禁煙すると発毛効果が上がる!喫煙が髪の毛に及ぼす悪影響とは?

薄毛やハゲの原因は非常に多岐にわたり様々なことが挙げられるため、どれか一つに絞るというのはなかなかに難しい作業となります。

しかし、その中でも多くの方々が指摘するような原因というものもあるのです。それがたばこのニコチンによる悪影響というものになります。

そこで、今回は禁煙することでどのような発毛効果を得られるのか、禁煙をすることのメリットは何なのかを詳しく解説します。

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タバコはどのような悪影響を髪の毛に与えているのか

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禁煙をすることで発毛につながるという意見はかなりありますが、逆に考えると喫煙者は髪の毛に悪影響を与えており、マイナス作用を与えているということになります。

たばこの煙である流煙などを含めてタバコは医療機関から肝臓などの身体への悪影響を常々強調されておりましたが、頭皮や毛髪にまで影響が出てハゲになるのではいろいろとシャレにならないといえるでしょう。

いったいタバコのリスクはどのように髪の毛に悪影響をもたらすのでしょうか。ニコチンなどの有害物質が何らかの作用をもたらしているのでしょうか。

DHTを増やしてしまう

髪の毛に要素を絞った場合に最も危険な悪影響はこのDHTを増やしてしまうことでしょう。いろんな理由や原因を調べてみましたが、これが一番致命的だと思います。

DHTとはジヒドロテストステロンと呼ばれる悪玉の男性ホルモンでAGAの原因の一つです。もともとこのDHTは男性ホルモンのテストステロンが5αリダクターゼⅡ型という酵素によって変化した姿なのですが、このDHTが増えると毛乳頭細胞の男性ホルモンレセプターと結合するようになり発毛抑制作用成分が一気に誕生するようになります。

要するにDHTが増えることはNGであり、育毛や発毛を狙っている人にとっては何が何でも抑えたい物質ということなのです。公益社団法人日本皮膚科学会や厚生労働省もAGA治療薬にDHTを抑えるプロペシアは有効といっているので、DHTが悪さをしているという説はもはや一般的なものとなっています。

このように危険な作用をもたらすDHTですが、ハーバード大学の研究および調査によるとDHTが13%も増えるという報告が出ているようで、信ぴょう性はだいぶ高いようです。

血流悪化や栄養素運搬能力の低下が著しい

タバコによる悪影響として高確率で注意喚起の内容に含まれているのは、タバコを吸うことで血流が悪化してしまうという文面になります。その作用はもっともなのですがより詳しく解説するといかに深刻なのかが見えてくるでしょう。

ニコチンによって血管が収縮する

タバコによる健康被害として多くの方々が知っているのがニコチンによる作用だと思います。これはテレビや雑誌などでかなりの頻度で取り上げられる作用になっているので、小学生でも知っている可能性があるでしょう。

実際に、ニコチンは血管を収縮させる作用があるので詰まりやすくなります。こうなると栄養素が運びにくい環境に近づくので、頭皮にも必要な栄養成分が届かなくなり、育毛や発毛がしにくくなって、髪の毛が抜けやすくなるのです。いわゆるタバコによる効果髪として薄くなるのは厄介極まりないでしょう。

医療機関や医学的なリスクの話になると、タバコを吸うとこのように血管収縮が発生し、さらに血圧も上昇しやすくなるので血管が詰まる可能性が上がり、動脈硬化になる確率が上がるというお話になってしまいますが、頭皮にも悪影響となっているのです。

ニコチンなどの有害物質はAGAクリニックでも指摘

髪の毛にどのような悪影響をもたらしているのかを最も理解しているのは髪の毛の専門家です。AGA治療専門家などの方々もタバコによる有害物質は悪影響を強くもたらすと指摘しています。

具体的にはニコチンによる血管収縮は頭皮に栄養素が運ばれにくくなる以外に、酸素運搬効率を低下させ毛母細胞が育たなくなるという意見や、血流悪化作用が強く出始めると必要な栄養素がすべて身体機能上優先するべき部位に運ばれるようになるので、髪の毛は後回しになる栄養素が来なくなるという意見が出ております。

髪の毛は生きていく上での優先度は体の機能として低いと判断されることが非常に多いので、血管収縮による悪影響はこんなところにも出ているといえるのでしょう。

酸欠状態も致命的である

タバコが燃焼すること一酸化炭素が発生するのですが、タバコをよく吸う人はこの一酸化炭素を大量に摂取することになります。これが原因で酸欠状態になるのです。

人が呼吸をすることで赤血球はその摂取された酸素とヘモグロビンを結び付けて前進へ効率的に運ぶようになるのですが、一酸化炭素が体内に入るようになるとヘモグロビンが酸素ではなくこの一酸化炭素と高確率でくっつき始めます。

つまり、酸素をいくら摂取しても一酸化炭素のせいで運ばれなくなってしまうということなのです。要するに酸欠になる確率が上昇するということになります。

この酸欠による悪影響は人体全体に出てくるのですが、髪の毛の成長に欠かせない毛母細胞にも酸素が運ばれなくなることを意味しているので、髪の毛が作られなくなってきます。

