髪の毛が細く柔らかい軟毛であったり、髪の毛が直毛で綺麗なストレートの髪型であった場合、髪の毛にボリュームが出ずになんだか薄毛に見えてしまうという悩みを抱えている人は多くいるでしょう。
どうして髪の毛がすぐにへたってしまうのか、雑誌のようにふわふわ感を作ることができないのかという問題の原因と対策方法について今日は紹介していきます。
髪の毛がすぐにぺったんこになる7つの原因
まず、セットをしても髪の毛のボリュームがすぐになくなってしまう原因について紹介します。
以下の問題が発生していないかどうかを確認してみてください。
直毛で軟毛(猫っ毛)である
髪の毛がストレートで柔らかい髪質の人は、髪の毛のボリュームが減少しやすい傾向にあります。髪の毛のコルテックスやキューティクルの層が薄いことで髪が立つ力が弱いことが原因です。
逆にチリチリの天然パーマや癖っ毛の人は髪の毛が太いのでボリュームが出やすい特徴があります。
猫っ毛や髪の毛の細い人はサロンなどでパーマをしてもかかりにくい特徴がありますので、なかなかイメージ通りにスタイリングできない傾向があります。
薄毛(脱毛症)が進行している
男性型脱毛症(AGA)や女性男性型脱毛症(FAGA)やその他にもたくさん脱毛症というものが存在します。これらの脱毛症になっていることで、頭頂部の薄毛が増加していることでボリュームが出にくくなっている問題です。
これは早急に対策する必要があります。枕元の薄毛は増加していませんか?抜け毛の髪の毛は細くなっていませんか?昔に比べて髪質に変化が発生している人は薄毛が徐々に進行している初期症状の可能性があります。
これが原因でボリュームの減少が発生している場合は要注意です。
ワックスをつけ過ぎている
頭頂部にワックスをつけ過ぎてしまっている場合、ワックスの重みで髪の毛がへたってしまい、時間とともに髪の毛が垂れ下がってきます。
できるだけ最小限の量で髪の毛に動きを出すことが重要になります。特にこの問題は髪質が柔らかい人に発生しやすいので、ワックスを付ける量に気をつけましょう。
ワックスのタイプが髪質に合っていない
ワックスにはいくつかのタイプがあります。クリームタイプ、ジェルタイプ、マットタイプ、ファイバータイプ、などが一般的ですね。
これらのワックスの種類は自分の髪質や行いたいスタイリングに合わせて変更していくことが重要になります。
髪質ごとに適しているワックスの種類については下記のワックスのスタイリング方法の項目で紹介していきます。
トップの髪の毛が長すぎる
髪の毛にボリュームをもたせたり、毛束感を出して髪の毛を立たせる為にはある程度髪の毛が短い必要があります。
頭頂部の髪の毛が長いと、髪の毛が立つことができずに重みでへたってしまいます。
髪の毛が長くてもボリュームを付ける方法もありますが、簡単に軽さや動きを付ける為には適度な短さにすることが有効です。
シャンプーをしていない
シャンプーをしていないと頭皮や髪の毛が油分でベタついてしまいます。皮脂には皮膚や髪の毛を守るバリア機能も果たしていますが、逆に髪の毛に油分が多くなって重くなり、髪の毛が立たなくなる原因にもなります。
1日1回のシャンプーが適切ですので、毎日夜にしっかり皮脂を洗い流してから就寝するようにしましょう。
ドライヤーでブローしていない
髪の毛のセット前にブローをしていますか?
スタイリング前にブローで粗方髪型を作ってしまえば、髪の毛のセット力が向上します。セットもしやすくなりますし、髪の毛も根元から立たせることができます。
ブローをすることで最少量のワックスで髪の毛をスタイリングすることもできますので、スタイリングはまずブローから始めていきましょう。
ボリュームを出すスタイリング方法のコツ
髪の毛にボリュームや毛束感を綺麗に出してスタイリングしたいと考えている人にオススメのコツについて紹介します。
スタイリングの時に使用したいアイテムや、整髪料の使用方法についてまとめていきます。
ブローのやり方
ブローは髪型をセットする前に、髪の毛を軽く濡らして(できるだけ根元から)ドライヤーで乾かしながら大まかな髪の毛の流れを作っていく作業のことを言います。
ただ乾かすだけでなく、髪の毛の分け目の方向や、後ろの髪の毛を前に持ってくるなどの動きを意識しながら乾かすことが重要になります。
セットの6割以上はブローの段階で決まると言っても過言ではありません。
完全に乾かす方法やスタイリング剤によっては半乾きで終了する方法があります(ジェル系のスタイリング剤)。
髪の毛が長いロングヘアの人の場合、ヘアブラシを使用して根元を持ち上げながら乾かすといいでしょう。温風を当てるときは髪の毛のダメージとならないように15cm以上離すことを意識してブローをしていきましょう。
ワックスの選び方
ワックスの選び方について紹介します。
髪の毛が細い人や薄毛の人に適しているワックス
髪の毛が猫っ毛であったり髪の毛の量が少ない人はできるだけ油分や水分が少なめのマットなワックスを使用しましょう。マッド系やファイバー系のワックスがオススメです。
手のひらで伸びずに、毛束感は出しづらい特徴がありますが、髪の毛に重みが加わらないのでワックスの重みでへたる問題が発生しづらいワックスになります。
毛束感を出したい人にオススメのワックス
毛束感をどうしても出したい!という人はクリームタイプをオススメします。つけすぎることに注意すれば十分に髪の毛を立たせてホールドすることができます。
ポイントとしてはできるだけ、ホールド力の強いものや硬いハードワックスを使用することが重要です。
髪の毛にウェット感やツヤを出したい人にオススメのワックス
ちょうどワックスとジェルの間の性質を持っているジェルワックスというものがあります。
主に美容院などで販売されているのですが、オールバックやアップバングや七三などの髪型のときにスタイリングしやすいスタイリング剤になります。
ワックスは後頭部から付ける!
