おデコは、生まれつきによるものが大きいといわれています。
一般的に生え際から指を縦に3本分の広さで、それ以上はおでこの広い人に該当するようです。男性も女性も、おデコが広くて形が良いのは美人や美男子の象徴に見られることが多いかと思います。しかし、広すぎてしまうと生え際までの距離が出てしまう分、どうしても前髪が後退した様な印象になり安くなります。その場合は、髪型の工夫やアレンジのテクニックが必要です。
あなたのおでこの広さは生まれつきですか?それとも生え際の後退からくる薄毛によるものですか?まずはこのどちらなのかをしっかり自覚する必要があります。
生まれつきおデコが広い場合
おでこの広さや形は、遺伝によるものや、生まれつきの骨格によって形成されています。おでこが広い事と、ハゲることは必ずしも「=」ではありません。芸能人でも嵐のマツジュンやV6の岡田くんは、おでこが広く、とても美しい形をしています。
オールバックの髪型もとても良く似合いますね。しかし彼らは決して薄毛ではありません。生まれつきのおでこが広いからといって、将来的に薄げにになる・・ということはないので、安心して良いでしょう。
おでこの広さはチャームポイント
生まれつきでおでこが広い人で、前髪の生え際にしっかりと毛がある場合は、いろいろな髪型を楽しみながら、額の広さをチャームポイントにしてみましょう。特に「前髪」を作る髪型は、おでこの広い人の特権です。パーマをかけて毛束感をだし、毛先を軽く遊ばせる・・などモテ男子の王道のヘアスタイルも似合うはず。
またグロスやワックスをつかって、後ろに流して敢えて広い額を出しても良いかもしれません。気にするあまりに変に隠してしまうと、帰って薄毛を隠してるように見えてしまいます。腕の良い美容師さんなら、面長や丸顔など骨格も考えながら、必ずかっこ良くカットしてくれるはずですので、相談してみましょう。
今は大丈夫・・でも将来が心配!
今現在の前髪の生え際は大丈夫そう・・でも、両親、特にハゲの遺伝は母親からが強いと言われていますが、その危険性がある場合は、今から薄毛対策が必要です。
女性は男性よりも薄毛の状態が深刻にはなりにくいため、わかりづらいかも知れません。薄毛の場合、父親からが20%程度、母親からが80%程度が遺伝することがわかっているので、母方のおじいさんの様子などをチェックしてみてもよいですね。
本格的な薄毛になる前にできる予防策
このまま薄毛にならずに、中高年になっても困らない毛量を維持するコツは次の3つに限ります。
- 育毛シャンプー&頭皮マッサージ
- 育毛剤を使う
- 毎日の生活に気をつける
育毛シャンプーは毛穴の汚れをしっかり取り、しかも取りすぎないという絶妙な荒い心地のアミノ酸系シャンプーの中で、自分に合うものを選びましょう。育毛剤も予防的に使用するのもとても効果的です。
食生活は油っぽいもの、添加物の多いものを避け、肉、魚、野菜などバランスの良い食生活をする事が大切です。亜鉛、タンパク質が、丈夫で良い髪を育てる育毛効果の高い栄養素と言われています。育毛サプリなども上手に取り入れて、毎日の習慣として続ける事が大節です。
また喫煙の習慣も髪の毛には悪い影響を及ぼします。これを機に禁煙を心にチャレンジしてみてはどうでしょうか。
結果的にハゲるとおでこは広くなる!
おデコが広い=ハゲる・・という根拠ありませんが、ハゲてきた人=おデコが広くなる・・・という理論は充分に当てはまります。特に生え際から後退して来ているタイプの脱毛や、M字ハゲは、久しぶりあった自分の顔が「おデコが広くなったな〜」という印象になってしまうかもしれません。
顔の印象も何となく縦長に伸びた様になり、加齢とともに皮膚もたるみ、全体的に下垂した印象になってしまうのです。
顔も頭皮も一枚の皮膚でできている
これは女性の方が意識している場合が多いかもしれませんが、「顔のたるみ」は老化現象のひとつです。顔の皮膚は頭皮とつながっており、たるみの始まりは、実は顔からでなく、頭皮からきているのです。
エステでトリートメントをしているプロのエステティシャンに聞くと、たるみが目立つのは目元、口元を気にする方が多いのですが、鼻もおでこも確実に頭皮からたるんで来ているのだそうです。わかりやすいたるみの現象は、鼻や頬の毛穴が涙型のような縦長になる、頬がたるんでほうれい線が深くなる、まぶたの皮膚が垂れて目が小さくなる・・などです。
この現象にとても有効なのは「頭皮マッサージ」です。血行を良くする目的と、リフトアップして額のたるみを引き上げる小顔効果があります。脱毛や抜け毛が進行している人は、頭皮が硬くなっている場合が多いので、血流の巡りが良くないと、頭皮がうっ血して赤らんだ色になってしまいます。毛髪の栄養分は、血液にのって運ばれてくるので、硬くなった頭皮をほぐすようにマッサージしてみるのがコツです。
筋肉の付き方を知るとコツがわかる
マッサージのコツは筋肉の流れを知ると、より効果的です。筋肉の繊維にそった方向で伸ばしてしまうと、かえってたるんでしまう恐れもあるので注意が必要です。
おでこの筋肉である前頭筋は横方向に付いているので、眉の上から前頭部にむかって縦にマッサージをしましょう。頭部に関しては、生え際から頭頂部に向かっては前頭筋、後頭筋が縦に付いています。頭部のサイドは、側頭筋という筋肉が耳の横から首の後ろにかけて長く続いています。よって筋肉を横にほぐすようにマッサージするのがコツです。
また表情筋を良く使うとお顔の筋トレになります。日本人は欧米人よりも表情を表に出すのがあまり得意ではありません。お風呂上がりや鏡の前で、敢えて大げさに表情筋のトレーニングをしてみるとリフトアップ効果大です。
AGA(男性型脱毛症)による薄毛の場合
男性型脱毛症の場合、M字ハゲ、後頭部のハゲ、前髪の後退などのタイプがあります。特にM字ハゲと前頭部のハゲは、おでこの広さを強調してしまう一番の原因となるでしょう。
男性型脱毛症の場合、男性ホルモンによる作用で抜け毛が進行してしまい、大きく改善したり、元に戻る可能性は難しいと言われています。
AGA(男性型脱毛症)ってなんだろう?
