最近髪が薄くなってきた、後退してきたとお悩みではありませんか？別に薄くなっても気にしない、という人もいるかもしれませんが、大抵の方は気にしていることと思います。特に男性は30代頃から髪の量が減ってきたり後退してM字ハゲになってきたり、早い時期から悩む人も少なくありません。
ハゲをうまくごまかしたいという人に髪型やかつら、増毛アイテムまで、いろいろなはげ隠しの方法を紹介しますので、よかったら参考にしてください。
髪型ではげ隠し
薄毛を発見したらショックです。頭頂部が薄いのか、おでこが薄いのかで、似合う髪型も変わってきます。
なんとか髪の毛の気になる部分をうまく隠して、自然なヘアスタイルにしたいですね。
つむじハゲに合うヘアスタイル
頭頂部が薄くなっているつむじハゲの人は、頭頂部にボリュームを持たせて隠したいですね。頭頂部のみが薄く、またさほどハゲていないのであれば、オールバックスタイル、サイドは短めに、トップに長さとボリュームのあるモヒカンスタイルにすると、気になる部分を隠しながら自然なスタイルをつくることができます。
つむじハゲは自分ではなかなか気づきにくいところです。絶対人に悟られたくない、という人は外出前に鏡でよくチェックして、セットするようにしましょう。
Ｍ字ハゲに合うヘアスタイル
おでこが広いＭ字ハゲの人には、気になるおでこを隠したいので、前髪をどう作るかが悩ましい問題です。後ろから髪の毛を前に持ってきて、前髪にボリュームを作るようセットするとM字ハゲが目立ちません。
全体的に持ってくるとわざとらしいかもしれませんので、おでこの中央部は分けて少し見せたりアップにし、後退している部分は自然に前髪が下りている状態にするとM字が目立ちません。またツーブロックにしてサイドを短くすれば、前髪が薄いのがあまり気になりません。
おでこが広めな芸能人と言えば渡辺謙さん、阿部寛さん、竹中直人さんが挙げられます。無理に隠そうとせず、カッコいい雰囲気を出していますね。
坊主
男性なら坊主スタイルもありでしょう。市川海老蔵さんがおしゃれな坊主スタイルですね。
坊主スタイルだとヒゲを生やしても清潔感があります。
パーマ
髪のボリュームはそこそこあるけれど一部が薄い、また一時的な円形脱毛症の人に、パーマをかけてボリュームを出して隠すという方法もあります。
女性でも使える手です。
ヘアカラー
ベリーショートスタイルでかつ髪を明るいカラーにすると、肌の色と同化して薄毛が目立ちません。
おしゃれな男性に多い印象です。
薄毛に似合うヘアスタイルまとめ
薄毛に似合う髪型を大きく分類すると、髪の毛で気になる部分をカバーするスタイルと、全体的に短くしたりカラーで明るくして薄毛を目立たなくするスタイルの2つに分けられます。ハゲ方によっても合うスタイルは変わりますが坊主スタイルは万能です。
美容院で美容師さんに相談したり、薄毛の芸能人のヘアスタイルを参考にしたり、薄毛の情報サイト（ハゲラボさんなど）などで情報収集するのもいいでしょう。
帽子ではげ隠し
帽子で気になる薄毛を隠すのは一番てっとり早いはげ隠しの方法です。
どんな髪型でも隠せますが、気をつけることは何でしょう。
帽子でハゲ対策
気になる薄毛を隠すのに帽子、またはバンダナやスカーフを巻いて隠すという方法もあります。帽子をかぶっていると夏場は紫外線対策に、冬は血行を良くする効果もあります。
紫外線は、特に髪の短い男性は頭皮に浴びやすいので、帽子が頭皮のダメージ対策になります。冬は頭皮の血行も悪くなり、髪の伸びも悪くなると言われています。帽子をかぶることで血行を良くする効果も見込まれます。
帽子の注意点
夏は汗をかきやすいので、通気性のよい素材を選びましょう。汗をかいている状態で1日ずっとかぶったままだと、雑菌が繁殖しやすいです。