ブローをして軽く粗熱が冷めたら、ワックスをつけていきます。手のひらや指の間全体にワックスを伸ばして、頭皮につかないように注意しながら、髪の毛の根元付近にワックスをつけていきます。
手が最初に触れるところがもっともワックスが多くつきますので最初に後頭部からワックスをつけていきます。次にサイドに回って側頭部、前髪、頭頂部の順番でワックスをつけていきます。前髪や頭頂部はできるだけ最小限のワックスの量でスタイリングできるように意識しましょう。
最後に毛束感などを付ける為に髪の毛の毛先や表面にワックスを付け足していきます。なるべく少しずつ足していくことでつけ過ぎを防ぎます。
スプレーを使用する
最後に仕上げとしてスプレーをかけて固めるとさらにホールド力が高まるでしょう。
風の強い日や雨で湿気が強い日、逆に日差しが強くて汗で整髪料が溶けてしまいやすい日などはどうしてもワックスだけでは心許ないので、スプレーでさらに強度を上げると安心です。
頭頂部のちょうど10cmほど上をめがけてスプレーを降ると全体に満遍なく綺麗にカバーすることができます。
スタイリング参考動画
原宿にある美容室、OCEAN TOKYO harajukuで代表取締役をしている三科 光平さんのスタイリング動画などがYouTubeなど無料動画投稿サイトにて紹介されていますのでそちらの動画を参考にするといいでしょう。
メンズの髪型については網羅的に紹介されています。美容師を目指す方の参考にもなると思います!
女性の場合はこちら
女性の場合はコテやヘアアイロンやドライヤーを上手に使用することが重要になります。一度自分の髪質にはどういったスタイリング方法が適しているのかを美容師などに相談してみてもいいでしょう。
オススメのワックス紹介
自分に適しているワックスを探すのが面倒だ、という人の為にいくつかのオススメワックスを紹介します。
ワックス選びの参考にしてみてください。
ウェーボデザインキューブ
10色のキューブボックスから選ぶことができるワックスです。非常に使いやすく、ホールド力も高いので使用しやすい商品です。
グレー、緑、黄色の3色が特にホールド力が高いので、ボリュームを出したい人には適しているでしょう。緑を使用している人が多い印象ですね。
香りもフルーツ系でいい香りがします。
ナンバースリー DEUXER(デューサー)
髪の毛との馴染みがよくホールド力が高いことで、最近使用している人が増加しているワックスです。
ミディアムソフトワックス3、ハードワックス5、ドライペーストワックス6が使いやすいでしょう。ホールド力が高いこの3つがアマゾンでも特に売れ筋の商品となっています。
アリミノ ピース
男性でも女性でも使用しやすいフルーティーな香りでセット力も抜群です。
全5色ありますが、黒系の色チョコ・カフェオレ・ブラックの3色が特にオススメのカラーとなります。
ロレッタ メイクアップワックス
女性に特に人気の可愛い容器で、ワックスとしても優秀な商品になります。ワックスだけでなく、ヘアバターやヘアオイルなども販売しているブランドなので統一してもいいでしょう。
ワックスは2.5、4.0、6.5の3タイプがあります。
強めのセット力を求めるのであれば数字の大きいものを選択して、軽めにソフトに仕上げたい場合は数字の低いものを購入するといいでしょう。
香りにはローズを使用しています。
髪の毛を元気にすることも大切
髪の毛がすぐにへたってしまう原因は髪の毛の成長力が低下していることも考えられます。その場合、喫煙、ストレス、栄養不足、睡眠不足、頭皮トラブルなどを改善して髪の毛の成長を促していくことも必要になります。
髪質が昔に比べて弱々しくなったなどの変化を感じている人はヘアアレンジだけでなく、頭皮ケアや薄毛対策、育毛対策なども同時に行って、髪の毛を元気な状態に戻すことも忘れないようにしましょう。
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