狭い空間やふとした瞬間に自分の頭皮の臭いを感じて臭いと思ったことのある人は多いん尾ではないでしょうか?特に頭皮は顔の中でも皮脂の分泌の多いTゾーンの2倍の皮脂の分泌量があり、それが頭皮全体から分泌されているので非常に臭いの発生しやすい部位になります。
普段は頭皮に鼻を近づけて臭いを嗅ぐ機会がないので気づきにくいですが、ふとした瞬間に臭くなっていたらちょっと嫌ですよね。
しかも、狭い空間などで他人にその臭いを嗅がれて臭いと思われているかもしれません。臭いの問題はその人の印象を大きく左右してしまう需要な問題でもありますので、出来れば臭いで嫌われたり、恋愛対象外になってしまったり、避けられるなどの事は避けたいでしょう。
毎日きちんとシャンプーをしていても午後には汗をかいてしまい、頭皮が臭ってきてしまう場合があります。頭皮が臭ってしまう原因を知り、正しいシャンプー法でしっかり対策すれば臭いの問題は解決に向かわせることが出来ます。
今日は頭皮の臭いの問題の原因とその対策方法を紹介していきます。
目次
頭皮が臭くなってしまう原因
毎日シャンプーをしっかりしているし、整髪料を付けて髪の毛にいい香りをつけて活動しているのにいつの間にか頭皮が臭く臭っているのはどうしてだろうと思ったことはありませんか?
基本的に汗はそこまで臭いを発しないのにどうして頭皮はすぐに臭くなってしまうのでしょうか?頭皮の臭いの原因を紹介します。
皮脂と角質の酸化
頭皮が臭くなってしまう大きな原因は皮脂と角質の酸化です。毎日シャンプーを行っていても、午後にもなると午前中や就寝中にかいてしまった汗が酸化し、酸化した皮脂からガスが発生して臭いの元になります。
頭皮にはアポクリン線とエクリン腺の二つの皮脂が分泌される皮脂腺があります。顔の中でも特に皮脂の分泌の多いTゾーンよりも2倍以上の皮脂の分泌が行われるのが頭皮なので、頭皮は皮脂によって臭いが最も出やすい箇所になります。
さらに脇や胸などと違ってシャツやタオルなどで汗を拭き取ることが出来ないことも臭いに繋がってしまう原因になります。自然に乾燥するのを待つしかないので酸化が進んでしまい臭いに繋がります。
角質は細胞の新陳代謝により古くなった細胞が押し出されて排出されるもののことです。これも酸化し汚れと一緒に頭皮に溜まってしまうことで臭いの元になります。
さらに汚れや角質や皮脂などの過剰分泌されたものをエサとし常在菌や雑菌が繁殖しやすい環境になり、それらの菌が増えることでも、常在菌の排出物などが原因で臭いの問題に繋がります。
臭いの上書きは逆効果
体臭がきつい人が香水やスプレーなどを使用して臭いをさらにつけることで臭い匂いを消そうとしてしまう行為は逆効果になってしまう事があります。
匂いをつけることが出来ても、臭い匂いを消すことは出来ないのでさらに匂いを追加してしまってより香りを複雑にしてしまっている可能性があります。特に頭皮は臭いのきつい場所でもありますので、自分は気づいていないかもしれませんが、周囲にはさらにくさい臭いに感じられているかもしれません。
臭いでごまかすのは良いですが、それ自体に臭いを消してくれる効果はないということを知っておきましょう。使用する場合は身体や頭皮に直接かけるよりかは、布やハンカチなどに付けて香らせる方が匂いが混ざってしまわずにいい匂いがしっかりと香るので効果的でしょう。
頭皮の臭いのチェック方法
頭皮の臭いはなかなか自分では確認しづらいですよね。かと言って他人に臭ってもらうのはスメハラになり人間関係崩壊の可能性があるので人を選ぶ必要があります。
ここで自分で出来る頭皮の臭いをセルフチェックする方法を紹介します。
