サウナは育毛に効果あり?サウナの効果を向上させる方法を紹介!

育毛効果がある行動とはいろいろとあると思います。実際にそれらの行動ややり方というのは非常に多く、ネット情報でも数えきれないほど紹介されていることでしょう。

しかし、いろいろとありすぎることで本当に効果的なのかどうかも怪しいと感じてしまうこともあるのです。

そこで、今回はその育毛効果があるといわれている行動の一つ、サウナの育毛効果について詳しく解説していきたいと思います。冷え性改善などの健康効果があるのはよく聞きますが、どういうことなのでしょう?

スポンサーリンク

サウナに育毛効果はあるの?

57e3a43b5335b5c58c1718ccb6d0e493_s

ダイエットや美容効果が高いということでいろいろと注目されているサウナですが、実は育毛や発毛にも効果的なのではないかという意見も出ております。

そんな話を聞いたことがない人達からすると「デトックス効果が効果的なのかな?」となんとなく想像はつくでしょうが、具体的な仕組みなどはわからないことでしょう。

そこで、本当に効果があるのかを分かりやすく解説して、どのような作用によるものなのかも解説を加えます。薄毛予防や頭髪へのプラス作用、抜け毛予防に果たしてなるのでしょうか。

効果はあるという説が有力

ネット上でも意見がバラバラになっているので、100%の確率ではっきりといえないところなのですが、効果的であるという意見のほうが多いようです。

反対意見もある程度は筋が通っているものもあるのですが、推奨する方々の意見のほうが有力なので、わたくしは効果があるという説を後押ししたいと思います。

それでは、具体的にどのような作用によって効果が発揮されているのかを詳しく解説いたしましょう。この部分で納得していただけたのなら、あなたもサウナは発毛効果があるという意見に理解を示していただけるのではないでしょうか。

発汗によるデトックス効果はプラスに働く

美肌効果や肌質改善、ダイエット効果狙いの方々はこのデトックス作用狙いの人も多いでしょう。このデトックスというのは体内にたまっている老廃物除去のことで、新陳代謝の活性化という意味も込められております。サウナに入ると普段はあまり働かない部分の汗腺まで刺激されるので、確かに血行はよくなります。

サウナに入ることで毛穴の奥にある汚れも汗とともに流れ落ちるようになり、頭皮も確実に清潔になります。こうなると古い皮脂も剥がれ落ちやすくなるので、健康的に皮脂が分泌されるようになるのです。いわゆる、美肌作用ですが、これは頭皮環境を整えるのにも役立てるということになります。

ただし、老廃物の排出は便が75%で尿が20%、汗が3%という説もあり、汗による老廃物除去効果の大きさを疑問視する意見もあるということだけは覚えておいてください。

AGA予防にもいいかもしれない

サウナの効果として最も有効といえる部分は個人的にはこのAGA対策だと思います。AGAとは男性型脱毛症のことであり、このAGAが発生して抜け毛が加速する原因は悪玉男性ホルモンのジヒドロテストステロンが高濃度で発生してしまうことにあります。

このジヒドロテストステロンは男性ホルモンのテストステロンが「5αリダクターゼ」という酵素が働くことで変化したものなのです。この5αリダクターゼはタイプ1型と2型が存在しているのですが、2型がDHTを多く生み出します。

1型は側頭部と後頭部、そして全身の皮脂腺に存在し2型は前頭部から頭頂部の毛乳頭に存在しております。1型が多い人は皮脂分泌が多くなりがちで、2型が多い人は体毛が濃くなりがちです。そして、この2型が頭頂部や前髪付近に大量にある人は、DHTが大量発生する可能性があり、AGAになる可能性が高くなります。

この大量発生してしまったDHTの活性化を防ぐ方法が、老廃物として除去してしまうというやり方になります。これは汗をかくことで除去することができるといわれているのですが、その効率は6倍以上という意見もありますので、効率的に汗をかける環境のサウナは効果的なのです。

