にしないために出来ることは何でしょう?
おすすめの思考変換方法を紹介します。
抜け毛は新しい髪の毛が生えてくる合図
抜け毛が発生しないと新しい髪の毛は生えてくる事はありません。
まずは髪の毛のヘアサイクルについて正しい知識を付けることが重要です。
髪の毛には成長期・休止期・後退期の3つのサイクルがあります。これが繰り返し入れ替わることで髪の毛は抜けては新しい髪の毛が成長して頭髪を保っています。
基本的に成長期2年、休止期数ヶ月、後退期数週間となっています。成長するのは成長期だけでその他の時期には髪の毛は成長を止めて抜ける準備をしています。
そして次に生えてくる髪の毛の準備が出来たら髪の毛は後退気に入り抜けていきます。
なので、髪の毛が抜けるということは髪の毛が新しく生えてくるということでもあるのです。
ハゲよりも清潔感が大事
薄毛の問題よりもマイナス印象を与えている原因があります。
それが不潔感です。どんなにはげていても清潔感のある人にはマイナスの印象は付きません。
ハゲがモテない問題に繋がるのではなく、清潔感が無く中途半端に伸ばした髪の毛と整っていない毛先や生え際のムダ毛が問題になります。
薄毛を改善することばかりに気を取られて、清潔感を大事にしましょう。
育毛剤ではなく生活習慣を改善
育毛剤やシャンプーなどの道具だけに頼った育毛対策は精神的にも金銭的にも使用者を追い込みます。
髪の毛を生やしているのは身体なのですから、どんだけアイテムを使用しても寝不足・運動不足・バランスの悪い食事内容などを続けていると薄毛が改善されるわけはありません。
現在では薄毛を解消する特効薬開発されていないのですから。
まずは基本的な生活習慣を行って生活のリズムを整え、身体を元気にしていきましょう。
そうすると精神状態も良くなってストレスも溜め込みにくくなります。
髪の毛にとっても健康第一です。
薄毛が発生している人が本当に気にすべき6つの事
では薄毛が発生している人は何を気にして対策すればいいのでしょうか?
薄毛や抜け毛を気にしすぎている人が今から本当に始めるべき対策法について紹介します。
刺激の強いシャンプーを使っていないか?
シャンプーなどのアイテムに気を使いすぎるなと言いましたが、最低限気にしなくてはいけない事があります。
それがシャンプー剤の刺激です。
シャンプーには洗浄成分と添加物という頭皮にとって刺激の強い成分が幾つか含まれています。
洗浄成分には高級アルコール系洗浄成分・石鹸系洗浄成分・アミノ酸系洗浄成分の大きくぁけて3つの洗浄成分があり、ラウレス硫酸Naという最も刺激が強い高級アルコール系洗浄成分を避けなければいけません。
添加物ではパラベンという防腐剤の働きをしている成分に特に気をつける必要があります。
これらの成分は頭皮にアレルギー反応を引き起こしたり、頭皮環境を悪化させ抜け毛を発生させる問題に繋がる可能性があります。
出来るだけ無添加でアミノ酸洗浄成分の商品を使用するようにしましょう。
親類にハゲている人は居ないか
遺伝の問題です。
親類に薄毛の人が存在する場合、その人と似た頭髪環境になってしまう可能性があります。
薄毛の遺伝子は優性遺伝子なので遺伝を継承しやすい傾向があります。
男性の場合は母型の祖父母、女性の場合は両親の祖父母から薄毛の遺伝子をを継承する可能性があります。
機会があれば、両親と祖父母の髪の毛の状態を確認して、ハゲている場合はどうしてハゲたのか、いつからハゲたのかなどを参考に聞いてみると良いでしょう。
生活習慣は整っているか
髪の毛の成長期を長く保つために最も重要な関係性があるのが生活習慣です。
睡眠・運動・食事・ストレス。これらの生活に関係している要素を出来るだけ規則正しくしましょう。
睡眠は適度に取り、運動不足を解消して、食事のバランスも適度に保って、ストレスを解消しておくことが重要です。
育毛剤や発毛薬を使用する前に自分の生活習慣が乱れていないかを見直しましょう。
脱毛症の可能性はないか
抜け毛や薄毛の原因にはいくつかの脱毛症の可能性が考えられます。
つむじハゲやM字ハゲの原因となっている男性型脱毛症(AGA)。頭皮の湿疹などによって発生している脂漏性脱毛症、フケが大量発生している事で発生する粃糠性脱毛症などがあります。
女性でもホルモンバランスの乱れによってびまん性脱毛症(女性男性型脱毛症)という脱毛症が発生する場合もあります。
これらの脱毛症の場合、AGAクリニックに通院するか、皮膚科で頭皮の炎症などを改善しないと、どんなに自己対策したところで薄毛の症状は回復しません。
初期の症状の場合は生活習慣やシャンプーの見直しで対策して、慢性的な症状に発展している場合は早めに専門家に見てもらいましょう。
毛乳頭細胞は死んでいないか
毛乳頭細胞は髪の毛に成長しろ!と信号を送る役割をしている細胞で、髪の毛の成長の上では最も重要な働きをしている器官になります。
毛乳頭細胞が傷ついてしまったり、死んでしまうと髪の毛は成長を止めてその毛穴からは髪の毛が生えてこなくなります。
毛乳頭細胞が傷ついてしまう原因は2つ、一つは髪の毛を無理やり抜くことで毛根と一緒に細胞が剥がれてしまった場合、もう一つは薬剤の刺激や強い外傷などを受けることで毛穴もろともえぐり取られてしまうことです。
また老化によっても毛乳頭細胞が衰えて髪の毛の成長を止めてしまう事もあります。
この場合には再び活性化させる働きかけをすれば髪の毛が生えてくる可能性があります。
このように、髪の毛の根本に存在している重要な細胞を大切にしないといけません。
ストレスを溜め込みすぎていないか
肉体的ストレスであれば、誰でも溜まっていることに気づくでしょう。
しかし精神的ストレスはいつの間にか溜まっている事があるので注意が必要です。
ストレスを発散するということを忘れてはいけません。ストレスを発散する方法として有効な方法は運動、読書、入浴が効果が高いことが明らかになっています。
特に趣味がない人も、この三つはストレス発散効果が高いので、時間が空いたらこれらの方法でリラックスすると良いでしょう。
運動には精神状態を良くしストレスを溜め込みにくくする効果もありますのでおすすめです。
まとめ
薄毛は極力気にせずに、適度な対策方法を取りながらストレスを溜め込まないようにすることが大切です。
無駄にストレスを溜め込んでしまうと逆に薄毛の原因になってしまうので抜け毛を加速させます。
抜け毛は1日50〜100本程度抜けているので、あまり抜け毛を気にしすぎる事はデメリットにしかなりません。
通常の抜け毛にいちいちストレスを感じないように、こんなものか程度に思って正しいケアをしていきましょう。
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