ニゾラールシャンプーはまだ日本では広く出回っていない頭皮の環境を整える効果のある抗菌シャンプーです。あまり聞かれないシャンプですが、それもそのはず基本的には医薬品として販売されているシャンプーになりますので、頭皮に問題を抱えていない人には無縁のシャンプーでCMなどは一切行われていません。
ネットでも広告などでの宣伝活動を行っていないので、認知度はかなり低い方だと思います。
しかし、その効果は非常に高いもので、さすが医薬品と言える効果が期待できますので今日はこちらのシャンプーについてその情報を紹介していきたいと思います。
最後まで読んで是非参考にしてみてください。
目次
ニゾラールシャンプーとは
ニゾラールシャンプーの基本的な情報を紹介していきたいと思います。ニゾラールシャンプーは抜け毛や頭皮の問題に対して有効で、非常に効果が高いと評価の高い商品です。
ではこの商品の情報について見ていきましょう。
ニゾラールシャンプーって?
ニゾラールシャンプーは医薬品として販売されているシャンプーになります。ニゾラールと言うのは有効成分に「ケトコナゾール」が配合されたもので炎症や湿疹などを起こしている皮膚症状に有効に働きかける医薬成分で、軟膏やクリームなどの医薬品としても販売されています。
ニゾラルクリームは病院などでも処方されるものですが、ニゾラールシャンプーは日本ではまだ認可が降りていない商品になります。なので一般での販売はされておらず一部のサイトからのみ購入することが出来ます。
しかし、非常に効果が高く優れた商品のため人気の商品となっています。海外では沢山の商品が販売されており、ジェネリック医薬品なども沢山販売されています。日本ではなかなか手に入れられない商品がたくさんあります。
ケトコナゾールとは
ケトコナゾールは皮膚の常在菌でもあるカビの一種である真菌を除去する働きがある薬用成分です。アゾール系の抗真菌薬と言う位置づけにあるケトコナゾールは真菌が細胞分裂を行う際に必要となる作用であるエルゴステロールの合成を妨害し菌の増殖を防ぎます。
結果真菌は細胞分裂による個体の増殖が行えないので、頭皮の真菌(カビ)による問題を回復傾向に向かわせることが出来るのです。
さらにケトコナゾールは男性型脱毛症の原因であるDHTの抑制効果もあるためAGAに対する症状の抑制効果も期待できます。
ケトコナゾールは非常に強力で刺激の強い成分になるので、日本での処方は慎重に行われており、一般的にはそれよりも刺激の低い硝酸ミコナゾールという同様の抗菌作用のある成分が一般商品向けには使用されています。硝酸ミコナゾールの含まれた商品は日本でも簡単に手に入れることができます。
刺激が少ないのでニゾラルシャンプーとは違い毎日利用することが出来ます。
ニゾラールシャンプーの使い方
先程紹介したように、ニゾラルシャンプーは刺激の強いケトコナゾールが含まれているので、頭皮の真菌などの除去には非常に強力な効果を発揮しますが、その薬用成分が強いために毎日は使用できない商品になっています。
説明書きでも説明されていることで、一度使用すればしばらく効果が持続するので1回の使用後は3日程の間隔を開けて再度使用する形になります。
最初の週は1週間に2回の使用を行った後は一回使用したら3日間間隔を開けてという事を繰り返します。毎日使用できるシャンプーではないので、他の普段使い用のシャンプーをもう一つ購入しておく必要があります。
毎日使用してしまうと逆に頭皮には良くない問題に繋がってしまいますので十分注意しましょう。
一応医薬品としての分類に入りますので、使用方法は十分守って使用することが必要になります。
副作用があるの?