血行促進効果でプラスに働く

サウナに入ると全身の血管は確実に拡張して活発化します。

血管が活発化することで血流もよくなるので、髪に対する栄養素も届きやすくなることでしょう、いくら栄養素を摂取していたとしても血行不良状態では、その栄養素が髪の毛に届かないので意味が薄れてしまうのです。

よく、「抜け毛対策には頭皮マッサージが良い」や「マッサージ効果は薄毛改善効果につながる」という言葉を聞くと思いますが、それはこの血行促進作用を狙ったもので、サウナに入ったときにも合わせて行えばより効果的となるでしょう。

ヒートショックプロテイン効果によるもの

この言葉自体を知らない人も多そうですが、これは細胞を修復させるストレスタンパク質の一つで、体に熱というストレスを加えることで増える物質です。

この物質は免疫機能を高める作用があり細胞の新生や再生効果すらあります。この作用を利用することで毛母細胞の活性化をはかり育毛効果や発毛効果を得ることが狙いです。

このヒートショックプロテインは年齢とともに体内からは減少していくのですが、これが減少すると基礎代謝や免疫力も低下していくので、自宅でもその気になればこの効果を得ることができますが、サウナのほうが簡単なので、そちらの効果を狙っている人もいるでしょう。

ヒートショックプロテインの増加がピークになるのはサウナに入ってから二日後といわれているので、だいたい週に2回ほどサウナに通うのが正解という意見もいくつかあります。

特に効果があるのは頭皮トラブル多めの方

このサウナによる効果や恩恵を受けていただきたいのは、AGAに苦しめられている人や皮脂分泌異常が発生している人です。

皮脂が全く分泌されなくなってしまってやたらとかゆみやフケが発生してしまった方や、皮脂分泌が多すぎるので毛穴が塞がれて菌が大量発生してしまい炎症が多発するような人もお勧めでしょう。

古い皮脂は頭皮環境を悪化させる汚れとなりますし、毛穴詰まりを多発させるのですが、なかなか落ちないこともあるので、サウナなどを利用して頭皮環境を整えてあげてください。

スポンサーリンク

サウナに入る前の準備について

235413087971dfd6b0261e1bb32f8dc7_s

健康においてもプラス作用があるサウナですが、やってはいけないことや覚えておくべきことがあります。この部分を守らないと効果は薄れてしまうことでしょう。

しっかりとやり方やルールを理解して、サウナの効果を最大限に得られるようにしてください。

毎日入るのはNG

まずはこれです。薄毛対策方法として効果があり毎日入るのは効果的という意見もあるのですが、これは避けたほうがいいと思います。

ネット上では毎日通うのも問題ないという人もいますし、国によっては当然の行為という意見もありますが、はっきり言ってサウナは体への負担が大きいので毎日は避けたほうがいいです。

臓器への大きな負担になってしまうこともあるでしょうし、皮膚を乾燥させてしまうことになってカピカピになってしまう恐れもあります。

また、毎日通い続けることで耐性ができてしまうのでサウナの効果そのものが発揮されない恐れもあるようです。

人によって意見が分かれるところではありますが、体の負担を考えて毎日通うのは避けたほうがいいでしょう。安いところもあるので通いやすいサウナも増えていますが、体の負担も考慮してください。

入る前は水分補給を忘れない

サウナの効果を得るためには、水分補給が欠かせません。ただし、サウナ室内で補給するわけにはいかないので、入る前にしっかりと補給してください。特に、ミネラルなども排出されるようになるので、しっかりと水分補給を行ってから入りましょう。

脱水症状になってしまうと血がドロドロになってしまって倒れてしまう恐れもありますので、水分補給をしてトラブル防止を行ってください。サウナ室を出た後の補給も必要です。コップ一杯程度の常温のミネラルウォーターを補給するといいでしょう。

飲酒はNG

サウナに入る前の水分補給は必須ではありますが、サウナに入る前の飲酒は絶対にNGです。アルコールは細胞から水分を抜き取る作用があるので、水分補給をしているのに脱水症状になってしまう恐れがあるのです。

また、酔っぱらった状態でサウナに入ると自分の身体が危ない状態であったとしても気が付かなくなります。要するに、ふらふらするという状態になっても気にしないで入り続ける可能性もあるのです。

