帽子でハゲを隠すと薄毛は悪化する!薄毛対策をする正しい帽子の使い方

帽子をかぶると薄毛やハゲになるという噂を聞いたことがありませんか。確かに帽子をずっとかぶっていると汗をかいて頭皮環境にも悪そうです。一方、帽子をかぶることで外部からの刺激から頭皮や髪を守り、薄毛の予防対策にもなるとも言われています。

帽子は好きだけど薄毛になるのは心配という人のために、帽子のメリット・デメリットを確認しつつ、薄毛予防になる帽子の選び方、帽子をかぶるときの注意点やヘアケア法について説明します。

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帽子はハゲや薄毛の原因に?

サングラス帽子男性

帽子をずっとかぶっているとハゲるという情報記事をよく見かけます。確かに帽子を長時間かぶっていると頭に汗やかゆみが出たり、なんとなく頭皮に悪そうなイメージがあります。帽子をかぶることでハゲや薄毛になる理由と根拠について確認してみましょう。

帽子のデメリット

帽子は髪型が整っていなくてもかぶるだけでごまかすことができます。当然、はげ隠しにも最適なアイテムで、髪が薄いのが気になる人はお手軽なアイテムとして利用している人も多いのではないでしょうか。

しかし帽子をずっとかぶっていると汗をかきやすく、蒸れて頭皮から嫌なニオイがしたり、細菌の繁殖する可能性があります。また汗や帽子の素材によって頭皮がかぶれたり炎症を起こしたら、髪の毛にも悪影響を及ぼします。

頭皮環境の悪化と薄毛の関係

頭皮環境が悪化すると健康な髪が育ちにくいと言われています。男性に多い進行性のハゲの症状は遺伝的な要素が大きいですが、頭皮や髪、毛根へのダメージが、髪の成長を阻害することもあります。また頭皮の炎症が原因で抜け毛や薄毛、はげる可能性もあります。

帽子によって頭皮環境が悪化すれば、薄毛やハゲにつながる可能性は大いにあると言えるでしょう。

帽子による頭皮環境の変化の検証

薄毛治療のドクターもメンバーになっている「帽子内環境研究会」が、帽子をかぶって運動することで帽子内の頭部にどのような影響があるかを実験で検証しました。実験では被験者50人に3時間のエアロバイクを行ってもらい、頭皮の血流や温度、汚れ、細菌数を調べました。

運動後30分で帽子内の温度と湿度が上昇、汚れや細菌の数も増えていたそうです。帽子と運動では血流には変化は見られなかったようです。実験結果から帽子によって頭皮環境が悪くなることが示されました。

帽子による脱毛症

髪の毛にはヘアサイクルがあり、成長期、退行期、休止期という時期を繰り返しています。休止期は長年成長していた髪が自然と抜け落ちてしまう時期ですが、今で成長期だった髪が突然休止期に入ってしまう休止期脱毛症という脱毛症があります。

帽子による頭皮の皮膚炎、デリケートな肌の人に起こりやすい接触性皮膚炎などによる抜け毛、薄毛が休止期脱毛症に含まれます。

製造業や建設業で作業現場で働いている人は、長時間ヘルメットをかぶっていることも多いです。仕事やファッションとして、またハゲ隠しとして、1日中帽子をかぶっている人もいるでしょう。サイズの合わないきついヘルメットや帽子は脱毛症になる危険性があります。

締め付けの強い帽子やヘルメットを長時間使用していることで、抜け毛や薄毛になる圧迫性脱毛症という症状があります。圧迫性脱毛症は頭の締め付けによる血行不良、またかぶり方によって髪の毛を強く引っ張り毛根に負担をかけることも原因になります。

帽子による頭皮へのダメージ、締め付けによる圧迫が理由でハゲや薄毛になる脱毛症もあるということで、「帽子をかぶるとはげる」という説はどうやら嘘ではないようです。

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薄毛予防にもなる帽子の効果とは

カメラ帽子男性

帽子についての悪い部分ばかりを見てきましたが、実際には帽子をかぶることで外部からの刺激から頭皮を守り、薄毛予防にもなるメリットもあるそうです。帽子をかぶることでどのような効果があるのか、見てみましょう。

