前髪がスカスカな男女に似合う髪型は?自分で出来るスカスカ前髪対策方法!

前髪がスカスカの状態になってきたような気がする、と鏡を見るたびに憂うつな気持ちを感じていることはありませんか。薄毛が進行しているようなら何らかの治療や対策を試みないと、ますます前髪がスカスカになってしまう可能性があります。また元々おでこが広いのが悩みという人もいるでしょう。

前髪が少なくてスカスカ状態にお悩みの人のために、薄毛の治療法やセルフケア、前髪の薄毛が目立たないヘアスタイルなどを紹介します。

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薄毛で前髪がスカスカに

森林浴男性

薄毛で前髪がスカスカになっているのを気にしている人は、少なくないと思われます。男性でも女性でも、スカスカの前髪を気にしている人のための記事がネット上でも見かけられます。

いわゆるAGAが原因で前髪がスカスカになってしまっているのでしょうか。それともその他にも理由があるのでしょうか。

男性型脱毛症(AGA)

男性ホルモンの影響で、髪の正常なヘアサイクルが乱れて起こる進行性の脱毛症です。30代~50代から発症することが多いですが、より早い年代から症状が出る場合もあります。ハゲ方によってM字はげ、U字はげ、O字はげの3種類に分けられることがあります。複数のはげ方を併発する場合もあります。

O字はげは頭頂部の部分からハゲが進行していきますが、M字はげ、U字はげは生え際、前頭部から薄くなっていきますので、AGAで前髪がスカスカになるタイプはこれらのハゲ状態のいずれかと考えられます。

まだ髪が残っているからと油断していると薄毛が進行する可能性があります。時々鏡を見てハゲチェックをして、進行が早いようであれば治療などの対策も必要かもしれません。ハゲ対策の数多くの情報が得られるサイト、ハゲラボさんなどからも情報を得ると良いでしょう。

M字はげ

M字はげはアルファベットのM字ように、生え際の両サイドのみ後退するハゲ方です。M字ハゲタイプは若い人にも見られますが、まだあまり進行していない状態なら髪型である程度カバーできます。

ただしM字の部分を隠そうと前髪をおろすと、かえってスカスカ感が目立ってしまうことがあるので、スタイリングには気をつかった方が良いでしょう。

U字はげ

U字はげはA字はげとも言われています。側頭部の髪は残したまま、前頭部から髪が後退していきます。M字はげと違って前髪の一部でなく全体的に後退するので、薄くなったのが目立ちます。下手に前髪をおろすとかえってスカスカ感が目立ってしまいます。

おでこが広い

AGAではないけれど、もともとおでこが広く、前髪あたりの髪のボリュームが少ないという人もいます。子供のころからずっと、前髪をおろすとスカスカになってしまうという人もいるでしょう。そのような人は前髪をおろせないので、髪をしばるときは前髪も一緒にひっつめてしばることが多いかもしれません。

おでこを出してひっつめ髪にしている女性も結構多いようですが、あまりきつくしばると牽引性脱毛症といって、髪を引っ張り続けることで髪が抜けてしまう脱毛症になる可能性があります。

前髪と分け目の薄毛

前髪と髪の分け目の薄毛が目立つのは、女性の薄毛で多い症状です。

出産後一時的に、また年齢が高くなるにつれて女性ホルモンが減ることで、髪全体の薄毛につながることがあります。

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前髪がスカスカになる原因

マックメガネ男性

薄毛の症状によって前髪がスカスカの状態になってしまうことがあります。それでは前髪の薄毛の各症状は、どのようなことが原因で起こってしまうのでしょうか。

思い当たることで改善、対策できるものがあれば取り組んでみましょう。

ジヒドロテストステロンの増加

ジヒドロテストステロン(DHT)という男性ホルモンが、髪の毛の正常なヘアサイクルを乱し、髪のもとである毛母細胞の分裂を阻害し、抜け毛の原因とされています。

男性ホルモンのほとんどはテストステロンというホルモンなのですが、毛乳頭内にある5αリダクターゼという酵素が、テストステロンをDHTに生成してしまいます。DHTは体毛を増やすはたらきはあるのですが、髪の毛が生えるのを抑制する作用があります。DHTが原因の脱毛症が進行性の男性型脱毛症(AGA)です。

5αリダクターゼには1型と2型の2種類あります。前頭部、後頭部の皮脂腺に1型5αリダクターゼが、頭頂部、前頭部の毛乳頭には2型5αリダクターゼが多く存在しています。2型5αリダクターゼが多い人は髭や体毛が濃い人が多いそうです。

5αリダクターゼがあまりない人、またDHTがあっても毛乳頭のレセプターと反応しにくい人は薄毛の症状があまり見られないそうなので、遺伝的な要因もあるようです。母方の父がはげていると遺伝しやすいという説もあります。

女性ホルモンの減少

女性ホルモンのエストロゲンは、骨粗しょう症の予防や自律神経の調整とともに、美しく健康な肌や髪の成長を促します。女性が成長するにつれてエストロゲンの分泌は増えていきますが、30代半ばごろをピークに分泌量が減っていきます。

