毛先の白いプツプツは白髪じゃない!ヘアケアを見直して改善しよう!

髪の毛は色々とトラブルが発生しがちですが、その中でも目立ってしまう嫌なトラブルが色の変化です。

いわゆる白髪というものなのですが、稀に毛先だけが白くなっていたり、毛先から1cm程度離れたところに白い点が発生することがあります。

そこで、今回はこの毛先が白くなってしまうとか毛先に白い点のようなものが発生する現象について詳しく解説し、改善方法についても情報をまとめてふれていきます。

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あの白い点や白い毛先は何?

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髪の長い人が発生する毛先の白い点や白い毛先ですが、いったいあれはなんなのでしょうか。プツプツしていることもあるのでフケやシラミだと思うと心配で仕方がありません。

何らかの病気だった場合は最悪です。

 髪の毛の繊維質

あの白い点や白い毛先の正体はキューティクルを突き破って出てきた内部のタンパク質です。

髪の毛の構造を理解していただくとわかりやすいのですが、髪の毛は中心にタンパク質が主成分となっているメデュラがあり、そのメデュラを守るようにコルテックスという繊維状のタンパク質が存在します。先ほど説明した飛び出してきたものというのはこのコルテックスです。

このコルテックスは髪の毛の約90%を占める部分でありコルテックスの状態次第で柔軟性や太さが決まるのです。また、メラニンの種類や量によって色も変わってくるので日本人が黒い色をキープできるのもこのコルテックスが関わってくると考えてください。

もう少し詳しく解説すると、このコルテックスはケラチンというタンパク質でできているので白い粉はタンパク質が見えてしまっていると思えば状態が予想しやすいでしょう。キューティクルの中にあるタンパク質が出てしまい白く見える現象を髪のタンパク変性と呼び、これは髪の傷みの最終段階の表れとも言われているのです。つまり、最終段階に入った危険信号といえるでしょう。

本当は白ではなく透明

ちなみに、この髪の毛が白く見えるという現象は本当に「白く見えている」だけで、本来は透明です。というのも、髪の毛にダメージが入ってコルテックスがむき出しになっている状態というのはタンパク質の中にある繊維質が壊れているので水分とメラニンが失われます。つまり、透明なのです。本来なら白ではありません。

しかし、透明な毛先部分のタンパク質が光を乱反射することで白く見えるようになります。そのため、白髪とは少し種類が違うと言えるでしょう。メラニンの欠如という部分では同じですがこちらはタンパク質がむきだしの状態になっているので違いができております。白髪は別にキューティクルからコルテックスが飛び出している状態ではありません。

メラニン色素は肌に発生することで黒くするので嫌われますが、髪の毛を黒くするためにはメラノサイトでメラニン色素が作り出されないと黒くなりませんので、肌には不要ですが髪には必要となってくるのです。

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 髪の毛のダメージになる行為について

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コルテックスが見えてしまうようになるのは髪の毛にダメージが入ってしまうことでキューティクルが壊れてしまうことにあります。

どうなったらそこまでのダメージが発生するのでしょうか。髪の毛のダメージに繋がる行動と理由を見ていきましょう。そこがわかればそれらの行動を回避することが対策となります。

髪の毛の洗い方が間違っている

髪の毛のダメージになる確率が非常に高いのが洗い方そのものが間違っているというケースです。まず正しい髪の毛の洗い方を記載します。

髪の毛を洗う前の知識

髪の毛を洗う回数は基本的に1日1回です。それ以上は洗いすぎとなってしまうので、髪の毛に余計な刺激を与える以外に、必要以上に皮脂を洗い流すようになることで皮脂分泌量が過剰になる恐れがあります。そのため、1日1回に抑えてください。

そして髪の毛を洗う前にできる限りブラッシングを行って髪の毛のもつれをほぐしましょう。もつれている状態で洗ってしまうと指に絡んでしまって摩擦が発生しやすくなり髪の毛へのダメージも増えます。

髪を洗うタイミングについて

髪を洗うタイミングについては議論がぶつかっておりますが、最新の研究結果などを見比べてみると夜の方がいいでしょう。朝にシャンプーをすると爽快感があってさっぱりしますし、香りも残りやすく目も覚めやすいというメリットがあり、さらにはスタイリングが非常に楽になるという実用性もあるのは事実です。

