現在日本人の成人男性の3人に1人はAGAと呼ばれる遺伝性の薄毛の問題に悩まされています。
成人男性の38%は薄毛に悩んでいると回答しています。10代でも10%の人が薄毛を気にしていると回答している現実があります。
成人男性ではどの年代でも育毛剤などで薄毛対策を行なっている人が50%を超えていて30代の男性がもっとも薄毛対策をしており64%の人が何かしらの対策を行なっています。
しかし理不尽なことに薄毛対策をしても薄毛になる人が存在する一方で、NGとなる行為をバンバンして全く髪の毛のケアをしていないのに薄毛にならない人も存在します。
この差はどうして発生するのでしょうか?薄毛にならない人たちの共通点についてまとめました。
目次
ハゲない人の共通点
生涯フサフサで禿げることのない人たちにはどんな特徴があるでしょうか?
その共通点について紹介していきます。もし、自分が禿げるのではないかと心配している人もこの共通点を持っている場合、案外ハゲない可能性の方が高いことに気づくかもしれません。
陽気な性格(ポジティブ)
ポジティブで思考で穏やかな性格の人はハゲにくい傾向があります。
おおらかで何事にもゆとりを持って生活している人は、ストレスを溜めにくく交感神経と副交感神経のバランスも取れているケースが多いです。
これによって薄毛の原因となる血行不良や活性酸素の増加や男性ホルモンの増加を防ぎ薄毛を自然と予防していることに繋がるからです。
なるべくマイペースでせっかちでないことが重要なポイントです。
体毛が薄く女性ホルモンが多め
男性の薄毛で代表的な薄毛の原因がAGAです。男性の3割にみられている薄毛の原因です。これは男性型脱毛症と言われるだけあって原因は男性ホルモンにあります。
男性ホルモンが多い人は体毛が濃く、髪の毛が薄くなりやすい特徴があります。
逆に女性ホルモンは髪の毛をコシ・ハルのあるしなやかな髪の毛に成長させる効果があり、体毛を薄くする働きがあります。
ですので、女性ホルモンが多めの人は性格も穏やかになります。
しかし必要な男性ホルモンが低下している男性は筋肉の現象を引き起こし、代謝を減少させメタボ体型を誘発します。さらに精神的にも不安になりやすく不調が続き鬱になることも少なくありません。
あくまでバランスが整っている上で女性ホルモンもしっかり働いている体毛の薄い男性がハゲにくい男性の特徴です。
睡眠時間が長い
睡眠がしっかり取れている人がハゲない人の特徴です。
なぜかと申しますと、髪の毛や爪や皮膚などを作り出すのに重要な働きをしている成長ホルモンは睡眠中の副交感神経が優位になっている時に分泌されます。
また分泌量がもっとも多くなる時間帯も存在し、それが22時〜深夜2時までの時間帯になります。この時間はゴールデンタイムと言われていて、人間の体内リズムの中でもっとも効率のいい睡眠を得ることができる時間帯になります。
ですので夜の時間帯にしっかり睡眠が取れていることが重要になるのです。
結果、しっかり睡眠が取れている人は薄毛になりにくいということになります。しかし質が低下している人は睡眠時間が取れていても睡眠不足になり薄毛に繋がることがあります。睡眠の質を見直してみましょう。
規則正しい生活リズムを送っている
毎日寝る時間、起きる時間、食事をする時間が決まっていてあまり前後しない人は消耗するエネルギーが小さく、必要以上に栄養を必要としないので、髪の毛の成長のために送られる栄養素も多くなり、髪の毛が成長しやすくなります。
