生え際の薄毛はAGAが原因の可能性大!日本男性の3割が薄毛に悩んでいる!

男性にとって最も脅威となるハゲの原因はAGAです。現代人はこのAGAへの対抗策がどれだけ考えられて実行されているかで、将来的に禿げるかどうかも大きく変わってきます。何もしていない人たちはむしろ若ハゲになってしまう可能性すらあるでしょう。

そこで、今回はAGAになっているかどうかの見極め方法として、生え際がどうなるのか、初期症状は何なのかを解説し、対策はどうしたらいいのかを考えていきます。

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AGAとは何か

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Agaとは「Androgenetic Alopecia」の略称で日本語にすると「男性型脱毛症」となります。名前の通り男性に発症することが多い抜け毛や薄毛の原因となるものです。ただし、男性に発症することが基本的ではあっても、女性でも発症するケースがあるのです。その場合はAGAではなくFAGA(女性男性型脱毛症)と呼ばれております。

AGAになるとどうなるの?

AGAになってしまった場合は発症した人のヘアサイクルが乱れて、毛が細くなり最終的には全く生えないようになってしまうのです。人間の毛髪のヘアサイクルとは成長期⇒退行期⇒休止期⇒脱毛⇒成長期という形で繰り返しており、成長期が2~6年は正常な人はありますので、しっかりと太い毛が生えてくるのです。

しかしAGAになってしまうとこの成長期が極端に短くなり数カ月から1年程度になってしまうでしょう。普段なら2年以上かけて太くなる髪の毛が数カ月で成長を止めてしまうようになるので、どうしても細くなってしまいます。

これを何度も繰り返してしまうと成長期がだんだんと短くなっていってしまうのでしまいには生えなくなってしまって、完全なハゲに近づいて行ってしまいます。

仕組みについて

このAGAに対抗するためにはどうしてAGAになってしまうのか、その仕組みや機序を理解する必要があります。この仕組みをざっくりと説明すると体内にある男性ホルモンのテストステロンが毛乳頭にある酵素の5αリダクターゼによってジヒドロテストステロン(DHT)と呼ばれる男性ホルモンに変化してしまうことにあります。

このDHTが男性ホルモン受容体の「アンドロゲンレセプター」と結合してしまうことで「TGF-β」というタンパク質が毛乳頭細胞内で誕生し、「FGF-5」という因子に脱毛指令を出すようになって抜けるようになるというものです。

また、DHTを生み出す酵素の5αリダクターゼは1型と2型が存在しており、2型のほうがAGAの発症に作用していると考えられております。というのもこの2型は頭頂部や前頭部に多く存在しており、その部分は高確率でAGAになるとはげていくからです。

1型は全身の体毛の皮脂腺に存在しているのですが、1型も多少は薄毛の原因になってはいるといわれるようになっています。それでも、この2型のほうがハゲになってしまうので危険であるという考え方のほうがまだまだ主流です。

昔の噂話も信ぴょう性がある?

ハゲになってしまう人はどのような人なのかという昔からある噂に、頭をたくさん使う人とか、ひげや体毛が濃いめの人はハゲになりやすいというものがありました。そのうち体毛やひげが濃い人がはげやすいというのは事実になりそうです。

体毛やひげが濃い人からすると絶望的になってしまうお話ですが、2型の分泌量が多い人というのは必然的にひげや体毛が濃くなる傾向にあるので、普通の方々よりもAGAになりやすいのです。

逆に1型の分泌量が多いという人は脂性の肌になってしまいがちで、ニキビなどの肌トラブルが多発するようになります。こちらも、頭皮が油っぽくなってしまう可能性が高いので、禿げる可能性は出てきてしまうと考えてください。

AGAになりやすいかどうかは運もある?

