ベビーパウダーといえば赤ちゃんのスキンケアのためのものというイメージがありますが、大人のスキンケアにも効果的なようです。さらにはベビーパウダーはヘアケアにも用いられ、前髪のベタつき対策やクセ毛によるうねり髪対策にもなるそうです。
前髪がベタつく原因についても確認しつつ、ベビーパウダーの使い方、前髪のベタつき改善と前髪をサラサラにする方法、クセ毛による前髪のうねりを解消する方法をご紹介します。
目次
前髪にベビーパウダーが効果的な理由
前髪のスタリングに赤ちゃんに使うベビーパウダーが効果的と多くの記事でも紹介されているようです。なぜベビーパウダーが前髪のスタイリングに効果があるのか、前髪のベタつきの原因とベビーパウダーの効果を確認し、その理由を検証してみます。
前髪のベタつきやうねりに効果的
おでこに前髪が張り付くのは、おでこのベタつきと前髪自体のベタつきが原因になります。
これは汗っかきなことや、髪の毛をいじり過ぎてしまうことで手の油が髪の毛に蓄積してベタベタになってしまうことに繋がっています。
ベビーパウダーにはこのベタつきやうねりを解消する効果があります。
ベビーパウダーの成分と効果
ベビーパウダーの主成分にはコーンスターチやタルクが使われています。コーンスターチはとうもろこしから取り出されたデンプンです。タルク(含水珪酸マグネシウム)は石の状態で発掘される、ファンデーションなどの化粧品に使われている成分です。
コーンスターチ、タルクともに水分や皮脂を吸収する働きがあります。本来は赤ちゃんの汗を吸収し、肌荒れや汗による発疹を防ぐものです。
赤ちゃんの肌に使用できるということは、敏感肌の大人にも安心して使用できます。ベビーパウダーには汗を吸収する効果があるので、お風呂上りやお出かけ前に全身にベビーパウダーをはたくことで制汗剤としても使えます。脇汗対策にも効果的です。
汗以外のベビーパウダーの使い道
体の汗対策やスキンケア以外に、ベビーパウダーは顔にも使うことができるそうです。メイクの上からベビーパウダーを使うことで顔汗用の制汗剤代わりに、皮脂吸着効果もあるので化粧崩れ防止にも役立ちます。
ただしベビーパウダーを顔の上で使いすぎると粉っぽくなって不自然な感じになるので、気をつけてください。
アトピー性皮膚炎や脂漏性皮膚炎の人でも、ベビーパウダーを使用している人がいるそうです。アトピー性皮膚炎では強いかゆみを伴いますが、ベビーパウダーを厚く塗っておけば皮膚を直接引っ掻きにくくなるそうです。
脂漏性皮膚炎では皮脂分泌がさかんになるので、余分な皮脂を抑えるのに役立つようです。
ベビーパウダーはスキンケアやヘアケア効果などさまざまな効果があるにもかかわらず、300円程度でも購入できるという最強のコスパであることにも注目が集まっています。
ベビーパウダーが肌と髪をサラサラに
前髪のべたつき・うねりはおでこの皮脂や髪についたスタイリング剤などの油分が原因です。ベビーパウダーを使うことで肌と髪の余分な水分・皮脂を吸収してサラサラに、ベタベタしたオデコあるいは髪の毛が原因で、前髪のヘアスタイルが崩れるのを防ぐことができます。
ベビーパウダーで前髪のベタつきを解消する方法
本来ベビーパウダーは赤ちゃんの肌に使うものですが、前髪のベタツキ防止にも役立つようです。赤ちゃんの肌にも使えるものなので、肌の弱い人も安心して使えそうですね。前髪のベタつき対策に役立つベビーパウダーの使い方を、2パターンご紹介します。
ベビーパウダーをおでこに使う方法
前髪のベタつき対策として、オデコにベビーパウダーを使う方法があります。メイクをした後にベビーパウダーをおでこに軽くはたくようにすることで、おでこの水分や皮脂が粉に吸収され、前髪のベタつきを防いでくれます。
ベビーパウダーをおでこに使う時、パフよりブラシで付ける方がつけすぎ防止になっておすすめです。オイリー肌でおでこの皮脂が多い人は、夜と朝のスキンケアとしてベビーパウダーを使うのもおすすめされています。
夜に顔を洗った後、仕上げとしてベビーパウダーを顔全体に、おでこの皮脂が気になる人はおでこに粉を多めにはたきます。オイリー肌の女性は朝メイクする時に目の下にも軽くベビーパウダーを使うことで、メイク崩れ防止にもなります。
お昼のメイク直しタイムにもベビーパウダーを使うのも良いでしょう。使いすぎても粉っぽくなってしまうので、おでこの皮脂・テカリ状態を見てパウダーを使うかどうか決めましょう。ベビーパウダーを持ち歩くなら固形のものがおすすめです。
