頭皮が痛い原因は?頭頂部や後頭部が痛いのは神経痛が原因かも!それぞれの対策方法を知ろう!

後頭部の頭皮や髪の分け目がピリピリと痛い、と感じたことはありませんか。頭皮の痛みには頭皮神経痛、ニキビ、ヘアカラー剤、頭皮の乾燥、寝癖など理由がいろいろ考えられます。

頭皮が痛い原因と、それぞれの予防対策法を確認し、頭皮の痛みが起きた時に対処しましょう。また頭皮の痛みは抜け毛、薄毛とも関係があると言われています。どのような痛みのときに抜け毛になりやすいのかについてもまとめましたので、参考にしてください。

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頭皮が痛い症状と原因

がっかり少女

頭皮の表面がピリピリとした痛みを感じたことがある人は、少なくないでしょう。頭皮が痛い症状にはどのような原因があるのでしょうか。痛みの部位とともに確認していきましょう。

頭皮の痛みとは

頭皮の痛みと一口に言ってもいろいろあります。指で触っただけで耳の後ろの部分や後頭部や頭頂部がピリピリと痛む、側頭部が痛む、頭皮のある一部がひりひりと痛む、というように痛みの場所が異なったり、触れると痛みを感じる場合があります。

頭皮が痛い原因

頭皮が痛む原因にはいろいろあります。後頭神経痛(頭皮神経痛)、肩や首、頭皮の凝り、頭のニキビ、ヘアカラー剤による頭皮のアレルギー、頭皮の乾燥、寝癖や髪の分け目による毛根への影響などがあります。

頭皮の痛みを解消するためには、痛みを引き起こす原因を知り、それぞれの原因にあった対策方法が必要になります。

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後頭神経痛

頭痛男性

頭皮の痛みといえば、後頭神経痛がまず原因として挙げられます。後頭神経痛とはどのような痛みなのでしょうか。普通の頭痛とはどう異なるのか、症状が似ている頭皮の凝りについても説明するとともに、頭皮神経痛を引き起こす原因と対策について徹底解説していきます。

後頭神経痛

神経痛は末梢神経が刺激されて起こる痛みのことで、ピリピリ、ヒリヒリと形容される痛みです。後頭神経痛は後頭部や耳の後ろ、側頭部などが痛みます。頭皮神経痛、頭部神経痛ともいわれます。激しい痛みが目の奥や首に感じられます。

後頭部の神経には大後頭神経、小後頭神経などがあります。首の根元から後頭部全体、耳の後ろや頭頂部まで伸びています。後頭神経痛は数日で治まることもありますが、数週間と続くことがあります。後頭神経痛は常に痛みを感じるというわけではありません。ピリッとした痛みが数秒から数時間の間隔で繰り返されます。

後頭神経痛の原因にはいろいろあります。肩凝りや頭痛、血行不良、むち打ち症、感染症、骨が神経を圧迫することなどが原因で起こります。また長時間のデスクワーク、パソコンの作業も後頭神経痛を引き起こすといわれています。

偏頭痛との違い

偏頭痛も痛みが激しく、後頭神経痛(頭部神経痛)と間違えそうですが、偏頭痛の場合は痛みとともに吐き気やめまいが起こります。頭皮を押したとき激しい痛みを感じたら、頭皮神経痛の可能性が高いです。

三叉神経痛

頭皮が痛むときは三叉神経痛も疑われます。三叉神経痛は顔面神経麻痺、俗に顔面神経痛とも言われ、顔面に痛み、違和感を覚える症状です。

頭皮の凝り

頭皮の血行が悪いと頭皮が凝って痛みを覚えるときがあります。肩や背中の凝りと同様、押すと鈍い痛みを感じます。頭皮神経痛(後頭神経痛)は頭皮を押さえなくても痛く、押すと激しい痛みがあります。

