若はげは育毛剤一つで解決することは出来ませんが、何もしないよりは大きな効力を得ることができます。しかし、育毛剤の種類は今では大量にあるので、何がいいのかさっぱりわからないという人も多いでしょう。
そこで今回は若はげにも効果がある育毛剤は具体的にどのようなものなのかを紹介し、育毛剤以外にも併用して行うべき対策方法について具体的に解説します。
目次
若はげに効果のある育毛剤は?
育毛剤や発毛剤は非常に種類があり何を選べばよいのかわからないという人も多いでしょう。実際に専門家の意見もバラバラになりがちで、雑誌やネット情報を見ても情報過多になりすぎて選びようがないという人も多いと思います。
そこで、ここではそれらの情報をいろいろと集めた後に吟味したものを紹介したいと思います。人気だからという理由ではなくちゃんとした根拠があるもののみを紹介するので、信用性は高いといえるでしょう。
リアップX5プラスなどのミノキシジル配合品
個人的に最もお勧めできるのがミノキシジル配合品の育毛剤です。
とにかく若はげの主要因となるのはAGAなので、そのAGAに対して最も効果がある成分が配合されているのかどうかは重要な要素となります。特に、市販品に頼るという状況だと実は使える成分や医薬品は限られてきますので、「この効果は有能です⇒病院で処方してもらいましょう!」という流れが多々あるのです。
つまり、市販されているものは限定されている状況にあるということになるのです。その中でもAGA対策として最も効率的なのがミノキシジルとなっているため、強くお勧めいたします。具体的には「リアップX5プラス」がお勧めです。これは5%という高濃度になっているのでAGA対策としては最も効果があるといえるでしょう。
ミノキシジルについて
ミノキシジルについて、具体的な効果や特徴を知らないで紹介されても信ぴょう性が薄いでしょう。そのため、具体的な効能などを詳しく解説します。
もともとこのミノキシジルは高血圧症のための降圧剤として用いられていたのですが、副作用として髪の毛が増えるとか生えるという多毛症の作用があったため、その効果に着目した人たちが現れます。
具体的にはアメリカのアップジョン社(現ファイザー)が1980年代にはその作用に着目してミノキシジルを主成分とした脱毛症治療薬を開発したのです。この効果によってミノキシジルは世界で初めて脱毛症の薬として認可されたという非常に効果的な成分として世界各国で扱われるようになります。
現代日本でも医薬品として発毛効果があるとして認められているのはこのミノキシジルとフィナステリドのみです。このフィナステリドは残念ながら医薬品として市販されておりませんので、AGA治療院や病院及びヘアサロンなどで、AGA治療薬として処方してもらうしか手に入れる方法はありません。輸入するというやり方もありますが、保証などを考えると輸入は避けたほうがいいでしょう。
ミノキシジルの効果について
ミノキシジルの効果はもともとの薬の使われ方である高血圧治療薬と同じく、血管を拡張することで毛乳頭にある毛母細胞に栄養素が生きやすくなり細胞分裂の頻度を増やすということです。
髪の毛は髪の根元にある毛球のさらに中にある毛母細胞が細胞分裂を繰り返して成長するようにできているのですが、この細胞分裂には、毛乳頭につながった毛細血管から栄養素が送り届けられないと効果が出ません。つまり、ミノキシジルはこの毛細血管の血流をよくすることで発毛効果を得るという効果があるのです。
また、もう一つのAGA治療薬であるフィナステリドは女性には使えないという欠点がありますが、これは血管に作用し拡張することが主なのでホルモン系には影響はなく誰にでも使えるものとなっております。そのため、女性が本気で女性のAGA対策をしたいのならこちらが主流となるでしょう。
ミノキシジルには副作用がある
ミノキシジルは元が薬に使われているものだけあって、副作用があります。そこまで頻繁に出てくるものではありませんが、ゼロではないので覚えておきましょう。
副作用の種類はかゆみ・頭髪以外の多毛・むくみ・動機・不整脈といったところでしょう。これらの副作用は多くの方に出てくるわけではありませんし、軽微なものが多いので外用薬を適切に使う分にはそこまで心配する必要はないでしょう。
ただし、不整脈や動機といった心臓に負担がかかってしまうものがありますので、持病で心臓に爆弾を抱えているような人は使わないほうがいいと思います。循環器系の病気の人は避けてください。
センブリエキスやヒオウギエキス配合のもの
究極的に言ってしまうと、先ほど提示したミノキシジルとフィナステリド以外は効果が国に保証されていないので信用できないということになってしまいます。しかし、それ以外にも医師が進める成分などがありますのでそちらを用いるのも有効でしょう。具体的には「チャップアップ」などに含まれているセンブリエキスやヒオウギエキスが配合されているものです。
特に、センブリエキスは血管を拡張させて血流を増やす作用があるのでミノキシジルと似たような作用を期待することができますし、ヒオウギエキスは女性ホルモンのエストロゲンと似た働きができる成分でAGAの原因となる男性ホルモンかつ脱毛ホルモンDHTを生成する5αリダクターゼの活動を抑制する力があるといわれております。
そのため、個人的にはこの二つの成分が入っている商品はハゲ対策としての有効成分として、信用できると考えております。商品比較などでどちらが上かという話も出てきますが、そこは管理人の匙加減となるでしょう。
育毛剤ランキングで上位にあるものは信用できる?
