植毛をして生え際が不自然になった時の対策法は?

自毛植毛はAGAの薄毛治療の中でも最も有望と言われている治療法です。

ミノキシジルやプロペシアなど効果が高いと国からも認められている治療薬が効かない薄毛の対策法としては自毛植毛が強くオススメされています。今後も医療の発展で進化が見込まれている分野でもあります。

そんな植毛治療ですが、手術医師の腕不足や定着率の関係で生え際の状態が不自然になってしまうことがあります。

特に前髪の生え際のカーブが綺麗にならずに直線になっていたり、ガタガタになっているなどして高いお金を払ったのに後悔している人も見かけられます。

ここではそんな不自然な仕上がりになってしまった時の対策法について紹介していきます。

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不自然に見える生え際って?

川の前の男性

生え際が不自然に見えるのはなにも植毛をした人だけではありません。

生まれつきちょっと違和感がある生え際をしている人はいます。そんな不自然に見える特徴についてまとめました。

生え際が直線すぎる

自然な生え際は緩やかにカーブしていたり、直線ではない状態が最も自然に見えます。

まっすぐ一文字になっている生え際は綺麗にも見えますがそれはそれで違和感があります。

海外の軍人から始まった髪型にGIカットなるスタイルがあります。その髪型ではあえて生え際やもみあげなどを綺麗に直角にカットしたりもしますが、全体的な雰囲気とは不釣り合いに前髪の生え際だけが直線になっていると不自然に見えてしまいます。

生え際がガタガタ

逆にガタガタ過ぎても不自然に見える生え際になってしまいます。

左右で高さが違う。中心が出っ張り過ぎている。特徴的な富士額や猿のようなハートのように渦を巻いている人もいます。

そんな生え際をコンプレックスに抱く人もいます。先天的に髪型がそうなっている人も多くいますが、植毛をした影響でガタガタな生え際になってしまった人も多くいらっしゃる症状です。

額が狭すぎる

額があまりにも狭すぎると生え際がおかしく見えます。

基本的に自分の手の指が4本額に収まるくらいがベストな広さだと言われています。計測方法としては他にも顎の先端〜鼻っ柱=鼻っ柱〜眉間=眉間〜生え際の3つのバランスが均等なことも基準の一つです。

これよりも狭いもしくは広い場合は生え際もおかしく見えてしまう可能性があるでしょう。

産毛が全くない

生え際に産毛が全くない状態で全ての髪の毛が太く成長している。これも生え際に違和感を感じてしまうでしょう。

髪の毛は全体的に満遍なく5〜10%ほどは産毛が存在し、順番に成長をしては抜けてを繰り返しています。このヘアサイクルをそれぞれの毛根でバラバラのサイクルで行なっているので常に髪の毛が生えている状態がキープされています。

全ての髪の毛が成熟している状態はどうしてもカツラやウィッグのような雰囲気が出てしまうので違和感を感じてしまうのでしょう。

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どうして不自然な仕上がりになるの?

疑問

植毛でどうして不自然な仕上がりになってしまうのでしょうか?

その原因について紹介します。

機械式植毛を行なった場合

まず第一の原因として考えられるのが機械式植毛を行なった場合です。

機械式植毛ではグラフト分けの作業などを機会が自動で行なってくれるので人手が少なく済み医者としてはコストが初期費用さえ回収できれば安く済むと言うメリットがあります。

しかし手術を受ける側のメリットとしては特別あげられるものはなく、むしろデメリットの方が大きい治療法となります。

なぜなら一つ一つ異なる方向に生えている髪の毛を全部同じ方向で株分けしたり植えつけるので繊細な生え際の植毛やグラフト分けに対応できていないからです。

実際に機械式の植毛は医者が手で行うよりも定着率が低いと言う結果も出ています。今後の改善を期待ですが、現段階ではどうしても不自然な生え際になったり、定着率の低下の問題に繋がってしまうでしょう。

医師の腕が未発達

いくら直接医者に植毛をお願いしたとしても、お医者さんの腕がよくなければいい治療をしてもらえるわけがありません。

治療に時間がかかればそれだけドナーが酸化して状態が悪くなって定着率が低下しますし、植えつけの方向が悪ければ生え際もおかしくなります。密度も重要ですし、滑らかな曲線だって重要です。

毛包の細胞を傷つけないようにドナーを株分けして植えつけていくことで定着率も劇的に向上します。

医師選びは植毛治療を受ける上では非常に重要です。

生え際の髪の毛が定着しなかったため

ひとえに植毛で重要なのは定着率です。

定着率は植えつけた髪の毛が実際に成長するようになる割合のことをさします。現段階での平均的な定着率の値は80%程度。なかなか高めです。

腕のいいお医者さんにかかった場合は90%前半とも報告されています。

この定着率の差が生え際部分に出てきてしまっているのではないでしょうか。

最低でも半年間は様子を見よう

髪の毛は植毛をしてから実際に成長を行うまでに半年ほどの時間がかかるケースがあります。

初めにショックロスという植毛後の脱毛が発生します。

その後毛包の傷の具合によって生着スピードが異なり、早いものでは一週間程度で生着(細胞や血管と繋がること)し成長ができるようになりますが一部の髪の毛がこれが遅くなり成長速度に差が生まれることがあります。

手術をしてくれたお医者さんの説明でも同じように半年間は様子を見ましょう。と言われるかもしれません。これを信用していいのか疑ってしまう気持ちもわかりますが、実際に半年後から髪の毛の生着率が上昇し成長が始まるケースがありますので、信頼して根気強く待ちましょう。

