髪の毛が薄くなってくると急に気になり出すのが抜け毛の悩み。
今までは髪の毛が抜けているくらい道端に石ころが落ちているくらいの感覚だったのに、薄毛になると急に「また抜けてる!」と過剰に反応してしまうものです。
しかしそのストレスが更に薄毛を加速させる可能性があります。
抜け毛のストレスで更に抜け毛を増やしてします悪循環が発生してしまうわけですね。
今日はそんな抜け毛のストレスを無くし、ポジティブな思考へと変換し、育毛効果を高める方法について紹介していきます。
目次
気にしすぎると抜け毛が増えるって本当?
薄毛や抜け毛を気にしすぎると抜け毛が増えてしまうって本当なのでしょうか?
まずはどうして薄毛発生時の抜け毛を気にしてしまうと抜け毛を加速させてしまうのかについて紹介します。
メンタルの悪化でストレスに弱くなる
抜け毛に敏感に反応する事で、マイナス思考になり知らないうちにストレスを抱えてしまう状態になります。
何かしらの心配事を抱えている状態というのはストレスを感じやすく、素直に楽しめないという負の連鎖が発生します。
何をするにも抜け毛のことを気にして控えめにしてしまうことでストレス発散も出来ません。
精神的に緊張状態になってしまうため結果として抜け毛の増加に繋がります。
ストレスが自律神経を乱す
ストレスによって抜け毛が増加してしまうと言われる原因は、ストレスが自律神経を乱れさせてしまうことが関係しています。
ストレスが最終的に抜け毛に繋がるまでの流れは以下の通りです。
- ストレスの蓄積
- 自律神経の悪化
- 血流の悪化
- 栄養の運搬力低下
- 栄養不足により頭皮の環境悪化
- 頭皮環境の悪化によりヘアサイクルの乱れ
- 抜け毛の増加
- 薄毛につながる
という流れになります。
全てはストレスの蓄積からの自律神経の乱れに発展することで抜け毛と薄毛の問題に繋がるのです。
イジりすぎることで抜け毛を増やす
抜け毛や薄毛を気にして髪の毛をイジりすぎてしまう事で抜け毛の増加に繋がる問題です。
整髪料の過度な使用も関係する場合もあります。
薄毛や抜け毛を気にして、それをカバーしようと髪の毛を触ると刺激によって髪の毛のダメージが増加したり、毛根を傷つけるなどの問題に繋がる可能性があります。
抜け毛が増加しても出来るだけいじらないように注意したほうが良いでしょう。
誤ったヘアケア方法で抜け毛を増やす
薄毛対策のため、とにかく良いとされているヘアケア方法を色々試している内に逆効果で抜け毛が増えてしまう事があります。
シャンプーやリンス、コンディショナーその他ヘアオイルや育毛剤など、髪の毛のケアをする商品はいくつもあります。
しかし、薄毛の問題が発生している人は敏感肌の人が多い中、これだけの沢山の商品を使用していると肌に合わないものも出て来る可能性があります。
それによって抜け毛が増加してしまうのです。
1日に何度もシャンプーをしてしまう、皮脂を取り除き過ぎてしまうと言ったことは特にマイナスとなります。
自分の頭皮状況を正しく分析して、頭皮にあった対策を行うようにしましょう。
抜け毛を気にせず薄毛を改善する7つの方法
ストレス回避をして薄毛改善につなげるための有効な方法を知って対策していきましょう。
有効な抜け毛対策の7つの方法について紹介します。
抜け毛の認識を変えよう
抜け毛に対してストレスを抱いてしまうことは間違いです。なぜなら抜け毛はヘアサイクルの一部だからです。
へサイクルには成長期、休止期、後退期の3つのサイクルが存在します。この後退期のタイミングで抜け毛は発生します。
後退期は髪の毛が抜ける時期でもありますが、新しい成長期の髪の毛が生えてくるための準備期間なので、抜け毛が発生しても逆に成長が止まった髪の毛が新しく生え変わるための重要な時期なのでストレスを感じる必要はありません。
正しく対策している上での抜け毛は寧ろ喜ぶべき正しいサイクルでもあります。
その認識を持った上で、抜け毛を次の髪の毛の成長に移行するために必要な育毛方法を紹介します。
まずは4つの生活習慣改善
まずはじめに行うべき対策法は生活習慣の改善です。
髪の毛の正常な成長のためには欠かせない対策法ですので、しっかり要点を押さえて育毛サイクルを改善していきましょう。
食生活の改善
食生活の改善では髪の毛と頭皮の成長の為に必要な栄養をバランスよく摂取することが重要です。
摂取するべき栄養素は
- タンパク質
- ビタミン類
- ミネラル
この三つの栄養素が重要です。
ビタミンの中でもB群とCは特に重要です。水溶性のビタミンでもありますので定期的に摂取することが重要です。
おすすめの食材としては豚肉、鶏肉、牛肉(赤身)、レバー、マグロ、うなぎ、牡蠣、海藻類、緑黄色野菜、大豆食品、ナッツなどが特に髪の毛の成長には良いでしょう。
偏った食事では逆効果になるのでバランスよく摂取することが重要です!
