10代というのは身体の成長期であり、大人になるために身体の細胞が沢山細胞分裂と代謝を行い、どんどん身体を大きくさせている時期です。
高校生もまだまだ成長が期待できる時期で身長や筋肉や骨など身体の部分が成長を行っています。法律的には未成年で子供の扱いですがしかし、もうほとんど大人とかわらない体つきになってきていて大人と変わらないパフォーマンスを行える年代でもあります。
そんな高校生、青春を謳歌したい時期に髪の毛の問題で悩んでいるなんて事はないでしょうか?体つきが一気に大人に近づいてくることで高校生でも禿になってしまうことが十分にあります。ではどんなことが原因でハゲにつながってしまうのでしょうか?
高校生でもハゲになってしまう原因と対策方法を紹介します。
目次
高校生がハゲになる原因
若くしてハゲてしまった人や髪の毛の薄さを感じている人たちはどの様な事が原因で髪の毛に問題が発生しているのでしょうか?その問題に繋がってしまう原因を見ていきましょう。
自分がこれらの原因を抱えてしまっていないかを確認していきましょう。また、これらの原因を抱えてしまっていると、今ハゲていなくても近い将来にハゲてしまう事になるかもしれません。
男性ホルモンの影響でハゲる
高校生ともなるとヒゲが生えてきて頻繁にヒゲを剃らなくてはいけない人も出てくるのではないでしょうか?だんだん体つきもゴツゴツと男性色が強くなってきて、男性ホルモンの働きが強くなってきます。
男性ホルモンは体毛を濃くするので、髪の毛も濃くしてくれる効果があるかと思ってしまいますが、髪の毛を濃くしたり、髪質を改善する働きがあるのは女性ホルモンで、男性ホルモンには体毛を濃くする効果はあっても髪の毛を濃くする働きはありません。
寧ろ男性ホルモンには毛根付近に存在するα5リアクターゼと結びつくことでDHT(ジヒドロテストロン)と呼ばれる強力な男性ホルモンへと変化し抜け毛を増やしてしまう原因となってしまうことがあります。M字はげやつむじハゲに繋がってしまうものです。
この男性ホルモンのDHTの働きで髪の毛が薄毛になってしまうことをAGA(男性型脱毛症)と言います。これは、男子だけでなく女子でも引き起こることがあります。女性に起こった場合はFAGA(女性男性型脱毛症)と呼ばれます。
これらの脱毛症の詳しい原因や症状や改善法についてはこちらの記事を御覧ください。
・女性男性型脱毛症FAGAって何?原因と治療法と対策方法を紹介!
・AGAとは?特徴や原因を知ろう!治療するには薬が効果的なの?
遺伝でハゲてしまう
髪の毛の生え方や髪質、生え際のおでこの広さなどの特徴は親からの遺伝によって決定されてきます。実際にはハゲては居ないのにもともと生え際が後退していておでこが広いことでハゲのように見えてしまう事もあります。
これは、実際にはハゲではないのに髪の毛の生え方に薄毛の問題を重ねて見てしまう事もあります。これは遺伝による髪の毛の生え方の問題なので植毛などの処置を受けないと、髪の毛の生えていない所に毛を生やすことは出来ません。
もみあげのない人がもみあげを生やしたい感覚に似ています。いくら育毛剤を塗ったところで効果は薄いでしょう。遺伝による髪質や髪の毛の生え方に悩んでいる人は髪型の調整でハゲの印象を薄くするしかないでしょう。
ストレスの影響
10代の学生ではストレスの問題とは無縁で、若い高校生がストレスでハゲてしまうなんて考えにくいですが、ストレスでハゲてしまうのは社会人だけではありません。
高校生や中学生や小学生などの子供でもストレスでハゲてしまう事は良くあります。特に若い世代でのストレスによる脱毛の場合、10円ハゲと呼ばれる円形脱毛症による問題が多くあります。
受験勉強や部活や学校での人間関係や親子関係の問題や親の都合による環境の変化などの影響で非常にストレスを感じ、溜め込んでしまう事があります。思春期のこの時期だからこそストレスの影響を強く受けてしまう事もあります。社会人よりストレス抗体が低く身体に影響を及ぼしてしまう事が若い世代の方が多くなります。
特に病気などの問題よりも髪の毛に影響を及ぼしやすい傾向があるようです。ストレスによる影響で男性ホルモンが活性化してしまうこともあり、AGAの薄毛を進行させてしまう事があります。精神的に成熟していない点で、ストレスの影響は大きくなるので精神的ストレスを軽減していけるように対策することが必要でしょう。
偏食による栄養バランスの悪化
若い世代で問題となる事の一つが食事の栄養バランスによる問題です。きちんと親からバランスの良い食事を毎日食べられている人はこの問題とは無縁でしょうが、最近はシングルマザーや、シングルファザーや共働きの過程も増えて、家庭の問題で食事がコンビニの弁当などになってしまう家庭もあるかと思います。