AGAになりやすい人となりにくい人というのは実際にかなりの差があります。AGAになってしまう手順を考えるとテストステロンが分泌される⇒毛乳頭などの5αリダクターゼと結合しDHTが発生する⇒発生したDHTと毛乳頭細胞のアンドロゲンレセプターが結合しTGF-βが生成される⇒脱毛指令が出るようになりAGAになるというものです。

遺伝が関係している

まず、このテストステロンの分泌量は遺伝によって左右される部分も多いので、生まれた時から少なめの人はDHTが発生しにくく、AGAになる確率は低いです。また、DHTを作り出すのに必要な5αリダクターゼも遺伝によって多いか少ないかが変わってきますので、2型が少ない状態の人はAGAになりにくいです。

さらに、DHTが誕生したとしても男性ホルモン受容体のアンドロゲンレセプターの感受性がそこまで高くない人は、DHTと結合することはないのでAGAになりません。この感受性の高さも遺伝によるところが多いので、個人差がかなりあるのです。

よく、親や親類にハゲが多い人は将来的にハゲになる確率も高いといわれておりますが、遺伝によってAGAになりやすいのかどうかが決まる部分が多々あるので、家系的にハゲがいない人はAGAになりにくく、ハゲが多い人はどうしてもAGAになりやすい状態にあると考えてください。

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AGAになると生え際にダメージがくる?

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それでは生え際の話をしていきましょう。ずばりAGAになってしまった場合は生え際にダメージがあるのかどうかです。基本的に5αリダクターゼ2型の存在が集中しやすい頭頂部と前頭部に影響が出てしまうので、そこから薄れていくのですが、薄れ方が異なっており進行パターンも違うという点にも注意しましょう。

ちなみに、AGAの場合は後頭部と側頭部の髪の毛は無事に残るのでその部分は特に気にしなくてもいいでしょう。生え際と頭頂部に注目してください。

AGAになるとどのように薄毛になっていくのか?

実はAGAには症状の進行の仕方および発症の仕方がいくつか別れているため、自分はAGAではないと思っていたけど実はAGAだったというパターンもあるのです。そこで、タイプ順にどのように分けられているのかを見ていきましょう。

M字タイプのAGA

AGAになってしまうことで生え際にダメージが入るタイプその1です。いわゆるM字ハゲというものは、AGAである確率が非常に高いと考えられております。

このタイプの人は先ほど説明した5αリダクターゼの2型が前頭部の特にM字部分に集中して存在している可能性が高く、親類にも前頭部からハゲになっている人が多いのではないでしょうか。

また、このM字ハゲも進行してしまうことで頭頂部が薄れていってしまい最終的には前頭部と頭頂部の髪の毛がごっそりなくなってしまいます。

O型タイプのAGA

O字ハゲというのは頭頂部のほうがAGAの影響が深刻で、前髪は残っているけどつむじ周辺から薄くなってしまうタイプです。いわゆる河童ハゲなんて呼ばれるタイプですが、こちらも原因となる5αリダクターゼの2型が頭頂部に集中して存在している可能性が高いと考えられております。

これも同じAGAなのでヘアサイクルが乱れて抜け毛になってしまう仕組みは同じですが、生え際と違って気が付きにくいという厄介な部分がありますので、ふとした調子に鏡を見てみると絶望するというケースもあるようです。

U字タイプのAGA

これも生え際にダメージが入ってしまうタイプのAGAです。しかし、M字タイプとは違って全体的に前髪が後退していきます。これも原因は同じでDHTを生成する酵素の5αリダクターゼの発生が前頭部全体に多くなっていることにあるでしょう。M字型の人と似てはいますが、全体的に後退することになるので昔の写真と今の自分の写真を比べると愕然としてしまいます。

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AGAの発症率について

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AGAは遺伝による部分も非常に多いので、人によっては一生気にすることなく過ごせる人もいれば、若いころから悪影響が出てしまって心配しながら対策にいそしむ人もいます。そこでAGAの発症率がどうなっているのかを見ていきましょう。

基本は高齢者になるほど危険

実際にAGAに苦しめられている人たちがどの程度いるのかを調べた年齢別の発症率を取りまとめたデータというのが実は公開されております。これを見てみると、AGAは思春期を過ぎた20代から早い人は発症するものではありますが、基本的に30代まではこのAGAになっている人は少ないようです。

急増するのは40台になってからです。発症率が40代では32%、50代では44%、60代では51%、70代では61%となっており、非常に高確率になります。平均的で考えると日本人男性のだいたい3割がこのAGAに苦しめられているようですが、欧米人だと5割となるのでまだましであることもわかります。

発症してしまったらアウトである

このAGAの非常に厄介なところは、発症してしまった場合は放置しても治ることはないということと、進行性であるため放置しているとゆっくりと確に悪化してしまってハゲ頭になってしまうというところにあります。

20代や30代の人の場合は発症する確率は低めであるということが統計学的なデータで分かりましたが、それでも0%ではありません。20代でも6%で、30代でも12%はあるのです。

この数字を多く見るのか少なく見るのかはその人次第ではありますが、1割の人が当てはまると考えられるのなら、自分ももしかしたら危険ではないのかと考えられるのではないでしょうか。

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AGA以外で生え際が後退するものはあるの?

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AGA以外にも抜け毛や薄毛になってハゲになってしまうような症状はいくつかあります。それではそれらの症状を一つ一つ確認して、生え際に影響がありそうなものを調べていきましょう。

円形脱毛症なら生え際も怪しい?

円形脱毛症は頭部に10円玉ほどの大きさのハゲができてしまうものではありますが、この病気は症状が悪化すると、一箇所だけでなく数箇所が抜けて面積が拡大してしまうこともあります。こうなると前髪も抜けてしまうことがありますので、生え際が後退することもあるでしょう。

円形脱毛症でも悪化してしまうと複数の個所に発症するだけではなく、完全に髪の毛が抜け落ちてしまうことすらありますので、注意してください。AGAは思春期を過ぎた人が発症しやすいですが、円形脱毛症は若いうちでも発症することがありますので10代での抜け毛はこちらを気にしたほうがいいかもしれません。

若年性脱毛症は生え際が危険?

若い人を悩ますハゲの原因の一つに若年性脱毛症と呼ばれるものがあります。これは10代〜30代でAGAになってしまうものなので、結局はAGAが原因となっているものなのです。

AGAについては詳しく解説いたしましたが、この若年性脱毛症になってしまうと高確率で生え際が後退します。治療を施さないとそのまま頭頂部まで禿げてしまうパターンに陥るでしょう。

脂漏性脱毛症でも生え際に影響が出るかも?

脱毛症の中でも男性を苦しめる傾向にあるのがこの脂漏性脱毛症です。これは皮脂の増加によって炎症が多発するようになり、髪の毛がうまく育てられる環境がなくなってしまって禿げてしまうものとなっております。

現代日本人は昔の人たちと比べて油や糖質の摂取量がはるかに増加しているので、頭皮が油っぽい状況にある人も多いのです。そのため、この脂漏性脱毛症になってしまう確率も上がっていってしまっているといわれております。

これは頭皮のどの部分がより油っぽいのか、炎症が発生しているのかによって抜け毛が発生する部分も変わってきますが、生え際が油っぽいという人は生え際にダメージが行くようになってしまいます。

休止期脱毛症になった場合はどうなる?

休止期脱毛症とは何らかの原因で不正に休止期に入ってしまい、抜け毛の量が急速に増えてしまう脱毛症状です。その原因はストレスや栄養不足などが考えられておりますが、いまだにわからない部分も多い厄介な脱毛症状となっております。

ただし、この休止期脱毛症になってしまった場合は、生え際から後退するという記述は見つからなかったので、AGAのように生え際から後退するような脱毛症ではないのでしょう。

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生え際を守るためのAGA治療について

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いろいろと他にも生え際をいじめてしまうような症状はなんであるのかを調べてまいりましたが、現代人で生え際が後退するよう脱毛症状が出るのは高確率でAGAであると考えていいでしょう。

そのため、まずは最も有効なAGAの治療法を調べます。AGAクリニックでは様々な発毛治療が用意される時代になりましたが、どれが最も良いのでしょうか。

AGA治療のガイドラインがある

基本的にこのAGAに対抗する手段は少ないです。日本皮膚科学会が公表するガイドラインにどれがAGA治療効果があるのかをランキングを付けて公表しております。薄毛対策をしたいという方は必ず確認してもらいたいランキングです。

