シャンプーは毎日しない方がいいの?湯シャンの効果とシャンプーの頭皮への負担は?

みなさん、シャンプーは毎日していますか?毎日のお風呂の時はもちろん、夏場に汗をかいた時にも体を洗う時に、同時にシャンプーをする方がほとんどかと思われます。シャンプーをするとスッキリするので、体に良さそうな行為に見えるのですが、実は必ずしも良いものであるとは限りません。

逆に言うと、シャンプーをしないほうが正常な状態を保てるということになります。ただし、全くケアをせずに放っておくというわけではありません。適切なケアを施すことで健康な状態を保つことができるようになります。

今回は、シャンプーをしすぎることで起こる弊害とその対策をご紹介したいと思います。また、今流行っている「湯シャン」の方法や、シャンプーの選び方についてもご紹介していきます。

スポンサーリンク

シャンプーのしすぎで起こる弊害

%e3%82%b7%e3%83%a3%e3%83%b3%e3%83%97%e3%83%bc

シャンプーをしすぎると、以下のような弊害が起こります。

皮脂を洗い流してしまう

シャンプーのしすぎは必要な皮脂を洗い流してしまって、乾燥の原因となります。

乾燥するとフケが出てきたり、かゆみの原因になるのでご注意ください。

頭皮が乾燥肌になる原因

頭皮で乾燥肌の方は、「フケが出てくる」「抜け毛が増える」「頭がかゆい」といったお悩みをお持ちです。

主な原因としては「シャンプーが合っていない」「シャンプーをしすぎている」「洗髪の際にブラッシングしすぎている」「生活習慣が乱れている」といったものが悪影響を及ぼしています。

皮脂分泌の量

シャンプーをしすぎると必要な皮脂を落としてしまいます。

そうすると、頭皮は水分を逃がさないようにするために皮脂分泌の量を増やします。その過剰な皮脂分泌が毛根に詰まることで逆に髪を痛める原因になります。

スポンサーリンク

シャンプーを使用せずに湯シャンをやってみましょう

%e6%b9%af%e3%82%b7%e3%83%a3%e3%83%b3

毎日シャンプーをする方は多いかと思いますが、実はシャンプーのしすぎは髪を痛める原因になります。

シャンプーで強く頭皮をこすることで抜け毛の原因になるようです。よって「湯シャン」をすることをおすすめします。

湯シャンの効果

湯シャンの効果には、「抜け毛が減る」「髪がサラサラになる」「髪のボリュームが増える」「夜でも髪の毛がベタつきにくくなる」「髪の臭いや、かゆみがなくなる」といったものが挙げられます。

正しい方法をご紹介していきますので、ぜひ試してみましょう。

頭皮環境を守ることができる

頭皮には必要な菌が存在しています。シャンプーをすることで、その必要な菌を殺菌してしまう可能性があります。その結果、カビが生えたり雑菌が増える原因となってしまいます。

湯シャンとは「シャンプーを使わず、お湯だけで洗い流す」というものです。だいたい3日に1回は湯シャンの日を作ると良いですね。

湯シャンによる髪質の改善

湯シャンによって頭皮が健康になり、細毛やくせ毛の髪質が改善したという声もあります。もちろん湯シャンだけではなく、髪質には食生活や睡眠などが総合的に関わってきますので、参考程度に見ていただければと思います。

今まで様々な改善方法を試して効果の無かった方は、湯シャンを試してみるのは良いでしょう。

湯シャンの一般的な方法

湯シャンはシャンプーを使わず、お湯で髪の毛を洗うだけです。ただし、洗う際に髪をこねたり爪を立てたりすると、皮膚に傷がついてしまうのでご注意ください。

湯シャンへの移行は、少しずつ行いましょう。最初は週に1回だけ湯シャンをしてみてください。毎日シャンプーをしていた方が湯シャンに移行した際に、髪がゴワゴワになることがありますが、徐々に慣れてきます。そして慣れた頃に、3日に1回だけ湯シャンをしてみましょう。

