若白髪というのは非常に嫌なもので、学生時代に「白髪生えてる!」と指摘されるといろんな人のからかいの的となってしまうので、はっきり言って誰にも気が付かれる前に全力で抜いてしまいたいと思ってしまうでしょう。
しかし、若白髪が多い人ほどのちに得をするという説もあるのです。
実際に、年を取ると困るのは白髪よりも抜け毛になりますので、そのことと関連していると推測できますが、果たしてどういうことなのでしょうか。
今回は若白髪ははげないのか、それともはげるのかを詳しく調べていきたいと思います。本当にどちらがただしいのでしょうか。
目次
若白髪が多い人ははげないという噂について
迷信や噂のところで記載いたしませんでしたが、実はもう一つ大きな噂があります。それは子供のうちに若白髪が多い日本人男性ははげないというものです。結論から言ってしまうと、これもあくまで噂の類ですので、信ぴょう性はほとんどないといえるでしょう。女性の場合もほとんど関係ないと思っていただいて結構です。
その理由は白髪に悩まされている人たちというのは基本的にハゲに悩まされることが少ないからというものと、若白髪を抜いても増えるからハゲになることはないというものでしょう。はっきり言ってこんなのは何のあてにもならない噂で迷信ですので、気にする必要はありません。
逆に、親類や家族に白髪が多い人やハゲが多い人がたくさんいるのなら、注意したほうがいいでしょう。遺伝の可能性のほうを心配したほうがよっぽど建設的です。
若白髪にはいろいろと噂が多い
若白髪はなっている人からすれば迷惑極まりないのですが、実際にネットで若白髪についていろいろと調べてみると「若白髪は縁起がいい」とか「むしろラッキーである」という意見が出てくるのです。
それらはしょせん迷信からきていると思ってしまいがちですが、意外と根拠がある説も混じっているようです。そこで、まずは若白髪に関連する噂を集めて公開していきます。聞いたことがあるものも混じっていることでしょう。医学的根拠がないものもありますが、そんなものもあったなぁという気持ちで確認していってください。
若白髪の人は金持ちになれる
若白髪の迷信の中で最も広まっているものといえばこれでしょう。おそらく、ほかの噂や迷信は知らないという人でもこの迷信を知っている人は多いと思います。先に記載しますが、福耳の人はお金持ちになれるというぐらい信ぴょう性のない迷信ですので気にしないほうがいいです。
このように言われるようになったのは諸説ありますが、最も有力だったのは苦労をすると若白髪が増えるという迷信から、若いうちにたくさん苦労をしている人は努力家なので、その分成功する可能性が高いと考えられるようになり、成功者になりやすいというイメージがついてそのように言われ始めたのでしょう。
若白髪がある人は頭がいい
この噂も迷信といえるでしょう。若白髪が増えてしまう原因は後述しますが、白髪がたくさん生えるほど必死で勉強しているというイメージから飛躍してこのような言葉が生まれているようですが、別に白髪がなくても頭がいい人はたくさんいるので信ぴょう性は全くありません。気にする必要はないでしょう。
若白髪ある人は苦労人である
これはあっている可能性が大きいと思います。基本的に若白髪が大量にできてしまうのは遺伝的な要素もありますが、実はストレスや自律神経の乱れなどによって髪や頭皮環境に悪影響をもたらした部分が多々あり、どれだけ苦労しているのかが髪の毛に状態として出てきてしまうのです。
要するに、若いうちから白髪が異常に多い人や抜け毛が多発しているような人というのは、ストレスフルな生活を強いられている人なので、苦労人であるという噂は本当になってしまうでしょう。苦労しているアピールにもなってしまうので、本人からすれば迷惑極まりないです。
白髪のメカニズムについて
若白髪が発生するのは白髪のメカニズムがはたらいているからです。
そこで、まずは具体的にどのようなメカニズムで白髪になるのかを解説します。これらのメカニズムに該当する場合、若白髪は増殖すると考えてください。
これを知れば都市伝説のような噂が本当かウソかがわかります。
黒髪になる仕組みがうまく働いていない
基本的に、白髪というのは髪の毛のもともとの状態なのです。どのような人でもできた瞬間の髪の毛は真っ白で、髪の毛が成長する過程でメラニン色素と混ざり合うようになって色がついていきます。
つまり、白髪というのはこのメラニン色素という色素形成細胞と髪の毛がうまく混ざらなかった結果といえるでしょう。
白髪になるメカニズム
もう少し詳しく解説すると、髪の毛は毛母細胞によって作り出されるのですが、この毛母細胞の働きに色素細胞のメラノサイトが働くようになり、黒くなるということです。
そのため、メラノサイトが機能していないか毛母細胞のシステムがおかしくなってしまうと、色がうまくつかなくなります。
髪の毛のもととなる毛母細胞やメラノサイトは毛穴の中に最初から存在しているわけではなく、バジル領域と呼ばれる部分で髪の毛のもとになる細胞が育って、最終的に毛球部へ移動するのです。
ここで育った細胞を幹細胞といいますが、これが移動するときに毛母細胞とメラノサイトに別れるので、元は一つだったということも覚えておきましょう。
髪の毛の成長サイクルとリンクしている
髪の毛のトラブルやハゲ対策を気にしている人たちなら、毛母細胞や成長サイクル(発毛サイクル)という言葉を聞くと何のことかすぐに理解していただけると思います。
実際に、毛母細胞とメラノサイトは髪の毛の成長サイクルに合わせて動くようになっているので、2~7年の成長期⇒2~3週間の退行期⇒3~4か月の休止期⇒髪が抜けえる⇒成長期…というサイクルを繰り返します。
要するに、新たに成長期に入った髪の毛はバジル領域で幹細胞が作成されて毛球部に移動する必要があるということで、このタイミングでメラノサイトが作られているということを理解してください。ヘアサイクルが乱れている人は要注意です。
若白髪の本当の原因とは?