毎日使用できない程の強力な成分を含んだ商品になりますのでその副作用が気になりますよね。育毛剤なども髪の毛を生やすための商品にはほとんどが副作用が存在します。
ニゾラルシャンプーは効果も非常に高く、嬉しくはありますが副作用はどうなのでしょうか
?過去に上げられた報告例からニゾラールシャンプーの副作用についてまとめて以下で紹介していきます。
まずは効果を紹介していきますので、それから副作用についてしっかり把握していきましょう。
ニゾラールシャンプーの効果
ニゾラールシャンプーで得られる効果について紹介していきます。以下の点での改善が認められているので、もし頭皮環境や髪の毛の問題などが発生している人には是非おすすめです。
一度試してみる価値はあるでしょう。では効果について見ていきましょう。
痒みやフケの改善
真菌いわゆるカビが増殖することで発生する問題の初期症状が痒みやフケなどの問題になります。これらの初期症状の痒みやフケの問題を解決する場合は一刻も早く問題の原因である真菌を除去する必要があります。
なので、強力に素早く短期間でこれを遂行するにはケトコナゾールは非常に適当で有効な成分になります。もし過去に真菌などの常在菌の増殖を抑える抗炎症、抗菌成分を含むスカルプケアシャンプーを使っても効果がなかった場合はニゾラールシャンプーを使用してみてることをおすすめします。
効果の持続性も高く、即効性も強いのでより効果的に真菌の除去を行ってくれるはずです。
抜け毛の予防・改善
フケやかゆみなどの問題を解消できたことでそれにより発生していた抜け毛などの症状を改善できます。頭を掻くことで傷が発生し、そこから菌などの感染が起こることもないので、沢山の頭皮トラブルを解消することが出来ます。
毛根の炎症や毛穴への真菌の詰まりや増殖を抑えられるので、髪の毛の栄養を菌にエサとして奪われることもありません。髪の毛の栄養を食べて増殖する菌を除去できることで髪の毛の成長がさらにし易い環境になり、髪の毛が元気に成長する事を促すことが出来ます。
結果、抜け毛に繋がる問題を全て排除出来、改善することが期待できます。
DHTの抑制
さらにDHT(ジヒドロテストステロン)の生成量を抑えることが出来ることもあり、さらに抜け毛の予防効果に期待値が上がります。
ジヒドロテストステロンは男性ホルモンと5aリダクターゼという酵素が結びつくことでより強力な男性ホルモンとして頭皮の頭頂部やおでこの生え際あたりに多く在中するようになり、髪の毛の成長を止めてしまう働きをしますが、5aリダクターゼの働きを抑制する効果がるので、男性ホルモンとの結びつきを阻害し、問題となるジヒドロテストステロンを増やすことを防止します。
結果AGAによる抜け毛の問題の解消にも貢献するのです。しかし、育毛効果や発毛効果があるわけではないです。頭皮の環境改善やホルモンの結合を抑えることで抜け毛を抑え、発毛がし易い環境を作ることが効果なので勘違いしないようにしましょう。
脂漏性皮膚炎の解消
特に注目したい効果が脂漏性皮膚炎への効果になります。元々ケトコナゾールは脂漏性皮膚炎などの真菌による皮膚の症状を改善するために用いられていた薬用成分です。
白癬と呼ばれる、水虫やたむしなどの皮膚症状や、カンジダ菌の増殖による問題を解決するために有効な薬でもあります。
頭皮の脂漏性皮膚炎の問題は皮膚の常在菌であるマラセチア菌が異常に頭皮で増殖することで発症します。頭皮で炎症や湿疹が起こり、頭皮が赤くなったり異常に痒くなったりします。さらに頭皮の皮膚の新陳代謝が異常に行われ、菌が老廃物を出すことでフケが大量発生します。
免疫力の低下や、皮膚の傷などが原因で環境が悪化し、菌が増えやすくなる事が原因と言われていますが、一度引き起こるとなかなか治療が完了せず長期間症状に悩まされる人も多く居ます。
ケトコナゾールを含んだニゾラールシャンプーでは強力な殺菌力で一気にこの問題を解決する事が期待できます。
ニゾラールシャンプーの副作用
気になる副作用について紹介していきます。いくら効果が期待できた所で問題となる副作用に悩まされてしまったら元も子もありません。問題が解決されても新たな問題が発生してしまいます。そのような場合は直ちに使用を中止するようにしましょう。
痒み
どのシャンプーにも記載されている問題になりますが、肌に合わない場合には痒みの症状が発生します。この痒みの症状は菌による痒みの症状とは異なり、成分からの炎症による痒みの症状になります。
普段とは違う痒みを頭皮に感じた場合は使用を控えましょう。
痛み
非常に強い成分のシャンプーになりますので、敏感肌の人や頭皮に合わなかった場合は乾燥してしまいヒリヒリとしたり、殺菌成分が強く刺激が与えられることで痛みに発展する場合があります。
使用後にひりひりするような痛みの症状が強く現れたりする場合は使用を中止しましょう。
肉体の女性化
ニゾラールシャンプーでの報告ではありませんが、ニゾラールの経口薬においては次のような報告がされています。米国家庭医学会より、真菌感染の治療目的として第一選択肢としてケトコナゾール経口用錠剤(ニゾラール)を選択しないことを制限とする。