紫外線対策

紫外線を多く浴びると腕や肩が日焼けしたり、肌が乾燥してしまいます。デリケートな肌の人は真っ赤になって炎症を起こす人もいます。

頭皮の肌も髪の毛に隠れてわかりにくいですが、紫外線のダメージを受けています。直射日光を浴びて頭皮にダメージを受けて炎症になったり、頭皮の肌が乾燥してしまう可能性があります。炎症、乾燥は髪の健康を損ない、薄毛や抜け毛につながる可能性があります。

紫外線から頭皮を守る方法の一つに、帽子をかぶることが挙げられます。女性は日傘を差す人も多いですが、男性はあまり日傘を差す習慣がありません。男性用の日傘も出ているようですが、あまり周囲で日傘を差している男性は見かけられないでしょう。

帽子をかぶることによって、頭皮を紫外線の影響から守ることで薄毛の防止対策もでき、さらに熱中症対策もできるというメリットがあります。

乾燥対策

頭皮が乾燥するとさまざまな頭皮トラブルを起こしたり、外部の刺激に弱い肌になります。また乾燥によりかゆみや炎症が起きると、抜け毛の原因にもなります。

頭皮が乾燥する原因には夏の紫外線によるダメージ、冬の乾燥した空気が考えられます。夏や冬の時期に帽子をかぶることで頭皮の乾燥対策にもなるメリットがあります。乾燥から頭皮を守ることで、薄毛の予防にもなります。

血行を良くする

薄毛の原因の一つに血行不良が挙げられます。特に頭皮の血行が悪いと栄養が髪の毛に行き渡らず、髪が健康に育ちにくくなります。栄養が不十分なまま髪の毛が育つと細く弱い髪になってしまい、髪のボリュームがなくなって薄毛になってしまいます。

冬の寒い時期は頭も冷えて血行が悪くなりがちです。温かな素材の帽子をかぶると頭皮も温められ、血行を良くする効果が期待できます。

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薄毛を防ぐ帽子の素材・デザイン

黒ハット横顔女性

帽子は紫外線や乾燥対策などによって、薄毛の予防対策にもなることがわかりました。

夏は紫外線対策、冬は乾燥対策と保温性を考え、季節にあった帽子をセレクトすることが必要でしょう。帽子を選ぶ際のポイントについて見てみましょう。

帽子選びのポイント

帽子で薄毛やハゲになる原因は、帽子により頭皮環境が悪くなること、頭部を締め付けられたり髪が引っ張られること、また帽子の素材が皮膚に刺激になることが考えられます。

帽子を選ぶ際は頭部を締め付けないよう自分のサイズの合ったもの、合成繊維で肌がかぶれやすい人は、帽子の裏側の素材にも注意しましょう。

また夏は紫外線対策、冬は保温・乾燥対策と帽子の役割が異なります。気温も異なりますので、夏は通気性の良い素材で紫外線をカットできるもの、冬は保温性の高い素材の帽子が適しているでしょう。

夏におすすめの帽子

夏場は汗をかきやすく、帽子の中で頭皮が汗で蒸れた状態になり、雑菌も繁殖する可能性があります。また紫外線をカットする効果がより高いものが望ましいでしょう。

夏用の帽子は帽子内が快適環境になる通気性のよいもの、汗をかくので吸水性の高い素材のもの、UVカット加工がされているもの、つばの広いものがおすすめです。

ストロー素材、綿、麻、メッシュ素材のハットやキャップ、綿、麻、メッシュ素材のハンチング帽などがおすすめです。中折れ帽はファッションアイテムとして人気の帽子ですが、涼しげな素材を選ぶとおしゃれ、かつ夏にぴったりでしょう。

