シャンプーで抜け毛が増えるの?1日に抜ける本数はどのくらい?抜け毛を防ぐ方法も紹介!

最近、シャンプーした後の抜け毛の本数が以前より増えたなあ、と気になることがありませんか。こんなに抜けて大丈夫かな、体調が悪いのかな、早くハゲてしまいそう、といろいろ心配になってしまいますよね。

ここではシャンプーのあとの抜け毛をチェックする方法と、チェックして危険信号だったときの予防と対策法を、シャンプーの選び方や洗い方を中心に紹介していきます。

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シャンプー時の抜け毛をチェック

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だれでもシャンプーしたあとは寿命を迎えた髪の毛が抜けているものです。シャンプータイムは頭皮や髪への刺激が日常生活の中で一番多くなる時間ですからね。

でもいったいどれぐらいの本数が抜けているのでしょうか、また本数以外にも他にもチェックすべきことってあるのでしょうか。

1日に髪の毛の抜ける本数は?

1日の疲れをとろうとバスタイム、シャンプーをして泡を洗い流したときにハッとさせられるのは、排水溝にたまった髪の毛の本数がなんだかいつもより多く感じるときではないでしょうか。

シャンプーの時に髪の毛が抜けるのは、髪を洗う時に髪をとかしたり刺激が加わるためであって、だれでも抜けるものです。

大体1日に平均100本程度抜けると言われていますが、髪の抜ける本数は個人差もあり、人によっては50本~200本とその数に幅があるようです。

洗髪時に抜け毛の量が増えるのは、気になってしまいますよね。

その抜け毛は自然脱毛?

シャンプーで抜ける毛量がいつもより増えると、もしかしてハゲてしまうんじゃないかと心配になってしまいますよね。抜け毛が多いのは脱毛症の可能性もあります。

髪の生まれ変わる周期、ヘアサイクルや髪の毛量というのは人それぞれですから、抜ける本数も違うでしょう。ただ平均数値よりも大幅に上回るような量の髪の毛が抜けるとき、いつもよりずっと多くの髪の毛が抜けたとき、そして抜け毛を見て普通の毛と違うようでしたらヘアサイクルが乱れている可能性=危険信号かもしれませんので、注意が必要です。

また季節による影響もあります。頭皮の皮脂が多いタイプの人には、湿度が高くて暑い夏は頭皮環境にも良くなく、抜け毛が増えると言われています。

気になる抜け毛、危険サインかどうか毛根の状態もチェック

本数も重要ですが、抜け毛の毛の質、毛根の状態も健康な抜け毛とそうでない抜け毛では違うようです。

正常な髪の毛であれば毛根がふくらんで白くなっていますが、そうでない髪だと毛根のふくらみがなかったり、形がいびつになっています。もしそのような状態の抜け毛が3本に1本も混じっていたら危険サインといわれているようです。また毛先が細いのも髪があまり健康でないと疑われます。

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シャンプーの抜け毛の原因

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シャンプーによる抜け毛の原因ってなんでしょう?シャンプーそのものが悪いのか、それとも他に原因があるのでしょうか。

この抜け毛ってシャンプーが原因?界面活性剤って何?

よく界面活性剤や合成界面活性剤、石油系界面活性剤はお肌に悪いと言われますが、界面活性剤とは何でしょう。

高校化学でも有機化合物のところで習った覚えがある人も少なくないのではないでしょうか。界面活性剤とは分子内に水になじみやすい部分と油になじみやすい部分を持つ物質の総称で、石けんや洗剤、シャンプーはこの界面活性剤のはたらきで汚れを落としてくれます。

汚れを落としてくれるわけですから界面活性剤そのものが悪玉というわけではないようです。界面活性剤にもいくつか種類があり、洗浄力の強いシャンプーは炎症、抜け毛、フケの原因となることも。自分に合ったシャンプーを使うとトラブルが回避できるでしょう。

また必要以上にシャンプーをしすぎて、頭皮の皮脂が過剰分泌を起こし、炎症を起こすケースもあるそうです。選び方にも洗い方にも注意が必要ですね。

シャンプーとヘアサイクル

ご存知のように自然と髪は抜けてまた新しく生えてくることをくりかえしています。このような髪の毛の生えかわる周期をヘアサイクルといい、このヘアサイクルには成長期、退行期、休止期があります。