これははっきり言って難しいです。ランキングとして用意されているものは何を根拠に選んでいるのか定かではありません。成分などの情報がより詳しく綿密に記載してあるのなら話は別ですが、あっさりとした紹介分のみでは何とも言えないでしょう。それなら、大手通販サイトの販売数で選んだほうがいいかもしれません。
ランキングなどは100%信じることは出来ませんが、参考にするという考えならいいと思います。そこで目についた商品があったのなら成分をじっくりと調べたのちに、返金保証がどうなっているのかを確認しましょう。価格から選ぶのも有効です。
返金保証の内容で選ぶのも〇
人気のある育毛剤は「ポリピュアEX」「ブブカ」「プランテル」「フィンジア」「イクオス」あたりでしょう。特にスカルプエッセンス「フィンジア」を提供するユーピーエス社の製品「プランテル」は知名度も上がっていると思います。ブブカも海藻由来の保湿成分M-034やオウゴンエキス配合のため、人気が出ているようです。
しかし、人気のある商品から選ぶとはずれがないように感じるかもしれませんが、原因や状況及び相性次第で全く効果がないというのはよくあることなので、返金保証がついているものを選んだほうがいいでしょう。
ただし、ヘアサイクルの乱れが改善されて効果が発揮されるまではかなりの時間がかかります。早い人では3ヶ月程度である程度の効果が出るかもしれませんが、長い人では1年程度かかってしまうでしょう。つまり、1ヶ月程度の返金保証がついていたとしても、効果が出ているのかどうかまだあやふやな段階なので、「効果がなかったから返金してください!」という判断はできないはずです。
なので、1ヶ月しか返金保証があるものは選ばないほうがいいと思います。最低でも3ヶ月、可能なら半年以上の保証付きを選んでください。一部のものは公式ページなどから商品を選ぶなどのやり方で保証期間が付いたり値段が安くなるということもありますので、見逃さないようにしてください。
ミノキシジルとフィナステリドについて
育毛力が強く、医薬品として発毛効果が明確にあると厚生労働省に認可されているのがこの二つの成分です。特に後者は入手ルートが限られているので、AGA治療薬として処方してもらう必要があります。そこで、この二つの使い方及び違いについて解説していきましょう。
この二つは改善率が高く発毛促進効果も高いのでハゲ治療の基本となっておりますので、ほかのサイトの編集部おすすめやおすすめTOPに提示されることも多い薬なのです。
フィナステリドの名前について
このフィナステリドはプロペシアやフィンペシアという商品名で発売されております。購入するときはどちらかの名前で探す必要がありますが、プロペシアは特許登録されていたことで有名になっているのでこちらのほうが名前としては通っているでしょう。ただし、月日が経過したことで特許権が消滅したので、その後はフィンペシアというジェネリック医薬品として発売されるようになったのです。
どちらも成分や効果が一緒なので、現代日本ならばどちらを選んでもいいと思います。ただし、個人輸入はお勧めできないので、医師から処方されたフィナステリドならどちらでも問題ないと考えてください。
フィナステリドの効果について
このフィナステリドの効果はAGAを促進するDHTを生成する酵素、5αリダクターゼを制御することです。ミノキシジルは血行促進が主体だったので効果が異なります。このフィナステリドを使って効果を実感するのは早い人でもだいたい3ヶ月はかかり1年かかるのも当たり前だと考えられております。
このフィナステリドは血行促進作用のように髪の毛の成長を促進させるのではなく、ピンポイントにAGAを抑制するためにできているものなので、ハゲ防止作用が主体と考えましょう。要するに発毛効果というよりは、抜け毛や薄毛防止効果と考えたほうがいいということです。
ただし、この薬は肝機能に問題がある人や女性、そして子供には使えません。これはあくまで成人男性専用の治療薬なので使い方を誤らないでください。
併用することもできる
発毛効果およびAGA抑制効果があるこの二つは狙いは一緒でも効果や機序が異なることが分かったと思います。そのため、併用することができるのです。ミノキシジルのほうは外用薬と内服薬の2種類がありますが、ミノキシジルタブレットは副作用のリスクが高めなので、併用する場合は塗るタイプのミノキシジルとフィナステリドを使ってください。
実際に海外では併用したことでより効果が高まったという実験結果があるので、お金に余裕がある人は処方されたフィナステリドも使って一気に治療を進めてしまいましょう。
日本で認可されたミノキシジル含有発毛剤は少ない
ミノキシジルやフィナステリドの効果について解説しましたが、このミノキシジル含有発毛剤は実はリアップシリーズだけです。つまり、ミノキシジル配合の発毛剤を使いたいのならそのシリーズの中から選ぶ必要があるのです。それ以外でほしいという方は輸入品に頼るしかないでしょう。