・枕の臭いを嗅いでみる
・タオルやハンカチで頭皮を擦って臭いを確認する
・頭の後ろや上方向から風を当てて風の中に嫌な臭いがないか確認する
・帽子などの臭いを嗅ぐ
枕などの臭いは午前中の臭いなので、それほど臭いは出ていないかもしれません。外出しているときの臭いはさらにきつくなる事が予想されますので、枕が臭い人は要注意です。
外出中にタオルなどを使用して頭皮の臭いを一度確認してみましょう。臭いがもっときつくなっているかもしれません。早めに対策をして臭いの元を取り除いていきく必要があります。
皮脂が多くなってしまう原因
特に頭皮の臭いがきつくなってしまう原因は男女ともに皮脂の過剰分泌によるところが多くなってきています。皮脂が多くなることで雑菌や常在菌の異常増殖も起きやすくなりますので、その皮脂が多くなってしまう原因を知って対策を行っていきましょう。
また、皮脂が多くなってしまうと予測される場合は帽子を被る事や早めに頭の洗浄を行うなどして臭いを発生させないようにしていきましょう。
年齢による問題
皮膚や骨などの身体の細胞は20代周辺を境に成長がピークに達して、その後はどんどん老化していきます。よって20代の時期が最も細胞が元気で全盛期の時期になります。
男女ともに髪の毛や皮膚に含まれる水分量や油分の量は20代が最高潮でハリやコシがありふっくらとした状態になっています。その後は30〜40代と徐々に水分量と油分が減少していき、シワや乾燥などが目立ちだします。
特に30代は水分量のみが大きく減少し、油分や皮脂の分泌量などはあまり変わらないため頭皮などがべたつきやすい傾向があります。
このように年齢によって肌や頭皮の状態は変化しているので、若い頃と同じ方法でケアをしていると、変化に対応できずに問題が発生してしまう事もあります。
特に20代〜30代は皮脂の分泌が多い時期でもありますので、臭いが発生しやすい傾向があるでしょう。40代付近になったら肌や頭皮の環境をチェックし一度ケアの方法を変えてみることをおすすめします。
ホルモンバランス
皮脂の分泌は男性ホルモンが優位になている時によく行われる傾向があります。男性女性とも、男性ホルモン女性ホルモンを一定量保持しています。女性も日々の活動の中で、女性ホルモンが少なくなり男性ホルモンの活動が優位になると皮脂の分泌が過剰に行われることがあります。
さらに睡眠不足やストレスを長期間溜め込んでいるなどの問題が発生していると自律神経が乱れてしまい、ホルモンバランスが大きく崩れてしまい、皮脂の異常分泌が引き起こることもあります。
男性は若い頃から通年通して男性ホルモンの影響で、皮脂が分泌されやすく頭皮が臭いやすい傾向があります。女性は20代の若い世代では臭いが発生しにくい傾向がありますが、油断は禁物です。40代以降になると女性でも頭皮の臭いが気になる人が多くなるようです。
紫外線の影響
紫外線の影響によって頭皮が日焼けをしてしまうと、頭皮が乾燥したり硬くなってしまったり臭いの元となる皮脂を異常に分泌してしまう事に繋がります。皮膚のメラニン色素が皮膚の老化や紫外線の影響を軽減してくれる効果をもたらしてくれるのですが、頭皮は髪の毛に覆われていてメラニン色素の働きが強く現れません。
結果、頭皮への紫外線の影響は大きくなりがちです。影響を受けた頭皮は日焼けをしてしまい、乾燥しカサカサした状態になります。カサカサになってしまうと、その乾燥した状態を改善しようと頭皮が皮脂を分泌します。この皮脂の分泌が結果的に過剰に頭皮を覆ってしまうので最終的にベタベタした頭皮に繋がってしまうのです。