それではどうして若白髪ができてしまうのか、本当の原因について解説します。原因を深く理解することでどうしてそのようになるのか、今までの噂は正しかったのか、ハゲとのつながりはどのようなものなのかが見えてきます。
他のサイトでもこれらの話題に触れているところが多いですが、だからと言ってそのまま流し見するのではなく、大切なことが書いてあるのでじっくりと読んでいってください。
メラノサイトか毛母細胞に異常がある
最大の理由はメラニン色素を作り出すメラノサイトに欠陥が発生しているか、毛母細胞のシステムがうまくいかなくなってしまい髪の毛を黒くすることができなくなっているのかの二択です。
メラノサイトがあれば自動的にメラニン色素が作られるわけではなく、チロシナーゼのような酵素がしっかりと働かないと白髪になってしまうので、対策をしっかりと立てないといつまでたっても白髪だらけでしょう。特に、ある程度年をとると毛根部のこの酵素が減少して機能低下が発生するので、メラノサイトがしっかり働かなくなります。
なぜメラノサイトや毛母細胞に異常が出るのか?
しかし、若白髪の原因は若くしてメラノサイトや毛母細胞に異常が出ることにあります。このように言われても、具体的に何が原因なのかわからないともいますので、より細かく当てはまる原因を一つずつ記載していきましょう。
ストレス
最も大きな原因及び理由です。基本的にストレスは体にマイナスになる作用を大量に生むので、髪の毛や頭皮環境にも悪い影響を与えます。仕事や人付き合い、勉強などでストレスが増え続けると血行不良になってしまい、髪の毛に必要な栄養素が届かなくなります。
基本的に、髪を黒くするためにはミネラルやアミノ酸などが重要になるのですが、それらの栄養素自体が血行不良で届かなくなってしまった場合は、若白髪は増えてしまうでしょう。頭皮の血行不良状態に一度なってしまうと、髪の毛の成長にも悪影響が出るので、若はげになる確率も上がります。
このストレスにはいろいろな形があります。例えば、事故などでの近しい人の死なども該当するでしょう。震災のような大きな災害で身内に被害が出てしまったような人というのは、大きなショックを受けてしまうようになるので、若白髪が増えてしまいます。
ちなみに、ストレスによる若白髪は頭髪全体が真っ白になるというよりは、部分的に白髪になっていく傾向が強いようです。実際に、若白髪が生えている人は同じような場所に生えているのではないでしょうか。
栄養不足
栄養不足になる理由はいくつかあるでしょう。無理なダイエットをしており食事をしないように頑張っている人、好き嫌いがあまりにも多すぎて偏食になってしまい髪の毛にプラスになる栄養素が摂取できていないような人などが現代日本だと多くなりそうです。お金がなくて、しっかり食べられないという人もいるかもしれません。
白髪に効果のある食べ物はタンパク質・ビタミンC・ビタミンE・亜鉛・カルシウム・銅などの成分といわれておりますが、基本的にパンやインスタント食品ばかりを食べている人たちはこれらの栄養素が不足する傾向にあるので、積極的に摂取するようにしてください。
遺伝
最もどうしようもない部分ですが、髪の毛の質や量などは遺伝である程度決まってしまいます。この質の中には白髪になりやすいかどうか、禿げてしまいやすいのかも含まれていますので、親類の髪質は気を付けたほうがいいでしょう。最もどうしようもない部分ではありますが、親類に白髪の人が多い白髪家系という人は若白髪になりやすいと思って対策を行いながら生活してください。
血行不良
ストレスによる血行不良で髪の毛に栄養素や酸素がいかなくなるという人も多いですが、それ以前に日常生活や食生活のせいで血行不良になっている人たちはアウトでしょう。若い人たちは血管も若いので血行不良になりにくいのは事実ですが、なりにくいだけで人によってはすでに流れが悪い人もいるのです。
その筆頭がパソコンやスマートフォンなどが大好きでずっといじっていられるような人たちでしょう。今の子供たちはみんなスマートフォンを持っているので時間があればずっといじっていると思います。あれは実は肩こりにもつながりますし、目の神経も多分に使うので、目の疲れと肩の疲れを誘発し、そこの部分で血行不良が出てきてしまうようになります。
この血行不良は若い人でもなっている人は非常に多いので気を付けてください。特に目の血行不良が多い人は前髪に悪影響をもたらす可能性が非常に高いです。前髪付近に白髪が増えているという人は目の使い過ぎの可能性があります。
また、運動を全くしていない人達は実行していえる人たちと比べると、どうしても血行が鈍くなりがちですので、運動不足気味の生活をしている人たちは要注意です。また、血液がドロドロになるような食事ばかりを続けている人たちもNGとなります。