ベビーパウダーを前髪に使う方法
ベビーパウダーをオデコではなく前髪に使うこともできます。ただしベビーパウダーをたくさん使ってしまうと、粉が髪の上で目立ってしまいます。ベビーパウダーを前髪に使う時は髪の裏側、オデコと接する部分にのみ、少量をスタイリングの仕上げとして使います。
ベビーパウダーはサラサラとしているので、スタイリング剤でセットした髪を崩すこともありません。前髪のベタつき防止に加え、髪型をキープするのにも役立ちます。
前髪のうねり対策にベビーパウダーを使う方法
くせ毛の人は前髪のべたつきによって髪がうねりやすくなりがちです。前髪のうねり対策にもベビーパウダーは有効と言われています。ベビーパウダーを使う前髪のうねり対策方法についてもご紹介します。
スタイリングによる前髪のうねり対策法
クセ毛の人は前髪を作るとうねりやすくなり、あきらめて前髪を作らない人もいるようです。特に湿気の多い日、額に汗をかいた時などは、どんなに朝ブローしてサラサラ状態にできても、昼には髪がうねうねとしてしまいます。
てっとり早くクセ毛の人が前髪のうねりを解消するなら、ストレートパーマより縮毛矯正がおすすめされています。縮毛矯正をかけたての時は髪がサラサラでスタイリングもしやすいです。
しかし短い前髪はすぐに髪が伸びてしまい、根元の部分で地毛のクセが出やすくなることが多いです。
縮毛矯正をしている人もしていない人も、ドライヤーとストレートアイロン・コテの併用で前髪のスタイリングをしっかりと行い、前髪のうねり防止対策をしておきましょう。
まずは前髪を濡らし、ドライヤーで前髪を乾かします。ドライヤーで乾かすとき頭頂部側から風を当てることで、前髪が左右に散りにくなります。ドライヤーを揺らしながら乾かし、仕上げは冷風を使います。
ストレートアイロンは髪が傷みやすいので、何度も使わないようにしましょう。温度設定は180℃までに、毛先にカールをつけるときにアイロンやコテで長時間前髪を挟まないようにしましょう。ヘアスプレーで仕上げれば完成です。
ベビーパウダーによる前髪のうねり防止法
クセ毛の悩みを持つ人にとって、湿気や額の汗は前髪にクセが出てしまい困り物です。ベビーパウダーを額に軽くはたいておくことで、髪に余分な水分や油分が移らず、前髪がうねるのを防ぐことができます。
ただし手を使ってベビーパウダーを髪につけるのは逆効果です。手の水分、油分が髪に移ることで、前髪がうねりやすくなります。ブラシで少しだけ髪の裏側にはたいておくぐらいにしましょう。
日中手で髪を触るのも前髪がうねる原因に、前髪を整えるにはブラシやコームを使うのがポイントです。
前髪のうねりを活かしたヘアスタイルも
アイロンやベビーパウダーも駆使して前髪をセットしても、梅雨の時期や高い湿度の日は湿気に負けて髪がうねってしまうこともあります。ヘアアイロンでセットし直せればよいのですが、外出先で不可能なことも多いでしょう。
どうしても前髪のうねりが出てしまうという時は前髪の毛束をアップにしてピンで留めたり、うねりを活かして編み込みにするヘアアレンジをするのもおすすめです。ワックスなどのスタイリング剤を使ってウエットヘアで濡れ髪スタイルにするのも良いでしょう。
適度な油分やクセがある方が前髪のヘアアレンジがしやすく、いろいろな髪型を楽しめるという利点もあります。
ベビーパウダーでシャンプー?サラサラ前髪にする方法
ベビーパウダーをおでこや前髪に使うことは、前髪のベタつき対策、うねり防止、ヘアスタイルキープ法にもなるようです。さらにはベビーパウダーをドライシャンプーとして使うことで、頭皮ケアとヘアケアにも役立つと言われています。
ドライシャンプーの効果とは
ドライシャンプーは髪を濡らさないシャンプーのことです。
一般的にシャンプーは毎日することがおすすめされていますが、乾燥しやすい季節にも毎日シャンプーすることで、頭皮や髪が乾燥しやすくなったり、かゆみやフケが出る場合もあります。
毎日シャンプーするのを止めて2日に1回のペースにしたところ、髪の調子が良くなったという人もいるそうです。頭皮や髪をシャンプーで濡らす回数が減ることで、ドライヤーによる頭皮と髪のダメージも防げるメリットがあります。
しかし毎日シャンプーをしないと頭皮や髪のニオイ、ベタつきが気になることもあります。そこで通常のシャンプーをしない日にドライシャンプーを使うことがおすすめされています。
ドライシャンプーなら髪を濡らさないのでドライヤーも不要に、頭皮や髪のダメージも防げてべたつきやすい前髪もサラサラに、頭汗対策にもなって、頭皮も清潔に保つことができます。