また帽子はかぶるだけでm字ハゲでもつむじハゲでもすぐに隠せる便利アイテムなのですが、職場や室内では外さなくてはいけない場合もあるでしょう。また髪型が崩れてしまう不便さもあります。
かつらではげ隠し
帽子より自然に薄毛をカバーできるのがかつらです。低価格のものから高価なものまでいろいろあります。
選ぶポイントや注意するべきことは何でしょうか。
かつら選びのポイント
かつらはの価格帯は安いファッションウィッグなら2,000円くらいから、高価なものなら5万円くらい、オーダーメードなら高いものだと60万円ぐらいもします。お財布と相談して選ぶようにしましょう。
安いものは長持ちせず、明らかにかつらだと人に見抜かれてしまうので、普段使いにはおすすめできません。頭部全体を隠すフルウィッグタイプのかつらか、ポイントのみ隠すかつらかによっても価格は変わってきます。薄毛部分のみカバーしたいのなら、ポイントウィッグを利用しましょう。
かつらの合わない人
激しいスポーツをする人はかつらがずれるのが心配ですので、おすすめできません。汗をかくのも良くないでしょう。水泳するときも外すことになります。人前でぜったい外したくないという人は、かぶるタイプのかつらでなく、テープや編み込みタイプの増毛がいいでしょう。
職場でヘルメットや帽子を1日中かぶっている人も、さらにかつらをかぶると汗で蒸れるかもしれませんので、良くありません。頭皮が弱い人もかつらが悪影響を及ぼす可能性がありますので、かつらはおすすめできません。
増毛パウダーではげ隠し
髪の毛の気になる部分に、ふりかけみたいなパウダーやスプレーをかけるだけで髪が増える、という便利なアイテムがあります。
増毛パウダー・スプレーについて、使い方やその成分、特徴などを紹介します。
増毛パウダー
パウダーを髪や頭皮の気になる部分に振りかけるだけで、髪の毛の量が増えたように見せることができるパウダーです。
特殊な繊維を使っているので自然に見えます。脱毛症の治療中にも使っている人がいるそうです。
増毛スプレー
増毛パウダー同様、スプレーをかけるだけで髪が増えたかのように見えるものです。自然に見えて、かつらよりずっと安上がりです。
スプレータイプのため手を汚さずにより手軽に使えるということで人気が高いです。
増毛パウダー・スプレーの使用方法
各商品によって使用方法が異なりますので、説明書をよく確認の上使用してください。
増毛パウダーの色が服につかないように、タオル、ケープを首回りに巻きます。上から振りかけるタイプはパウダーが飛び散らないように注意して、薄毛部分に振ります。パフと一体になっているタイプは、隠したい部分にポンポンとたたきこむようにします。
パウダーが均等になるように少しずつ使いましょう。ダマになると不自然になるので注意してください。
パウダーより使いやすいのがミストタイプです。増毛スプレーはブラシや手で髪を持ち上げてから、根元に上下左右からスプレーをします。ドライヤーで乾かしブラシで髪をときます。髪の量が思い通りになるまでスプレーからブラシで髪をとくまでの過程を繰り返します。
カラー展開
黒、ダークブラウン、ライトブラウン、グレーなど各商品でいろいろなカラーが展開されています。
地毛になじむ色を選ぶことができます。
定着力
増毛パウダーやスプレーを使って心配になるのはその定着力ですね。ふとしたはずみでパウダーを触ったりこすったりしたら、パウダー部分がなくなってしまったなんていう話も聞かれます。
定着力は商品によって異なります。最近のものは持ちが良くなったようですが、シャワーやシャンプーで落とせるレベルのようです。
雨への強度