冬におすすめの帽子

冬場はニット帽などの保温効果の高い素材が良いでしょう。ニットやフェルト、レザーなどの素材のキャップ、ハンチング帽、ベレー帽などがおすすめです。

特に寒い日は隙間から風が入らないよう、フィットしやすい素材の帽子が良いでしょう。

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薄毛予防になる帽子の使い方の注意点

青空と赤のキャップ

薄毛予防にも最適な帽子選びをできたら、帽子内の環境を悪くしないよう帽子を正しく使いましょう。

特にハゲ隠しとして使っている人は注意しないと、かえって薄毛を悪化させる可能性があります。頭皮環境に良い帽子のかぶり方、お手入れの注意点について確認しましょう。

室内では帽子を外す

帽子は紫外線の影響や外気の乾燥した空気から頭皮を守ってくれる役割がありますが、室内でもかぶっているのは汗、蒸れの原因になります。

夏場のエアコンの効いた室内ではちょうど良いかもしれませんが、外出時に汗をかいた状態でそのままかぶりつづけていると、帽子内で雑菌が繁殖しているかもしれません。

冬は温かな素材の帽子をかぶっていることが多いですが、暖房の効いた室内でニット素材などの帽子をかぶっていたら汗をかいてしまい、雑菌が繁殖する可能性があります。

室内では帽子を外しているのが理想です。しかしハゲ隠しとファッションを兼ねて帽子をかぶっている人は、帽子はなるべく外したくないでしょう。

時々帽子を外して頭皮と髪を空気に晒すことで、多少蒸れも解消されます。特に汗をかいた時はすぐに帽子を外して、いったん汗を拭いてクールダウンしてから帽子をかぶるようにしましょう。

また帽子を外しても大丈夫なように髪型でも気を遣うと良いでしょう。部分的な薄毛なら、髪型でカバーすることも可能です。

シャンプーをする

日中帽子をかぶっていると、かぶっていない時よりも汗をかきやすく、雑菌も繁殖しやすいです。薄毛予防のためにも帽子をかぶった日は必ずシャンプーをして、頭皮と髪を清潔な状態に戻しましょう。

AGA治療のドクターたちから構成されている「帽子内環境研究会」の実験によると、帽子をかぶってエアロバイクを3時間行ったところ、帽子内の温度は30度、湿度は80%と大変な高温多湿な状態になったそうです。細菌の数も増加しました。

また帽子をかぶった後は実験前より頭皮の汚れが認められましたが、洗髪後は汚れが実験前よりも改善したそうです。帽子で汚れた頭皮もシャンプーすれば清潔な状態になったということ、もし髪を洗わなかったらさらに汚れが悪化し、細菌の数も増加したことでしょう。

実験結果でも帽子で汚れた頭は洗髪で改善されることが認められたので、頭皮環境を良い状態にするためにも帽子をかぶった日は必ずシャンプーをしましょう。

帽子の汗・皮脂汚れを落とす

せっかくシャンプーをしても、帽子の内側が汗や皮脂の汚れ、雑菌がある状態でかぶったら、ただでさえ帽子で頭皮が汚れやすいのに、さらに汚れやすくなってしまいます。頭皮環境の悪化が心配ですので、帽子のお手入れ方法もマスターして、帽子を清潔に保ちましょう。

日頃から帽子の内側の水分や汚れを水拭きや、衣類用の除菌・消臭スプレーをかけてお手入れを、時々は帽子も水洗いしましょう。

丸洗いできる素材の帽子は夏場は特に便利です。型崩れも気になるのでおしゃれ着洗い用の洗剤で手洗いをするか、ネットに入れて洗濯機で洗いましょう。つばのあるタイプは洗濯機だとつばが折れる可能性があります。気になる場合は手洗いするのが無難です。

洗うと型崩れするもの、洗いにくいものは、洗面器にぬるま湯を張って洗剤を溶かし、タオルにしみこませて内側を拭いて汚れを落とします。そのままだと洗剤が残るので、仕上げに水拭きして洗剤を落とすようにします。

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帽子を脱いだら薄毛予防・育毛対策

白Tシャツ帽子男性

帽子は気になる部分を隠せるハゲ対策にもなりますが、薄毛の改善も考えて薄毛予防や対策をしておきたいですね。

今は髪の量が気にならない人でも、年齢を重ねるごとに髪のボリュームが減ったり薄毛になるのは避けられません。薄毛予防・育毛対策も進めておきましょう。

ヘアケアで薄毛・ハゲ予防

帽子をかぶって汗をかいた後はとても頭皮が汚れますが、髪を洗えば頭皮の汚れも改善され清潔になります。帽子をかぶった日は必ずシャンプーして汚れや皮脂もしっかり落とすことで、帽子での薄毛・ハゲ予防対策になります。

