髪を自然乾燥させるメリットとデメリットを紹介!ドライヤーを使うのとどっちが良いの?

髪のためにはシャンプーした後ドライヤーで乾かした方がいいと言われることが多いですが、ドライヤーによるダメージから守るためにも、自然乾燥の方がいいという意見もあります。

髪を乾かす方法は、自然乾燥とドライヤーのどちらの方が良いのでしょうか。髪を傷めにくいドライヤーの方法と、セレブも実践している自然乾燥の方法についても紹介、また自然乾燥で実現可能な、外国人風ヘアスタイルや無造作スタイルの作り方についても紹介します。

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自然乾燥のメリット

風になびく髪

髪を乾かすのはドライヤーの方がいいと言われていますが、自然乾燥のメリットにはどんなことがあるのでしょうか。

自然乾燥のメリットをドライヤーを使った場合と比較しながら見ていきましょう。

髪や頭皮のダメージを防ぐ

シャンプー後の濡れた髪にドライヤーを使うと、なかなか乾かかず長い間ドライヤーをかけていないといけません。ドライヤーを持っているのも疲れますが、長時間ドライヤーの熱をあてることで髪や頭皮にダメージを与えてしまいます。

自然乾燥でドライヤーの熱によるダメージを防ぐことができます。ただしダメージを与えないよう、正しいドライヤーのかけ方を実践すれば、ドライヤーの熱による髪のダメージを最小限に抑えられます。

枝毛・切れ毛を防ぐ

髪が傷みすぎると枝毛や切れ毛ができます。枝毛・切れ毛の原因は紫外線、摩擦や静電気、髪への栄養不足、またドライヤーやヘアアイロンなどの熱も枝毛や切れ毛の原因となります。

ただし濡れた髪のままで寝るのも枝毛や切れ毛の原因になりますので、しっかり乾かしてから寝るようにしましょう。

カラー・パーマの持ちが良くなる

ドライヤーの熱の影響でせっかくカラーリングしたのに、ヘアカラーが退色したり、かけたパーマがとれやすくなることがあります。

自然乾燥ならそのような心配はありません。

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自然乾燥のデメリット

目を閉じる女性

自然乾燥をすることで、ドライヤーによる髪のダメージを防ぐことができるようです。

では自然乾燥のデメリットとは何でしょうか。

キューティクルへのダメージ

自然乾燥だと髪が乾かないで濡れている状態の時間で長く過ごすことになります。髪の表面を覆っているキューティクルは健康な状態で閉じていると髪にツヤが出ますが、濡れている状態で開いた状態になり、髪内部の水分や栄養分が出ていきやすくなります。

自然乾燥の方が髪を乾燥させないイメージを持っている人もいるかもしれませんが、逆に自然乾燥の方が髪の水分を失いやすく、乾燥しやすいというデメリットがあるのです。

またキューティクルは髪が濡れている状態で摩擦があると、剥がれてしまうこともあります。一度剥がれたキューティクルはもとに戻らず、ダメージヘアとなってしまいます。自然乾燥で髪が半乾き状態のまま寝ると、濡れた髪が枕で擦れて髪が傷んでしまいます。