もし食事から全て摂取することが難しければサプリメントなどを飲んでもいいでしょう。
逆に気をつけたほうが良い食事内容は
- 脂質の多い食事
- 甘い物のとりすぎ
- 塩分の多いもの
です。皮脂の増加や、頭皮に出来物が発生する原因にも繋がりますので偏った食事で栄養バランスを崩さないようにしましょう。
運動不足の改善
運動には4つの嬉しい効果があります。
- ダイエット効果
- DHTの排出でのデトックス効果
- 身体の代謝力アップ効果
- ストレス発散、耐性上昇効果
これらの効果が相乗的に働いて、身体の調子をととのえるとともにヘアサイクルも正常になり髪の毛の成長を促し、抜け毛を減少させます。
DHT(強力な男性ホルモンの抜け毛因子)の排出では抜け毛を根本的に減らして、髪の毛の成長期を長くすることが期待できます。
更に毛根に詰まった汚れを浮き出して洗いやすくなる効果や肥満の防止、筋肉量が増えることでの血流の改善なども生まれます。
総合的にかなり効果の高い対策法です!負荷の高い筋トレ無酸素運動よりも、有酸素運動の方が効果が高いのでウォーキングから始めて、ジョギング、ランニングと徐々に運動量を増やしていきましょう。
睡眠不足の改善
睡眠不足は髪の毛の成長に必要なホルモンの分泌を低下させてしまいます。
睡眠中には成長ホルモンが分泌されていて、このホルモンは若い人の身体には不可欠であり日常生活のストレス耐性を上げるためにも重要な役割をしています。
1日6時間程度の睡眠が良いとされていて、さらに睡眠を取っている22時〜深夜02時までの時間帯で最もホルモンが分泌されるので、この時間までには就寝できている事が重要です。
飲酒喫煙を減らす
喫煙と飲酒は適度に趣味として摂取してる場合にはストレス発散にもなって有効ですが、ニコチン中毒やアルコール中毒となって過剰に摂取している場合には抜け毛の原因となってしまう場合もあります。
これは、喫煙や飲酒等によって体内に摂取されたニコチンやアルコールや一酸化炭素などの毒素が体内のビタミンを破壊し、更に身体的ストレスを内面から発生させていることによって発生しているものです。
喫煙は血流の悪化、栄養の消費、体温の低下などを引き起こします。
アルコールは、ストレスの発散効果や血流の促進効果などはあるものの、過剰に摂取した場合は酔が酷くなることでのストレス、栄養の消費、泥酔によるケア不足などが発生し、抜け毛に繋がります。
どちらも適度に摂取すること、タバコに関しては禁煙することが望ましいですが、禁煙は逆にストレスの原因にもなりますので無理のない適度に喫煙量を減らしましょう。
ヘアケア対策3つ
ヘアケア対策で行ったほうが良いものを紹介します。
あまり多くてもケアが大変なので、特に有効な3つの方法について見ていきましょう。
頭皮マッサージ
頭皮は意外と凝りやすい部分です。
頭皮が凝っていると血流が低下したり、毛穴に汚れが詰まりやすくなったりしてしまいます。
頭皮のマッサージと合わせて、首や肩の凝りも解消するとさらに効果が高まるでしょう。
頭皮だけマッサージしても首や肩が凝っていると、心臓から頭部への血液が滞るのであわせて行うと効果が上がります。
シャンプー剤を見直す
シャンプーの成分を見てシャンプーを選び直しましょう。
洗浄成分が特に重要なのでアミノ酸洗浄成分のシャンプー、防腐剤などの添加物が出来るだけ刺激の少ないものを使用している商品を選んで使用すると良いでしょう。
正しいシャンプー方法
正しいシャンプー法の重要なことはシャンプー剤を付けて洗う行為だけを指すのではありません。
- シャンプー前に熱めの湯シャンで汚れを落とす
- シャンプーは指の腹で揉み込むように洗う
- 髪の毛を洗うのではなく頭皮を洗うことを意識する
- しっかりシャワーで洗い流す
という一連の流れが重要です。