髪の根もとにある毛母細胞が分裂して髪の毛になっていくのですが、その毛母細胞が分裂する時期を成長期といいます。ヘアサイクルのほとんどがこの成長期です。

頭皮に合わない洗浄力の強いシャンプーを使ったり、頭皮にダメージの出るような洗い方をすることで、このヘアサイクルが乱れて髪が成長する成長期が短くなることがあるようです。

髪の毛の毛穴がつまることで頭皮のトラブルにつながることも。洗いすぎはよくないですが、汚れた頭皮のままにするのもよくありません。

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シャンプー以外のタイプ別抜け毛の原因

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シャンプーの時に抜け毛が増えたからといってシャンプーだけが原因ではありません。いろいろなタイプの抜け毛の原因が考えられます。

栄養不足

一人暮らしを始めて外食やインスタントのものが増えて栄養のバランスが偏ったり、ダイエットや激しい運動、仕事が忙しかったりして1日に必要な熱量が足りていないと、体も髪も痩せてしまいます。特に女性は栄養不足が抜け毛の原因になることが多いようです。

神経質になりすぎる必要はありませんが、食生活を見直して栄養不足にならないよう、ある程度バランスのよい食事をとりましょう。

血行不良

運動不足、仕事でデスクワークの時間が増えて、肩こりに悩まされていたりすると、血行不良が起こりやすいです。

また休みが少なかったり、睡眠不足、ストレスを感じている、過度の飲酒や喫煙も血液の流れを悪くすると言われています。

男性に多い頭皮環境のトラブル

頭皮がべたべたしたり脂っぽい皮脂性頭皮、また頭皮をよく見ると赤みを帯びているなど何らかのトラブルがある場合、脂漏性脱毛症や脂漏性皮膚炎、または何らかの皮膚の病気や炎症の可能性があります。

原因はワックスなどの整髪料を使ってそれがシャンプー時によく落ちていなかったり、何らかの病気の兆候かもしれません。頭皮環境改善をはかるよう気を使うことも重要ですが、気になるときは自己判断で済ませず、専門機関に相談しましょう。

女性に多い女性ホルモンの乱れによる脱毛

頭皮の血行不良も多いですが、女性は妊娠や出産が原因で抜け毛になることも少なくありません。ストレスによる円形脱毛症、産後脱毛症、分娩後脱毛症などがあります。

ドライヤーと抜け毛

女性は髪を伸ばしている人が多く、濡れたまま寝ると朝のスタイリングが大変なのでしっかり乾かしている人が多いかもしれませんが、髪の短い男性は軽く自然乾燥して、または濡れたまま寝てしまう人もいるようです。

髪が長時間濡れた状態に置くのは頭皮や髪の健康にもよくありませんので、ドライヤーを使って乾かしてから寝るようにしましょう。

詳しくは、ドライヤーを使用しないと薄毛になるって本当なの?薄毛予防に効果的なドライヤーを紹介!

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抜け毛予防対策に!シャンプーの選び方

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抜け毛予防対策に、どんなシャンプーを選んだら良いのでしょうか。

シャンプーの効果は?

シャンプーするたびに抜け毛があるけれど、シャンプーは髪の毛に良くないのでしょうか。もちろんシャンプーそのものが悪いというわけではありませんが、乾燥しやすい頭皮の人が、さっぱり洗い上げるタイプのシャンプーを使っていたら、肌に悪いでしょう。

髪の毛で見えにくいですが、意外と頭皮はデリケート、自分では気づかなくても、赤みがあったり吹き出物ができていることもあります。

頭皮タイプには大きく分けて脂質肌、普通肌、乾燥肌がありますので、自分の肌質を知ってシャンプーを選ぶと良いでしょう。

シャンプーで育毛効果?

育毛シャンプーという商品があります。口コミ記事でもいろいろ紹介されていますが、シャンプーしただけで育毛効果、発毛効果を望むのは難しいでしょう。育毛成分は入っていても洗い流してしまうので、育毛剤との併用が望ましいです。

ただし、抜け毛の原因が頭皮の皮脂などの頭皮環境によるものであれば、低刺激で頭皮ケア成分が含まれた育毛、発毛シャンプーによって抜け毛の改善を実感できるかもしれません。もちろん頭皮の状況によっては育毛シャンプーにこだわらず、肌に合ったものを選べば改善が見込まれます。

どんなシャンプーが髪の毛にいいの?

市販のシャンプーは女性向けに香りが重視されていたり、男性向けには洗い上がりがさっぱりしたものが多いです。上でも述べたように肌に合ったものを使うのが良いので、人気だからという理由のみでは選ばないようにしましょう。

あまりさっぱりしすぎるものは頭皮の皮脂を落とし過ぎて、頭皮のダメージを招いて乾燥、フケなどのトラブルを引き起こす可能性もあります。

シャンプーの成分 界面活性剤って危険?石油系と天然系の違い

界面活性剤はシャンプーや石けんに含まれていて、汚れを取り去ってくれる成分ですので、「界面活性剤成分が入っているものはすべて危険」ということわけではありません。

シャンプーに含まれる界面活性剤をもとにしてシャンプーの種類を大まかに分けると、天然系合成界面活性剤を主な原料にしたアミノ酸系と石けん系、石油系合成界面活性剤を主な原料にした石油系、高級アルコール系シャンプーに分けられます。アミノ酸系や石けん系シャンプーは肌に優しいといわれています。

市販のシャンプーでよく売られているのは石油合成系活性剤とか石油界面活性剤、石油系などといわれるグループに入る高級アルコール系シャンプーですが、その中でも弱酸性のシャンプーが売られています。弱酸性というと肌への刺激が弱そうですが、皮膚科医の中には弱酸性は肌への負担が高いと考えている医師もいます。免疫力の低い人には向いていないという説もあります。

ただし、パーマ、カラーリングした髪には弱酸性がいいと言われていますし、天然系界面活性剤を主原料にした石けん系は弱アルカリ性ですが、脂性肌の方にはこちらの方が合うと言われています。アミノ酸系は頭皮に優しく女性のデリケートな肌にも優しいと言われています。肌への優しさ重視なら、ココイルグルタミン酸、ヤシ油脂肪酸、ラウリン酸などアミノ酸系成分が含まれたシャンプーを選ぶと良いでしょう。

またシャンプーには多くの添加物が含まれていますので、肌のデリケートな人は成分のチェックもしておきましょう。

男性向け、女性向け、自分に合ったシャンプーを選ぶ

結局は自分の肌に合ったシャンプーを選ぶのが、抜け毛などのトラブルを予防することにつながっていきます。

さまざまな頭皮ケア用シャンプーが最近は手に入りやすくなりました。いわゆる育毛シャンプーの価格相場は3000円から5000円ぐらいです。もっと安いものも、また高いものもありますが、シャンプーは頭皮ケアのための毎日の習慣に欠かせませんので、コスパを考えたセレクトをしましょう。

男性は脂性肌の人、仕事で汗をかきやすい人には洗浄力のあるものを、あまり洗浄効果が高いシャンプーは抜け毛が増えるといわれているので、シャンプーでさらに頭皮環境を悪化させないよう注意してください。肌がデリケートな人、女性ならアミノ酸系、無添加シャンプーを選んで頭皮ダメージをなるべく避けるよう、洗浄成分にも注意して、洗浄力の優しいものを選ぶと良いでしょう。

育毛対策として男性向けならチャップアップ、女性ならharu黒髪スカルプ・プロなどのシャンプーを美容師さんもおすすめしているそうです。口コミや成分を参考に、自分に合ったものを選ぶといいですね。

抜け毛、薄毛対策にシャンプー選びは重要です。AGA(男性型脱毛症)の人もシャンプー対策は必要と言われています。誤ったセレクトをしてしまうと抜け毛の原因となってしまいますので、頭皮ケアの意味でも自分に合ったシャンプー選びをしましょう。