雑菌が繁殖

自然乾燥だと髪や頭皮が十分に乾いていない状態でいることが多いです。

十分に乾いていない状態は髪や頭皮が蒸れた状態になり、雑菌が繁殖しやすい環境を作ってしまい、頭皮の嫌な臭いの元にもなります。

かゆみ・頭皮のトラブル

頭皮に雑菌が繁殖することで、頭皮のかゆみ、炎症、吹き出物などの頭皮のトラブルを招いてしまうことがあります。

またこれらの頭皮トラブルが抜け毛の原因となる可能性もあるので、気をつけないといけません。

寝癖

自然乾燥で十分に髪を乾かさないまま寝ると、寝癖がつきやすくなります。髪にダメージがあっても寝癖がつきやすくなります。

寝癖がつくことで、朝のスタイリングに時間がかかってしまうのもデメリットです。

血行不良

自然乾燥の場合は、当然髪の毛を濡らした状態が長くなってしまいます。髪が濡れた状態が長く続くと、水分の蒸発で頭皮の熱が奪われ、冷えやすくなります。

頭皮の温度が下がると血行不良になり、髪への栄養が行き渡らないと抜け毛の原因になります。

薄毛の原因

自然乾燥はハゲると言われることがあります。ハゲると言われる理由は、自然乾燥によって頭皮の雑菌が繁殖してかゆみや炎症など頭皮のトラブルが起きたり、髪が濡れている時間が多く頭皮が冷えて血行不良になるなど、頭皮環境に悪影響を及ぼす可能性があるからです。

育毛剤やサプリで育毛対策をしている人は、頭皮環境が悪くては効果が出ないことになります。「頭皮改善ガイド」に薄毛・抜け毛対策について説明が載っていますので、そちらも参考にしてください。

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ドライヤーVS自然乾燥

顔に手女性

自然乾燥はドライヤーをする手間がなく、またドライヤーの熱によるダメージが起こりません。しかしこれまで見てきたようにデメリットも多くあるようです。

自然乾燥が原因で髪の傷み、また頭皮のトラブルや抜け毛が起こる可能性もあります。髪の自然乾燥は、髪にとって良くないのでしょうか。

正しいヘアドライの方法

この記事のページトップでも自然乾燥とドライヤーのどちらがいいのか、と話題提示をしました。これまで見てきたように自然乾燥にはデメリットが多いようです。

自然乾燥派は髪の短い男性、ショートカットの女性に多いと思われます。髪の短い人はお風呂上りにタオルドライと自然乾燥だけでも乾きやすく、髪が短いため髪へのダメージが少ないのかもしれません。

ドライヤー派の人は特に髪の長い女性、やや長めの髪の男性に多いでしょう。髪が長いと自然乾燥ではなかなか乾きませんし、完全に乾くまで待っていると、水分がなくなって髪がパサつくのが実感できます。そのためドライヤーを使う人が多いと思われます。

ただしドライヤーも適切な使用方法で行わないと、熱によって髪に大きなダメージが与えられます。ドライヤーの使い方はもちろん、ヘアケアにも気を遣って、ダメージヘアになるのを回避しなくてはいけません。

ドライヤーであまり乾燥させすぎないこと、だいたい乾いたと思ったらあとは自然乾燥するぐらいが髪と頭皮に優しいヘアドライの仕方です。ドライヤー後はヘアオイルや美容オイル、またはヘアクリームを毛先を中心になじませておきましょう。

正しいドライヤー方法

ドライヤーの前にシャンプーでもヘアケア対策をしっかりしておきましょう。まずお風呂に入る前にブラシでよく髪をとかしておきます。お湯で予洗いし、汚れを落とします。その後泡立てたシャンプーで頭の地肌を中心によく洗い、すすぎをしっかりします。コンディショナーやトリートメントは地肌につけないよう注意して、髪に浸透させたらざっと洗い流すのが基本の洗い方です。

①タオルドライをします。お風呂上がりは髪をタオルドライをして、ドライヤーの時間を短縮しましょう。髪の毛をこすらないよう注意してください。

②毛先を中心に洗い流さないトリートメントを塗ります。オイルタイプのものが保湿効果が高いです。

③ドライヤーをかけます。初めは温風でも構いません。頭から15~20cm離れたところから、髪の長い人は小分けして髪を持ち上げながら、根元を中心にドライヤーを左右に振りながら風をあてて乾かします。

④少し乾いたら温度を下げて乾かします。仕上げは冷風で髪と頭皮をクールダウンします。キューティクルが閉じて髪にツヤが出ます。

ドライヤーか自然乾燥どちらがいいのか、美容師さんの意見も含めてまとめると、ドライヤーで乾燥させすぎないために、ドライヤー8割、自然乾燥2割がちょうどいいと言われているようです。ドライヤーでのダメージを最小限に抑えるということですね。