増毛パウダー・スプレーは耐水性のあるものが増えました。パウダーをセットスプレーで定着させるタイプのものは、風、雨にも強いそうです。
小雨程度なら濡れても大丈夫そうですが、万一のことも考えて気をつけた方がいいでしょう。
頭皮への影響
薄毛パウダーを使って頭皮に悪い影響はないか、と心配している人もいるかもしれません。使用されている繊維は植物由来の成分で頭皮や髪に負担をかけないものが多いです。もちろん使用されている成分でアレルギーがある方もいるかもしれませんので、使用前にチェックはした方が良いでしょう。
保湿成分が使われているものもあり、頭皮と髪に優しく作られているものが多いです。
ナチュラー
ナチュラーはその名前の通りナチュラルな仕上がりの増毛パウダーです。
植物繊維を密着力の高い炭にして、髪や肌に定着します。水、風にも強く、通気性が高く頭皮にも優しいです。
マジックパウダー
特殊加工された植物性繊維を主成分にし、粉が服についても染料ではないのではたいて落とせるそうです。
値段もお手頃なのでリピートして使っている人も多いようです。
その他の商品
増毛スプレーならスーパーミリオンヘアー、アートミクロンプラビ、増毛パウダーならアデランスヘアプラス スピードEなど。トップシェードからはカバースプレー、カバーヘアー、そして女性用のスプレーウィッグもあります。
女性用のレディース トップシェード スプレーウィッグ は、男性も使っている人が多いようです。
購入方法
人前で買うのがはばかられるアイテムだと思われます。amazon、楽天などで購入すると2～3営業日で発送予定、早いところでは即日発送してくれますので、ネット通販で手軽に購入できます。
つむじハゲと増毛パウダー
頭頂部のハゲ対策パウダーとして、増毛パウダーを長年使用している人も多いようです。毎日のヘアケア感覚で使用できる手軽さが魅力でしょう。
増毛パウダーやスプレーの使用前・使用後が写真でよく紹介されていますが、たいてい頭頂部が薄い男性のことが多いです。増毛パウダーや薄毛スプレーは気軽にボリュームアップでき、つむじハゲに悩む人に相性のいいアイテムです。
Ｍ字ハゲと増毛パウダー
残念ながらM字ハゲの人には増毛パウダーや増毛スプレーは合わないようです。
M字部分のみでも増毛できれば便利なのですが、Ｍ字ハゲやおでこが広い人には合わないようです。メイクで生え際を塗る方法もありますがあまり自然ではありません。
円形脱毛症と増毛パウダー
地毛で隠せない場合、円形に抜けたところに増毛パウダーを使用している人もいます。
脱毛の仕方が人によってさまざまなので一概には言えませんが、円形脱毛が治まるまでひとまず増毛パウダーや増毛ヘアスプレーでしのぐことも可能です。
全体的な薄毛カバーに
増毛パウダーやスプレーは、髪の分け目部分が薄い、髪の量が少ない、頭部全体がやや薄めという人に、ボリューム感を出すのに効果があります。
薄毛対策
はげを隠すいろいろな方法や情報を紹介してきましたが、はげを隠すだけではなく、抜け毛を減らし髪を増やす根本的な対策についても紹介します。
男性型脱毛症とは
男性型脱毛症は、男性の脱毛症の9割がこの脱毛症といわれるほどメジャーな脱毛症です。最近はAGAの名でよく知られるようになりました。
AGAは進行性の脱毛症でいわゆるM字ハゲ、つむじハゲなど、年齢が進むにつれよくみられる薄毛の症状です。原因は男性ホルモンによるものということがわかっています。
円形脱毛症
ストレスで円形脱毛症になったという話はよく聞かれますが、こちらもよく知られた脱毛症の名前です。
自己免疫疾患により引き起こされることがわかっています。
その他の脱毛症
女性に多いびまん性脱毛症、髪を引っ張ることで起きる牽引性脱毛症、脂漏性湿疹により起こる脂漏性脱毛症、粃糠性脱毛症などもあります。