注意点ですが、自然乾燥をさせると乾燥するまでに菌が繁殖する可能性があるので、タオルで軽く叩きながら乾かすか、ドライヤーを使用してください。

乾燥肌の方の湯シャン方法

乾燥肌の方は、少し工夫が必要です。

  1. まずは「ヘアブラシ」を用意します。そして入浴前に15分ほど、ゆっくり優しくブラッシングしてください。髪を整えるのではなく、頭皮のマッサージのようなイメージでやることがコツです。ブラシで埃や皮脂を落としていきましょう。
  2. 次は、湯船に浸かりながら10分以上頭皮マッサージをしてください。血行を良くする目的の他、皮脂を絞り出す効果もあります。
  3. 次はシャワーです。お湯の温度は35度前後で、シャワーヘッドに頭を近づけて頭皮を洗うイメージで洗うことがポイントです。この時に頭皮に爪を立ててしまうと傷が付くので気を付けて洗ってください。
  4. 部屋で髪の毛を乾かす際にはタオルドライをしましょう。ゴシゴシ擦らず、優しく叩くように乾かします。乾き切らない場合はドライヤーを使いますが、熱風は極力使わず冷風で乾かしていきます。
  5. 使い終わったブラシには埃や皮脂が付いているので洗浄を忘れずに行いましょう。また、乾き切っていない髪の毛をブラッシングすることは控えてください。

このように頭皮が乾燥肌の方は、湯シャンが少し面倒です。しかしその効果は大きく、髪にツヤも出るので、お悩みの方はお試しください。

宇津木式湯シャンのやり方

また、ブログでも大人気の宇津木式湯シャンの方法もご紹介します。引用元は宇津木さんのブログですが、ここでは要約しております。

  1. まず、髪を洗う前に髪をブラッシングしましょう。このブラッシングには、汚れや皮脂を落としたり、頭皮を刺激したりといった目的があります。できれば天然ブラシを使用してください。
  2. 次に、35度前後の温度でシャワーをしながら洗髪をし、頭皮をマッサージしましょう。その後、ヘアブラシで髪をとかしながら汚れを洗い流してください。髪は火や熱に弱いですので、お湯が熱すぎると傷んでしまうのでご注意ください。
  3. 髪を乾かす時は、タオルで包み込むようにしながら軽く押さえましょう。ある程度乾いたら、仕上げにドライヤーを使用します。ショートなら1分、ロングなら5分ほど使用しても大丈夫です。根元から温風と冷風を交互に当てて、毛先が少し濡れている感じを残してやめてください。

シャンプーしない人が増加中

シャンプーを使わない方法を海外では「ノー・プー」と言うそうですが、この「ノー・プー」という美容法、美髪術を実践する有名人は多数おられます。

例えば、「君島十和子」さんや、タレントの「YOU」さんや「タモリ」さん、歌手で俳優の「福山雅治」さんも実践されています。保証人というわけではありませんが、髪に気を遣う方ばかりですね。

また、海外のセレブ界では常識のようで、ジェシカ・アルバさんもみんなに勧めています。例えば、ジェシカ・シンプソンさんは月に1回しかシャンプーをしません。他に、ニコール・リッチーさんは週1回、キム・カーダシアンさんは5日に1回の頻度でしかシャンプーをしません。

毎日シャンプーしない女性も増えている?

「週に何回シャンプーをするか」というアンケートをしたところ、約7割の女性が「毎日シャンプーをする」という反面、約3割の女性が「毎日はシャンプーしない」という結果となりました。

その理由は「面倒くさいから」「冬はそんなにベタベタにならないから」「必要な栄養も落としてしまうから」(派遣社員、事務系専門職、主婦の方の回答より)といったものが多かったです。「面倒くさいから」という意見には、忙しい現代人には時間がないという意味も含まれます。

スポンサーリンク

シャンプーについて

%e3%82%b7%e3%83%a3%e3%83%b3%e3%83%97%e3%83%bc%e3%81%ae%e3%83%9c%e3%83%88%e3%83%ab

シャンプーの選び方や、シャンプーのタイミングについてご紹介いたします。

薄毛対策に、シャンプーする?しない?