しかし、デメリットとして朝は毛穴が開いている状態なので、その状態の頭皮にシャンプーやコンディショナーを使ってしまうと、毛穴の中に入る確率が非常に高く強い刺激になってしまい、頭皮環境を悪化させる可能性が高いです。

さらに言えば朝に洗うことで皮脂が洗い流されるので皮脂による防御作用がなくなります。つまり、髪に来るダメージを最大限で受けてしまうようになるのです。こうなると紫外線による被害が拡大します。

また、朝は正直時間がないと思います。現代社会は時間に追われている人ばかりですし、1秒でも長く寝ていたいという方もいるでしょう。そんな気持ちが働いている状況で髪の毛を洗ってしまうと、高確率で洗い方が雑になります。洗い方が雑になるのは頭皮を傷つける可能性も上がりますので朝は避けた方がいいです。

洗い方について

洗い方については長年議論の的になっておりましたが、今ではある程度終息したと言っていいでしょう。

ポイント1:ブラッシング

その終息した意見とはまず髪の毛を洗う前にブラッシングをすること、そして37~38℃程度のぬるま湯を使って予洗いをしてください。シャンプーをする前に適当に髪の毛を濡らすという方も多いですが、それだけでは全く足りません。予洗いと洗う前のブラッシングで7割程度の汚れは落とせますので必ず実行してください。

ポイント2:シャンプー剤の量

髪の毛が長い人ならば5分程度は実行してください。そうすれば頭皮が蒸れた状態にもなりますのでよりいっそう汚れが落としやすくなります。しっかりと予洗いを実行した後は、ショートヘアの方なら10円玉程度の量を、ロングヘアで500円玉程度の量のシャンプーを使いましょう。シャンプー剤は手に取ったらしっかりと泡立て使ってください。

ポイント3:もみ洗いの方法

泡立てた後は前頭部・側頭部・後頭部と合計5カ所に乗せてください。その後は空気になじませながら頭皮をしっかりと洗いましょう。下から上に向かって洗い上げるのがポイントとなっております。洗うときは毛の根元から毛先に行くように洗ってください。これは下を向いて洗うとミスしやすいので、上を向いて洗うようにしましょう。

また、爪を立てて洗うと頭皮が傷つくので指の腹を使って洗うようにしてください。意識しにくいという方は、指の原を使って洗うのではなくもむというイメージの方がいいでしょう。そして、指の腹を使いながらジグザグに進むように洗うと洗い残しがない状態でスムーズにいきます。

すすぎは徹底的に行うこと

髪の毛を洗うときに重要なのは予洗いとこのすすぎです。シャンプーを使った髪の毛の洗い方についてはテレビ番組でも良く報道されているので、正しいやり方をできている人が多いのですが、予洗いとすすぎについては知られていない部分が多く間違っている人が多いのが実状です。

しっかりと上を向いた状態で38~40度のお湯を使って洗い流してください。シャンプーと同じくらいの時間をかけるとミスは少なくなるでしょう。このすすぎの時間が見慈愛人は多いので、洗い残しの内容に念入りに実行しましょう。

シャンプーの選び方を間違っている

シャンプーはシリコンが入っているものと入っていないものという分け方をする人が多いですが、実は成分によって大きく3つに区分けされているので、自分の頭皮の状態や髪質から選ぶものを絞り込むことができるのです。ここをおろそかにしていると、髪の毛トラブルがいつまでたっても治らない状態になってしまいます。

また、医薬部外品と化粧品に区分けされていることもありますが、それは脱毛予防効果や育毛効果があるとしてそれらの成分が含まれているものが基本的に医薬部外品という扱いになり、髪の毛を洗うことを主目的としたシャンプーは化粧品なのです。一般的にはこの化粧品のシャンプーを使うことになります。

洗浄力が最も強いシャンプー

洗浄力が最も強いシャンプーは「高級アルコール系シャンプー」になります。これはドラッグストアで売られていることが多く、高級という分類分けはされておりますが低価格で販売されているものも多くあります。高級なアルコールを使っているものも確かにありますが、安いものは安いのです。

この高級アルコール系シャンプーの特徴は石油由来の界面活性剤を使っていることが多く刺激が強いことです。洗う力は強いので脂性肌の人や整髪料を大量に使う必要がある方には向いておりますが、それ以外の方は皮脂を洗い流しすぎてしまうので、相性が良くありません。