ヘアサイクルが一気に乱れる

タバコを吸う量にもよりますが、このように酸素が運搬されなくなって栄養素が運ばれなくなると栄養不足と酸素不足によって髪の毛の成長がなくなるのと同時に、ヘアサイクルが一気に乱れます。

髪の毛は脱毛期⇒新世紀⇒成長期⇒退行期⇒休止期⇒脱毛期というサイクルを繰り返すのですが、この中の成長期で全く育たなくなるので太い髪の毛が育たなくなり、成長期の段階で抜けるようになってしまうといったトラブルが多発します。

こうなると薄毛一直線で、最終的にはハゲにつながってしまうでしょう。多くの方々が気にしてはいるものの、どうしようもないと感じている部分なので、禁煙することで変えられる可能性があるのならすがってみるのもいいでしょう。

肝臓の働きを阻害するのは危険

タバコによる悪影響を受けやすい部位は肝臓です。健康保険を使って病院で調べてもらうこともあるでしょうが、会社などの定期的な健康診断でもよく指摘される項目といえるでしょう。

この肝臓の働きは大きく分けて二種類あります。それは有害物質の解毒と栄養素の合成および変換です。体内に摂取された栄養素を使い勝手の良い物質に変換してくれる作用を肝臓はもたらしてくるのですが、有害物質の除去にかかりっきりになるとその作用が働かなくなります。

タバコには毒性の強い有害物質のアセトアルデヒドが含まれているので、肝臓はこの有害物質除去にかかりっきりになります。この物質が多すぎると肝臓でもさばけなくなるので肝硬変などの症状を引き起こすようになるのですが、この弊害は体内に摂取されたよい栄養成分が効果的に使われなくなることも意味しております。

要するにタバコによる悪影響で、栄養素や酸素が運搬されにくくなるだけではなく、栄養素自体の効率を低下させてしまうので、より発毛効率を低下させているということになります。

活性酸素が一気に増える

女性の方々の喫煙率は若い人を中心に一時期かなり上昇しましたが、平成15年度あたりと比べると5%程度は低下しました。その理由としてよく記載されているのが活性酸素の増加が喫煙者は大きいということでしょう。

この活性酸素が大量発生する原因は体内の抗酸化物質を減少させてしまうタバコの作用によるものなのですが、抗酸化物質には髪の生成に必要なアミノ酸が含まれておりこのアミノ酸も減少してしまうようになってしまいます。

こうなると育毛効率は低下してしまうしかないでしょう。活性酸素が増加することで頭皮の皮脂が異常発生してしまうこともありますので、抜け毛も一気に増えます。

女性目線では、活性酸素の増加は肌トラブルの増加につながるということで嫌う傾向が男性よりも圧倒的に強いのですが、男性でも活性酸素の増加は皮脂量増加につながり抜け毛の増加につながるということで気を付けるべきといえるでしょう。

頭皮が乾燥する

活性酸素が増加することでやたらと皮脂が増加する傾向にあるのですが、タバコを吸うと水分が奪われるようにもなるので、頭皮がカサカサになってしまうこともあります。頭皮も極端に乾燥してしまうと髪が抜けやすくなるので、毛髪トラブルが一気に増えていくのです。

男性の方は皮脂が多くなりがちで女性の方は乾燥しがちというのが通説ですが、タバコによる悪影響でどちらの作用も強く出る傾向にあるので、男性でも女性でもタバコを吸う人は要注意ということがわかってきます。

ビタミンを破壊する

ビタミンにはいろんな種類がありますが、頭皮環境にプラスになる作用が多いのもビタミンの特徴となって言います。例えば、ビタミンAは頭皮の潤いを保つ作用がありますし、ビタミンB2には皮脂の過剰分泌を防ぐことで頭皮の環境を保つ作用が、ビタミンCにはビタミンEの吸収を助ける作用があり、ビタミンEには血管を拡張することで各栄養素が運ばれやすくする作用があるのです。

このように様々なプラス作用をもたらしてくれるのですが、タバコによってこれらのビタミンは破壊される可能性があります。例えば、ビタミンCはニコチンによって破壊されるようになりますし、ビタミンEも同様に破壊されるようになるでしょう。

ビタミンB12もシアン化水素と結合が発生してしまうので足りなくなってしまいます。ビタミンB12が不足すると毛母細胞での細胞分裂が効率的に行われなくなるので、これも致命的なのです。

睡眠障害が発生する

タバコの中に含まれているニコチンは血管収縮作用以外にも血圧の上昇や脈が速くなる作用があり、脳細胞に反応して活性化させる作用もあります。このニコチンは半減するまで約2時間はかかるといわれており、寝る前にタバコを吸う癖がある人は高確率でちょっとした睡眠障害を引き起こしている可能性があります。

寝る前に吸わない方でもニコチンの半分は体内に残ってしまっているため、悪影響は少なからず出るようになるのです。

睡眠における成長ホルモンが最も活発に出てくれる時間帯は、頭皮環境にとっても重要なのですが、その活発な時間は寝入ってすぐの3時間です。ニコチンが体内に残っていると、睡眠の質が低下するのでその3時間の効率も落ちます。