頭皮の凝りは後頭神経痛の原因と重なるものが多いです。長時間のパソコンによる眼精疲労、肩凝りや首の凝り、ストレスや睡眠不足、運動不足などで引き起こされます。

頭皮の凝りは頭皮の血流が悪いことが原因で起こるため、抜け毛や白髪、また頭痛に発展することもあります。

他の病気の可能性

頭皮の痛みがあるので神経痛かと思って軽く見るのは危険です。頭皮の痛みを感じるなら、貧血、帯状疱疹、くも膜下出血、脳腫瘍、頸椎ヘルニア、頸椎症などの病気の可能性もありますので注意しましょう。痛みを無理に我慢せず、早めに受診して必要があれば検査を受けましょう。

対策と治療法

血行不良が原因の場合は、筋肉をほぐすためにマッサージやストレッチ、軽い運動、なるべく体を温めるように、体を冷やす食べ物を食べないよう注意しましょう。ショウガや唐辛子は体の血行を良くするとされています。

ストレスも血行不良の原因ですので、運動、気晴らしをすることも対処法として挙げられます。長時間のデスクワークは頭痛の原因にもなります。同じ体勢をずっと続けると血行が悪くなり凝りにつながります。時々腕や首をグルグル回したりして、凝りを解消し血行をよくしましょう。

治療は何をしなくても自然と症状が治まりますが、あまりに痛みが長引いたり強い場合は、脳神経外科、神経内科で鎮痛剤、消炎剤の処方、またはステロイド剤の投与が考えられます。

鍼灸治療・整体治療でも後頭神経痛に対応しています。別の病気の可能性もありえるので、レントゲンやMRIの検査を受ける場合もあります。

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ニキビ

青い服女性

頭皮にニキビができても髪があって見えにくく、ついそのままにしがちです。シャンプーをしているときに指で押さえたり、ブラシで髪をとこうとしたときにニキビに当たると痛みがあります。

皮脂の毛穴詰まり

ニキビができるのは毛穴に皮脂や角質が溜まって、アクネ菌が繁殖して起こる現象です。なぜ毛穴に皮脂がたまるのかというと、皮脂の過剰分泌がまず理由としてあげられます。そしてターンオーバーが乱れることでも起きます。

肌の水分が多く柔らかければ、皮脂が詰まりません。肌の生まれ変わりのサイクルであるターンオーバーが早まると、水分が少なくなって柔らかさがなくなります。角質がどんどんはがれて毛穴にたまりやすくなります。

肌のターンオーバーが原因の場合もあれば、シャンプーやヘアケア剤の洗い残しが皮脂のケアが詰まりを引き起こすことがあります。

ストレス

ストレスを感じると、男性ホルモンの分泌が多くなります。

また自律神経が乱れ交感神経が活発になり、ノルアドレナリンが増えます。男性ホルモンもノルアドレナリンも皮脂分泌を活発にします。また男性ホルモンは肌のターンオーバーを速めてしまい、ニキビができやすくなります。

睡眠不足

睡眠量が不足すると、肌のターンオーバーが正常に働かなくなり、毛穴に皮脂や角質がたまりやすくなります。睡眠不足だとニキビができなくても、肌がくすみ、元気のない感じになります。また睡眠不足で疲労がたまるとストレスになります。

シャンプー

ヘアケアの基本であるシャンプーは、洗う方法と選び方の両面から注意を払うようにしましょう。誤ったシャンプー方法は皮膚のトラブルを招き、頭皮ニキビの原因にもなります。

シャンプーは1日1回、なるべく夜に済ませましょう。朝にシャンプーするのがよくないと言われる理由は、夜にシャンプーしないで朝にする場合、汚れや皮脂が頭皮に残ったまま一晩過ごすことになります。汗や皮脂が残ったまま一晩過ごすと、頭皮環境が悪くなります。

また夜も朝もシャンプーをするとなると、洗い過ぎです。シャンプーをし過ぎると、シャンプーの洗浄成分に奪われた皮脂を補おうとして、過剰に皮脂が分泌されることがあります。

洗い方にも注意しましょう。シャンプーは髪とともに、地肌をしっかり洗うようにします。シャンプーやコンディショナーの洗い残しがニキビの原因になることもあります。朝のスタイリングに使用したワックスやヘアクリームの洗い残しも、毛穴に汚れが詰まる原因となります。毛穴にシャンプーやヘアケア剤が残った状態にしないよう注意しましょう。