実際に、サウナで事故が起こるケースでは飲酒が関連していることが非常に多く、酔っぱらった状態でサウナに入ろうとした場合は、施設管理者の方々からストップを受ける可能性は非常に高いです。

効率を考えた場合体を洗ったほうがいい

これも人によって意見が分かれます。しかし、個人的には効率を上げるために垢を落としたほうがいいので、洗うことを押します。頭皮の毛穴奥深くについた汚れは洗うことで落とすことができないのでサウナを利用するのが正解ですが、それ以外の垢は除去してから入ったほうが発汗作用が出やすいのです。

垢が付いた状態では発汗効率が落ちるので、体をしっかりと洗ってから湯船につかってできる限りの汚れを除去してください。「サウナって汚れも落とすために入るのでは?」と疑問に思う人もいるでしょうが、サウナに入る前にお風呂に入ると急激な温度上昇に体が慣れるので負荷が減るという点でも効果的なのです。体の負担を減らすためと思って実行しましょう。

また、お風呂から上がった後は出来る限り水分をふき取るようにして、サウナの効果を逃さないようにしてください。濡れた状態でサウナに入ってしまうと、体にくっついている水分が蒸発するときにそのまま熱を吸い取っていってしまうので、熱い状況にいるのに寒いという不思議な状態になるのです。こうなると汗をかきにくくなります。

水分頬給はOKだが食べ物はNG

サウナに入る前の水分補給は推奨されていますが、食べ物の摂取はNGとなっております。同じように感じるかもしれませんが、食べ物のような固形物は消化する際にどうしても大量の血液を消化器官系の集中させるようになるので、サウナとの相性が悪すぎるのです。

サウナに入ると体温が上昇するようになるのですが、この体温上昇を抑えるために体は血液の循環効率を上げて全身に送り出す動きをする必要があるのです。この時、食べ物が消化器官に集中していると血液循環がうまくいかなくなる可能性もありますし、消化器官系に集まった血液が体全身を巡ることになって、消化不良が発生する危険性もあるのです。

心血管系の疾患がある人はNG

サウナの効果を得ると、血行促進作用などを受けることになりますが、これは血圧の上昇や心拍数の上昇による作用も大きいのです。もともと、低血圧気味の方は問題ないのですが、心臓病や高血圧症などの疾患を持っている人は心臓への負担によって悪化する危険性もあるので注意したほうがいいでしょう。

サウナに入った直後は交感神経が刺激されるようになるのでその時にも心拍数や血圧に負担がかかりますし、長時間入っていても心臓に負担がかかってしまいます。入っている間は血管が拡張して血圧も低下するといわれていますが、入った直後などは話は別ですので、気を付けましょう。

負傷による炎症か所がある人はNG

怪我をしている人は、ケガをした部位に炎症が発生していることが多いです。実際に負傷した直後は冷やして対応していると思いますが、ケガをしてまだ日が浅いとこの炎症は完全にはなくなりません。その状態でサウナに入ってしまうと炎症が悪化する可能性があるのです。

これは筋トレのし過ぎで筋肉をいじめすぎた場合も一緒です。筋トレをしすぎると筋肉が炎症を起こしてしまう可能性があるので、やりすぎには気を付けてください。スポーツジムにはサウナが併設されるのは基本なのですが、やりすぎた体にはNGとなります。

そこまで厳しいものでないのなら、疲労物質がサウナによって流されるので疲労回復につながり、筋肉痛などの予防効果も期待できるのですが、そのラインを見極める必要があるのです。

スポンサーリンク

サウナに入るときの行動について

c4a29abdeb1a24c87eb29b16b6e0e65a_s

サウナに入る前の行動については解説いたしましたが、今度は入るときの行動について指摘いたします。入る前にもいろいろと指示事項がありましたが、どれも忘れてはいけないことなので、きちんと覚えてください。そしてこれから記載することも重要となります。