50代以降の女性で薄毛の進行が気になるのは、女性ホルモンの減少によるものです。出産直後の女性やストレスなどの影響で、若い女性でもホルモンが減って薄毛になることがあります。

生活習慣

不規則な生活や栄養バランスの悪い食生活、過度のストレスはホルモンバランスの乱れを生じさせます。

若い人で薄毛に悩む男性、女性は、ストレスや食生活などが原因である可能性が高いです。血行が悪いのも頭皮に栄養が行き渡らない原因になるので、運動不足や体の冷えも原因になると言われています。

毛染めやパーマ

カラーリングやパーマは基本的には髪を傷める可能性があります。また頭皮も乾燥しがちな人や敏感な人、セルフカラーやパーマをする人は、頭皮に残った薬剤をしっかり落とせていなくて肌トラブルになる可能性があります。

頭皮が炎症を起こすと健康な髪が生えてこないこともありますので、頭皮にダメージを与えないよう注意が必要です。

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スカスカの前髪を治療で改善

ボストンバッグ男性

前髪の薄毛は治療によっても改善可能です。専門のクリニックで受けられる治療方法にはどのようなものがあるのでしょうか。

AGA治療

日本皮膚科学会のAGA治療ガイドラインによると、男性のAGA治療にはミノキシジルの外用薬と、内服薬のフィナステリドが最も望ましいAランクとして挙げられ、治療改善に効果があるとされています。フィナステリドが成分の薬には、プロペシアや後発のジェネリックが多数あります。Bランクには、自毛植毛術が挙げられています。

AGAは皮膚科に行けばどこでも治療してくれるわけではなく、AGA対策、薄毛治療を専門に行っているAGAクリニックなどで対応しています。

AGA治療薬

AGAの治療薬として使われる内服薬では、プロペシアなどのフィナステリドが主成分の薬、ザガーロなどデュタステリドが主成分の薬があります。フィナステリドは2型の5αリダクターゼに、デュタステリドは1型の5αリダクターゼに作用します。

外用薬ではミノキシジル、またミノキシジルが有効成分のロゲイン、リアップ、ポラリスなどがあります。ポラリスシリーズはミノキシジル以外にフィナステリドが配合されているものもあります。

発毛効果が現れるには4か月~半年はかかります。治療薬の使用をやめればまた髪が生えてこなくなります。薬の使用は副作用を伴うことがあるので、異常を感じたらすぐに担当の医師に相談しましょう。

自毛植毛

頭皮に人工の毛を植える人工毛植毛という方法もありますが、拒絶反応などの危険性があります。自毛植毛なら拒絶反応の危険性がなく、ウィッグより自然で、定着すれば自然な髪のヘアサイクルで髪が成長し、抜けたり生えたりするようになります。他の髪が白髪になれば、植えたところも白髪になります。またウィッグや増毛剤では難しい、M字ハゲにも対応できます。植毛なら生え際部分のみ髪を増やすということも可能です。

自然に自分の髪が生えてくるという点でとても良さそうですが、自分の頭皮を移植するため移植の面積には制限があること、費用が100万円程度かかり、高額なところが短所です。

女性の薄毛治療薬

内服薬ではパントガール、外用薬ではパントスチン、リアップリジェンヌなどが挙げられます。女性の場合、男性用の薄毛治療薬が利用できないことがあります。フィナステリドが入っているもの、ミノキシジルの濃度が高いものは使用できません。

その他の発毛治療

治療薬や自毛植毛以外の治療方法にはHARG療法、ケラステム毛髪再生などの幹細胞を利用した、直接頭皮に施術する治療法があります。AGAのみでなく、女性の薄毛、円形脱毛症にも効果があるとされています。

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自分でできるスカスカ前髪対策方法

白黒写真男性

前髪の薄毛も年齢や遺伝などどうしても避けられない要因もありますが、ストレスや生活習慣による薄毛なら自分でも改善できそうですね。

日頃からできるスカスカの前髪対策方法について、いくつか紹介します。

育毛剤

育毛剤を使うことで髪に良い栄養を与え、頭皮の血流を良くすることで育毛を促進します。有効な成分が各育毛剤によって異なるので、よく確認の上使用すると良いでしょう。

男性用の育毛剤は脂っぽい頭皮向けの清涼剤が入っていることもあります。男性でも男性用の育毛剤が敏感肌の人には合わないこともありますので、そのような場合は男女兼用のもの、また女性用のもので試してみても良いでしょう。

シャンプーで育毛対策

育毛のことを第一に考えて作られた、薬用の育毛シャンプーを使ってシャンプーするのがおすすめです。育毛剤同様、頭皮の肌質によってシャンプーも合ったものを選ばないと逆効果です。脂性肌の人は清涼感の強い育毛シャンプーを、肌が乾燥気味の人は保湿効果の高い育毛シャンプーを利用しましょう。

シャンプーは頭皮や髪の汚れや皮脂を落とすものです。シャンプーでよく頭を洗ったらしっかり洗い流しましょう。育毛シャンプーによっては成分を浸透させるためにシャンプーパックをおすすめしているものもあります。使い方をよく確認の上使用しましょう。