それによって臭いを発生させ、くさい臭いの原因になります。
頭皮の蒸れ
上記の紫外線の影響を防ぐために、帽子などを被っていると特に紫外線を防ぎたい夏場などは頭皮が蒸れてしまいます。頭皮からの熱と外気の熱で頭皮が温められ汗が蒸発できずに長時間頭皮に留まり、雑菌が増えやすい環境になってしまいます。
仕事などでヘルメットや帽子などをかぶる人は余計にこの蒸れの問題を回避しなければいけません。蒸れることでさらに皮脂が分泌されやすく臭いが篭ってしまい、さらに臭いがきつくなってしまう事があります。
しかし、帽子をかぶっている間は臭いを周囲に漏らす心配がないので、臭いの問題はそこまで大きくならない事もあります。しかし、蒸れてしまっている頭皮はしっかり洗浄しないと抜け毛にも繋がることのある問題ですので、通気性の良い帽子を被るか、長時間帽子をかぶっている時はしっかりシャンプーを行うようにしましょう。また、帽子は定期的に洗浄しきれいな状態で使用するようにしましょう。
湿度の高い時期はさらにこの問題が起きやすいので中しましょう。
頭皮の凝り
頭皮は毛細血管が多く通っていて血管が凝りの影響で収縮しやすく、頭皮が凝ってしまうと正常に頭皮に栄養や酸素が供給されずに様々な頭皮トラブルを引き起こします。
頭皮の凝りは、眼精疲労や肩のこりや首の凝りから派生して引き起こります。主な原因が長時間の同一姿勢での作業や、パソコン業務などが関係して引き起こりやすい問題になっています。
頭皮の凝りで最も影響があるのは新陳代謝が正常に行われないことによる角質の問題です。古くなった角質が長時間代謝されずに頭皮に留まり、皮脂と結びついて臭いを発生させます。さらに、角質は雑菌などのエサになってしまうので、臭いの問題により結びつきやすくなっています。
頭皮の凝りを解消するには、合わせて首や肩などの凝りも一緒に解消するとより効果が高まるでしょう。
シャンプーの問題
しっかりシャンプーが洗い流せていなくて、シャンプーの成分が残ったりしているとその成分が頭皮に炎症を引き起こさせてしまったり、臭いの元になってしまったりします。
さらにシャンプーの洗浄成分が強すぎるあまりに、過剰に皮脂を洗浄してしまい乾燥を招きその乾燥を防ぐために頭皮が皮脂を沢山分泌するために皮脂が過剰になってしまう事もあります。
シャンプーは自分の頭皮環境に合った物を使用し、しっかり洗い流すようにしないと臭いの元を消し去ることは出来ません。また、1日に何回もシャンプーを行ったり、朝にシャンプーを行ったりしていると、皮脂を取り過ぎてしまったり、紫外線の影響を強く受けてしまったりしますので注意しましょう。
臭いを解消する正しいヘアケア
問題となる頭皮の臭いを解消する対策方法を紹介します。頭皮の臭いの問題のほとんどは間違ったシャンプー法やヘアケア剤の使用による物が多くなっています。
出来るだけ臭いの元を解消し、いい香りを長時間長持ちさせるシャンプー方法や、自然ないい香りを付ける方法を紹介しますので是非参考にしてみてください。
ブラッシング
お風呂に入る前にブラッシングを行います。髪の毛が乾いている状態でブラシで根元から髪の毛をしっかりといて絡まりを解消し、シャンプーを行いやすくするとともに、髪の毛に付着したほこりを払っていきます。
汚れが沢山付着していると、一回のシャンプーでは全て落としきれなかったり、シャンプーの泡立ちが悪くなり効果が半減してしまうのでそれを解消するための効果などがります。
湯シャンで洗浄
シャンプー剤を付ける前に熱すぎないお湯でしっかり頭皮の皮脂と汚れをお湯で落としていきます。湯シャンで汚れの70%は落ちてしまうほど頭皮の汚れに対して湯シャンは有効なので、ワックスなどの整髪料もしっかり湯シャンで落としてしまいましょう。