さらに若い世代は好き嫌いもあるなどして偏食になってしまっている事も考えられます。食事のバランスが悪くなてしまっていたり、髪の毛の成長に必要となる食材が取れているか確認してみましょう。
特に亜鉛や鉄分などのミネラルやビタミンBや髪の毛の主成分であるタンパク質が不足すると髪の毛の成長は遅くなってしまいます。好き嫌いで髪の毛に必要な栄養素が不足してしまっていないか確認しましょう。
睡眠不足
学生で睡眠不足になってしまうことはそこまで多くないと思いますが、受験シーズンや朝練が多い強豪の部活などに所属している場合は睡眠不足になってしまうこともあるかと思います。
睡眠不足は髪の毛や頭皮のダメージ補修を行ったりする機会を奪ってしまうことやヘアサイクルを乱れさせたり、体内のホルモンバランスを整える事を阻害したり、身体の循環器や呼吸器などの働きを制御する交感神経を刺激し血行を悪くしてしまったりします。
特に睡眠中は髪の毛の成長や身体に成長を行うための成長ホルモンを最も分泌し、身体の調子を整える大事な時間でもあります。なので髪の毛を正常に成長させるためには睡眠は必須事項になります。
毎日夜更かしなどをして睡眠時間を不規則にしてしまわないように注意しましょう。
シャンプーや整髪料の問題
お風呂に入らないで寝てしまう事や、シャンプーを適当に行っていたり、肌に合わないシャンプーを使用していたりしてしまうことを頻繁に行っていませんか?特に学生の時代は過剰にワックスなどの整髪料を使用し、オシャレを行う時期だと思います。
ワックスが付いた状態で睡眠を取ってしまうと、頭皮にワックスが付着し毛根に詰まってしまったり頭皮が荒れて抜け毛の原因に繋がります。さらに枕や布などとの摩擦の力が強くなり抜け毛の量が増えてしまいます。
もし頭皮が赤くなってしまっている場合はこれらの整髪料や、合わないシャンプーの影響で頭皮が炎症を起こしている可能性があります。洗浄成分をしっかり確認して肌に優しいシャンプーを選んだり、ワックスなどはしっかり落としてから就寝するようにしましょう。
過度なヘアアレンジ
髪の毛でオシャレを行うためにヘアカラーや縮毛矯正やパーマなどを頻繁に行っていると髪の毛の質は低下し、カラー剤などの強い成分の液剤の影響により頭皮の環境が悪化してしまう事があります。
髪の毛への影響が少ないヘアマニキュアで洗髪するなど、髪の毛を痛めない頭皮にも負担の少ない方法で髪の毛をアレンジしていきましょう。美容師に相談して負担のない方法を選択していきましょう。
また女性の場合はエクステの影響で牽引性脱毛症になってしまう危険性があります。毎日同じ方向に髪の毛を分けている人や、毎日髪の毛を縛っている人はたまに髪の毛の負担を分散させて縛らない状態で過ごすなどして脱毛症のトラブルになるのを防ぎましょう。
遺伝でハゲやすいかどうか確認する方法
母親からか父親からの遺伝によって自分がハゲやすいかどうか確認することが出来ます。自分の両親と祖父母の髪の毛の毛髪状況を確認し、自分がハゲやすいかどうかチェックする方法を紹介します。
まずハゲの遺伝子が受け継がれるのはX染色体によって行われます。男性はXとY染色体の両方を持っていて父親からY染色体を母親からはX染色体を受け継ぎます。女性はX染色体を二つ持っていて父親と母親から一つずつX染色体を受け継ぎます。
なので男性の場合は母親から、女性の場合は両方からハゲの遺伝子を引き継ぐ可能性があります。
隔世遺伝によりハゲる
まずは自分の母親と父親の祖父母がハゲていないか、薄毛になっていないか確認してみましょう。両親の祖父母の両方がハゲて薄毛になってしまっている場合は100%ハゲの遺伝子を引き継いでしまい、ハゲてしまう可能性が非常に高くなります。
しかし、男性の場合は父親がハゲの遺伝子を持っていても母親がハゲの家系でない場合はハゲる遺伝子を受け継がないことになります。女性の場合は父親がハゲの遺伝子を持っていれば50%の可能性は確実にハゲる遺伝子を受け継ぐことになります。しかし女性の場合はハゲを発症しない事も多くあります。
発症しない場合でもハゲの遺伝子を保持することで将来の自分の子供が禿になってしまう可能性が高くなります。
最悪のケース
父親と父方の祖母の髪の毛が薄毛で、母方の祖父母が両方共薄毛であった場合は女の子も男の子も最強のハゲ遺伝子を引き継ぐことになります。早めの対策を行って予防をしないと、将来薄毛になってしまう可能性が非常に高いでしょう。
今現在でもこの遺伝子を引き継いでいる状況で薄毛になってしまっている場合は今後も進行してしまう事が予測されます。特にシャンプーを早い段階でスカルプケア(頭皮用)の物に変更したり、食事や生活習慣などを改善し、髪の毛の健康をしっかり維持できる為の対策を行っていく必要があります。
