円形脱毛症に初期症状はあるの?進行を食い止める対策方法を紹介!

円形脱毛症は初期症状のうちに早めに対策したほうが良いとされています。円形脱毛症というといわゆる10円ハゲと呼ばれる単発型の円形脱毛症を思い浮かべることが多いです。

しかし意外と知られていませんが重症の円形脱毛症になると髪の毛全体、さらに全身の毛が抜け落ちてしまうこともある脱毛症なのです。

ストレスで円形脱毛症を発症しやすいと言われていますが、他に原因があるようです。円形脱毛症の初期症状の特徴や原因、対策と治療法についても確認していきます。

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円形脱毛症の初期症状とは

手を組んでいる女性

円形脱毛症にはいくつかの種類があり、軽度のものは自然と回復しますが、重症化するケースもあるそうです。

そのため円形脱毛症は初期症状のうちに対策をしておいた方が良いとも言われています。円形脱毛症の特徴と初期症状について確認しておきましょう。

円形脱毛症の種類と特徴

円形脱毛症といえば戸田恵梨香さん、辻希美さんなど女性芸能人の方でも円形脱毛症に悩まされたと言われています。辻希美さんはご自分のブログ記事にも写真を掲載していたようです。

円形脱毛症にはいくつか種類があり、頭部の1、2箇所で円形状のハゲ部分が見られる単発型、3箇所以上で脱毛が見られる多発型、頭部全体の髪が抜け落ちる全頭型、髪の毛だけでなく顔や全身の体毛が抜け落ちる汎発型があります。

円形脱毛症はいわゆる薄毛の症状とは異なり、男性ホルモンや女性ホルモンなどの性ホルモンが直接関わるタイプの脱毛症ではありません。

男性ホルモンの影響で男性は前頭部や頭頂部の薄毛の進行が進んだり、女性は分け目などを中心に髪が薄くなりますが、円形脱毛症では性別や年齢にかかわらず、頭部のどの場所でも発症します。進行速度も一般的な薄毛の症状と異なり、急激に進行するのが特徴的です。

円形脱毛症の初期症状

円形脱毛症はある日突然発症するので、ハゲ部分ができていることに気づいて驚くことも多いようです。髪を伸ばしている人は自分ではなかなか気づかないこともあるようです。

円形脱毛症は症状の程度が軽いうちは、1箇所の脱毛部分ができる単発型の円形脱毛症で済みますが、中には円形脱毛を繰り返すうちに悪化することもあるようです。突然重い症状の円形脱毛症になる可能性もあります。

初期症状のうちは放っておいても治ると言われていますが、まれに悪化するケースもあるので気をつけた方が良いとも言われています。円形脱毛症が発症する前には抜け毛やかゆみ、さらに爪に異常が起きるそうです。

抜け毛が増える

円形脱毛症では抜け毛が急に増えます。人間は自然脱毛でも1日50本以上は抜けているそうですが、異常に多いと300本など相当多くの抜け毛が起きるそうです。

なかなか抜けた髪の本数を数えるということはないですが、1日の抜け毛の半数は洗髪時で抜けると言われているので、シャンプーしている時抜けている量が多いときは要注意です。起きた時の枕の抜け毛が多い時も気をつけた方が良いかもしれません。

頭皮のかゆみ

円形脱毛症を発症する前に、頭皮にしびれやかゆみを感じることがあるそうです。

頭皮環境が悪ければ当然フケやかゆみの症状が見られることがありますが、そういう覚えがないのに頭皮に違和感を感じる場合は円形脱毛症の前兆である可能性があります。

爪の異常

円形脱毛症が起きるときは爪に異常が見られると言われています。

特に円形脱毛症の初期症状において、爪にでこぼことした窪み(点状の陥凹)が見られることがあるそうです。また横方向の筋が出ることもあるとされています。

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円形脱毛症初期症状の原因

草の上青服女性

年齢、性別にかかわらず、円形脱毛症が発症すると言われています。

一体なぜ円形脱毛症が発症するのでしょうか。円形脱毛症の初期症状を引き起こす原因、及び円形脱毛症発症の作用機序について、詳しく確認してみましょう。

自己免疫疾患

円形脱毛症の根本的な原因は自己免疫機能の異常によるものと言われています。自分の体を守るため、体外から入ってきた異物を守るのが正常な免疫機能ですが、自己免疫性疾患では免疫機能に異常が起き、自分の体の組織、皮膚細胞などを攻撃してしまいます。