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生え際の不自然さの対策方法

前髪 少ない

生え際が不自然になってしまっている状態を一刻も早くどうにかしたいですよね。

せっかくお金を払って薄毛が改善されていよいよ髪型でオシャレしようと思ってもそんな状態では満足いく髪型は作れないでしょう。

生え際の不自然さへの対策方法を紹介します。

前髪を作って流す

前髪をかきあげてアップバングにしたりオールバックにするなどの髪型をしたい人は残念ながら他の方法でしか対策できませんが、前髪を作って生え際を隠してしまう方法がおすすめです。

七三分などにして一部の生え際だけを見せるのであれば違和感は感じませんし、オシャレ感も演出できるのでいいでしょう。

マッシュヘアにする

さらに前髪とトップも重めにして完全に前髪で生え際を隠してしまえば全く生え際も問題に築くことはできないでしょう。

髪の毛も重めに残しているので風になびいて生え際が露わになる可能性も低くなります。

現在のトレンドの髪型でもありますので、マッシュショートやマッシュツーブロックなどのアレンジヘアにして生え際の問題を対策して行きましょう。

腕のいい医者の元で再治療を受ける

本当に腕のいいお医者さんを探して再治療を行うと言う方法もあります。

意外と2回目の治療を受ける人は多くいます。理由は定着率の問題や、生え際の違和感から2度目の治療を行うと言うものです。

再治療の際には具体的な治療内容の説明を医師にする必要があります。治療方法はどの方法で行なったのかどれくらいのグラフと数の治療を受けたのかそれくらいは答えられるよう準備をしておきましょう。

再治療にかかる費用は?

症状にもよるので正確ではありませんが大体が400グラフ以下の植毛で済んでしまうことですので50万円前後と言うことになります。

しかし前髪だけでなく全体的に定着率が低いとなると100万円以上の治療費が必要になってくるケースもあります。この辺は実際にカウンセリングを受けて見て判断した方が良さそうです。

2回目だと安くなるアイランドタワークリニックのような制度を設けている場合もありますのでその辺もチェックしてみるといいでしょう。

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どんな病院を選べば失敗しない?

ハゲ 病院

絶対に失敗をしない病院、お医者さんはいません。必ず失敗のリスクはあります。しかしその後の対応を真摯にしてくれるかどうかが非常に重要ですよね。

できるだけ失敗をしたくない人のために失敗のリスクを減らす病院の選び方を紹介します。

経験数が豊富なお医者さんに頼む

これを見極めるためには質問をして相手から情報を引き出してみることが重要です。

経験豊富なお医者さんは過去の事例や経験から多角的な回答をしてくれますし、そうでないお医者さんは煙に巻いて答えられない答えたくない質問にはうやむやに回答をします。

話の内容から相手が手術に対して経験が豊富かどうかを判断してみるのがいいでしょう。

患者をさばいている数が多い病院

患者がたくさん通っている、何人もの人が実際に成功しているという実績がある病院は非常に優良な病院です。

患者が取っ替え引っ替え変わっている病院は一見ダメな病院かと思いますが、植毛は1回で治療が完結し、メンテナンスが必要ない治療です。手術前のカウンセリング、手術とその後数回の頭皮の状態チェックなどをして髪の毛が定着すればその後病院に通わなくても構いません。

そう言った病院は予約がなかなか自分の都合で取れないことが多いですが、なんとか合わせてそこで治療を受けるようにした方がいいでしょう。

予約制の病院で一般的な会社員が都合のいい時間帯を三つ提案し、そのうちの全てが空いているかどうかを聞いて見て予約でいっぱいであれば患者が多いと判断していいでしょう。

過去の患者さんの写真などを見せてくれる病院

基本的に名前や顔が映った写真やカルテなどを他のお客さんに見せることはカルテの管理上してはいけません。

しかしモニターなどで植毛を安い価格で行なった人の参考画像などであればネットで紹介したり、患者さんの承諾を受けて紹介することは可能です。

こうしてより具体的に前例などを見せてくれるお医者さんはこちらの心の不安までしっかり取り除いてくれる人ですので信頼できますし、親切でしょう。

術後の対応もきっと真摯に応対してくれると思われます。

逆に選んではいけない病院の特徴は?

選んではいけない病院の特徴としては

  • すぐに契約を迫る病院
  • 相場よりも高すぎる病院
  • 説明を患者が満足いくまでしてくれない病院
  • 必要ないはずの育毛剤などを勧めてくる病院

特に今日や明日や次に病院に来た時にすぐに治療を始めてしまいましょう。早いうちにやってしまわないとどんどん症状が進行してしまう。などと煽ってくるような営業方法をするお医者さんは絶対にNGです。

絶対に自分が納得するまでは質問をして契約はしないようにしましょう。

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まとめ

もし植毛をして生え際がガタガタになったり不自然になってしまった場合は、2度目の治療を受けることも一つの手です。

今後さらに植毛治療法は薄毛治療の主流となる治療法になっていくことが予測されますので今後右肩上がりに薄毛治療の技術は発展していくでしょう。

より安定したクオリティーを求めるのであれば湘南美容外科クリニックや紀尾井町クリニックアイランドタワークリニックなどが特にオススメです。

2回目の治療も数多く手がけているので過去の前例から自分に適した治療の提案もしてもらえるでしょう。

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