枝毛の処理の仕方は?正しいヘアケア方法と枝毛が出来る原因について!

髪の美しい女性は、それだけで清潔感があり、自己管理が行き届いているイメージがあります。反対に枝毛でパサパサの髪は、清潔感がなく、老けたイメージになり、第一印象でもかなりマイナス要素です。

お手入れ次第で今すぐ枝毛を改善し、枝毛のないツヤツヤな髪をキープする方法を考えてみましょう!

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枝毛になる理由

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枝毛とは、毛が裂けて2本に分かれてしまった毛のことを言います。圧倒的にロングヘアの女性に目立ち、ショートヘアや男性では滅多に枝毛になることはありません。

枝毛になると、その場所をカットしても次々と枝毛になり、手が付けられない状態になりとても厄介です。枝毛は髪がダメージを受けている証拠ですので、まずはその原因を探ってみましょう。

紫外線によるダメージ

紫外線によるダメージが一番高くなる季節は5〜8月あたりが、一年のピークにあたります。

その間、日焼け止めでお肌を守る方は多いと思いますが、髪は何もせずにそのままダメージを受けっぱなし、の方がほとんどだと思います。頭は顔よりも一番紫外線を浴びやすく、その分髪はダメージも受けやすい場所です。

お肌も日に焼けると、水分が奪われカサカサになってしまうのと同じく、髪も水分が奪われると乾燥し、キューティクルが剥がれ落ちます。キューティクルとは髪の表面にある鱗のような組織で、髪のつや、はり、コシなどを出しながら、水分を保持する役目をしています。

キューティクルが壊れ、乾燥した髪は毛が裂けてしまって枝毛になったり、途中で切れてしまう切れ毛になってしまい、痛みが進んだパサパサの髪になってしまいます。

髪が濡れたままの状態で放置する

髪の表面を覆っているキューティクルは、髪が濡れていると鱗が開いた状態になっています。そのため、濡れたままの髪を放置しておくと、ちょっとした摩擦でキューティクルが剥がれおちたり、傷ついてしまいやすいということになります。

髪を乾かさずに寝てしまうと、枕との間で摩擦がおき、髪が痛む原因となります。また頭皮が濡れたまま寝てしまったり、濡れた状態でゴムで縛ったり、タオルで巻いたまま放置すると、地肌に雑菌が繁殖やすく、匂いやカブレの原因にもなります。必ずドライヤーで乾かしてから寝るような習慣を心がけましょう。

洗浄力の強いシャンプーによる痛み

有名人の綺麗な女優さんなどが、美しい髪をなびかせているイメージの良いシャンプーでも、「高級アルコール系シャンプー」という分野に属するシャンプーは、決して髪に良い製品ではありません。

イメージが先行し、価格も手頃なのでついつい買ってしまいがちですが、シャンプーボトルの裏の成分表に「ラウリル硫酸ナトリウム」という表示のあるものは全て「高級アルコール系シャンプー」です。

高級といっても、高価で頭皮に良いという意味ではありません。

市販の製品のほとんどがこの類のシャンプーで、ラウリル硫酸ナトリウムは洗浄力が非常に高く、洗った後のサッパリ感を得やすいため、消費者である私たちにとって綺麗になったという実感が得やすい成分です。しかもコストがとても安く、製造者にとっては使い勝手の良い成分として、ほとんどの製品に配合されています。

しかし、この洗浄力が問題で、必要な皮脂までも取り去ってしまう強力すぎる洗い上がりが、髪のダメージにつながるのです。髪の痛みが深刻であるのであれば、今使用しているシャンプーを見直す必要があると言えるでしょう。

パーマやカラーリングによるダメージ

髪にパーマもカラーもしたことがない!という女性は、どれくらいいるのでしょうか。ほとんどの女性が毛先にパーマをかけスタイリングしやすいようにしていたり、カラーリングをして明るいイメージを演出したことのある経験があるのではないでしょうか。

日本人は直毛の割には髪がうねりやすい傾向にあるので、軽くパーマをかけると毎日のスタイリングがとても楽で綺麗に決まりやすくなります。

しかしこれらの化学薬品は、日々研究が進み、昔よりも遥かに髪に優しい成分が開発されてきてはいるものの、与えるダメージは大きいのが実情です。パーマ剤やカラー剤もあまり安価でできるものは粗悪な場合もあるので、ある程度髪に優しく、質の良い薬剤を使用することも意識し、間隔も間を開けて一気に負担がかからないような工夫が必要です。

ストレスや生活習慣による痛み

毎日の生活の中で、食事やサプリメントから摂取する栄養が、きちんと取れているかどうか、も髪に大きく影響を与えます。栄養不足では髪は元気に健康な状態ではなくなりますので、スカスカの弱った髪になってしまいます。

睡眠不足も同様です。睡眠の間、私たちの体はしっかりとダメージが回復できるよう、自然治癒力で修復作業が行われます。睡眠不足でストレスが重なると、髪の表面がガタガタになったり、細く切れやすくなったり、パサついてしまうといった症状が現れます。