薄毛予防の意見として、「シャンプーをしっかりしないと薄毛になる」という声と、「シャンプーをしない方が髪の毛が増える」という声で、分かれております。

その結論ですが、物の見方によってはどちらも正解と言えます。人間の髪の毛は約10万本生えており、毎日100本程度が抜け落ちていきます。

その抜け落ちるタイミングは、お風呂や就寝中が多いのです。そのため、シャンプーをしないことで、その日の抜け落ちる髪の毛の数は減ります。

ただし、それは抜け落ちるべき髪の毛が残っているだけで、次にシャンプーをした時にまとめて抜け落ちるそうです。よって、シャンプーしないことで一時的に抜け毛は防げます。

しかし、シャンプーを全くしないのは良くないです。頭皮は生活をする上で汚れていきます。汗や埃が毛穴に溜まり、頭皮を痛める原因となります。その結果、髪の成長を妨げ薄毛につながります。

良い成分のシャンプーとは?

「ノンシリコンシャンプー」というものが最近流行っておりますが、単純に良い洗浄成分が入っていると勘違いしていませんか?あまり気にしていなかった方もおられるかと思いますが、シャンプーを選ぶ際には成分表にも注目してみてください。

ここでは、シリコンよりも注目すべき成分についてご紹介いたします。

界面活性剤

シャンプーの90%以上は水と界面活性剤で構成されております。よって、この界面活性剤の種類について注目する必要があります。界面活性剤によっては、とても強力なものもあり、頭皮や髪へダメージを与えるものもあります。

シリコン

シャンプーの残り10%の成分のうちの1種類です。このシリコンは髪の摩擦を軽減してくれる効果があります。つまり、髪をコーティングして守ってくれる効果があります。

しかし、そのコーティングが剥がれる際にキューティクルも一緒に剥がれることもあるので、ダメージが進行してしまいます。よって、傷んだ髪にはシリコンの含まれない「ノンシリコンシャンプー」がおすすめです。

また、シリコンでコーティングされた部分はカラーやパーマがかかりにくいという弊害もあるのでご注意ください。

メントール

メントールの入っているシャンプーを使うと、頭がスッキリします。さらに血行促進効果もあります。しかし、肌に刺激を与える物質だという指摘もあるので、使い過ぎにはご注意ください。

保湿成分

肌の保湿効果が大事なのと同じように、頭皮の保湿も大切です。乾燥するとフケやかゆみの原因になりますので、しっかり保湿をしていきましょう。

よって、この保湿成分が含まれるシャンプーを選ぶことをおすすめします。

洗浄力の強いシャンプーがいいの?

洗浄力が強いシャンプーを使うと汚れをスッキリと落とすことができます。しかしその反面、頭皮に必要な皮脂や水分まで洗い落としてしまうこともあります。

その結果、育毛が妨げられることもあります。

洗浄力の弱いシャンプーがいいの?

洗浄力が弱いシャンプーを使うと、頭皮に必要な皮脂や水分を洗い落とす心配は減ります。

しかし、洗い方によっては頭皮の汚れや油を洗いきれない可能性もあるのでご注意ください。サッと洗ってしまうのではなく、丁寧に泡立てて髪を洗い、すすぐ際にもしっかりと泡を落としてください。

乾燥肌への対策

頭皮が乾燥する方はシャンプー選びを工夫しましょう。「保湿効果のあるのもの」「肌に優しい成分が入っているもの」「続けやすい値段のもの」といったシャンプーを選びましょう。

保湿効果のあるのもの

「アミノ酸系シャンプー」は洗浄力が優しく、皮脂を落としすぎないことが特徴です。「オイル系シャンプー」は優しくしっかりと頭皮を洗うことができます。この2点が保湿効果のあるシャンプーの例です。

肌に優しい成分が入っているもの

逆に言うと、肌に刺激を与える成分を避けるということになります。つまり「添加物があまり入っていない」「石油系の界面活性剤を使用していない」「石鹸系のシャンプー」「高級なアルコール」といったシャンプーを選びましょう。