高校生から始める薄毛対策
高校生でも育毛剤などの高い商品を使わずに行える、お金を使わずに今から始められる薄毛の対策方法を紹介します。高校生からの早い段階から対策を行っていくことで高い確率で薄毛の問題が改善方向に向かうことが期待できます。改善方法をしっかり押さえていきましょう。
シャンプー選び
シャンプー選びに関しては若干お金がかかってしまう項目でもありますが、親に相談して髪の毛の問題で悩んでいることを伝えてシャンプーを購入してもらうなどして今まで使っていたCMなどが打たれている商品は卒業しましょう。
特にシャンプー選びで注目するべきなのは洗浄成分です。ラウレス硫酸などが表記されている成分は高級アルコール系洗浄成分と呼ばれるもので、洗浄力が非常に強く皮膚が弱い人などは簡単に肌荒れを起こしてしまう成分です。頭皮に痒みや赤らみなどの症状が見られる人は、シャンプーが原因かもしれません。
育毛シャンプーでなくても問題ありません。おすすめなのはアミノ酸系洗浄成分のシャンプーです。またシリコンなども頭皮をコーティングしてしまうことで髪の毛への栄養補給を阻害してしまう事が示唆されています。シリコンは悪い成分ではありませんがリンスなどで頭皮には付けないようにし髪の毛のみに付けて髪の毛のダメージ保護を行ったり、指通りを良くするための用途で利用しましょう。
乾燥肌や髪の毛が乾燥している場合は保湿成分が付与されたものや、フケが出ている場合は抗菌作用がある有効成分が入っているものなど、自分の頭皮環境や髪の毛の状態に合わせて商品を選択し、最適な商品を使用しましょう。
正しいシャンプー法
朝にシャンプーを行ったり一日に何度もシャンプーを行ってしまうと必要以上に皮脂を落としてしまったり、朝の紫外線の影響を受けやすくなってしまって、頭皮に悪影響を与えてしまう事があります。
また、爪を立てての染髪や短時間での洗浄で頭皮をしっかり洗浄できていない場合は汚れがしっかり落とせていない問題が発生してしまいます。シャンプーを行う前には湯シャンでしっかり皮脂と汚れを落としてからシャンプー剤を使用して髪の毛を洗っていきましょう。
シャワーで6割の汚れは落ちてしまうので、これをしっかり行うかどうかで洗剤の泡立ちも大きく変わり、洗浄効果が大幅に向上します。
シャンプーが終わればしっかり洗い流し、シャンプー残しのないようにしましょう。洗剤の成分が頭皮に残ってしまうと頭皮荒れの大きな原因となります。手で湯だめを作って頭皮付近までしっかり洗い流していきましょう。
食事の改善
栄養バランスを意識した食事を行っていきましょう。髪の毛を伸ばすために色々な対策を行っていても髪の毛の成長に必要な栄養分が足りていないと成長が望めません。
特に髪の毛にいい食材としては、大豆製品、赤身魚、鶏肉、豚肉、レバー、牡蠣、海藻類などが髪の毛の成長には有効です。
好き嫌いをしないように食事内容を改善し、普段の食事で足りてないと感じる栄養素をサプリメントなどでも補いながら摂取していきましょう。
髪の毛にいい食事に関しての記事はこちらの記事を参考にしてみてください。
・育毛に効果のある食べ物ってなに?摂取すべき成分や食事を知ろう!
・薄毛対策に良い食べ物は?気をつけたい食生活や改善予防効果のある食事について紹介!
良質な睡眠
毎日の睡眠の質を改善しましょう。特に成長期の高校生の時期で特に欠かせない項目でもあります。睡眠の質を向上させるためには睡眠をとる時間帯でコントロールすることが出来ます。
22時〜深夜2時までの時間帯での睡眠が最も成長ホルモンを分泌するための効率がいい時間帯でゴールデンタイムとも呼ばれています。この時間にしっかり睡眠をとり、6時間〜8時間での睡眠が最も効率の良い睡眠法とされています。
髪の毛だけでなく肌やホルモンバランスを整えるのにも効果が高いので是非取り入れていきたい項目ですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?高校生でハゲてしまう事は確率がかなり低い分大きなコンプレックスにつながってしまいますよね。しかし、若いうちから対策を行えばしっかり改善が見込めるものでもあります。
早い段階からしっかり対策を行い正しいヘアケア、スカルプケアとストレスの発散や栄養の補給を行えば髪の毛はしっかり生えてきます。AGA治療や薄毛治療などで育毛剤を使用した場合でも、生活習慣の改善やシャンプー方法の改善などは必須事項で、これらの対策なしでは髪の毛の成長は見込めません。
髪の毛のヘアサイクルを正常に保つことが重要なのでしっかりホルモンバランスを整えて薄毛を予防していきましょう。
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