特にしっかり洗い流せていない、湯シャンをせずにシャンプーをするので泡立ちが悪い、髪の毛を洗うことを意識して頭皮が洗えていないという人が多く居ます。
シャンプー方法を誤ってしまうとシャンプー剤を良いものを使用していても台無しになってしまうので注意しましょう。
明らかに多い抜け毛は脱毛症の可能性も
どう考えたって抜け毛の量が増加している。抜け毛が増えている場合は脱毛症の可能性もあります。
脱毛症は自分で治療が可能な場合もありますが、専門的な治療を行わないと治せないもの。考えられる脱毛症とその対策法について簡単に紹介します。
1日に抜ける髪の毛の量
まずはじめに抜けても問題ない程度の髪の毛の量について紹介します。
一般的に抜ける髪の毛の量は1日に50〜100本程度だと言われています。
これは男性であっても女性であっても変わりません。女性の場合は髪の毛の長さが長い分多く感じられるかもしれません。
最も髪の毛が抜けるタイミングは入浴と髪の毛のタオルドライのタイミングです。
1日の平均抜け毛本数の3〜7割がシャンプー〜乾かすまでの間に発生しているという統計もあります。なのでシャンプー時に抜け毛本数が50本程度の場合は特に問題ないという事になります。
男性型脱毛症
男性ホルモンの影響によって髪の毛の成長が阻害されて薄毛になる症状です。
男性だけでなく女性でも発生する脱毛症になります。AGAと呼ばれる脱毛症で、対策も難しい薄毛でもあります。
40代以降に発生する事が多いですが、20代や30代で発生してしまう可能性もあります。
円形脱毛症
原因はストレスやアトピーなどのアレルギー要因、自己免疫疾患が関係していると言われている脱毛症です。
単発型と言われる一箇所に発生している場合は自然治療も目指せますが2箇所以上に発生している場合は治療が難しくなります。
この場合は早めに皮膚科もしくは薄毛専門の病院に行って治療を受けることをおすすめします。円形脱毛症は保険適用での治療が受けられるのでお早めに!
牽引性脱毛症
同じ方向に分け目を振っている。毎日ポニーテールなどの縛る髪型をしている。
などの髪型をしていることで、毛根の同じ箇所に引っ張る力がかかって、その部分だけに抜け毛が増加して薄毛が発生してしまう症状です。
ひどい場合ではエクステを使用した人の前頭部の髪の毛が大量に抜け落ちてしまうという問題も発生しています。
この抜け毛が確認された場合は、出来るだけ髪型を変えて、同じ場所に負荷がかからない様に対策することが重要です。
皮膚炎による脱毛症
脂漏性脱毛症や粃糠性脱毛症などの脱毛症のことで、頭皮に菌が増加することが原因で頭皮に炎症が発生し、頭皮のベタつきやフケの増加を伴いながら抜け毛が増えてしまうので厄介で治療に時間がかかる症状です。
この抜け毛も保険適用内での治療ができます。
皮膚科、薄毛専門クリニックでの治療が可能です。
初期症状で早い段階からの対策では抗菌シャンプーを使用したり、食生活を整えて頭皮に栄養を送ることや、乾燥を防ぐために保湿をしっかり行うことが大切です。
頭皮の炎症は、頭皮の免疫機能が低下している事によって発生しているので、普段使用しているシャンプーが頭皮に合っていない事も関係している可能性もあります。
ヘアケア方法の見直しを行って、問題が再発・慢性化しないように対策していきましょう。
まとめ
抜け毛を気にしている場合、育毛剤を使用することも一つの手です。
しかし、育毛剤にだけ頼る対策法は根本の問題の解決にはならず、育毛剤の使用を中止すると抜け毛は更に増加するでしょう。
まずは自分の抜け毛がどうして発生しているのかを正確に把握して、原因を排除していくことが重要です。
なぜ発生しているかわからに抜け毛は確かに大きなストレスとなります。
抜け毛に対してストレスを感じるのではなく、冷静に分析し対処して改善につなげて行きましょう。
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