さらに睡眠の質も向上し、生活リズムが整っていることで心身ともにストレスに強い体が出来上がります。これによって上記でも紹介したように睡眠の質も上昇し、ストレスにも強くなり薄毛の原因を取り除くことができます。
頭皮に適したシャンプーを使用している
薄毛を気にしている人にはアミノ酸系シャンプーが最適とされ、高級アルコール系洗浄成分のシャンプーはNGと言われています。
しかし高級アルコール系シャンプーを気にせず使用している人でもハゲない人が存在します。これは偏に頭皮にあっているシャンプーを使用しているかどうかに関係しています。
頭皮が刺激に弱く、皮脂が少なく乾燥しやすい人は強い洗浄成分のシャンプーでは問題になる可能性がありますが、皮膚が刺激に強く皮脂もそれなりに分泌されている人は逆にアミノ酸系シャンプーでは洗浄力が低く、洗い残しに繋がってしまう可能性があります。
頭皮が強い
結果的に上記の特徴が頭皮が強い人はハゲないという特徴にも繋がります。
頭皮が強い人はヘアカラーをしてもハゲない、パーマを当ててもハゲない、薄毛に繋がるNG行為とされていることをやったとしてもハゲない人に当てはまりもっとも重要な特徴です。
頭皮が強い人は皮脂の分泌が適度に行われている、頭皮が分厚いという二つの性質をしっかり持っている人です。
頭皮が分厚いとそれだけ髪の毛がしっかり頭皮に根付くので抜けにくく、栄養を送るための毛細血管も多くなるので髪の毛が成長しやすいことにも繋がります。
暴飲暴食をしない
髪の毛が抜ける原因は食事内容にもあります。特にアルコールや動物性脂肪分が多い揚げ物や肉などは特に問題となります。
毎日のようにお酒やお肉ばかり取っている人は薄毛の人が多いのは暴飲暴食の影響で皮脂の分泌が過剰になったり、血液の状態が悪くなっていることが原因です。
暴飲暴食は睡眠の質を下げたり、栄養バランスによって薄毛につながります。特に居酒屋での食事や外食の食事は味付けが濃く、食べ過ぎると塩分を取りすぎてしまうので少食の人の方がハゲにくいでしょう。
好き嫌いなくバランスよく食事をとっている
薄毛を進行させないためには食事のバランスが重要です。
好き嫌いなく、野菜も肉も魚もバランスよく摂取している人は特に注意しなくても自然にバランスが取れているので薄毛の問題に繋がるトラブルが発生しずらいのです。
適度な脂肪分、タンパク質、ビタミン、ミネラルこれらは昔ながらの和食を摂取していると自然と摂取できる栄養素です。
この共通点は和食を食べている人はハゲにくいということに言い換えることもできるでしょう。逆に欧米食の代表格である、ステーキ、ソーセージ、ビール、ハンバーガーなど肉類とアルコールに偏った食生活をしている人は食事によって抜け毛が増加する可能性があるので要注意です。
タバコを吸っていない
薄毛が進行している人には禁煙がオススメされます。これはAGA専門クリニックの先生も推奨する対策法です。
なぜならタバコに含まれるニコチンは血液内に吸収されると活性酸素となり体内のビタミンCとビタミンB群を消費してしまうからです。
結果、髪の毛の成長に必要なビタミンが減少し、成長が阻害されてしまいます。
その点タバコを吸わない人はこの問題が発生しないので薄毛になりづらいでしょう。
ハゲにくい人になるための5つの対策法!