ベビーパウダーでのドライシャンプーがおすすめ
ドライシャンプーといえばアルコールの入った、清涼感の高いトニックをまず連想する人が多いのではないでしょうか。
確かに一般的な市販のドライシャンプーは爽快感の高いもので、オイリー肌の人に合うものが多いようです。爽快感の強いドライシャンプーは、乾燥肌、敏感肌の人にはあまり向いていないでしょう。
ベビーパウダーでのドライシャンプーなら頭皮への刺激性が低く、乾燥肌や敏感肌の人にもおすすめです。
ただしヘアセットにワックスなどのスタイリング剤を使っている人は、ベビーパウダーでは頭皮や髪の汚れを十分に落としにくいと考えられます。ドライシャンプーより通常のシャンプーを毎日使うのがおすすめです。
ベビーパウダーでドライシャンプーする方法
ベビーパウダーを使う時は、必ず髪が乾いている状態で使ってください。粉が髪について落としにくくなります。
ベビーパウダーを使う前に、髪をブラシで梳かしておきます。ベビーパウダーをティースプーン1杯程度手のひらに取り出して広げます。指にベビーパウダーの粉をつけ、頭皮の上に少しずつけます。
ベビーパウダーを頭皮の上に乗せたら、頭皮をマッサージします。マッサージする時は爪を立てないように、指の腹を使ってマッサージします。マッサージしながら頭皮、髪にパウダーを馴染ませます。
仕上げに再びブラシで髪を梳かし、髪の毛についた余分な粉を払い落として髪型を整えます。お出かけ前だけでなく日中頭皮のベタつきが気になるときに、頭皮ケアとしてベビーパウダーを使うのもおすすめです。
前髪にベビーパウダーを使うときの注意点
前髪のベタつきやうねり対策に、さらには頭皮ケアとヘアケアにもベビーパウダーを活用することができるようです。さっそくベビーパウダーを使いたいと思った人もいるかもしれませんが、ベビーパウダーを使う時の注意点についても確認しておきましょう。
頭皮や髪につける時の注意点
ベビーパウダーは粉が飛び散りやすいです。気管支系が弱い人はベビーパウダーでむせてしまうかもしれません。ベビパウダーを吸い込まないように注意しましょう。周囲の人にも気をつけてください。
またベビーパウダーの粉は非常に細かく、目に入ると角膜を傷つける可能性もあります。目に入らないよう注意して下さい。
濡れた髪の状態でベビーパウダーを使うと、ベビーパウダーの粉が髪の毛にこびりつきやすくなります。必ず乾いた髪の状態で使用してください。余分な粉を落とす時も濡れたタオルを使わないようにしましょう。
ベビーパウダーを選ぶ時の注意点
ベビーパウダーには粉タイプと固形タイプのものがあります。粉タイプのベビーパウダーはサラサラとしています。大きめのパフでたくさんのパウダーをはたくことができ、体の広い範囲に塗るのに適しています。
固形タイプのベビーパウダーは粉が飛び散りにくいです。首周り、肘や膝の裏など、ベビーパウダーをピンポイントで使いたい時に、固形タイプのものが適していると言われています。
気管支系が弱い人、携帯用は粉タイプより固形タイプがおすすめされています。
ベビーパウダーの成分はタルクやコーンスターチが使われています。一時期ベビーパウダーに入っているタルクが体に悪いという噂が出て、ベビーパウダーが危険と言われていたこともありました。
実際にベビーパウダーで使われているタルクの使用量は国の基準に合わせた量であり、安全面で問題ないとされています。ただしタルクのアレルギーがある人、気になる人はタルクフリーのベビーパウダーを使うことをおすすめします。
まとめ
前髪のべたつきはセットが崩れ、うねり髪の原因にもなります。気になる前髪のベタつき対策に、ベビーパウダーを使うのが効果的とされています。ベビーパウダーをオデコまたは前髪の裏側につけることで、ベタベタ前髪の解消になります。
ベビーパウダーには水分や皮脂を吸収する作用があり、赤ちゃんの肌だけにでなく大人のスキンケアにも有効、ベタツキ対策以外にもヘアケア効果や頭皮ケア効果もあるそうです。低刺激なのでアトピー性皮膚炎の人にも利用されているようです。
毎日シャンプーすると頭皮や髪のダメージが気になるという人には、ベビーパウダーを使ったドライシャンプーもおすすめされています。お手頃価格のベビーパウダーを、日頃のヘアケア、スキンケアに役立ててみてはいかがでしょうか。
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