またシャンプー後はタオルドライをしてから、髪をドライヤーでしっかり乾かしましょう。生乾きのまま寝ると、頭皮や髪に雑菌が繁殖する可能性があります。

頭皮マッサージ

育毛剤や育毛シャンプー使用時に、合わせてしてほしいのが頭皮マッサージです。抜け毛、薄毛の原因に挙げられるのが頭皮の血行不良です。血流が悪いと頭皮や髪に栄養が行き渡りません。マッサージをすることで頭皮の血行を良くして育毛対策をしましょう。

指の腹を使って円を描くように、耳の上から頭頂部へ、首の後ろ・後頭部から頭頂部へ、前髪の生え際から頭頂部へとマッサージしていきます。ツボ押しも効果的とされています。

生活習慣の改善

夜更かしや徹夜をすると自律神経失調の原因となります。自律神経の働きがうまくいかないとホルモンバランスが乱れ、血行不良を招くとされています。また睡眠開始後3時間で成長ホルモンが分泌すると言われています。成長ホルモンは肌や髪が健康に育つために必要なホルモンです、徹夜をしたり細切れな睡眠のとり方はしないように、質の良い睡眠をとりましょう。

偏った食生活も髪に必要な栄養分が不足する可能性が高いです。髪はケラチンというタンパク質でできているので、タンパク質を含む食品はしっかり摂取しましょう。ビオチンが不足すると抜け毛や白髪の原因になると言われています。ミネラルもアミノ酸から髪が作られるのに関わっている栄養素ですので、不足しないよう注意しましょう。

ストレス解消方法を見つける

若い人の薄毛が増えたのは、ストレスも原因と言われています。インターネットが普及して便利な世の中になりましたが、SNS疲れという言葉ができるほど、また新たなストレスが生まれてしまいました。ストレスを感じやすい現代社会では、自分なりのストレス解消法を見つけることも重要でしょう。

スポーツ、ジムに通う、カラオケ、女性同士のおしゃべり、ショッピングなどいろいろなストレス解消法があります。ストレス解消のみでは一時的な解消にしかならないという状況なら、ストレスを引き起こしているものを取り除く、例えば生活環境を変えたり、ストレスになる人たちとの交流をやめる、といった行動もできる範囲で必要になるでしょう。

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ヘアスタイルでスカスカの前髪対策

アシメントリー髪型男性

ヘアスタイルを変えることで、前髪がスカスカ状態になっているのをカバーすることもできます。男性、女性別に合う髪型、その他髪型をカバーする方法を紹介します。

男性に合う髪型

生え際の薄さやM字部分を隠すために下手に前髪をおろすと、かえって髪が薄いのが目立ってしまうことがあります。ベリーショートヘアで毛先に束感を作りながら前髪をおろしたり、サイドは刈り込んで、トップは立たせるようにしてボリュームを出すと、前髪の薄さをカバーできるでしょう。

坊主スタイルも薄毛をカバーしやすいです。ベリーショートや坊主スタイルは男性芸能人でもよく見かけますね。ヘアカラーを明るくすると、髪が薄いのが目立たない効果があります。

女性に合う髪型

前髪をまっすぐおろすと薄い前髪が目立ってしまいます。おでこが広めのタイプの人は斜め前髪、または前髪を作らないようにした方が良いでしょう。

ひっつめ髪はおでこが広いのが目立つので避けた方が良いでしょう。

パーマ

パーマでボリュームを出すことで、髪の薄さが目立ちにくいです。

ただあまり薄毛が進行していると、かえって地肌が目立って髪が薄い印象が強くなる恐れがあります。

美容師に相談

インターネットでヘアスタイルの画像を探したり、美容師さんに薄毛部分をうまくカバーできる髪型にしてもらうよう相談してみましょう。

美容師さんのスタイリングで驚くほど髪の薄毛部分が目立たなくなることがあります。

髪型以外の薄毛対策

帽子やバンダナで薄毛部分を隠すという方法もあります。

また薄毛の男性ならヒゲが似合います。坊主スタイルや髪のボリュームがない人だと、口ヒゲとあごヒゲの両方を生やしても清潔感があります。

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まとめ

青い服男性

前髪が薄毛になってスカスカ状態になってしまい、悩んでいる人も少なくありません。発毛を考えるのであればクリニックでの本格的な治療が必要になります。AGAの進行によるものであれば、プロペシアやザガーロなどの治療薬、ミノキシジル配合の外用薬が治療に使われます。女性ならパントガールなどミノキシジルやフィナステリドの成分が入っていない治療薬になります。費用はかかりますが自毛植毛という方法もあります。

まださほど進行していないのであれば育毛剤の使用や、生活習慣等の改善で良くなることもあります。頭皮の血行不良は薄毛の原因になりますので、頭皮のマッサージも薄毛予防に効果的です。

ヘアスタイルを変えるだけでも前髪の薄さをカバーできます。スカスカ状態の前髪を目立たせないような工夫は、脱毛症でなくてもおでこが広くて悩んでいる人にも有効です。前髪が薄いことに悩んでいる方の参考になれば幸いです。

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