また肌に合わないシャンプーもニキビの原因かもしれません。脂性肌なのに保湿成分が多く配合されているシャンプーを使うと、皮脂がよくとれてない可能性があります。肌に合ったシャンプーを使いましょう。

改善方法

脂っこいものを食べない、規則正しい生活をして夜更かししない、睡眠をよくとる、ストレスをためないようにするなどの基本的な生活習慣の改善をしましょう。

そしてシャンプーを選ぶときは脂性肌、乾燥肌など肌にあったものを選びましょう。洗うときはシャンプーが頭皮に残らないよう、しっかりすすぎましょう。またシャンプーは夜のうちに、頻度は1日1回がめやすです。

ニキビケア

軽いニキビなら市販薬でケアしましょう。治りが悪いとき、炎症がひどいときは皮膚科に相談しましょう。

シャンプーの洗い残しに注意して、またシャンプーする際にも爪で引っかいたりすることのないよう気をつけてください。

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ヘアカラー剤・パーマ剤

カラフルヘアー女性

美容室でカラーをしてもらうと、ヘアカラーやパーマの薬剤が頭皮にしみることがあります。カラー剤が合わないのに続けて使用すると、思わぬ皮膚のトラブルを招きかねません。

ヘアカラー・パーマ剤の影響

体調が悪い時、肌が敏感になっている時、運動直後の毛穴が開いているときなど、ヘアカラーやパーマの薬剤がしみて痛くなるときがあります。最近の薬剤は刺激が弱いものが多いですが、肌が弱っているときなどはしみることもあります。

美容院で使われている薬剤は多少顔の肌についても大丈夫なぐらい優しいものですが、市販のものは品質では劣るものが多く、また自分で完全に薬剤を洗い落とすのは難しいです。また敏感肌用のスキンケア製品が最近増えてきていますが、肌がデリケートな人は案外多いです。

対処法

体調が良い時にカラーやパーマをするようにしましょう。

もしくは美容師さんにしみるのが気になることを伝えて、地肌に刺激のないような薬剤を塗ってもらったり、何らかの対処をしてもらいましょう。

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頭皮の乾燥

スキンケア

秋冬の乾燥する時期、肌がピリピリと痛みを感じることがあります。頭皮も同じく乾燥していると痛み、かゆみを感じることがあります。

乾燥肌の理由

空気が乾燥する季節は、肌の水分が不足し、カサカサとした肌質になります。また夏でもエアコンの効いた室内で、同じように肌が乾燥します。空気の乾燥する季節、または場所にいたり、紫外線の影響も考えられます。特に頭皮は紫外線を浴びやすいです。

肌が皮脂を分泌するのは肌のバリア機能です、しかしシャンプーで皮脂をとりすぎて、肌に必要な皮脂までとってしまうと肌が乾燥してしまいます。乾燥すると痛みやかゆみを感じることがあります。

アミノ酸系シャンプー

頭皮の地肌が乾燥する人には、洗浄力がおだやかなアミノ酸系シャンプーがおすすめです。頭皮の地肌には必要な皮脂を残したまま、汚れをおだやかに落とします。保湿成分がしっかり入っているシャンプーもあります。

女性用のシャンプーは髪や肌に優しいものが多いですが、男性用のものはすっきりと皮脂や汚れを洗い流すものが多いです。普段は脂性肌でも乾燥する季節は頭皮が乾燥しているかもしれません。頭皮の乾燥肌の予防のためにも、洗浄力の弱いシャンプーを使いましょう。また洗いすぎも乾燥を招くので注意してください。

すこやか地肌

頭皮も乾燥します、保湿で改善を図りましょう。頭皮用の化粧水や全身用のローションを頭皮に塗って保湿をすると効果的です。「すこやか地肌」は頭皮のフケ、かゆみ、炎症を抑える頭皮用ローションです。敏感肌の人にも使えます。キュレルの「ジェルローション」も全身に使え、頭皮にも使われています。