円形脱毛症は自己免疫機能の異常によって免疫細胞のT細胞(Tリンパ球)が毛根組織を異物と判断し、毛包を攻撃することで発症することがわかっています。円形脱毛症を発症している患者の毛包ではリンパ球湿潤が見られ、髪を作る幹細胞もT細胞によりダメージを受けるそうです。

T細胞が毛根部分を攻撃すると炎症が起きて髪の毛が抜けてしまい、その後新しい髪が生えてこなくなることもあります。

つまり円形脱毛症は、誤った自己免疫反応によって免疫T細胞が誤作動し、自身の毛包組織が攻撃されて脱毛が起きる自己免疫疾患の一種ということです。

精神的ストレス

円形脱毛症、特に軽い初期症状の脱毛では精神的ストレスが関わることが多いようです。

ストレスにより自己免疫反応が誤作動を招くことがあるそうですが、誰でも発症するというわけではありません。

ホルモンバランスの乱れ

ホルモンバランスの乱れでも円形脱毛症を招くこともあるそうです。

特に女性の円形脱毛症ではストレスにより女性ホルモンより男性ホルモンが優位に、内分泌の異常や自律神経の異常も円形脱毛症と関わるのではないかと言われています。

アトピー性疾患との関連性

円形脱毛症の人にはアトピー性皮膚炎、気管支炎、アトピー性鼻炎のいずれかのアトピー性疾患を持っている人が多いそうです。

円形脱毛症の40%以上の人が、アトピー皮膚炎などのアトピー性疾患を持っていると言われています。

円形脱毛症の遺伝子

円形脱毛症の人は免疫に関わる遺伝子で特徴があることがわかっています。特に免疫細胞を活性化する遺伝子のULBPに変異が見られ、ULBPが強く作用していることが原因で円形脱毛症が発症しやすくなると言われています。

なお円形脱毛症は遺伝的要素もありますが、一般的な薄毛(男性ホルモンが原因のAGAなど)と比較すると遺伝的要因は大きくないと言われています。円形脱毛症の発症率は1~2%とされていますが、家族に円形脱毛症がいる人の発症率は30%です。

円形脱毛症と病気との関連性

円形脱毛症を発症した人の約8%で、甲状腺機能異常が見られることがあります。甲状腺機能が甲状腺の自己抗体によって高められたり抑えられたりする異常が起きることがあり、円形脱毛症を引き起こすことがあります。甲状腺の治療を行うことで円形脱毛症が収まることもあります。

また円形脱毛症とアレルギーとの関連も指摘されており、アレルギーの治療薬でも円形脱毛症が治癒に向かうことがあるそうです。

間違われやすいのが円形脱毛症と糖尿病での脱毛です。糖尿病を発症すると血液の流れが悪くなった髪に栄養が届かなくなり、抜け毛や細毛になって血流の悪い部分で円形状に薄毛になることもあります。

糖尿病での薄毛が円形脱毛症と異なる点は、円形脱毛症のように完全に髪が抜け落ちるのではなく、薄毛になるところです。

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円形脱毛症初期症状とストレス

座っている男性

ストレスは円形脱毛症の原因の一つと言われています。職場環境や人間関係での強いストレスを感じ、10円ハゲができたという話はよく聞かれます。

比較的軽い症状である円形脱毛症の初期症状は、ストレスと関係していることが特に多いようです。

ストレスと脱毛症との関連性

ストレスはさまざまな脱毛症の原因と関わっており、ストレスを感じることにより自律神経、ホルモン異常が生じ、脱毛症とつながると言われています。

ストレスを感じると自律神経に影響が及び、交感神経が優位となります。自律神経の交感神経は体を緊張状態に、筋肉や血管を収縮させ、体を動きやすい状態にします。しかし血管が収縮した状態が長く続くと血流が悪くなってしまい、毛根に栄養が行き渡りにくくなります。