薄毛が気になる人は一般的なシャンプーより育毛シャンプーがおすすめです。育毛シャンプーによってもアプローチがさまざまで、さっぱり系やしっとり系、育毛成分に力を入れていたり、肌への優しさを謳っているものもあります。

自分の頭皮の肌質やシャンプーに求める効果、予算などと見合ったシャンプーを選ぶと良いでしょう。

シャンプーをする時はしっかり泡立てて頭皮を洗うように、頭皮をゴシゴシこするように洗うのは毛根に負担をかける可能性があるので気をつけましょう。シャンプー剤は頭皮に残らないようしっかりと洗い流しましょう。

お風呂から上がったらよく髪を乾かしてから寝るようにしましょう。生乾きのまま寝ると頭皮や髪に雑菌が繁殖する恐れがあります。朝起きたときに頭皮の嫌なニオイの原因にもなります。ドライヤーも使ってよく乾かしてから寝るようにしてください。

頭皮ケアで薄毛・ハゲ対策

普段使っているシャンプーでは頭皮や髪の脂っぽさがとれない、ニオイが気になるという人は、頭皮ケアに着目したスカルプケアシャンプーやクレンジングシャンプーを使うと頭皮がさっぱりとして、頭皮環境が改善されることが期待できます。

頭皮ケア用のシャンプーにもいろいろなタイプがあり、毎日使えるもの、週に2、3回使用するもの、シャンプーの前に使用するものもあります。肌荒れが心配な人は洗浄力が強いものやシャンプーの成分に注意して選びましょう。

シャンプー前にオイルでマッサージをすることで頭皮の血行を促進し、毛穴の汚れや皮脂を浮き上がらせることができ、薄毛やハゲの予防対策方法として効果的とされています。

育毛剤で育毛対策

より積極的な育毛対策をしたいという人には育毛剤の使用がおすすめです。育毛剤には頭皮の血行を促進する成分や頭皮環境を改善する成分などが入っていて、育毛、抜け毛・薄毛予防、フケやかゆみの予防、育毛促進、発毛促進効果があります。

帽子を1日かぶっていると頭皮がベタついたり、かゆみが気になる人もいるかもしれません。育毛剤で頭皮ケアすることで頭皮の調子も良くなることが期待できます。

ただしハゲの進行が進んでいる場合は、育毛剤のみでは脱毛症を治すことはできません。本格的なはげ対策や改善を考えている人は、AGAクリニックなどでの薄毛治療がおすすめです。

その他の薄毛対策法

育毛剤と併せておすすめなのは育毛サプリです。体の外側からだけでなく、内側からも育毛に効果のある栄養素やエキスを摂取することで、髪の健康な成長を促します。

規則正しい生活や栄養バランスの良い食事、過度のアルコールや喫煙は控えるなど、健康的な生活習慣も心がけましょう。

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まとめ

麦わら帽子シャボン玉女性

「帽子で薄毛になる」という説は全くの嘘ではないようです。帽子をかぶって有酸素運動をすることで、汗や汚れ、細菌の増加など頭皮環境が悪化することも研究でわかっています。さらに帽子の締め付けや素材によって頭皮がダメージを受けて抜け毛になることもあります。

しかし帽子には紫外線対策、乾燥対策、保温効果によって薄毛を引き起こす原因から頭皮を守ってくれる役割もあります。

頭皮にダメージを与えないよう、季節を考慮した帽子の素材選び、帽子の手入れをこまめに行うことで薄毛を招かないよう対策することもできます。

素材やお手入れ次第では頭皮環境を悪化させず、薄毛予防にも役に立つ帽子は、ハゲ隠しにもなる貴重なファッションアイテムと言えるでしょう。さらに帽子を活用しつつ、育毛剤やヘアケア・頭皮ケアで薄毛予防と育毛対策も積極的に行うのがおすすめです。

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