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髪への刺激

金髪女性

髪の毛への刺激、毛根への刺激が頭皮の痛みにつながることがあります。負担をかけないよう髪型にも注意しましょう。

分け目の痛み

髪の分け目が痛むことがあります。髪の毛の自然な流れに合わせて作った分け目や髪型は、髪にあまり負担がかかりません。

毛の流れにさからうよう髪を分けてピンで留めたり、意図的でなくても寝ている時にクセが髪につくことによって、毛根への刺激から頭皮が痛む可能性もあります。

対策法

髪の毛の流れに合わせるように、髪の分け目を作るようにします。また、寝癖ができたときはヘアケア剤やローション、もしくは水で髪の寝癖を取るようにしましょう。

毛の流れに逆らおうとすると、頭皮に余計な力がかかってしまいますので注意しましょう。

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頭皮の痛みと抜け毛の関係

白シャツ女性

頭皮の痛みにはいろいろな原因が考えられました。抜け毛や薄毛につながるものもありました。どのような頭皮の痛みに注意すれば良いか、また抜け毛対策に何をすれば良いかについて確認しましょう。

抜け毛、薄毛になる頭皮の痛み

頭皮の痛みをインターネットで調べると、スポンサーリンクでAGA治療の情報が表示されていることがありますが、頭皮の痛みは抜け毛とも関わりがあります。

血行が悪いと、頭皮の毛細血管を通って届くはずの栄養が、髪に行き渡りません。頭皮が凝っているという状態は、血行が悪い状態です。頭部の神経痛と似ていますが、頭皮を触ったときに鈍い痛みを感じたら、頭皮が凝っている証拠です。凝りはハゲ、薄毛とも関わっていますので、軽く見ないようにしましょう。

また、髪の分け目を固定するのも良くないとされています。本来の髪の毛の流れに逆らった分け目を作り固定することで、毛根への負担がかかり、髪と頭皮に悪い影響が及ぼされます。頭皮ニキビや乾燥肌も頭皮環境の悪化が考えられます。

抜け毛の予防対策

頭皮の痛みに悩んでいる人の場合、抜け毛の予防も重要になってきます。凝りが原因で頭皮の痛みを感じている人は、血行を良くすることが重要です。頭皮のマッサージ、首や肩の凝りの解消も意識しましょう。生活習慣の改善も抜け毛予防になります。睡眠不足、栄養不足も気をつけて、疲労やストレスがたまらないようにしましょう。

またシャンプーを選ぶときは洗浄力が肌に合ったものを使い、洗うとき頭皮に残ったシャンプーをしっかり洗い落とすことも、抜け毛の予防になります。ただし洗い過ぎにも注意しましょう。乾燥肌対策には肌に優しいシャンプーを、保湿のために頭皮にも化粧水や美容液を利用しましょう。

おすすめの育毛剤

少し抜け毛が増えてきた、と感じたら育毛剤の使用もおすすめです。育毛剤には頭皮に栄養を与えて、血行を良くする成分が入っています。男性用の育毛剤ならポリピュアEX、スカルプD育毛トニック、チャップアップなどが人気です。女性用育毛剤ならマイナチュレ、ベルタ育毛剤、花蘭咲などがあります。

育毛剤の成分が異なるので、男性は男性用、女性は女性用の育毛剤を使用しましょう。男女兼用の育毛剤もあります。育毛剤は即効性のあるものではありませんが、使い続けることで効果が上がります。

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まとめ

2人の女性

頭皮の痛みにはさまざまな原因がありました。頭皮神経痛(後頭神経痛)は目の奥や首にも激しい痛みがあり、頭皮を押さえると激しい痛みを感じます。似ている症状に頭皮の凝りがありますが、凝りの場合は触ると鈍い痛みがあります。

頭皮ニキビは皮脂が毛穴に詰まってしまうもの、ニキビケアとともに生活習慣の改善やシャンプーを変えることで改善を図ります。乾燥肌も痛みの原因に、アミノ酸系シャンプーや頭皮にも化粧水をするのがおすすめです。

頭皮の凝りは血行不良が原因なので、頭皮の毛細血管に栄養が行き渡っていないことが考えられます。髪に栄養が行き渡らないと抜け毛、薄毛、白髪など髪のトラブルの原因になります。頭皮の肌のトラブルも同様です。

ふだん髪に隠れて頭皮まで目が向かないことが多いですが、痛みは抜け毛やその他のトラブルのサインです。異変を感じたら原因を調べ、何らかの対策をとりましょう。

  
  

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