これは肝機能への重篤な副作用が認められての報告でしたが、このような問題が起こってしまった例があります。これは経口薬においての問題であり、クリーなどの外用薬やシャンプー製品については対象外ですが、長期間での使用での影響ではどうなるかまだデータが不足していることもあります。
身体の女性化についても同様に、経口薬での報告になりますが男性ホルモンのDHTを抑制する働きにより、女性ホルモンの働きが優位になり、体つきが丸みを帯びるなどの身体の女性化が認められたという報告例があります。
シャンプーではほとんど吸収されないとされていますが可能性として考慮しておいた方がいいでしょう。
このシャンプーが向いていない人
以下のような人はこのシャンプーの使用はおすすめしません。
- 妊婦
- リスクを控えたい
- 皮膚が弱い
薬用成分が強力で頭皮への刺激も強めなので、頭皮が弱い人にはオススメ目出来ません。特に過去に薬用シャンプーなどの使用で頭皮が荒れてしまった場合は要注意でしょう。洗浄成分の洗浄力により荒れた場合は問題ないかと思います。
さらに日本ではまだ安全性が認可されていない医薬品シャンプーになりますので、リスクを抑えたい人は使用を控えたほうが良いでしょう。
また妊婦への使用は推奨されていません。動物での経口投与での実験で奇形の子供が生まれる報告例もあるので、シャンプーでの成分の浸透は殆ど無い結果になっていますが、危険性を考慮して使用を控えるように警告されています。
どうしても使用したい場合はしっかり医師に相談するようにしましょう。
ニゾラールシャンプーの商品紹介
ニゾラールシャンプーの商品を紹介したいと思います。ニゾラルシャンプーについて興味のある人は是非購入の参考にしてみてください。
まだ日本で購入できる商品は沢山ないみたいです。輸入でのネット購入が主な入手ルートになるので一部商品の詳細を見ていきましょう。
ニゾラルシャンプー
価格・内容量:2370円・100ml 3160円・200ml
現時点で簡単に日本でネット購入できる出来る商品はこちらの商品になります。効果などは上記で説明したとおりの商品になります。
Olic Thailandというメーカーから販売されているものでタイの会社になります。販売元はJohnson&Johnsonです。ネットやSNSでの口コミでは、「1週間に2回使用するだけで、おでこやもみあげに髪の毛が生えるようになった」や「何年も悩まされてきた脂漏性皮膚炎がやっと治った、こんなことならもっと早く使っておけばよかった」などの意見が見られます。
認知度の高くない商品ですが、沢山の症状改善の声を見ることが出来ます。もし頭皮トラブルに悩まされている場合は是非試してみてはいかがでしょうか?
コラージュフルフル ネクストシャンプー
価格・内容量:3240円・400ml
こちらの商品はケトコナゾールが含まれたニゾラルシャンプーではありませんが、ニゾラルシャンプーのお休みのときの普段使いとしての薬用シャンプーとして紹介します。
持田ヘルスケア株式会社から販売されている商品で、こちらの会社はヘアケアやボディーケア商品や化粧品など数多くの製品を製造し販売しています。
このシャンプーはアマゾンでも非常に評価の高いシャンプーでフケや痒みや湿疹、吹き出物などの問題の解決が期待できる商品です。
ミコナゾール硝酸塩が有効成分として入ってるので、真菌への抗菌作用はしっかり行えます。ケトコナゾールほど強い成分ではないので、毎日使用することが出来ますし、臭いもしっかり落とせて非常に満足度が高い商品です。
髪の毛のキシミなどが気になる場合はリンスなどと一緒に使うと良いでしょう。
その他にもメディクイック頭皮のメディカルシャンプーなどのおすすめの商品もあります。こちらで紹介していますので参考にしてみてください。
・脂漏性皮膚炎の治療法を知ろう!シャンプーが効果的?症状や原因も紹介
ニゾラールシャンプーの入手方法
こちらの通販サイトで購入が可能です。
・ニゾラルシャンプー(ケトコナゾール2%) 100ml 2本セット(海外サプリメント個人輸入のOMS)
まとめ
ニゾラルシャンプーは現時点では非常に評価の高い薬用シャンプーになっています。早くこのシャンプーの存在を知りたかった。このシャンプーにもっと早く出会っていれば。と言う声がたくさん聞かれます。
販売元の評価の高いクチコミを集めた商品紹介ページがないにも関わらず、これらの声が沢山目につくのは驚きですね。商品の効果の高さが伺えます。
ニゾラルシャンプーは医薬品で、高い効果が期待できますが刺激も強いものになりますので、お買い求めの際は皮膚科やクリニックなどでの頭皮や皮膚の診断をしてもらい、本当に使用していいか確認、相談することが確実です。もしフケや痒みの症状の原因が真菌でない場合は効果がないですし、間違ったシャンプーの選択になりますので、自分の頭皮の環境をまず正確に確認しましょう。
関連記事としてこちらの記事も合わせて参考にしてみてください。
・育毛効果のあるシャンプーのおすすめ商品!市販の中から口コミ上位の7つを紹介!
・ノンシリコンシャンプーの人気商品を紹介!ノンシリコンの基本的な知識を知ろう!
・ハゲ予防シャンプーで注目すべき成分は?市販のおすすめシャンプーも紹介!