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抜け毛の予防対策 正しいシャンプーの洗い方

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抜け毛対策・方法として、正しいシャンプーの仕方で洗うようにしましょう。

シャンプーの回数と時間帯

頭皮の汚れ具合には個人差もありますが、しっかり洗った後でも半日もすれば頭皮に皮脂はたまってくるそうです。1日の汚れをとって就寝するよう、毎日寝る前に洗いましょう。

朝シャンプーをするという人もいると思いますが、汚れた髪のままで一晩過ごすのは頭皮環境にとってもよくありませんので、清潔な髪と頭皮の状態で寝るようにしましょう。

シャンプーの洗い方

まずシャンプーの予洗いからします。お湯で髪をまず洗って、汚れを落とすのが基本です。それからシャンプーを泡立てて、地肌を洗うように指に力を入れて洗います。頭皮を傷つけないよう爪は立てないようにしてください。また洗ったあとはよくすすぐようにしてください、頭皮に洗浄成分が残っていると頭皮トラブルの原因になります。

またこのシャンプーのときに、マッサージをするのも頭皮の血行を良くするという意味でもおすすめです。

リンス(コンディショナー)やトリートメントは、特にトリートメントは髪の水分をとってからの方が、保湿成分が髪に浸透しやすいです。コンディショナーやトリートメントは髪にうるおいを与えるものですので、普通はあまりしっかり流すことはありません。

油分が地肌に残っていてもこちらも頭皮に負担がかかってよくありませんので、毛先を中心に塗るようにして、時間をおいたらざっと洗うようにします。

シャンプーの後はタオルドライして、水分をある程度飛ばしてからドライヤーでしっかり乾かします。

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おすすめの抜け毛予防・対策とポイント

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シャンプー以外にも抜け毛、育毛対策をしておきましょう。

育毛剤

育毛効果が高いのはやはり育毛剤です。シャンプーだけでは頭頂部の薄毛まで直してくれる、とまではなかなかいかないでしょう。育毛剤はその配合されている成分と肌質の性差も考慮されて、シャンプー同様に男性用と女性用があります。

いろいろな口コミもありますが、肌に直接つけるものですので、成分、効用など公式サイトでもよく確認しておきましょう。

女性用育毛剤は女性のデリケートな肌質にも合わせて作られていますので、肌の弱い男性利用もあるようです。

育毛剤の効果は少なくとも半年は必要とも言われています。根気よく他のヘアケアと並行して使用していきましょう。

頭皮マッサージ

薄毛対策には頭皮マッサージもおすすめです。マッサージをすることで頭皮の血行促進が望めます。

こめかみ付近から耳の上まで、親指は耳の後ろに固定して、親指以外の4本の指で円を描くようにマッサージします。そして下から上へ向けて、血流の向きと合わせてマッサージします。あまり力を入れ過ぎないように。シャンプー時や育毛剤を塗った後のマッサージが効果的と言われています。

自分でマッサージするのがうまくできない人は、マッサージ用の器具も売られていますので、そちらの利用を検討してみても良いでしょう。またブラッシングも頭皮ケア効果があります。

生活習慣

一般的によく言われていることですが、健康な髪は健康な体が基本です。

バランスの良い食生活、過度の飲酒や喫煙を避け、またストレスとためないようにするように、生活習慣の見直しも必要です。

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まとめ

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シャンプーの抜け毛が急に増えると本当に心配になりますね。シャンプー自体が原因の場合もあれば、他にもさまざまな原因が考えられました。まずは原因を確認しましょう。

1日に抜ける髪の毛の本数は100本前後、そして健康な髪なら毛根が白くふくらんでいます。抜け毛の状態をチェックしてよくない状態であれば何らかの対策を、場合によっては専門機関にも頼りましょう。

抜け毛、薄毛、育毛対策は結局日頃からのケアが重要です。

対策が必要な状態であれば頭皮や髪質に合った、肌に優しいシャンプーを使うこと、正しいシャンプーの洗い方をすること、髪をきちんと乾かして寝ることを心がけましょう。育毛剤やマッサージといった育毛対策、日ごろの生活習慣の見直しがポイントです。

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