毛細血管から毛乳頭、毛母細胞に栄養が行き渡らないと毛母細胞の細胞分裂が活発に行われず、髪の生成・成長に悪い影響を及ぼします。

また体内ではストレスを感じると抗ストレスホルモンのコルチゾールが分泌されますが、コルチゾールの分泌が増えると男性ホルモンの分泌量が増えます。男性ホルモンが増えることで脱毛が促されることがあります。

ストレスと自己免疫疾患の関連性

ストレスは円形脱毛症などの自己免疫疾患を発症させるきっかけとなることがあります。特に過度のストレスがかかった場合、免疫機能が弱められることがあります。

ストレスを感じる期間が過ぎれば免疫機能も正常に戻り、円形脱毛症の症状も改善されていくことがありますが、ストレスを感じる期間が長期に渡ることがあると、治療で改善されてもまた発症する可能性があります。

ストレスは髪の元である毛母細胞の働きを不活発にし、自己免疫機能を弱めるという両方の面で、円形脱毛症の発症と関わるとされています。

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円形脱毛症初期症状の対策

食事

円形脱毛症は初期症状であれば自然と治ることが多いそうですが、治るまでにどのような対策をしたら良いのでしょうか。また少しでも早く円形脱毛症の症状を改善させるための、対策方法についても確認してみましょう。

髪型での対処法

まず円形脱毛症を発症した場合、いかにして脱毛部分を隠すかということが問題になるでしょう。円形脱毛症の初期症状であれば髪の毛が長い人は隠せるかもしれませんが、短い髪の人は難しいので部分かつらなどの何らかの対策が必要です。

脱毛部分に増毛パウダーや増毛スプレーを塗ったり、脱毛部分をカバーできるような貼るタイプのポイントウィッグを使うという方法もあります。

生活習慣の改善

円形脱毛症を発症したら、生活習慣からもなるべく健康な髪の成長を促すようにしていきたいところです。健康な髪の成長には栄養が欠かせません。髪に良い栄養をしっかり取り、栄養バランスの良い食生活を心がけましょう。

アルコールの飲み過ぎは髪の材料であるアミノ酸、髪の生成に必要なビタミンなどの栄養素が消費され、脱毛ホルモンの分泌を増やすとも言われています。適量に留めるようにした方が良いでしょう。

睡眠不足も髪の成長を促す成長ホルモンの分泌量が少なくなると言われています。規則正しい生活を心がけましょう。喫煙も血管を収縮させるため、髪の成長に悪い影響があると言われています。脱毛症の改善のためには、なるべく喫煙は避けた方が良いとされています。

適度な運動をするなど気晴らしをすることでストレスを溜め込まない生活を送ることも、円形脱毛症の初期症状の改善、再発の予防にも有効でしょう。

育毛剤の使用

ストレスで円形脱毛症になった人は、ストレスによって頭皮の血流が悪くなっていることも考えられます。円形脱毛症の初期症状であれば、育毛剤を使用することによって血行促進を促し、育毛と発毛を促すのに有効かもしれません。

育毛剤には血流促進成分だけでなく抗炎症作用や保湿成分なども配合され、頭皮環境を整える効果もあるので、フケ・かゆみを抑えて抜け毛の予防にもなります。

治療を受ける

単発型の円形脱毛症は自然と治癒することも多いですが、症状が長引く可能性もあります。早ければ1ヶ月程度で髪が生えてくるという人もいますが、なかなか脱毛部の髪が生えてこないようであれば初期症状のうちに治療を受けたほうが良いでしょう。