AGAはホルモンバランスによるものが原因で、男性ホルモンのテストステロンという物質が体のなかの酵素(α5リダクターゼ)と結びつくとジヒドロテストステロンという強力な悪玉男性ホルモンに変化します。このジヒドロテストステロンこそが、薄毛を引き起こす原因です。
ジヒドロテストステロンは元気な毛髪をつくる源である毛母細胞の働きを低下、抑制する・・という作用があります。毛母細胞の働きが低下すると、細くて元気のない弱々しい毛髪しか育たなかったり、細い毛髪さえもきちんと成長する前に抜けてしまったり・・という症状が現れます。
AGA(男性型脱毛症)かな?・・と思ったら
朝起きた時に枕についている抜け毛や、ブラシでとかした時についた抜け毛をとにかくよくチェックしてください。成長しきる前の細い毛が多く抜けていたら、まずはAGAかもしれない・・と考えても良いでしょう。次に薄くなっきた頭の箇所が、前髪、生え際のM字、頭頂部に症状が出やすいのも男性型脱毛症の特徴です。
もちろん、ストレスによる一時的な脱毛症の可能性も考えられますが、その場合は円形脱毛症や神経性脱毛症の場合が考えられます。男性型脱毛症との大きな違いは、毛髪の抜け方です。丸い形で毛髪が一気に抜けたり、形は決まっていなくても不規則な形で全体的に抜けていく・・・という感じです。
この場合は健康な太い毛髪がゴソっと抜けるイメージですので、弱々しい抜け毛かどうか、場所はどのあたりが薄くなっているかで、ある程度の判断はできると考えられます。
自分にあった育毛商品を徹底研究する!
一昔に比べて毛髪の研究はどんどん進んでおり、抜け毛の原因なども細かく究明されつつあります。しかし残念ながらAGA(男性型脱毛症)の確かな改善方法はまだまだわかっていません。若いころのように、薄毛を全く気にせず生活できる・・という状態まで改善することは、かなり難しいと言えるでしょう。
現在のところ、男性型脱毛症の改善策として主流なのは、体の中で強力な悪玉男性ホルモン(ジヒドロテストステロン)を作り出さない!・・という考え方です。処方薬や市販の育毛剤、サプリメントには、体の中のα5リダクターゼとテストステロンという酵素と男性ホルモン(テストステロン)を結びつけない・・・という役割をしてくれる成分が配合されています。
またプロペシア、ミノキシジルなどこれで元気な毛髪が復活した・・!という意見の多い成分が配合された育毛剤を試してみる価値も大いにあります。どの商品が良いかは、個人差があるようなので、口コミだけでなく、まずは色々と試してみながらある程度の期間、使用してみる必要があります。
専門医に相談する
男性型脱毛症による薄毛対策の場合は、専門のクリニックもあるほどなので治療という選択肢もありますので、どうしたら良いがわからない場合は専門医に相談しましょう。育毛シャンプー、育毛剤、育毛サプリメントに加え、専門医が薬を処方してくれます。
もちろん日常生活の改善はとても重要です。亜鉛、タンパク質、ビタミンA,C,E,B群を上手に摂取すること、先ほどご説明した頭皮マッサージを習慣にすること、シャンプーをアミノ酸系のものにすること・・・などできることは、どんどんやってみましょう。
隠す?隠さない?今の自分に似合う髪型をみつけよう
どんなに頑張っても毛髪が劇的に復活することはかなり難しいため、今の毛髪状態でのベストな髪型を見つけることがとても大切です。
薄毛によって前髪が後退してしまい、おでこが広くなってしまうと、全体的に顔が面長にみえたり、顔と髪のバランスを取るのが難しくなってしまいませんか?