睡眠環境がひどい
睡眠不足というよりも、睡眠環境が整っていない人は若白髪が出やすいです。基本的に髪の毛や筋肉は睡眠時の成長ホルモンがしっかり出ているタイミングに最も成長するので、その部分がおろそかになっている人はどうしても悪影響が様々なところで出やすくなります。
「夜は寝ているよ?」と疑問を呈する人もいるかもしれませんが、寝入ってすぐの3時間が最も成長ホルモンが出る時間帯なのでこの部分の眠りが浅い人はどうしても悪影響が出ます。この悪影響が出やすい人というのは現代では多いでしょう。
まず、ストレスがたまるほど考え事が多いという人は睡眠障害になりやすいので睡眠の質が低下する恐れがあります。そして、いま最も厄介なことになっているのが寝る前にスマートフォンをいじってしまうことです。スマートフォンから出るブルーライトを浴びると脳が覚醒状態になるので睡眠の質が一気に落ちます。
具体的には就寝の1~2時間前にはパソコンやスマートフォンをいじるのはやめたほうがいいでしょう。眠る前まで常にスマートフォンをいじっている人は成長ホルモン分泌量が少なくなるので、どうしても髪質が悪くなります。
何らかの病気の可能性
若白髪になってしまう病気というのは実は存在します。具体的には甲状腺の病気、胃腸疾患や吸収不良症候群、悪性貧血などが若白髪が増える可能性につながるでしょう。とくに、内臓が弱っていると食べ物からの栄養吸収効率が一気に落ちるので、白髪が増えやすくなります。
日常的に健康的に過ごしているのに以上に白髪が増えるという方は、ほかの症状がないのかをチェックして、病院に行くという選択肢も考えておいてください。頭皮細胞に悪影響をもたらす病気もあるので、悩みがある方は行動を起こしましょう。
若白髪対策は何か、はげないためにも実行する!
男性芸能人ランキングなどで髪の毛がフサフサな人たちの画像を見ると、ついつい怒りを覚えてしまうような人たちでも、しっかりと図白髪対策を講じることで今の自分の髪の状態を劇的に改善することができるようになります。
抜くのはOKなの?
結論から記載すると白髪を抜くのは意味がありません。むしろトラブルの原因になるのでやめてください。白髪というのはあくまでメラニン色素を作る作用が衰えるか毛母細胞がまともに機能しなくなったことが原因なので、抜いたところで増えるわけではないのです。
ただし、白髪を無理やり抜くという対応をすると毛穴周辺の皮膚や毛細血管が傷つきます。些細な傷ならいいのですが、深く傷つくと毛嚢炎になってしまう可能性もあるので、はっきり言ってやめたほうがいいです。何度も抜いてしまうと毛母細胞にも大きなダメージになってしまうので、髪の毛そのものが生えなくなりハゲになってしまいます。できる限り目立たせたくないという人は抜くのではなく、根元から切るという選択をしてください。
生活習慣などを改める
生活習慣の悪い部分が蓄積されることで若白髪は増えます。そのため、若白髪対策をしたいという方は、生活習慣の見直しが必須となるのです。睡眠時間や食事の内容、毎日の運動やストレス解消などやるべきことはたくさんありますので、少しずつ実行していきましょう。お酒やたばこが大好きという人たちは、髪の毛のためにやめることを強くお勧めします。
染める
生活習慣などの改善効果が出るのはかなり先です。そのため、今悩んでいるという人達は白髪染めを使って染めてしまいましょう。ただし、短い期間で繰り返し染めると髪の毛の負担にもなりますし、頭皮の負担にもなりますので染めるときは注意をしてください。
若白髪が多い人でもハゲ対策は必須
若白髪が多い人達でも薄毛や脱毛への対策は必須です。発毛剤と育毛剤を使ったケアも考えたほうがいいでしょう。特に悪玉男性ホルモンによる男性型脱毛症対策は必須です。廊下を感じる人は特にしっかりと頭皮ケアを行って抜け毛対策を行ってください。
今回の記事で調べたところ、むしろ白髪が多い人ほど髪の毛の状態がひどい人が多いので、ハゲとの関連性が多くなってしまいますので、特に気を付けたほうがいいでしょう。加齢によって細胞の活動鈍くなる年齢になってしまった人は特に要注意です。
毛乳頭と毛髪を活性化させるためには、栄養不足状態にならないように栄養バランスの整った食事と生活環境をつくってください。かっこいい髪型を維持するためには、今回紹介したダメなケースに当てはまらはいように、対処方法を考えて活動したほうがいいでしょう。
関連記事はいろいろとあると思いますので、白髪に関する情報を収集してみるといろいろと発見することができます。この記事以外にも参考にしてみてください。
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