薄毛で悩むすべての人に、髪の毛を生やすために行うべき行動を9つのステップで紹介します。髪の毛を育てるためには育毛剤を使うという簡単な方法だけでは成長しません。
薄毛というのは様々な原因で引き起こっているため、しっかりその原因に対応した方法でアプローチしていかなければ効果を期待することは出来ません。
しかし、そんな悩ましい薄毛の症状もこれさえやっていれば8割の患者は毛髪に改善が見られたという方法を紹介します。今既に育毛剤を使っていて効果が出ていない人は特にこの方法を育毛対策に取り入れて見てください。
目次
育毛9ステップ
薄毛対策のために行うセルフケアを9つのステップにまとめました。これさえやっていれば8割の人は髪の毛の変化を感じることが出来るはずです。
まだあきらめたくない方に必見の育毛9ステップとなっていますのでしっかりチェックしておきましょう。基本的な部分はお金の掛からないセルフケアとなっていますので財布に優しい育毛方法なので安心して効果が出るまで頑張ってみましょう。
食生活の改善
髪の成長を助けるために、髪の毛に必要な栄養素をバランスよく取ることが非常に重要です。特に髪の毛の栄養分の主な成分であるタンパク質やそのタンパク質を作るアミノ酸を豊富に含んだ食材を摂るようにしましょう。
また亜鉛も栄養分として髪の毛に良いとされています。これらの条件からタンパク質を豊富に含む亜鉛も沢山摂取できる食材を摂ることを心がけましょう。
- ホタテ
- 牡蠣
- 牛肉
- 豚レバー
- ナッツ
- 大豆製品
- 卵
などが比較的摂りやすくて良いでしょう。
また、ビタミンB群やビタミンC、ビタミンEを含んだ食品も、髪の毛を生やす土壌である頭皮の健康を整えるために有効に働いてくれます。レバーや豚肉、緑黄色野菜などが当てはまるのでバランスを気にして食べるようにしましょう。
逆に摂取することで脱毛に繋がってしまう可能性がある食品も覚えておきましょう。
- コーヒー
- チョコレート
- コーラ
これらにはカフェインが豊富に含まれており、少量の摂取では悪影響はありませんが過剰に摂取することで血行が悪くなり抜け毛に繋がる可能性があります。摂り過ぎには十分注意しましょう。
運動をする
一日1時間ほどの軽い運動をすることで体中の血行を良くするとともに、体質改善や運動不足の解消によってストレスの発散、代謝を促すことで頭皮の活動が活発になりデトックス効果もあります。さらにネガティブな性格もポジティブに変換することも出来ます。
総合的な効果で発毛を促す事が期待できるので、育毛するためには欠かせない要素でしょう。激しい運動をする必要はありません。毎日続けられるような簡単なもので十分です。
日頃の移動で歩く距離を増やすなどのことで構いません。意識して運動の機会を増やすことで十分な効果が得られます。
運動をした後はしっかりお風呂に入って頭皮にかいた汗を洗い流すことを忘れないようにしましょう。
睡眠をとる
髪の毛を生やすためにはホルモンの影響が大きく関わっています。特に男性ホルモンが異常に分泌されてしまえばAGAという男性型脱毛症になってしいます。この脱毛には遺伝が大きく関わってきますが、この活動を活発にしないために出来ることが良質な睡眠を取ることです。
特に髪の毛のゴールデンタイムといわれる、髪の毛のダメージ補修やホルモンバランスを整えるために重要な時間があります。それが22時から深夜2時までの時間です。この時間に睡眠を取ることで育毛を促すことが出来ます。
睡眠不足や不規則な生活はストレスを溜めてしまうことにも繋がり血行を悪くしてしまうため髪の毛には毒です。せめて24時までには眠りについていることが好ましいでしょう。
ストレス対策
先程も挙げた、運動や睡眠によってしっかりストレスを発散させておくことが重要です。