リアップの場合は1~5%が基本となっておりますが、海外の場合は15%のものまで売られております。ただし10%以上は副作用が怖いというお話もよく聞きますので、海外製品のものを選ぶ人は気を付けてください。
個人的には海外の方々と日本人の肌質は大きく異なるので、育毛剤や発毛剤の相性も良くないという考えが強くあります。あんまり輸入品は育毛剤関連ではお勧めできません。
発毛剤と育毛剤の違いについて
発毛剤と育毛剤を同じようなものとして扱っている人もいますが、実は明確な違いがあります。この部分をごちゃごちゃにしているといろいろと混乱してしまうので、違いについて解説していきます。
医薬部外品と医薬品の違い
育毛剤はまず医薬部外品として使われております。発毛剤は医薬品として扱われているのです。そのため、効果もちょっと異なります。育毛剤は育毛効果・脱毛予防効果・発毛促進効果などが主体となりますが、発毛剤は脱毛の進行予防効果・発毛効果・育毛効果があるのです。
効果は似通っていますが、発毛剤のほうが強く実際に髪をはやす効果が認められている商品であるということを理解してください。つまり、育毛剤のほうが効果は薄いので副作用の恐れも少なく、発毛剤のほうが効果が強いので副作用についても強く出てしまいがちということです。
入手経路も異なる
このように効果や強さが異なるので、入手方法も異なってきます。育毛剤は効果が弱めなのでほぼどこでも入手が可能です。ネット通販でも購入が可能ですし、ドラッグストアや薬局に行けばほぼ確実に売り切れでもない限り手に入るでしょう。
しかし、発毛剤は医薬品なので薬局やドラッグストアでも一部のみ購入可能で薬剤師の相談も必要になります。ここで変えないものはクリニックや病院で所要してもらう必要がありますし、ネットショップでは買えないものも多いでしょう。特定のネットショップの場合は専門的な手続きを行えば購入できるケースもあります。購入手続きさえできれば定期便で商品が届く日もくるでしょう。
個人輸入という方法もありますが安全性の部分から考えるとどの商品もお勧めできません。天然成分などがカテゴリー別に表示されていたとしても、読めないこともあるでしょうし副作用の危険性が怖いのです。もし個人輸入に頼りたいのならハゲラボさんのようなサイトで使い方などを徹底解説してもらっている商品に限定してください。口コミをうのみにするのもNGです。
発毛剤や育毛剤だけでは駄目
発毛剤や育毛剤は効果があるものも確実に存在しますが、それだけでは絶対に髪の毛は生えてきません。そこで、具体的なやらなければいけないことを一気に記載していきます。
タバコやアルコールを辞める
若はげ対策で最も簡単で最も効果がある方法です。タバコとお酒は両方とも若はげの原因となります。
若はげにもM字ハゲのように生え際が気になるパターンや頭頂部が薄くなるパターンなどいろいろと種類がありますが、どちらにしろタバコとお酒によってAGAの進行速度が上がっている今すぐにやめてください。
食生活を変える
髪の毛に有効な成分をきちんと摂取することで、髪の毛の発毛力を底上げし、頭皮環境を整えるという考え方です。脂漏性脱毛症の人はAGAと併用して発動することが多いので、油っぽいメニューばかり頼むのはやめましょう。
和食中心の食生活に切り替えてビタミン・亜鉛・タンパク質を摂取するようにしてください。あとはオメガ3必須脂肪酸を大目に摂取するように意識しましょう。
ジャンクフードやインスタント食品が主体の生活の人はどうしてもハゲが悪化します。
生活習慣を変える
年代別となる対策方法もありますが、やはり基本は生活習慣を整えることです。睡眠時間をしっかりとって成長ホルモン分泌を促し、運動をこなし、太陽の光を浴びるようにして生活のリズムを規則正しいものにしてください。
お風呂に入るときも適当ではいけません。湯船につかってしっかりと血行促進をしましょう。シャンプーやリンスもしっかり使って髪の毛のケアをしてください。洗顔料などの化粧品も要注意です。顔を洗うときに生え際までぎっしりとつけてしまうとそこからハゲが進行する可能性があります。
まとめ
薄毛治療や薄毛対策というのは出来る限り早めに行ったほうがいいでしょう。なぜなら効果が出るまでどうしても時間がかかるので、「これがダメだったから次のに切り替える!」という対応が半年ごとや1年ごとになってしまうからです。それだけ長い期間があいてしまうと男性型脱毛症のAGAはかなり進行します。
つまり、自分自身で薄毛に気が付いたのなら「髪の毛の状態を見ると発毛サイクルがやばい?」とか「栄養不足?」と考えて、サプリメントを徹底比較して探してみるのもいいでしょう。
今回は関連記事や「決定版」という言葉が付くランキングなどを大量にみて記載しましたが、発毛有効成分が多めの発毛剤は予想以上に大量にありました。その中から自分が信用できる商品を見つけ出す努力も必要になります。
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