カッコいいハゲを目指そう!
ハゲは隠したい!・・という気持ちになるのは、誰もが思う事ですが、隠す事に一生懸命になってしまって、自分に似合った髪型になっているのでしょうか。ハゲは隠す事が正解なのでしょうか・・・? 薄毛でもかっこいい芸能人やスターの写真を見て、研究するのも一つです。
たとえば永遠のロックスター、矢沢永吉さんのようにおでこが広く、生え際がM字で後退していてもとてもかっこ良く、若い頃よりもより深みのある素敵な大人の男性イメージをキープすることもできるのです。M字部分を隠すことなく、堂々とセンターパートのトップを長く伸ばすことで、薄毛の印象のイメージはほぼ払拭することに成功しています。
M字というよりは、前髪の生え際が後退している場合はどうでしょうか。俳優の渡辺謙さんや竹中直人さんは矢沢永吉さんと同じく、髪がふさふさの頃よりも帰って渋さが増し、広いおでこがとても素敵に年齢を重ねている印象です。年をとって薄毛になったことが、逆に魅力の一つとなり、プラスの要素としてイメージアップにつながっています。
結論としては、やはり薄毛は絶対に隠すべきではない!と思われます。メンズのカットを得意としている美容師さんのご意見も全く同じです。理由は、やはり隠す事で返って目立ってしまう・・・、隠す事だけに必死になりすぎて、不自然・・・という理由です。
広いおでこを堂々とみせよう!
ハゲは隠さず、堂々としていることが、返ってプラスになっている有名人をご紹介しました。その方々に共通するイメージは、あえて隠さない髪型でいることが、堂々としていてかっこ良く、見た目だけでなく生き方も男らしく、堂々としたイメージにつながっている、という事です。なんと言っても一番に大事なのは、清潔感です。
前髪は少しでも長くしてカバーしたい所ですが、重め前髪は返って逆効果です。風がふいて前髪がなびいたり、汗で前髪に束感が出てしまった時や、水に濡れたときなど、隠そうとしていた広いおでこに視線がどうしても集中してしまい、周りの反応も「見てはいけないものを見てしまった・・!」という印象になってしまうです。
ワックスなどでなるべくトップを立たせたり、ランダムに毛の動きをつけるなどすると毛のボリュームも出るのでおすすめです。また思い切ってオールバックにしておでこを完全に見せてしまうのも、似合う髪型と言われています。サイドの毛は短くカットする事が、トップのボリュームのなさをカバーできるポイントです。
長い髪はNG・・!
髪の長さはどうでしょうか?長くして少しでも量を多く見せたい・・・と思ってしまいがちですが、これも間違っています。生えている部分を長くして、薄毛の部分を隠せるか・・・?というと、完全にそうではありません。一昔前のバーコードヘアと言われる様な、とても不自然な髪型になってしまい、隠すことで、反対に強調してしまうのです。
長髪よりもショートヘアのほうが、全体的にボリュームは減るように思いますが、全体的に減らす事で、前髪だけが薄くなっている・・という印象をカバーする事ができます。先ほど例をあげた、渡辺謙さんや竹中直人さんのようなイメージですね。
参考にしたい芸能人の髪型
美容室などでカットの上手な美容師さんに、イメージを明確に伝えることで、なりたい髪型のイメージを共有する事がとても大切です。実際には気後れしてしまいがちですが、思い切って目指す髪型を画像で美容師さんに見せてみましょう。
最近ではインターネットで美容室の検索を手軽に出来るようになりました。メンズのカットが得意なサロンは、あえてメンズのヘアスタイルを積極的に提案しているのがわかります。女性ばかりの美容室に行くのは抵抗がある方でも、安心して相談できるのは嬉しいですね。
「ハゲラボ」というサイトは、ネット上でいろいろなタイプの薄毛を研究し、その対策を研究しているサイトです。今回例を上げた芸能人以外にも、薄毛、ハゲている芸能人を画像付で紹介されているので、カットの参考に出来るかと思います。
まとめ
おでこが広いことを気にするよりも、反対にチャームポイントとして捉える考えがベスト!ということがわかりました。
隠したい箇所は、あえて魅力的に見せる方法を身につければおしゃれの幅もグンと広がっていきます。自信を持って堂々としている自分の気持ちが一番大切・・ということですね。ハゲていることが魅力的な有名人は、その姿勢や生き方がカッコイイ!・・ということなのです。
そのために必要な努力や研究は、惜しまず実践してみましょう!日々の生活習慣をまずポジティブに過ごし、悪い習慣や食生活の見直しは今からでもすぐに出来ることです。3年後、5年後、10年後・・の自分がどうなっているか?
今よりどんどんと悲惨な自分になっているか、更にカッコよく年を重ねているかは、自分次第と言えるのかもしれません。
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