要するに、睡眠による髪の毛のプラス作用もタバコを吸っている人は減らしてしまうということなのです。

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タバコによる頭皮環境への悪影響はすごい

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先ほどの情報はすべて喫煙をすることだけで発揮される頭皮への悪影響なので、どれだけの量があるのかびっくりすることでしょう。それでも一部は抜粋して紹介しているので、文章量は減らしているのです。本格的に説明をしたらその倍以上になってしまいます。

タバコはストレスが溜まっているとついつい吸いたくなる人もいますし、ニコチン依存症になっている人もたくさんいます。

しかし、何とかタバコをやめたいと頑張っている人も世の中にはたくさんいるのです。ネット上ではスポンサードリンク付きの育児ブログなどに日記形式や記事形式でやめるためにどのような努力をしているのか体験談付きで記載している人もいます。

タバコ代も続けるとシャレにならない金額になりますので、自分に合った方法で禁煙する道を見つけるしかありません。危険性が高いことを理解することが辞めるためのチャンスなのです。

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禁煙外来について

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禁煙をする方法はいくつかありますが、その方法の一つとして注目されているのが医師などの力を借りることができる禁煙外来です。これは健康保険なども条件を満たせば使えるのでお勧めとなっています

その条件とは、ニコチン依存症の判定テストが5点以上・1日の平均喫煙本数×これまでの喫煙年数が200以上(35歳未満は不要)・ただちに禁煙を始めたいと思っている・禁煙治療を受けることを文書で同意しているというものです。これらを満たせれば保険適応となります。

禁煙外来は総合病院以外にも内科や循環器科、そして外科や心療内科など様々な診療科で行っているので、自分が生きなれている病院で実行している確率が高いでしょう。

医師が喫煙歴などを把握したうえで禁煙補助薬の処方や具体的な道を提示してくれますので、ヘビースモーカーの方でも安心でしょう。依存性や様々な病気の関係性を医師が理解して指示出しを行ってくれます。

発毛効果はすぐに出るものではありませんが、薬を使った禁煙外来は治療効果がうまく出ているのかはわかりやすいでしょう。確実に禁煙ができているのなら成功ですし、できていないのなら失敗になります。

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禁煙がすべてではない

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もちろん、禁煙するだけで100%髪の毛が生えてくるようになるわけではありません。世の中には酒もたばこも一切しないのにハゲになってしまう人も大勢いるのです。

生活習慣が乱れている人

その中でも最も多いのは生活習慣が乱れている人でしょう。生活習慣の乱れが発生しやすいのは、仕事が忙しく、まともな食事をとることがほとんどできないような、独身一人暮らしの方です。

例えば、毎日朝7時には家を出て仕事が終わって帰ってくるのが毎日22時ぐらいの人たちに、栄養バランスを考えた食事を作って食べろといっても不可能でしょう。家に帰ったら適当にインスタント食品を食べてお風呂に入って寝てしまうと思います。

だからと言ってあきらめてしまったらそこで終わりです。仕方ないと思う気持ちも非常にわかりますが、そこで思考停止しないで、できることから始めてください。特に栄養不足・睡眠不足・運動不足には気を付けましょう。簡単な対策を講じることから始めてください。

これらをあきらめるということは健康面でもあきらめている可能性がありますので、しっかりと立て直しを図りましょう。

強いストレス生活になっている人

強いストレスを受け続けている人は自律神経が緊張状態に常にあるので、血管を収縮させる確率が非常に高く、血行不良になりやすいです。そうなると薄毛になってしまう可能性も高まります。

タバコによるハゲとの関係性は説明しましたが、強いストレスも似たように血行不良による栄養が届かないといった事態を引き起こすので気を付けてください。

ストレスが強すぎる人はアルコールやタバコに逃げる確率も高いので要注意です。それらはさらに薄毛の状態を悪化させます。

シャンプーはあっているのか

女性と比べると美意識が圧倒的に低い男性は、シャンプーなどにも気を遣うことは非常に少ないです。そのため、適当なものを選んで適当に使っているという人も多いでしょう。

しかし、シャンプーは人によって相性が最悪という可能性もあるので、それでも気にしないで使い続けると頭皮環境を悪化させてしまう可能性があるのです。そのため、自分に合ったシャンプーなどを見つけることも大切になります。

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まとめ

禁煙でハゲが完全に治るというわけではありませんが、禁煙による悪影響は非常に強いので、どうしてもハゲを改善したいという人は禁煙をするしかありません。

口で言ったとしてもなかなか成功しないのが禁煙ですので、自分の力以外にも医師の力を借りて禁煙することを強くお勧めします。

現代社会ではたばこ代も急速に値上がりしているので、量を減らしている人も多いでしょうが、髪の毛も気になるという方はこれを機会に禁煙にチャレンジしてみてみましょう。

発毛効果がすぐに出るわけではありませんが、そのチャンスが確実に広がるので、育毛剤などを使っての育毛チャレンジの効果がより出やすくなります。何もやらないよりは確実に良いので動くことから始めましょう。

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