このランキングはAが行うよう強く勧められており最も安心して実行できAGA治療開始をしたい方すべてに推奨できます。BはAほどではありませんが、行うように勧められるものです。C1になると十分な根拠がないという扱いになり、C2では根拠がないので勧められないという扱いになってしまいます。Dに至っては勧められないと論外な扱いです。

このAランクに該当しているのが「フィナステリド」や「ミノキシジル」といった薬を使った投薬治療になります。Aランクはこの2つだけです。Bランクは自毛植毛術という植毛の中でもはやりつつある方法です。AGAに対する薄毛治療薬や薄毛治療法としてはこの3つが安心できるものとなっています。

C1には塩化カルプロニウム、t-フラバノン、アデノシン、サイトプリン・ペンタデカン、ケトコナゾールなどの成分が該当しており、C2はセファランチンでDは人工植毛術です。自毛植毛術ならある程度推奨できるのですが、人工植毛術では安心できないという結果になっております。

Aランクの薬は気軽に手に入る?

Aランクの最も安心できる方法は「フィナステリド」や「ミノキシジル」を使うことです。しかし、このフィナステリドはドラッグストアで買えません。この薬は処方箋薬に指定されており、医師から処方される必要があるのです。

ちなみに、このフィナステリドは5αリダクターゼ抑制作用がある有効成分の一つなのです。この成分を含むAGA治療薬として売られているものはプロペシアとなります。プロペシアのジェネリック医薬品が「フィナステリド錠」という名前で発売されているのでそちらの名前のものを見かけることもあるでしょう。

この処方箋を入手するためには皮膚科やAGA専門クリニックにいってヘアメディカルを受けてAGAと判断される必要があります。皮膚科ではAGAに詳しくない可能性がありますが薬は処方してもらえるのです。

しかし発毛専門クリニックやAGA治療専門クリニックのほうがヘアメディカルは得意ですし、薄毛対策に何をしたらいいのか専門的なアドバイスをもらうことも可能でしょう。治療実績もあるところが多いので専門クリニックを使うことをおすすめします。ただし、薄毛治療は保険がきかないので、AGA治療法として信用度が高くても治療費が高めになってしまうということは覚えておきましょう。

個人輸入代行などの手もあるけど…

個人輸入をすることで海外から入手すれば処方箋がなくても入手は可能です。代行業者に依頼することで商品の手配や手続きは行ってくれますので、入手も気軽の行えるようにはなっております。ただし、海外製品のものが日本人に相性がいいのかは疑問符が付きますので、あんまりおすすめできません。

それよりも、やはりクリニックや病院に赴き、しっかりとカウンセリングを受けて薬を処方してもらうことを推奨しております。AGA対策の発毛方法としてはそれが一番信頼できるのです。

ミノキシジルは入手可能?

ミノキシジルはドラッグストアで購入が可能です。これは「リアップ」というとっても有名な発毛剤に含まれているので、そちらを購入して使うのが一般的となっております。最も気軽にできる治療方法であり、発毛効果も期待できるやり方なので、AGAかもしれないという方はミノキシジルの効果狙いで育毛剤のような外用薬を試しましょう。

本当に効果があるのかが心配という方は毛量が増えたといった口コミ評判がどれだけあるのかを確認するのがベストです。簡単に購入できるものになるので、効果があるのかどうかもわかりやすい状態になっております。公式サイトを調べるのもいいでしょう。

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生え際が気になる方はAGAかどうかを調べよう!

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生え際に悪影響が出るのは高確率でAGAとなります。そのため、その状態を改善するにはクリニック治療を受けてAランクに該当する薬を使うことにあるのです。いろいろとやり方は増えているのですが、最も信用できるのがその2つとなっているので、まずはAGAかどうかをチェックして、それら二つによる投薬治療を開始してください。

AGAの場合は放置しても治るものではありません。生え際が怪しくなってしまって気になって仕方がないという方はいろいろと試行錯誤をするよりも、最も効果があるという方法を試してみてはいかがでしょうか?

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