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美髪のための自然乾燥

髪まとめてる女性

ドライヤーで乾かすことで、自然乾燥のデメリットを防ぐことがわかりました。しかし、どうしても時間がない時、アウトドアでドライヤーをかけられない時もあります。

そのようなときはどのように自然乾燥すればきれいな髪を保てるのか、正しいタオルドライの仕方、自然乾燥させるのに必要なトリートメント、自然乾燥の手順について説明します。

タオル

髪を美しく、頭皮にも優しく自然乾燥させるには、タオルドライが必須です。そして髪をふくためのタオルも、髪に優しいもの、吸水性の高いものを選ぶようにしましょう。

タオルは綿、麻、竹などの天然素材、マイクロファイバーやセームタオルも良いとされています。コットン素材のTシャツは、濡れた髪に巻いておくと乾きが早いそうです。アウトドアでも使えそうな手ですね。

マイクロファイバーは繊維が8マイクロメートル以下と非常に細い、ナイロンやポリエステルなどの化学繊維です。木綿と同じくらいの吸水性、通気性、さらに保温性があります。洗濯した後の乾きも非常に早いです。髪の水分を早くとってくれるので、タオルドライに適した素材です。

セームタオルは水泳のタオルにもよく使われているタオルです。セーム革に似せた人工セームを、最初は車をメンテナンスするために開発されたのですが、スポーツ用品メーカーがスイミング用品に改良して知られるようになりました。

水分を吸っても絞ればまたすぐに水を吸うことができ、マイクロファイバーよりこちらを好んで使う人もいるようです。吸水性の高いスポンジ状のタイプ、タオルと同様な仕上がりのタイプがあります。

タオルドライの方法

頭部の水分をとるには、タオルで頭を包み、両手で頭皮をもむように水分を取っていきます。次に髪の水分は、タオルで髪をはさむようにして、ポンポンとたたきながら水分をとっていきます。タオルで頭をゴシゴシと擦ると、髪が傷みますのでやめましょう。

ロングヘアや髪の量が多い人は頭皮の蒸れを防ぐために、髪を手ぐしで地肌に空気を送り込み、下を向いて後頭部の生え際の水分もしっかりタオルに吸収させ、十分タオルドライましょう。

ヘアオイル

自然乾燥でのドライ方法にもトリートメントは重要です。特にオイルタイプのトリートメントはヘアオイル、美容オイルは保湿効果が高いのでおすすめです。美容オイルにはホホバオイル、ココナッツオイル、アルガンオイル、オリーブオイル、椿油などがあります。お好みで、髪質に合ったものを選んでください。

目の粗いコーム、スケルトンブラシで髪をとかし、ヘアオイルを髪になじませます。最初から髪の表面にべったりつけると、乾いたときベタつき感が目立ってしまうので注意しましょう。オイルを塗るポイントは、内側の髪の中間から毛先を中心に塗って、仕上げに表面に塗るようにします。オイルを塗ることで髪のキューティクルが傷つくのを防ぎます。また乾いたあとに髪がツヤツヤになる効果があります。

自然乾燥仕上げのポイント

自然乾燥の仕上げに、日本ではあまり使われていないですが、ボリュームの出るドライシャンプーを使うのもおすすめです。ドライシャンプーを頭皮につけるという一手間で、ヘアムースをつけたようなスタイリング効果もあるそうです。

シャンプーを夜にすると翌日髪がベタつくような気がして心配という人にもおすすめです。

自然乾燥の注意点

髪を自然乾燥させるとき、ついついお風呂上りでゴムで結わえたりヘアクリップで留めたままにしがちですが、ヘアゴムやヘアクリップ、ヘアピンを使うと髪が乾いたときクセがついてしまうので避けましょう。

前髪をおろしている人は、ドライヤーを使った方がきれいに仕上がります。寝癖がつかないようにするためにも前髪だけ手早くドライヤーをかけて、朝のスタイリング時間を短くできるようにしましょう。