抜け毛の原因
各症状により原因はさまざまですが、日常生活においてストレスのたまりやすい環境、悪い頭皮環境、睡眠不足、栄養不足、喫煙、過度の飲酒なども原因と考えられます。体が不健康な状態だと髪も不健康になります。
育毛剤
髪の毛量が気になってきたら育毛剤を使用してみましょう。頭皮の血行を促進し栄養を与えることで、健康な髪を育てていくものです。男性型脱毛症（AGA）や女性の薄毛などに効果があるものが多いです。
それぞれの育毛剤で成分が異なります。男性ホルモンに働きかけるもの、血行を促進するもの、イソフラボンが入っているもの、頭皮の皮脂を抑えるもの、保湿力の高いものなどが入っています。男性用と女性用では成分が異なるので注意しましょう。
育毛剤の効果はいろいろな情報が流れていますが、不確かな情報をつかまないように、治療データや画像の出典も確認して、信頼できるものを購入しましょう。
発毛剤
発毛剤はすでに髪が後退したり、薄毛が目立ってきた頭皮に発毛させるもので、育毛剤より効果が高いです。薬局に売っているものではリアップが有名です。
シャンプー
シャンプーでの対策方法は良いシャンプー選びと正しい洗い方を実践することです。スカルプケアのシャンプーは発毛効果はないものの、頭皮環境を良くすることで髪が元気になります。毛髪をボリュームアップさせたい人におすすめです。
お湯洗い、泡立てたシャンプーで頭皮を洗う、しっかりすすぐ、と方法はシンプルですが、毎日のヘアケアだと意識して、適当に済ませないようにしましょう。
薄毛治療
髪の本数自体が少なくなってきた、抜け毛がひどいという場合、加齢によるAGA、または何らかの病気によるものかもしれません。加齢による薄毛でもAGA専門の治療機関で治療を受けることが可能です。
治療方法には治療薬の処方や外用薬の発毛剤、また直接頭皮に薬品を注入したり、植毛という方法もあります。
治療薬
AGA治療薬にはミノキシジル、プロペシア、ザガーロなどが有名です。
髪が育つ毛母細胞を活性化させたり、AGAの原因となる男性ホルモンの生成を阻害したり働きを抑えたりする働きにより、発毛を促します。
改善方法まとめ
脱毛症によって原因はさまざまですが、生活習慣が引き金になることもあります。
睡眠不足、栄養不足、運動不足に注意し、ストレスをためない、規則正しい生活を送るなど生活習慣の改善をはかり、体の健康にも気を遣いましょう。
薄毛対策まとめ
積極的な薄毛対策として育毛剤の使用、また薄毛の進行が進んでいる場合は発毛剤も利用し、髪を育てていきましょう。
確実な効果が欲しい場合は専門のクリニックで相談してみましょう。治療方法がありますが、処方された薬の服用でも高い効果があります。
まとめ
ハゲ隠しにはヘアスタイルやヘアカラーで隠す方法、帽子やかつらで隠す方法、増毛スプレーやパウダーで隠す方法がありました。
髪型はハゲ方によっても似合う髪型が異なりました。ハゲ方によってオールバックや前髪を工夫しておでこを隠したり、モヒカンや坊主スタイルもおすすめです。ベリーショートで明るい髪色も地肌との境目が目立ちません。
増毛スプレーやパウダーはかつらよりもお手頃な価格で、耐水性や風にも強くなって品質が日々向上しています。入手しやすさもあり、使用してみる価値はあるでしょう。
また薄毛の根本的な対策方法として、隠すだけではなく「育てる」ことも考えてみましょう。育毛剤やスカルプケアーのシャンプー、生活習慣の改善などの日常生活でできることから、本気で髪を生やしたい人は専門のクリニックで治療を受けるという選択肢もあります。
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