全ての男性が上記のハゲない人の共通点を持とうと思ってもそう簡単には行きません。人それぞれの習慣や特徴はなかなか変えられないものです。
そんな人のために無理なく始められる有効な対策方法について紹介して行きます。
自分の頭皮にあったシャンプーを探そう
サイトを見渡すといろんな髪の毛にいいと言われている高いシャンプー剤が存在しますが、もっとも最良のシャンプーは自分の頭皮にあっているシャンプーです。
それぞれ匂いで選んでいる人もいるかと思いますが、まずは自分の頭皮の状態に合っているシャンプーを選ぶようにしましょう。
まずは安いもので試してみて構いません。洗浄成分の種類でそれぞれのシャンプーを選び、どの系統のシャンプーが自分に適しているのかを見つけましょう。
その後自分の好きな香りやデザイン、それぞれの効果などから最適なシャンプーを選ぶといいでしょう。
アミノ酸系洗浄成分、高級アルコール系洗浄成分、ベタインやノニオンなどのイオン系洗浄成分、天然系洗浄成分が存在します。
肌の強さに自身がある人は高級アルコール系、弱い人はアミノ酸系、もっと弱い人はベタイン系やノニオン系、アレルギーなどがあり敏感肌の人は天然系をおすすめします。
湯シャンのすすめ
日本人は毎日もしくは一週間に平均5回シャンプーをすることが一般的です。
しかし世界的にみてみると日本人はシャンプーをしすぎている傾向があります。特に臭いに対して敏感な国ですので、仕方ないのですが海外では一週間に3〜4回が基本で2日に1回というペースで洗髪をしています。
日本よりも暑い国でも4回程度です。つまり日本人は皮脂を取りすぎているのです。
汗をかかない日はシャンプーをせずに熱めのお湯で頭皮を揉み込んで汚れを落とすだけで70%程度の必要最低限の汚れは落ちてくれます。
芸能人のタモリさんや福山雅治さんや海外セレブも実践していると話されている方法で、逆に髪の毛の感想を防ぐので美髪のためにいいと言われています。
過度な頭皮ケアは逆効果です。適度な頭皮ケアを行い頭皮環境を維持することが重要です。
頭皮マッサージ
頭皮が硬くなっていませんか?
頭皮が硬くなると血行が悪くなり、髪の毛の成長力低下に繋がります。さらに髪の毛が成長するための細胞の働きも低下し、汚れが詰まりやすくなるなどいいことがありません。
ですので、それを解消するために指の腹でしっかり頭皮を揉み込む頭皮マッサージがオススメです。
頭部のてっぺんにある百会と呼ばれるツボや首から後頭部にかけて点在しているツボを意識して刺激していくと頭部全体の血液がよくなり、成長力が高まります。
爪を立てて頭皮を傷つけないことと、長時間マッサージをして逆に細胞にストレスを与えてしまわないように適度な力加減で3分間程度で行うことが効果的でしょう。
有酸素運動
運動と聞くとみなさん辛い運動を想像するかと思いますが、そんなことはありません。
ウォーキングやジョギングなどの簡単な運動でも充分効果があります。目的はしっかり頭皮から汗をかくこと。AGAの脱毛因子であるDHTを汗から排出することができるのでAGAを予防することができます。
しかし息を詰めて行う無酸素運動、つまり辛い筋トレなどは男性ホルモンを増強し薄毛に繋がる可能性があります。
あくまでもしっかり呼吸をしながら行える軽運動が効果的です。
ストレスの発散
ストレスを発散して交感神経が優位になっている状態を改善しましょう。交感神経が優位になると毛細血管が細くなり、血圧が上がります。また血液内に活性酸素も増えて栄養を消費します。
いいことはないのでできるだけストレスを発散することが重要です。
ストレス発散に有効な手段としては入浴、読書、運動などが挙げられます。個々に持っている趣味などに没頭してもいいでしょう。
異性と触れ合うことでもストレス発散効果は高まります。パートナーなどがいる場合はスキンシップを多めにとると自然にストレスが解消され体温も高まり免疫力も向上してお互いにいい効果をもたらすでしょう。
まとめ
薄毛になる人と薄毛にならない人とでは性格的にも体質的にも異なる共通点があることがわかりましたね。
ハゲない人の特徴をまとめますと
- ポジティブでストレスを溜め込まない
- 体毛が薄く髪の毛が多め
- 規則正しく生活し、しっかり寝ている
- バランスの整った食事が取れている
- タバコを吸わない
ということが共通点となります。
AGAクリニックで高いAGA治療をしなくてもいいように早い段階から薄毛にならない人の共通点を見習って薄毛になりにくい体を手に入れましょう。
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