ブラッシング

ブラッシングは十分乾いた髪に行います。ブラッシングは髪のからまりやもつれをほどき、髪の抜け毛、汚れ、フケなどを取り除きます。また皮脂を髪全体に行き渡らせ髪の自然なツヤを作り、頭皮のマッサージ効果、育毛効果もあります。朝のスタイリング時、シャンプー前やお休み前に、ブラッシングでヘアケアをしましょう。

ブラッシングはまず毛先からとかします。毛先のもつれをとってから上の方から毛先までブラッシングします。次に髪の内側もブラッシングをします。首の後ろ側、耳の上側など、髪の内側のブラッシングは逆向きに、髪の下から頭頂部へ向かって行います。ブラッシングは力を入れ過ぎないよう注意しましょう。

ヘアブラシ

ブラッシング用のブラシには、豚毛や猪毛のような獣毛のブラシが、静電気も起こりにくく髪にも優しいのでおすすめです。

静電気が起こりにくいセシオン素材のものもあります。ナイロン製のものは静電気が起こりやすいのでおすすめできません。

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自然乾燥で作る無造作ヘア

ムラサキ花女性

ミランダ・カーさんやローラさんも実践しているという自然乾燥ですが、自然乾燥でどんなヘアスタイルができるのでしょうか。

自然乾燥でも決まる、おしゃれな無造作ヘアの作り方を紹介します。

外国人風無造作ヘア

女性に合う外国人風ヘアの作り方をいくつか紹介します。

まずは最もナチュラルなスタイルです。寝る前に髪を自然乾燥し、ヘアオイルトリートメントを毛先を中心にしっかり塗って、髪の傷みを防止します。朝起きれば手グシで整えるだけでとても自然な外国人風ヘアができます。髪のコンディションを日頃から良くしておくこともポイントです。

自然乾燥でウェーブスタイルを作ることもできます。タオルドライをしてヘアオイルを塗った後、手グシで地肌まで風を通し、水分を取り去ります。髪が乾いた状態で三つ編みや編み込みをして一晩寝ます。朝起きればきれいなウェーブスタイルが出来上がりです。ヘアアイロンやホットカーラーも使っていないので、髪にダメージを与えずにできるスタイルです。

男性向け無造作ヘア

男性はワックスを使って髪の毛の流れをいろいろ工夫することで、無造作なヘアスタイルをいろいろ楽しむことができます。

ツーブロックでトップを長めにしたスタイルなら、グリースタイプのワックスで髪を七三に固定、ぴっちりと分けてもツーブロックならおしゃれ感がありますが、トップの髪をもみこむようにするとラフなスタイルになりこなれ感が出せます。

ショートレイヤーカットなら、ジェルタイプのワックスをもみこんだ後前髪をアップにするだけで、ドライヤーいらずで今どきのヘアスタイルに決まります。クセ毛の人にもおすすめです。

どんな髪型にするか美容室に行く前にインターネット上で画像を探しておくと便利です。美容室や美容室情報サイト出典の画像なら、リンク先にヘアスタイルの作り方の詳しい説明が掲載されていることが多いです。

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まとめ

ジーンズブロンド女性

頭皮や髪のことを考えると、ドライヤーで髪を乾燥させるのが一番良い方法とされています。しかし、ドライヤーの熱による影響も無視できないのも事実です。シャンプー後髪を乾かすには、ドライヤーでの乾燥を8割、自然乾燥での乾燥を2割にすることで、髪へのダメージを防ぐことができます。

ドライヤーを使わずに自然乾燥だけで済ませたい場合は、タオルドライの仕方に注意して、髪を傷めないよう優しく水分を取り、頭皮にも水分が残らないよう風通しを良くすることが必要です。またキューティクルが剥がれないようヘアオイルでのケアも忘れずに行いましょう。

自然乾燥のみでナチュラルなヘアスタイルを楽しむこともできます。好みのヘアスタイル、ライフスタイルに合わせて、髪に優しい乾燥の仕方を選ぶと良いでしょう。

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