金属製の装身具は取り外す

入る直前の行動となりますが、基本的に金属製の装身具は金属部分が思いっきり熱くなるので、非常に危険です。やけどをする可能性があるので、必ず外してください。

壁によりかかるのも危険

サウナの壁によりかかると低温やけどが発生する可能性があるので、素肌で寄りかかるのは大変危険です。施設側でもマットなどを用意していることが多いので、寄りかかるのならそのマットを使ってください。

サウナの種類を理解する

実はサウナには乾式と湿式があります。乾式のものは熱伝導率が低いので室温がかなり高めに設定されているものも多いでしょう。逆に湿式のほうは水蒸気が多いために熱伝導率が高く通常の部屋よりも暑く感じるようになっているのです。

物理の授業で習った人も多いですが、この熱伝導率は空気より水蒸気のほうが高くさらに貴金属のほうが高くなっております。サウナに金属を持っていくと一瞬で熱くなるのは熱エネルギーが熱伝導率によってすぐに高まるためです。

つまり、いろいろと種類がありますが、それぞれ利点がありますので、いろいろと試して自分にとってよいサウナを見つける必要が出てくるということになります。また、岩盤浴のほうが敷居が低いという意見も多いので、最初のうちは岩盤浴から始めるのもいいでしょう。

最初は低めに座ったほうがいい

同じサウナでも場所によって熱がこもりやすい場所があるので、軽い辛いが分かれます。その分かれ目は高さでしょう。低いところは基本的に温度が低く、高いところは熱くなっております。疲労回復効果狙いの人たちは高いところに行きますし、安眠効果を狙っている人は低めになるようです。

また、慣れていない人も低温から始めることが正解なので、下段に座ってじっくりと汗をかくようにしましょう。密度の高い低温の空気は低いところに行き、密度の低い高温の空気は昇っていくということを覚えておきましょう。

濡れたタオルは絞らない

湿式のサウナなら問題ないのですが、乾式のサウナの場合濡れているタオルはかなり危険です。サウナ室が高温だったとしても湿度が低いから入れているのに、濡れたタオルを絞って湿度を上げてしまうと大変なことになります。乾式の湿度はだいたい10~15%なのですが、これが急激に上がるのでサウナにいられなくなるでしょう。

時間は守る

サウナに入る時間に決まりはありませんが、長時間だと倒れる危険性も出てくるので、ある程度の時間は決めたほうがいいでしょう。体調に合わせながらですが、大体10~15分が目安となっているのでそれに合わせて行動してください。

クールダウンについて

サウナに入った後はぬるま湯か水を手や足にかけてから心臓に近づけて行くという、冷水シャワーを浴びてください。冷水シャワーを用いることや水風呂で冷水浴をすると自律神経が刺激されるので自律神経失調症気味の方に効果的となります。

スポンサーリンク

サウナの発毛効果以外も忘れずに

ハゲ対策にはサウナも使えるので、無関係ではないといえることは分かりました。しかし、それ以外にもハゲになる原因や理由はありますので、すべてにおいての対策を講じないと効果は感じにくいでしょう。

シャンプーを相性がいい洗浄効果付きのものに切り替えるとか、生活習慣を整えるとか、AGA治療薬を使うとか、ドライヤーのダメージが少なくなるような使い方などを理解することが大切になります。ストレス解消のために半身浴や人気の温泉を利用するのもいいでしょう。

また、ほかのおすすめとなる記事を大量にみて「抜け毛観察日誌」などを見て知識を増やすのも有効です。ただし、影響を受けすぎて表面的な言葉や働きだけを理解し何も実行しないのは一番のNGですので、できることから開始していきましょう。「発毛効果アリ!」と紹介されていても実行しなければ効果はありません。

関連記事としてこちらの記事もあわせて参考にしてみてください。

ハゲ・薄毛の対策方法を紹介!良いサプリやシャンプーの選び方と生活習慣改善育毛法とは

近い将来iPS細胞を応用した毛髪再生治療が実用化する!?毛髪再生治療事情を紹介!

ハゲを防止する方法は?自分に合った薄毛予防方法を探そう!

ハゲの予防に重要な6つの要素について。M字ハゲやつむじハゲを予防する方法を知ろう!

  
  

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする