頭皮がヒリヒリする原因は?抜け毛が増える恐れも!改善方法も紹介!

なんだか頭がヒリヒリする・・・と感じたあなた。それは頭皮があなたに助けを求めているサインかもしれません。

最初は無視できる程度の小さな違和感かもしれません。しかしそれを放っておくと、しだいに大きくなり、あなたの頭髪環境そのものを破壊してしまう可能性があります。

男性の方、女性の方ともに必見です。頭皮に発生したヒリヒリ感、かゆみ、痛みなどの原因とその予防、対策方法をまとめました。

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頭皮がヒリヒリする原因

頭痛1

頭が痛いと感じることはあっても、「頭皮が変」と思うことはあまり無いかもしれません。ですが、もし頭皮がヒリヒリしている、かゆみがある、痛いなどと感じている場合は危険です。

頭皮に異常があることを察知したら、さらなるトラブルを引き起こす前に対処しましょう。まずは、その原因がなんなのかご覧ください。

頭皮が乾燥している

頭皮がヒリヒリしている状態の場合、そのほとんどの原因は乾燥にあります。乾燥と言われても思い当たることが何もない、と考えたあなたも要注意です。

紫外線による被害

まず、乾燥する要因の一つとして紫外線の浴びすぎが挙げられます。頭皮や髪が紫外線によってダメージを受けて痛んでしまうのです。

見た目はまったく平気でも、頭髪が受けるダメージというのはわかりにくいものです。頭皮は体の中でもっとも高い部位のため、顔面の倍以上の紫外線を浴びるという研究結果があるようです。

肌であれば日に焼けたり赤くなったりして一目瞭然ですが、頭皮や髪にはそれらの初期症状がありません。しかし、その裏では恐ろしい症状が進行している可能性があります。

光老化(こうろうか)という言葉をご存じでしょうか? これは紫外線が肌の奥底まで届き、少しずつ細胞を壊してしまい、結果として肌の老化を招いてしまう現象のことです。

強い紫外線を浴び続けると、あなたの頭皮に光老化現象が発生してしまう可能性があります。そうなると頭皮が硬化し、柔軟性を失ったことにより血流が悪くなります。

血流が悪くなると脱毛を引き起こしてしまう可能性があり、脱毛によってもたらされた薄毛の状態だと、頭皮はさらに多くの紫外線を浴びてしまうことになります。悪循環の極みです。

また、髪というのは体の内側で細胞が角化して、それが表面に現れたものです。つまりはよく言われるように「死んだ細胞」なわけですが、死んでいるのでダメージの回復ができません。

髪の潤いを保つためのキューティクルが壊れてしまうと髪のぱさつき、ごわつき、枝毛、切毛などを招く恐れがあるのですが、一度痛んでしまうと永久に再生できないため、酷くなる一方です。

エアコンからのダメージ

また、自分はインドア派なので外に出ないから大丈夫と思っている方、お気をつけください。紫外線と同じくらい頭皮にとって怖いのがエアコンです。

頭皮や髪にはある程度の潤いが必要なのですが、エアコンはその潤いをいとも簡単に奪っていきます。あるいは破壊します。

まず、夏のような暑い時期の場合、人は外で汗をかいて家に帰ります。頭皮、髪ともに蒸れている状態なわけですが、そこでキンキンに冷えた室内へ直行すると、頭皮が皮脂で汚れた状態のまま乾燥して固まってしまい、ダメージを受けてしまうのです。

冬場は冬場でもともと乾燥していますから、暖をとるためにエアコンを使うと室内はさらに乾燥し、空気中のホコリなども髪に付着して、やはり頭皮によくありません。

エアコンが頭皮に与える上記のような影響は以前から判明していたのですが、やはり快適ですし、現代の生活においては切っても切り離せない存在のため、まるで黙認されているかのような風潮があります。

紫外線とエアコンの風。頭皮や髪は室外でも室内でも、常に危険にさらされているのです。乾燥肌の方は特に要注意です。

ヘアケアのやり方がまずい

毎日しっかりとシャンプーをして、トリートメントで髪に栄養を与えて、仕上げにオイルでコーティングしてばっちり・・・のはずなのに、どうして自分は頭がヒリヒリするんだろう? なぜかゆかったりフケが出たりするんだろう?

そのように思われたことがある方は、一度ヘアケアの方法を見直したほうがいいかもしれません。というのも、前述したようなヘアケア製品はたしかに髪にとって良いものなのですが、ほんの少しの差で髪に悪影響を与えかねません。

シャンプーの洗浄力が強すぎる

まず、シャンプーそのものの洗浄力が強すぎる場合、必要な皮脂まで奪ってしまい、それを補おうと皮脂が余計に分泌され、結果としてフケやかゆみの原因となります。酷い場合は湿疹なども出てきてしまいます。

また、シャンプーをする際、爪を立ててしまったり、あるいは指の腹でゴシゴシ洗ったりしていませいんか? これでは頭皮をタワシにかけているようなもので、デリケートな頭皮に深刻なダメージを与えてしまいます。

指の腹でゴシゴシはセーフでは? と思うかもしれませんがそれは間違いです。なんとなくそのように洗っている人が大半なのではないでしょうか。

ゴシゴシ洗いは新生毛(しんせいもう)を殺す

頭皮には新生毛と呼ばれる毛が存在します。新生毛とは新しく生えてきたばかりの毛のことで、赤ちゃんのようなものです。毛自体が非常に細く、短く、頭皮に対しての固定力が弱いので簡単に抜けてしまいます。

指の腹でゴシゴシ頭皮を洗う行為によって、この新生毛はすぐに抜けてしまうのです。綺麗にしようと必死で洗った結果、新しい髪が育たなくなるなんて嫌ですよね。ゴシゴシ洗いは今日でやめましょう。

すすぎにも罠がある

そして、シャンプーをお湯ですすぐ際にも注意が必要です。さっと洗い流しただけでは頭皮の毛穴にシャンプーが残留してしまう可能性があり、そうなると毛穴が塞がり、ヒリヒリだけでなく炎症やニキビなどを引き起こす原因となってしまいます。

これはコンディショナーやオイルも一緒です。また、整髪料をつける際にも注意しましょう。整髪料が頭皮に付着すると同様の悪影響を及ぼします。つけすぎは厳禁ですね。

頭部神経痛である

ヒリヒリ感よりも明確な痛みがある、頭頂部あるいは後頭部などがピリピリする、ズキズキするという方は要注意です。それは頭皮に影響があるというよりも、頭部神経痛である可能性があります。

頭部神経痛とは?

頭部神経痛とは、頭皮神経痛や後頭神経痛などとも呼ばれ、頭に電気が走ったような痛みが断続的に訪れる症状のことを言います。

髪をとかしただけで痛い、耳の後ろ側が痛い、目の奥底が痛い、後頭部全体が痛い、といった風に感じることが多いようです。痛みを感じる場所によって、大耳介神経痛、大後頭神経痛、小後頭神経痛と細かく分類されます。

何が原因で神経痛になる?

頭部神経痛自体は、頭皮の環境不全によって引き起こされるものではありません。完全に解明されているわけではないのですが、ストレスや姿勢の悪さ、不健全な生活などが原因ではないかと推測されています。

ただ、推測されたストレスなどの要因は、結局のところ頭皮にとって悪いものです。ストレスや姿勢の悪さ、不健全な生活で血行が悪くなり、ホルモンバランスが乱れ、頭皮のターンオーバー(新陳代謝)に乱れが生じてしまいます。

すると抜け毛が増えたり、髪の毛が全体的に細く、質の悪いものに変わったりと、結果として頭皮環境が破壊されてしまいます。

さらに頭部神経痛の痛みも相まって余計にストレスを抱えたり、最悪の場合は不眠症や鬱病を併発してしまう可能性もあるのです。

注意したい三叉神経痛(さんさしんけいつう)

また、これは頭皮環境とは関係ない話ですが、もし鋭い痛みが顔面によく出るという場合は三叉神経痛の可能性があります。これも神経がなんらかの影響を受けて発作的に痛みが出てしまう症状です。

いずれにせよ、何かしらの神経痛の可能性がある場合は要注意です。治療するためには抜本的な生活改善が必要となる場合があります。

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頭皮のヒリヒリや痛みを改善するには?

髪1

頭皮の乾燥、あるいは神経痛によってもたらされるヒリヒリ感や痛みの原因はなんとなくわかっていただけたかと思います。

頭皮に違和感を感じている場合、それが大量の抜け毛などの前兆となっているケースもままありますので、看過せずにしっかりと対処していきましょう。

ヘアケアを見直す

シャンプーからコンディショナー、トリートメント、オイル、男性用育毛剤、女性用育毛剤、スタイリング剤、ヘアカラー剤など、そのすべてを見直してみましょう。

シャンプーに気を遣う

基礎的な部分では、シャンプーなどで頭髪を洗ったらかならず綺麗にすすぐ。オイルや整髪料は頭皮につけないようにする。また、指でゴシゴシ洗ったりしないことも大事です。より詳しいシャンプーの仕方については、長くなりますので後述します。

シャンプーそのものに気を遣うのもいいでしょう。洗浄力が高いシャンプーだと不必要なまでに皮脂を奪ってしまいますので、ノンシリコンやアミノ酸系シャンプーといった頭皮に優しいものを使いましょう。

また、シャンプー等を行う際に、頭皮をマッサージしてみてください。後頭部からゆっくりと全体をなぞるように揉んでいくのです。硬い部分は重点的にほぐしてあげましょう。血行が良くなり、頭皮に栄養が行き渡りやすくなります。

チャップアップは試してみる価値あり

中でも「チャップアップ」はおすすめです。育毛剤も出しているメーカーの品だけあって、髪に対しての細かな気配りが見られます。

石油系界面活性剤等を使用していないことを筆頭に、植物系成分やオーガニック成分が豊富なため、ノンシリコンでありながら極上の洗い上がりを実現しています。

髪染めは慎重に

美容院に通ってらっしゃる方は、頭皮環境を改善したい旨をスタイリストさんに伝えてみてください。快く協力してくれるはずです。カラーリングなどを行いたいと思った時に、自分の髪にとってどうなのかを尋ねてみるのもいいでしょう。

自宅で自らヘアカラーなどを行っている方も要注意です。自分は慣れている、このヘアカラー剤は昔から使っているので最近のヒリヒリには関係ない、という思い込みは捨ててください。

人の肌質は年齢と共に変わっていきます。昔から使っているので大丈夫、というわけではないのです。昔は大丈夫だったカラー剤によってカラーアレルギーや刺激性皮膚炎(接触性皮膚炎)が引き起こされてしまうパターンもあります。

牽引性脱毛症(けんいんせいだつもうしょう)を避ける

また、ヘアケアとはちょっと違いますが、ずっと同じ髪型・分け目にしている方は要注意です。何が悪いのかというと、固定された髪型の場合、頭皮の同じヶ所にずっと負担がかかっていることになります。

その部分を皮切りにして薄毛や抜け毛が始まったり、酷い場合は牽引性脱毛症を引き起こしてしまう可能性がありますのでお気をつけください。

紫外線への対策を

それと頭皮の乾燥を緩和するために、髪・頭皮専用の日焼け止めスプレーを使うように習慣づけるのも良いでしょう。

前述したエアコンによる頭皮への影響を防ぐことは、現代においては難しいかもしれません。しかし紫外線対策の商品ならば既に世に出ていますので、使っておいて損はないはずです。

正しいやり方でシャンプーする

シャンプーに正しい手順があるとご存じない方も多いのではないでしょうか? やり方ひとつで頭皮環境は大いに変わりますので、ぜひマスターしてください。

洗う前に

まず、シャンプーをする前ですが、乾いた髪をブラッシングします。出来るだけ丁寧に、優しく行ってください。こうすることによって絡まった髪をほぐし、付着した皮脂や汚れを浮き上がらせて取れやすくするのです。

次に、お湯だけを使って頭部全体を洗い流します。そう、お湯だけでいいんです。この段階でほとんどのホコリや汚れは落ちていきます。ブラッシングのたまものですね。しかも、このあと行うシャンプーの泡立ちが良くなる効果もあります。

気をつけていただきたいのは、あまり熱すぎるお湯を使わないことです。余計な皮脂を落としてしまい、頭皮の乾燥を招いてしまいます。ぬるま湯を使うようにしましょう。

洗髪

そしていよいよシャンプーですが、原液を手にとって、お湯と混ぜてしっかり泡立てます。原液のまま髪や頭皮につけるのはNGです。あとは爪を立てたり、指の腹でゴシゴシやったりせずに、地肌をマッサージするがごとく優しく洗ってください。

洗い終わっても注意が必要です。前述したとおり、シャンプーが頭皮に残ったままではフケ、かゆみの原因になりますので、入念に洗い流しましょう。お湯を一カ所に当てすぎないようにするのも忘れずに。

このあとリンスやトリートメントを使うなら、地肌につけないようにして、髪の毛だけになじませてください。こちらもまた丁寧にすすぎましょう。

乾燥

乾かす際にはほとんどの方がドライヤーを使うかと思いますが、高温の風を長く当て続けないように、できるだけ早く乾かしましょう。タオルドライの場合は、髪と髪をこすり合わせないようにするのが良いです。

以上で完了となります。少しだけ面倒くさいかもしれませんが、間違ったシャンプーのやり方を続けていたら将来もっと面倒くさいことになりますので、今から髪をいたわってあげましょう。

健康的な生活を送る

頭のヒリヒリや痛みの原因が、シャンプー等が肌に合っていない、といった単純なもので無い場合、頭皮の環境を悪くしている原因が生活習慣そのものに根ざしている可能性があります。

睡眠はしっかりとれていますか? 睡眠不足だと体が機能不全を起こし、食欲がなくなって栄養を摂り損ねてしまったり、せっかく摂れた栄養をうまく吸収することができなかったりと大変なことになります。

また、そうやって栄養素が不足するとストレスが溜まりやすくなります。ストレスの蓄積は内臓や神経に働きかけ、余計に体を悪くしてしまきっかけとなる可能性があります。

そうなるとあとはもう、転げ落ちるばかりです。頭皮に栄養が届かず、悪環境が改善されず、ずっとヒリヒリや痛みがなくならないまま過ごすことになり、それがさらなるストレスを生み、自律神経が乱れ・・・頭皮ばかりか体そのものが壊れかねません。

毎日ちゃんと眠って疲れをとることと、バランスの取れた食事でまんべんなく栄養素を補給して、頭皮に栄養を供給することが大切です。

あるいは、育毛サプリなどを一緒にためすのもいいでしょう。急に食生活を改善するのは難しいかもしれませんが、普段の食事で摂りにくい成分をサプリで補給して髪質の改善に努めましょう。

病院に行く

一番堅実な方法かもしれません。あなたは「頭がちょっとヒリヒリする程度だからまだ問題ない」と考えていても、頭皮自体は崩壊寸前かもしれません。

一人暮らしであれば自分の頭を観察する機会などもそうないでしょうし、炎症やニキビなどのサインを見逃して重大な症状へと発展する可能性があります。

最初の項目で書いた神経痛の可能性もありますし、医師の力を借りたほうが手っ取り早い可能性もあります。赤くなっているなど、見た目からして何かおかしい場合は迷わず病院へ駆け込みましょう。

一般的には皮膚科で診てもらうことが多いようですが、場合によっては神経内科の方が適しているかもしれません。医師と相談しましょう。

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まとめ

いかがでしたか? 頭皮がヒリヒリする、かゆみやフケがある、痛い・・・そういったことを題材にしてに始まった今回の内容ですが、単純に頭皮だけの問題でなく、生活習慣やヘアケア習慣の深い部分にまで根付いた問題であると理解していただけたかと思います。

ほんの少しの違和感でも軽視せずに、自分の生活を振り返ってみてください。思うところがあるなら、躊躇することなく改善に努めましょう。

その小さなヒリヒリや痛みをなくすことが、結果として抜け毛予防、抜け毛対策法になり、未来のあなたの頭髪環境を救うことにつながります。

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