ブラッシングと合わせてこの工程を行うことで、シャンプーの泡立ちを最大限に引き伸ばすことが出来ます。
湯だめを作ってしっかり根元まで湯シャンを行いましょう。
適量のシャンプーを手に取りしっかり伸ばす
短髪なら半プッシュほど、ロングなら2プッシュほど髪の毛の長さに応じてシャンプー剤を手にとってしっかり手の上で伸ばしましょう。
一箇所にまとめてシャンプー剤を付けてしまうと頭皮にベタッと洗浄剤が付いてしまい全体をキレイに洗浄できないばかりか、一箇所を洗浄しすぎてしまうのでそこの箇所が乾燥してしまったりします。
さらに適量のシャンプーの量を使用しないと、乾燥を招く事になりますし泡立ちが足りずに洗浄不足になってしまいます。
自分の髪の毛の長さや量に合ったシャンプーの適量を使用してシャンプーを行いましょう。
すすぎをしっかり行う
シャンプーを行う上ですすぎはかなり重要な項目になります。すすぎをしっかり行わないと、頭皮の臭いならずフケや湿疹や引き出物などの問題にも繋がってしまいます。
1〜2分程の時間をかけてしっかりすすぎを行っていきましょう。すすぎを行う場合は必ず湯だめを作って髪の毛の根元の部分までしっかり湯を行き渡らせて洗浄成分を落としていきましょう。
出来ればしっかりシャワーを使用してすすぎを行ったほうが洗い残しが少なくなるでしょう。
トリートメントやコンディショナー
トリートメントやコンディショナーは頭皮につけてしまうとベタつきの原因になってしまう事があります。シャンプーでノンシリコンを使用していてもトリートメントにはシリコン入りの物が多かったり、保湿成分や油分の多いものが多いので頭皮には付けないように毛先から根元付近に向かって付けていくようにしましょう。
頭皮をコーティングしてしまうと、皮脂が頭皮に篭ってしまい臭いの問題に繋がってしまう事になります。トリートメントとコンディショナーは髪の毛に付けて正しいヘアケアを行っていきましょう。
乾かす
シャンプーを行った後は、雑菌が繁殖しないようにしっかりドライヤーを使用して頭皮まで乾燥させていきます。まずはしっかりタオルドライを行い、その後温風で水分を飛ばした後に、冷風で髪の毛のキューティクルを閉じさせ余分な水分の蒸発を無くすとともに、髪の毛の予熱をとっていきます。
冷風でしっかり予熱を取ることでしっかり乾かせているかを確認することも出来ます。
シャンプー選び
洗浄成分や薬用成分などシャンプーにはそれぞれ特徴となる成分が違っています。自分の頭皮環境に合った成分のシャンプーが選べていないと、乾燥を引き起こしてしまい過剰な皮脂の分泌を促してしまったり、頭皮トラブルを加速させてしまう事に繋がります。
洗浄成分がアミノ酸系や石鹸系の洗浄力の優しい物を使用しているか
頭皮の環境を改善するスカルプシャンプーや薬用シャンプーを使用しているか
頭皮をコーティングしてしまうシリコンシャンプーを使用していないか
など注意すべきポイントが幾つかあります。しっかりシャンプーを選択して、頭皮の問題を悪化させ無いように注意しましょう。
まとめ
その他にもオイルを使用して髪の毛の油分をしっかり保護して、髪質を向上させるとともに爽やかな臭いを付与させるヘアオイルを使用した方法や、頭皮マッサージを使用した毛穴の洗浄や頭皮の凝りなどの解消法もあります。
しっかり正しい頭皮ケア、ヘアケアを行って頭皮の臭いの問題を解消していきましょう。
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