美容師さんが髪の表面を触ると、その時にどれだけ髪がストレスを感じていたか、わかる場合があるそうです。体も心もきちんとバランスよく健康でいることが、美しい髪を作る源であることは忘れてはなりません。

スタイリングでの痛み

髪型をきちんと整える際に、思った以上に負担をかけてしまっている場合もあります。ドライヤーを熱をあてすぎたり、コテやヘアアイロンなどで髪が痛んでしまいます。

毎日のブラッシングでも摩擦がおきて、キューティクルがはがれてしまうので、とにかく丁寧にやさしくが基本です。またヘアワックスや、ムースなどの整髪料の付け過ぎも髪に負担をかけるので、適量を心がけましょう。

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枝毛にならないための正しいヘアケア

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枝毛はそのまま放置しておくと、ますますひどい状態になります。

枝毛を見つけた時の処理方法、枝毛にならないためのヘアケア術など、簡単に毎日できる美容法を集めてみました!

枝毛を見つけたら!

枝毛を見つけた時の対処法は、まずはカットする事がベストです。ハサミは、ヘアカット用のものを使う事をおすすめします。プロ用の高価なものでなく、バラエティーショップや100円ショップのものでも大丈夫です。

枝分かれをしたところを直接切ってしまうと、断面からまたすぐに髪が避けてしまい、また枝毛になってしまう可能性が高いので注意が必要です。

枝毛のカット方法は枝毛になっているところより、3センチ〜5センチ以上余裕を持った箇所をカットしましょう。ハサミは髪に対して、横に入るようにカットするのがコツです。

枝毛を根元から抜いてしまうのも、絶対にしてはいけません。毛根を傷つけてしまうと、次に生えてくる毛にも影響がでてしまうので、要注意です。

美容室に行って相談しよう!

枝毛の量が大量になってしまうと、さすがに髪のスタイリングも自分ではままならない状況になってしまいます。その時は、美容院にいって、美容師さんに相談しましょう。枝毛が一番多い箇所を計算して、思い切って短くカットしてしまうのも良い方法です。

元気な状態の箇所で、カットしてもらい、そこからまた枝毛にならないよう、充分気をつけて髪が痛まない生活を送るよう心がければ、元の長さまで伸びても枝毛になりにくいはずです。

アミノ酸系、ノンシリコンのシャンプーに変えてみる

先ほどご説明した「高級アルコール系シャンプー」を使用している人は、髪に適度な潤いを残して洗い上げることができるアミノ酸系シャンプーに変えてみてはどうでしょうか。

キューティクルが剥がれるの守りながら、汚れ、皮脂などをやさしく洗うことができます。

シリコンも髪をコーティグするという意味で、良くシャンプーに配合される成分ですが、髪に残りやすく、あくまでも表面をツルツルの手触りにするための成分です。シリコンシャンプーは髪に残りやすい為、蓄積すると髪の為には良くありません。

結論としては、ノンシリコン、アミノ酸シャンプーが髪に良いシャンプーケアという事になります。枝毛がとても深刻な場合は、さらにダメージヘア用の集中トリートメントなどを併用するのもおすすめです。

シャンプーの選び方は口コミを参考に

シリコン入りのシャンプーや高級アルコール系シャンプーをずっと使用し、その使用感になれてしまっていると、アミノ酸系シャンプーやノンシリコンシャンプーに変えると、指通りや髪のきしみが気になる、といった感想を良く聞きます。

特に髪と頭皮にやさしい石鹸系シャンプーは枝毛でパサパサになった髪がきしむと、さらにまとまらない状態になります。買ってみたけど、使えなかった!とならないよう、しっかりと口コミやユーザーの声をきいて商品を選びましょう。

お値段は高級アルコール系シャンプーよりは、高くなるはずですが、痛んだ髪で苦労するよりは良い、と考えて良いシャンプー剤を選びましょう。

紫外線からはスプレーで守る!

最近、とても便利な商品でUVカットの成分が配合されているヘアスプーレーが、豊富な種類で販売されています。ヘアフレグランスの効果もあるので、女子力アップにも有効な髪の痛みの予防法です。

スプレー缶でシュッと吹きかけると、髪を紫外線から守ってくれるので、紫外線の多い季節は欠かさずケアしましょう。

正しいドライヤーの使い方をマスターする

ドライヤーは、その使い方次第で髪にとってメリットにもデメリットにもなります。正しい使い方をマスターすれば、健康な髪の為に欠かせないアイテムです。

ドライヤーの熱をあてすぎに注意!