薄毛のになりやすい人の傾向として、神経質な人というこのが挙げられます。薄毛の人の約8割がどちらかと言うと神経質であるという統計があり、神経質や真面目などの性格によってストレスを溜めやすい人はより注意が必要です。
趣味を持っておき、定期的にストレスを発散できる方法を持っておくことがストレス対策には必要不可欠です。特にスポーツなどは運動の項目もまかなえるため、おすすめです。
自分のストレス発散できる趣味を探してみましょう。
タバコとアルコールを減らす
せっかく食事で摂った栄養も、タバコやアルコールの摂取によって消費してしまっていては効果がありません。
タバコは血行を悪くするとともに、特にビタミンCを大量消費します。アルコールはビタミン各種にミネラルなど沢山の栄養素をアルコールの分解のために消費します。
両方共、愛好家には突然止めてしまう事が大きなストレスとなってしまうため、禁煙や禁酒まで厳密に摂取を禁止するのは止めたほうが良いかもしれません。しかし、これらの行為は決して髪の毛には良いものではないので、摂取量を減らす対策を取りましょう。
シャンプーを変える
頭皮の環境が良くない人にとってシャンプーによってその環境を整えることが重要になってきます。それなりにお金が掛かる項目でもありますので、しっかり自分の頭皮にあったシャンプーを見つけることが重要になります。ただ高い評価の高いシャンプーを使っても、自分の薄毛の原因がシャンプーの効能と合っていなければ効果はありません。
頭皮の状態を手で確かめて確認したり、髪の毛を数本抜いてみてその毛根がどうなっているか確認することで原因をいくつか見つけることが出来ます。
特にドラッグストアなどで売られているCMが打たれているようなシャンプーは、原材料が安価で、ブランド力、香り、泡立ちの良さなどを重要視した商品が多く洗浄力が強すぎたり頭皮に刺激が強すぎる成分が多く含まれています。薄毛を気にされる人はただちに使用をやめたほうが良いでしょう。
シャンプー方法を見直す
シャンプーを選んだ後は、シャンプーの方法を見直す必要があります。頭皮を清潔に保つために一日に何度もシャンプーをしている人や朝にシャンプーを行っている人は要注意です。一日に何度もシャンプーをすることは皮脂の取り過ぎになります。乾燥肌を招いたり、朝のシャンプーでは、外に出る直前に頭皮のバリアでもある皮脂を取り除くために紫外線による頭皮への影響も強くなります。
また、シャンプーを丁寧に行わないことによって、皮脂の洗い残しやシャンプーのすすぎ残しなどで汚れが頭皮に溜まって頭皮に吹き出物ができたり、シャンプーの成分が頭皮に残って炎症を起こしたり、フケが出る原因になったります。
ベストは一度の入浴で2度のシャンプーを行い、もみ出し洗いという方法で指の指頭という部分を使い10分ほど掛けて洗うことがベストです。
頭皮のマッサージを行う
頭皮マッサージによって凝り固まった頭皮の血行をほぐし、血行を良くすることも効果的です。育毛剤だけでなく、頭皮マッサージを同時に行うことによってより頭皮にその栄養を届けることが出来ます。
いちいちマッサージの時間を取ることが面倒な場合は、シャンプー時に頭皮をマッサージしながらシャンプーをすることで時短にもなり、シャンプーもしっかり出来るため一石二鳥です。
育毛剤を使う
ここまでをやってからようやく育毛剤の出番です。より効果的な育毛効果を産むために必要な人は育毛剤を使っていきます。
育毛剤を使う前に、上記のことが出来てないと、いくら育毛剤を使っても効果を期待するだけ無駄。お金をドブに捨てるようなものです。育毛剤を頭にふりかけても、髪の毛を生やすだけに必要な栄養素が摂取できてないと髪の毛は成長しませんし、頭皮の環境が悪ければ、髪の毛が生えたそばから抜けていく事になります。
まずはセルフケアでしっかり血行、頭皮、毛根、髪の毛の状態を良くして、その上で育毛剤の栄養を髪の毛に届けましょう。
自分の薄毛のタイプ
薄毛の対策をしていく上では、自分の薄毛のタイプを確認することがまずしなければいけないことです。使うシャンプーの種類や、摂るべき栄養はこのタイプによって変わってきます。
自分のタイプを把握しておいて対応策を絞り込みましょう。
薄毛の原因を見つける
薄毛の原因は様々あります。頭皮の環境が悪くなることにより、皮膚炎や湿疹などによって脱毛症につながっているケースや、円形脱毛症やAGA男性型脱毛症に代表される各脱毛症では脱毛の原因やプロセスが変わってきます。
自分がなんの症状や脱毛症によって脱毛が起きているのか調べてみましょう。髪の毛のことはなかなか自分で原因を突き止めることは難しいので、的確な原因を突き止めるためにはクリニックなどを受診してみるのが良いでしょう。
頭皮の状況を確認
自分の頭皮がオイリー型なのか乾燥型なのか、敏感で炎症が起きやすいのか、フケが出ているタイプなのかなど、大雑把な頭皮の特徴を把握しておきましょう。
対策を取る前に、どのような頭皮環境なのか知っておくことで効果的な対策を打てますし、その改善経過もより明確に知ることが出来ます。
クリニックに行く際でも、自分の頭皮の特徴や抜け毛の傾向を知っておくことで原因の解明や、改善策の発案に大きく参考になります。
遺伝でわかる薄毛の傾向
遺伝による薄毛が、男性が薄毛になる最も多い原因であるという調査があります。遺伝による薄毛は、抜け毛が起きやすい男性ホルモンの分泌や受容体の感度が遺伝することで引き起こります。
この遺伝は母方の祖父から隔世遺伝されると言われています。自分の母方の祖父の薄毛の傾向を見ることで自分がどのように薄毛になっていくのか予測することが出来ます。
M字ハゲや頭頂部からハゲやすいのかをあらかじめ予測しておき、その部分のケアを重点的に行うなどして薄毛対策を行いましょう。
育毛する上で知っておくべきヘアサイクル
育毛する上ではある程度の長期間の育毛対策を覚悟しておく必要があります。シャンプーを1本使った、育毛剤を1本使ったくらいの期間では、殆どの場合効果は現れません。
最低でも4ヶ月くらいは製品を使用し続けて様子を見る必要があります。その訳は、髪の毛のヘアサイクルを知れば理解することが出来ます。
成長期
まず毛根から生えてきた髪の毛は、この成長期から始まり2年から6年間成長を続けます。シャンプーやターンオーバーによって抜け落ちていく髪の毛以外はほとんどが成長期の髪の毛になります。
正常な人の場合は全体の8割から9割が成長期の髪の毛になります。
退行期
髪の毛が後退期に入ると髪の毛の毛根部分がだんだん痩せていき、髪の毛が抜けやすくなります。
徐々に髪の毛の成長が弱まっていき2週間ほどで毛根活動は完全に停止し休止期に入ります。
休止期
休止期に入ると毛根の働きは一旦止まり、次の活動まで毛根が眠ります。この期間は3〜4ヶ月ほど続き、この期間は髪の毛が全く成長せず、休止期に入った毛根に生える髪の毛は新しく生えてきた髪の毛に押し出される形で抜け落ちるか、普段の生活で自然と抜けていきます。
まとめ
つまり生活習慣の改善や、育毛剤などのアプローチによって育毛活動を行っていても休止期に入った毛根からは髪の毛は生えてきません。しかし、頭皮環境の改善によって髪の毛が生えやすい環境を整えることによって、次生えてくる髪の毛を健康にすることが出来、髪の毛のヘアサイクルの成長期を伸ばすことが出来ます。
短期間で育毛対策の効果が出ないことを予め知っておき、気長に育毛と付き合っていきましょう。
食生活、睡眠、運動を見直しシャンプーを正しく行って頭皮ケアを行い育毛剤で効果を上げる。この一連の流れを習慣化し最低4ヶ月は頑張って続けて効果を見てみましょう。
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