続けやすい値段のもの

せっかく乾燥肌に良いシャンプーを見つけても、高価すぎて続けられなければ意味がありません。病気の時に飲む薬のような感覚で、「治るまで使う」というものではないのです。ずっと使えるシャンプーを選ぶ必要がありますので、値段もしっかりと確認して選んでください。

朝の湯シャワー

「朝シャン」という言葉をよく聞きますが、朝にシャンプーをすることはあまりおすすめできません。

頭皮の皮脂は夜に分泌量が増えるため、朝にシャンプーをするとそれらの良い成分を洗い流してしまいます。よって、朝に髪を洗うならシャワーだけに留めることをおすすめします。

髪の成長ホルモン

シャンプーは夜にすると良いと言いますが、その理由は「夜に髪の成長ホルモンが分泌されるため」です。頭皮に皮脂汚れが溜まった状態で就寝すると、その汚れが髪の成長ホルモンを妨げるようです。

よって、シャンプーは夜にする方が良いと言われています。また、子供は特に強い成長ホルモンを分泌します。

男性のシャンプーの頻度

「男性はどのくらいの頻度で洗髪をすべきか」という質問がよくされています。その答えは、頭皮の状態によります。

皮脂の分泌が多い方は毎日シャンプーをするべきですが、皮脂の分泌の少ない方は1日置きにシャンプーをする程度で良い場合もあります。自分の頭皮の状況に合わせることが大切です。

ハゲとシャンプーの関係

体が、少なくなった男性ホルモンのパワーを上げようとして「αリダクターゼ」を使って「DHTジヒドロテストステロン」を増やすことで、ハゲは進行します。

現在、この「αリダクターゼ」を抑えるシャンプーが話題になっていますが、実際にはほとんど効果がないと言われています。

美容師のシャンプー

「シャンプーのしすぎは良くない」と言いますが、美容院で散髪をする前はどうでしょうか。結論から言うと、散髪する前のシャンプーは必要です。

乾いた髪は通常、曲がっていたり癖が出ているものです。よって、切る前に髪を綺麗にしておかないと、正確なカットができません。

野生動物はシャンプーしない

例えば「野犬はシャンプーしなくても大丈夫なのか」という疑問を持つ方もおられるかと思います。犬の場合は汗腺が肉球にしかありません。よって、体は汗でベタつくことがないのです。犬の臭いはフェロモンなので汚れて臭っているわけではありません。

シャンプーなしでリンスだけでも大丈夫?

リンスだけでは効果は薄いです。頭皮の汚れが溜まった状態でリンスをすると、汚れの上にリンスが蓄積されて髪のトラブルを引き起こすことになります。

スポンサーリンク

まとめ

%e3%83%90%e3%82%b9%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%83%a0

これまで湯シャンやシャンプーについてご紹介してきました。実施する、しないは人それぞれの環境に合わせる必要があるかと思われます。

例えば、皮脂の多い方が湯シャンを実施していくと、逆に髪を痛めてしまいます。情報だけを得て実施しようとすると、自分に合わない方法である可能性もありますのでお気を付けください。

逆に皮脂の分泌が少ない方、もしくは今までの洗髪方法が適切で無かった方にとって、湯シャンはぜひお試しいただきたい方法です。もともと人間の持っている能力をわざわざシャンプーで洗い流していたことには驚きましたが、これからは湯シャンで解決できそうですね。

髪質の改善については、食生活や睡眠が大きく影響する一方で、こういった洗髪の方法でも改善できるということはありがたい情報だと思われます。今まで何をやっても髪質が改善されなかった方にとって、「湯シャンを試すことによって改善された」という声は励みになりますね。

関連記事として、

湯シャンは抜け毛が増える?減る?効果のある湯シャンのやり方と注意点を紹介!

髪を染めるとはげるの?そう言われる原因と、頭皮への負担について知ろう!

シャンプーで抜け毛が増えるの?1日に抜ける本数はどのくらい?抜け毛を防ぐ方法も紹介!

これらの記事を読んでおきましょう。

  
  

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする