髪の毛が細い人の悩みは?細くなった場合の対処方法を紹介!髪質によってはハゲやすい?

みなさんは髪の毛について考える時はありますか?「最近、抜け毛が多くなってきた」「後頭部のあたりが気になる」「髪の毛が細くなってきた気がする」など、ふと思われることがあるのではないでしょうか。

もともとの髪質が細い方は問題ありませんが、最近になって髪の毛が細くなってきた方は要注意です。もしかすると、AGA(男性型脱毛症)かもしれません。また、女性の方でも牽引性脱毛症などの脱毛症になる方は少なくありません。「女性だから大丈夫」とは考えないようにしましょう。

そこで今回は、髪の毛の細くなってきた原因や対策、髪の毛に関するお悩みなどをまとめてご紹介いたします。髪の毛に関するお悩みは、生活習慣の改善で解決することもありますので、気になる方は必見です。

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髪の毛が細い方の悩み

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髪の毛が細くなることでどんな悩みが出てくるかご紹介いたします。

頭皮が丸見えになる

男性の方のお悩みで、「トップの頭皮が丸見えになる」というものを良く見かけます。この原因としては「抜け毛」「髪が細くなった」「髪密度が低い」というものが挙げられます。体質の問題もありますが、ほとんどが「栄養不足」や「睡眠不足」が原因となるようです。

クセ毛

髪の毛の細い方はクセ毛になる可能性が高いです。クセの種類としては、髪がうねったり縮れたりすることがあります。もともとの髪質もありますが、クセ毛の方は「十分な栄養」と「十分な睡眠」を取ることで改善することもあります。

パーマが取れやすい

髪の毛が細い方はパーマが取れやすいです。パーマをかける際は、髪の毛の内部をいったん切断する必要があります。髪の毛の細い方は内部の面積が少ないためパーマが取れやすく、スタイリングしづらくなります。

髪の毛が細くてパーマが取れやすい方は「デジタルパーマ」をかけると取れにくいです。髪の毛をよく理解している美容師の方にお願いすると、自分に合ったパーマをかけてくれますのでお気軽にご相談ください。

縮毛矯正が難しい

縮毛矯正のために薬を使いますが、髪が細いとその薬のパワーが強すぎて傷む場合があります。化学的に弱い髪に縮毛矯正をかけると、逆にチリチリになる可能性があるのでご注意ください。美容室によっては事前に相談した時に「髪が傷むのでおすすめできないです」と断ってくれるところもあります。

その他の悩み

加齢で髪の毛が細くなる

人間は歳を取ると髪の毛が細くなっていきます。これは栄養不足によるものが多いため、十分な栄養と睡眠を取ることで改善できることが多いです。「仕方のないことだ」とあきらめず、まずは生活習慣を改善してみましょう。

成長期の抜け毛

中学生や高校生といった成長期の抜け毛は、ストレスによるものが多いです。もしストレスを感じていないのに抜け毛が目立つ場合は、栄養不足や睡眠不足が原因と考えられます。

異常脱毛

「抜け毛が増える」「シャンプー時に髪の毛がごっそり抜ける」「短い髪の毛がたくさん落ちる」「髪の毛が細くなり、ハリやコシがなくなる」これらの現象が起こった場合は「異常脱毛」の可能性があります。

「異常脱毛」は女性ホルモンが大きく関係していることが多いです。「異常脱毛」の主な原因としては「ホルモンバランスの崩れ」「頭皮の乾燥」「栄養不足」「甲状腺機能低下症」が挙げられます。いずれも生活習慣の改善やストレスの解消による対策が効果的です。

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髪の毛が細くなった場合の対策

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髪の毛が細くなった時にどうすれば良いか、その対策をご紹介いたします。

髪の毛の細い人でも似合うヘアアレンジ

通常の方に比べて、細毛の方は「髪のボリューム」「コシやツヤの量」が少ないです。よって、髪型で悩む方は多いのではないでしょうか。

基本的にショートヘアがおすすめです。髪が長いとボリュームの少なさが目立つので、極力ロングヘアにはしないようにしましょう。また、パーマやボブにしても髪の細さを隠せるためおすすめです。

ヘアアイロンを当てる

ヘアアイロンを当てる方も多いかと思われますが、その際の温度によって髪が傷むこともあります。効果が薄いからと言って温度を上げすぎると髪が傷んで余計にクセ毛が目立ちます。

また、濡れた髪にヘアアイロンを当てることも髪へのダメージの原因となりますのでご注意ください。全体に当てるのではなく、毛先用の物を使用するのも良いかと思われます。

髪の毛を太くする方法

髪の毛が細くなる要因は主に「食事」「睡眠時間」「頭皮ケア」の3つです。それぞれについて簡単に改善策をご紹介いたします。

食事

髪の毛の生成には、タンパク質が必要になります。よって、日々の食事でタンパク質を多めに取るように心がけましょう。ただし、他の栄養とのバランスも考慮してください。ミネラルやビタミンBも同時に取ると効果的です。

睡眠時間

日中に蓄えた栄養は、睡眠によって体全体に取り入れていきます。よって、睡眠時間が少ないと栄養が十分に取り入れられません。髪の毛までしっかり栄養を回すためには十分な睡眠時間を確保しましょう。

頭皮ケア

頭皮トラブルが髪の毛を細くしてしまうことがあります。また、頭皮の血行が悪いと髪の毛を細くするだけでなく、かゆみや痛みを伴うこともあるのでご注意ください。頭皮環境を良い状態に保つためには、頭皮マッサージや丁寧な洗髪を心掛けるようにすると良いです。

美容師おすすめのケアシャンプー

髪の毛が細くなる原因は「栄養不足」が考えられるため、頭皮マッサージや毛穴の汚れをしっかり落とすアミノ酸系シャンプーがおすすめです。成分としては、アミノ酸系界面活性剤やノンシリコンタイプシャンプーのものを使うようにしましょう。

髪の毛を太くする育毛成分

髪の毛を太くする成分には「コラーゲン」「亜鉛」「アルギニン」があります。最近はいろいろなサプリメントが出ていますので、これらの成分が含まれるものをお試しください。ただし、デメリットとしてこれらの成分を過剰摂取すると体調を崩すこともあるのでご注意ください。

ヘアケア

髪の毛が細くなってきた人は「栄養不足」が考えられるため、頭皮マッサージをして血行を良くしましょう。また、シャンプーの際はその洗浄力を活かしてしっかりと汚れを落とし、同時に頭皮も揉むようにすると良いです。

絶対にしてはいけないことは、パーマやカラーリングです。これらは髪の毛を痛めてしまうので、よけいに髪の毛が細くなってしまいます。また、紫外線も髪の毛に害なので、外では帽子や日傘を差しましょう。

育毛剤の育毛効果

髪の毛が細い男性の質問で「髪の毛を太くする育毛剤はありますか?」というものを良く見かけます。育毛剤は万能であるという共有認識がありますが、育毛剤は「頭皮の血行を良くする」、「頭皮を清潔に保つ」というものであり、「栄養を補充する」というものではありません。よって、育毛剤の働きによって「栄養が髪の毛に回りやすくなる」という認識が正しいでしょう。

髪の毛を太くするには、「食事による十分な栄養」「十分な睡眠時間」が特効薬です。その2点をクリアしたうえで、補助的な目的で育毛サプリを使用するのが一番効果的であると言えます。

リバースケア

リバースケアとは、シャンプーとトリートメントの順を逆にするケア方法です。通常、シャンプーをしてからトリートメントなどのヘアケア用品を使用すると思いますが、リバースケアではトリートメントをしてからシャンプーをするという順になります。トリートメントをすることでコーティングし、シャンプーによるダメージを軽減するという効果があります。

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髪の毛に関する疑問

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髪の毛に関して、良く質問される内容をご紹介いたします。

髪質がハゲの原因になる?

結論から言うと、髪質と薄毛に関係はありません。髪の毛が細いと良く「ハゲやすい」と思われがちですが、生まれつきの毛質で髪の毛が細い場合は関係ありません。

しかし、「栄養不足」や「睡眠不足」によって髪の毛が細くなった場合は別です。そのまま髪の毛の栄養が無くなっていくと、薄毛の原因になるので対策をしていく必要があります。

女性でも薄毛になる?

女性でも牽引性脱毛症などの脱毛症になる方はいらっしゃいます。特に、髪の毛が細くなってきた場合は要注意です。今は髪の量も多く分かりにくいですが、徐々に髪にハリやコシが無くなっていきます。そして地肌が見えるようになっていきます。現時点で髪の毛が細くなってきたことに気付いたらならば、早めに対策をしていきましょう。

ヘアサイクルとは何?

ヘアサイクルとは髪の毛の成長期から退行期までのサイクルのことを指します。平均して4~6年の期間で髪の毛は成長を繰り返していきます。

日本人の髪の毛は平均して約10万本あり、 ヘアサイクルからすると1日に100本くらいが抜け落ちる計算となります。よって、「抜け毛が増える」よりは、「成長した髪の毛が細くなってきた」時の方が薄毛になっている可能性が高いです。

髪の毛の細い方は発毛を期待すべき?

髪の毛の細い方は発毛効果を期待してサプリメントなどを試す方が多いかと思われます。しかし、髪の毛の細くなる原因を考えると、「発毛に期待すること」よりも、「髪の成長を促す」方が効果的だと言えます。

「髪の成長」に必要な要素は「十分な栄養」と「十分な睡眠時間」です。よって、サプリメントも良いですが、この2点を意識することも大切になります。

 髪の毛が細いと脱毛が増える?

良く「髪の毛が細いと脱毛が増える」と言われています。しかし「髪の毛の細さ」と「脱毛」には直接的な関係はないと言えます。「脱毛」はヘアサイクルによるものが大きく、1日に100本程度ならば自然と抜ける量です。

「髪の毛が細くなってきて気になる」という方は、「十分な栄養」を取って「十分な睡眠時間」を確保することで、健康な髪の毛を育てることができますのでお試しください。

 髪の毛が細いと、ダメージを受けやすい?

髪の毛が細いとダメージヘアとなる可能性が高いです。ダメージを受けやすい髪の毛は「水分が確保しづらい髪の毛」であると言われています。髪の毛が細いと、乾燥しやすく水分が確保しづらいので傷みやすくなってしまいます。十分な栄養とトリートメントを欠かさず、水分が確保できるようにしていきましょう。

ストレスも薄毛の原因になる?

薄毛の治療法としては、生活習慣の改善が一番効果的です。しかし、いろいろな要因が重なっている場合もあります。良くある要因の一つが「ストレス」です。ストレスにより栄養が髪の毛に回らなくなり、薄毛が進行することもあります。その場合はいくら生活習慣を改善したとしても、薄毛は解消されませんのでご注意ください。

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髪の毛に関して知っておきたい内容

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髪の毛に関する知識で、ぜひ知っておいていただきたい内容をご紹介いたします。

髪の毛が伸びる仕組み

髪の毛が伸びる仕組みをご存知でしょうか。髪の毛は、「毛母細胞」を中心に構成されています。この毛母細胞が伸びることによって、髪の毛も伸びていきます。毛乳頭から血流に乗って運ばれる栄養によって毛母細胞が伸びるため、「十分な栄養」と「十分な睡眠時間」が不可欠となります。

髪の毛の量と太さについて

よく「髪の毛が多いです」と言われる方がいらっしゃいますが、それは「髪の毛の量が多い」のか「髪の毛が太い」のかで大きく違ってきます。前者の「髪の毛の量が多い」場合は単純に量が多いためボリュームアップしていて、後者の「髪の毛が太い」場合は量が少なくても1本1本が健康な髪の毛であると言えます。

毛根の数は生まれた頃から変わらないため、その毛根の数以上に髪の毛の量を増やすことはできません。よって、髪の毛の量が多い方は見た目上薄毛にはなりにくいですが、髪の毛が細く弱ってきていることに気付かない可能性があるのでご注意ください。

 AGA(男性型脱毛症)とは?

毛根には「5αリダクターゼ」という酵素があり、男性ホルモンの「テストステロン」に作用して「ジヒドロテストステロン(DHT)」という物質に変化させます。この物質が毛を作り出す細胞の働きを弱めてしまうため「AGA(男性型脱毛症)」を引き起こしてしまいます。

良く言われている「遺伝によるハゲ」は、この「5αリダクターゼ」の作用の強さの遺伝によるものですが、実は薄毛の直接的な原因となる割合は25%程度です。その他の要因の方が薄毛の直接的な原因となり得るということです。

AGA(男性型脱毛症)による軟毛化

AGA(男性型脱毛症)によって髪の毛が軟毛化することもあります。これはAGA治療薬による治療よりも生活習慣の改善の方が効果は高いと言われています。また、育毛シャンプーを使用して栄養の補給を助けることも効果的です。

AGA(男性型脱毛症)のための薬は?

ハゲ対策のための薬はいくつかありますが、効果的なものは少ないと言われています。薬による治療よりも、生活習慣の改善の方が断然効果が高いです。栄養の高い食事と十分な睡眠時間を取ることが一番効果的であると言われます。これは美容師の方のブログや記事にも良く話題に挙がり、ウィンドウで参考画像が見られる場合もあります。

髪の太さは「コルテックス」で決まる

髪の細い人は良く「猫っ毛」と言われていますが、髪の毛の細さは何で決まるかご存知でしょうか。髪の毛は3層で構造されており、それぞれ「キューティクル」「コルテックス」「メデュラ」と呼ばれています。そのうちの「コルテックス」が髪の柔軟性や太さを決めます。その「コルテックス」の量は遺伝で決まります。

ご注意いただきたいことは、髪の太さが薄毛の直接的な原因にはならないということです。よって「コルテックス」の量は薄毛には関係ありません。

「キューティクル」が減ると薄毛になる?

「キューティクル」は、髪の毛の3つの層のうちの、一番外側の部分になります。髪のツヤや手触りに関係していますが、薄毛の原因にはなりません。ただし、ヘアカラーやパーマによってキューティクルが傷むと、髪全体が傷んで抜け毛の原因になることはあります。

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まとめ

髪の毛の悩みはデリケートな部分かと思われます。なかなか周りに相談できなかったり、周りの目が気になってストレスを感じたりする方もいらっしゃるのではないでしょうか。これまで述べてきた通り、髪の毛が細くなってきた場合は生活習慣に問題があることがほとんどです。

「十分な栄養」と「十分な睡眠時間」を取り、頭皮マッサージなどで頭皮環境を整えることで改善されることが多いので、ぜひ試してみてください。特に忙しい方は十分な睡眠時間を取ることが難しいかと思いますが、「睡眠時間が取れないから育毛剤に頼る」という方法は効果が薄いのでご注意ください。

薄毛や抜け毛は年配の方だけの悩みではありません。若くして薄毛になる方もいらっしゃいます。ほとんどの場合は「ストレス」「栄養不足」「睡眠不足」が原因となっています。気になる方はそれぞれの解消をするよう心がけましょう。

男性でも、女性でも、薄毛になる可能性は大いにあります。特に髪の毛の量が多い方は薄毛が進行していても気付かないことがありますのでご注意ください。「最近、就寝時やシャンプーの時に髪の毛が多く抜けるようになった」と不思議に思われている場合は、生活習慣の改善をご検討ください。

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