髪を乾かす時に、ドライヤーの熱風を髪の近くであてていませんか?最低でも髪からは15センチ以上離して乾かす!のが鉄則です。ドライヤーが近すぎると、熱が髪の水分を奪いパサついてしまい逆効果です。

熱が髪にかかりすぎると、髪の主成分のタンパク質が熱変性され、キューティクルが損傷してしまうダメージの原因となるのです。

髪が濡れた状態でアウトバスのヘアオイルを使用すると、髪が乾く時にキューティクルを守ることができます。ドライヤーをあてる前に使用するもの髪を守るために良い対策になります。

温風と冷風を使い分けよう

ドライヤーは温風で根元をしっかり乾かし、痛みやすい毛先は冷風でやさしく乾かしましょう。ドライヤーをかける前に、タオルドライをしっかりとすると、乾かすのが楽になります。タオルドライは髪と髪をこすってしまうと、濡れて開いたキューティクルが摩擦で傷がついてしまいます。特に毛先はやさしく丁寧に、水分を吸い取りましょう。

冷風はキューティクルをしっかりと閉じて、整えてくれる効果があるので、最後の仕上げにはとても有効な使い方です。8割ほど乾いたらあとは自然乾燥でも良いと言われていますが、洗い流さないトリートメント剤や、毛先のコーティング剤などを使って、冷風で仕上げると、美しい髪の状態が長持ちします。

コテやヘアアイロンは正しくつかう

髪はタンパク質でできています。良く例えに出されるのが「卵」です。卵も熱を加えると硬くなり、一度硬くなった卵は元には戻りません。髪も同じく、180度で10秒が限度です。それ以上の熱を長くあてると、確実に痛みます。

パーマ、カラーをしている髪の場合や、痛んだ髪は110〜120度で10秒間が限度です。これ以上の熱で髪に負担をかけるとタンパク質が熱変性をおこし、元にはもどらないほど痛みが進み、硬くなってしまうのです。

ヘアアイロンやコテなどでスタイリングをする場合は、120度で5秒以内を目安に髪の形を整え、直ぐに手でカールなどのスタイルをキープできるように冷ますのがコツです。

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本格トリートメントに挑戦しよう

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シャンプーを高級アルコール系シャンプーからノンシリコン&アミノ酸系シャンプーに変えてみたら、最初はどんどん痛みが進んでしまうような気がして、という意見が多いのも事実です。

そんな時は仕上げにひと工夫してみませんか。市販のトリートメント剤を用いて、本格的なサロンケアを自宅でも挑戦してみましょう。

正しい順番で使う

シャンプーの後はトリートメント、最後にコンディショナーの順番が正しい使い方です。トリートメントは髪に栄養を与え、痛みにくい髪にしてくれる作用があります。

コンディショナーはその栄養を閉じ込め、潤いとツヤをだす、という役割です。

トリートメントが要

その役割が正しくわかると、シャンプー、トリートメント、コンディショナーの中で、髪の健康に一番大きく働きかけてくれる重要な役割は、トリートメントだということがわかります。

いかにきちんと栄養を届け、健康な状態を保ってい続けるかがポイントです。

トリートメントは、頭皮に作用する直接の役割はないので、頭皮にベッタリと多くつけるのはNGです。むしろ頭皮は避けて、髪の傷みやすい毛先に意識して塗布し、中間から根元付近までで十分です。

専用コーム(櫛)を使ってみよう

シャンプースペースに、ブラシを置いている方は多いかと思います。髪を洗う前に、ドライの状態で一度ブラッシングすると、シャンプーの効率が良いので、すでに実践している人も多いかもしれません。

痛みや枝毛に気になる人は、もう一つのアイテムとして、コーム(クシ)を用意してみてください。100円ショップで販売されてるものでも構いませんので、そこそこ目の細かいものが良いでしょう。

トリートメントを塗った後、髪をコームで優しくとかすと、髪1本1本の細かい部分まで栄養が浸透するので、このひと手間はとても有効です。手ぐしや手の平でなじませるよりも、髪の隅々まで効果が行き渡ります。

時間のある時は蒸しタオルで

トリートメントは集中ケアで一週間のうち2〜3回で十分です。市販でも集中ケア用のダメージケア商品でも毎日ではなくても十分、というような記載があると思います。

せっかくの集中ケアなので、もうひと手間かけるとしたら、おすすめは蒸しタオルです。トリートメントをした後、すぐに洗い流さずに5分ほど放置すると浸透力がアップします。

その間、集めのお湯で即席の蒸しタオルを作り、髪の毛先を中心に巻いた状態で放置してみてください。旅行先であるようなシャワーキャップで蒸しタオルを包むと暖かさがキープできるので、さらに良い効果を得られるでしょう。

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まとめ

枝毛は見た目にも髪のパサつきが強調され、美しくありません。枝毛になった箇所は余裕を持ってカットするのが応急処置ですが、やはり、枝毛にならない健康な髪でいることが一番です。

女性は女性ホルモンのバランス、生活習慣、睡眠状態、食生活、ストレス、などたくさんの要因で髪質に影響が出てきます。睡眠不足やストレスが続くと、頭皮にもストレスがかかるので、健康な髪にトラブルが出る可能性があります。

表面がガタガタとしたり、最悪の場合は円形脱毛症が起こり、深刻な問題にまで発展することもあるのです。体の内部からもしっかりと健康でいるために、栄養バランスの良い食事を心がけるインナーケアにも目を向けていきましょう。枝毛や切れ毛の無い、美しい髪は体も心も健康でいることが基本なのです。

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