円形脱毛症の治療はクリニック・病院の皮膚科、円形脱毛症に対応している薄毛治療外来などで行われています。いわゆる薄毛治療(AGA)クリニックなどでは対応していないことが多いです。

長く皮膚科に通っていたけれど円形脱毛症が治らなかった人が、円形脱毛症専門外来で治療体験して回復に向かったというケースも多いようです。円形脱毛症の治療は難しく、実績のある医療機関で治療を受けた方が良いとされています。

ただし円形脱毛症は繰り返されることも多く、根本治療が難しいとも言われています。円形脱毛症の体験談などでも、病院に通ってせっかく回復したにもかかわらず、円形脱毛症を再発して何年も通うケースもあるようです。

生活習慣やストレスなどが原因の可能性もありますので、治療とともにさまざまな対策と対処法を並行して行うことも必要でしょう。

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円形脱毛症初期症状の治療法

水と薬

円形脱毛症は明確な治療法が確立されていませんが、有効とされる治療法にはさまざまな方法があります。日本皮膚科学会が発表している円形脱毛症診療ガイドラインの治療法、円形脱毛症の初期症状に有効とされる治療法について紹介します。

円形脱毛症診療ガイドライン

日本皮膚科学会は円形脱毛症診療ガイドラインを2010年に発表、円形脱毛症の各種治療法を推奨度ごとにランク付けを行っています。

円形脱毛症治療の中で最も高い推奨度Bの治療方法は、ステロイド局所注射、局所免疫療法の2つとしています。

次点の推奨度Cの治療方法にはステロイド内服/外用、第2世代抗ヒスタミン、セファランチンの内服、グリチルリチン、メチオニン、グリシン複合剤(グリチロン)の内服、塩化カルプロニウム(フロジン液)外用、ミノキシジル外用薬などの治療薬が挙げられています。

治療薬以外では点滴注射ステロイドパルス療法、冷却療法、スーパーライザー療法、PUVA療法、かつらの使用も挙げられています。

この中で入院治療が必要となるステロイドパルス療法、内服ステロイド剤は、脱毛範囲の広い、重度の段階の円形脱毛症で行われる治療方法です。重い円形脱毛症では免疫抑制剤で白血球が抑制されることがあります。

ステロイド局所注射

ステロイド剤を直接患部その他に、注射で注入する方法です。

外用薬より患部に届くので効果的とされていますが、円形脱毛症の初期症状、比較的狭い範囲の治療に適しているとされています。16歳未満の子供の患者には利用できないとされています。

局所免疫療法

局所免疫療法はかぶれを起こさせる特殊な薬剤を使い、人工的に皮膚にかぶれを起こすことによって免疫機能を正常にしていく治療法です。円形脱毛症に非常に有効な治療法とされていますが、治療期間が長くなる可能性があること、かぶれが悪化するケースもあります。

PUVA療法

オクソラレンを内服、もしくはオクソラレンを含んだお湯に浸かった後に、紫外線を照射することで自己免疫反応を抑えるという治療方法です。

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まとめ

白い花女性

円形脱毛症には単発型・多発型・全頭型・汎発型などいくつかのタイプがありますが、初期症状のうちに対策をしておいた方が良いと言われています。円形脱毛症の初期症状として、抜け毛が極端に増えたり、頭皮のかゆみやしびれ、爪の異常が現れることがあるそうです。

脱毛部分が1、2箇所の単発型の円形脱毛症は最も軽い症状で、発症する人も多いです。軽い症状ですが再発を繰り返したり脱毛の症状が重くなることもあるので、注意が必要です。

脱毛範囲の狭い初期症状のうちなら、日頃の生活習慣やストレス解消などで自然と治癒していくケースもあるようです。ただしなかなか円形脱毛症が改善されないケースもあります。回復に向かわない場合は早めに円形脱毛症の治療を受けましょう。

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