どれがどれだかわからないという人はラウレス硫酸ナトリウムやラウレス-2硫酸アンモニウムのように「~硫酸」という成分が含まれていると思えばいいでしょう。これらの成分が含まれている場合は洗浄力が強いシャンプーであると考えてください。

メリットは低価格で入手がしやすく、洗浄力が高いから強い汚れも落とせること、そして髪の毛のごわつきが出にくくきしみが発生しにくいこと、泡立ちが良いことでしょう。デメリットは洗浄力が強いため頭皮が乾燥する可能性が高いこと、シリコンが含まれていることで毛穴詰まりが発生する確率が上がり頭皮環境の悪化に繋がる可能性があること。髪の毛のダメージを減らす作用が少ないことです。

最も歴史が古いシャンプー

日本人で藻多くの方々が古くから使っていたシャンプーが「石鹸系シャンプー」となります。もともと石鹸は天然由来のものを使っているので環境に優しくアレルギー体質や敏感肌の方に重宝されるシャンプーとなります。刺激がアルコール系シャンプーと比べると弱いので比較的安全とも言えるでしょう。

洗浄力もそこそこはありますが、石鹸という特性上アルカリ性のものが基本となるので、弱酸性の頭皮に使った場合ごわつく等の違和感を覚えることがあります。石鹸系シャンプーは成分表に脂肪酸カリウム・脂肪酸ナトリウム・石けん素地が含まれていることが多いので、見た目や解説でよくわからないという方は成分から確認してください。

石鹸系シャンプーのメリットはそこそこ洗浄力がありしっかり洗えるため、洗った後の爽快感が高めであること。そして環境に優しくアレルギー体質や敏感肌の人にも使いやすいこと。古くから使われている成分なので歴史的な安心感があるということ。

デメリットは人によっては相性的にあわないことがあり、髪質によってはキシミが発生して違和感を覚えてしまうこと。洗浄力がそこそこ高めなので乾燥してしまいフケが出てしまう恐れがあること。慣れるまでの期間が必要になるケースもあり、半年くらい使い続けないと違和感がとれないことが欠点となります。

最も優しいシャンプー

刺激が最も少ないと言われているのが「アミノ酸系シャンプー」です。頭皮に一番優しいことが何よりも特徴となっており、天然由来成分が多く配合されている場合はアミノ酸系シャンプーの確率が高いです。植物由来という言葉が入っている場合もこのアミノ酸系シャンプーとなっております。ただし、アミノ酸系のシャンプーでも界面活性剤が含まれているものもあります。

メリットは保湿性が高く髪がパサつきにくいということ、洗浄力が強くないので頭皮の乾燥を防ぎやすく皮膚が弱い人でも問題なく使うことができると言うことでしょう。

デメリットは洗浄力がかなり弱いので、整髪料をがっしりとつけている人の場合は落としきれない可能性が高いということ。保湿性があるので頭皮環境がべたべたの状態の人だと洗い不足になってしまうと言うこと。すっきり感がかなり少ないと言うこと。天然由来成分を配合しているため、成分原価がほかのシャンプーよりも高めになるのでシャンプーそのものの値段が高めになってしまうことです。

カラーリングやパーマのしすぎ

ダメージヘアを作ってしまう大きな要因の一つがパーマやカラーリングです。ヘアアレンジとして色や髪質を変えるのは有効な方法ではありますが、外国人風グラデーションカラーといったど派手な色やグレープカラーといったある程度抑えている色であっても、カラーリングを入れた場合はキューティクルを無理やり開いてメラニン色素を脱色するのでキューティクルが剥がされてぼろぼろになります。

パーマも原理は一緒でキューティクルを無理矢理開いてコルテックスの奥にあるシスチン結合という部分を1回カットさせるので髪がかなり傷みます。美容院や美容室のようなヘアケアのプロがいるところだったらカラーリングやパーマでもダメージを最小限に抑えてくれますが、市販されているものを購入して安く済ませようと考えてセルフケアにした場合は美容師のケアと比べて髪のダメージも相当なものとなりますので要注意です。

ヘアダメージを減らすためにヘアオイルなどを使って保護するという方法もありますが、ヘアカラーを変えるという行為そのものでダメージに繋がってしまいますので紙の傷みは避けられないのです。これは白髪染めでも同じになります。

熱ダメージの蓄積

髪の毛に対して熱を加えるという行為は髪の毛が長い人ほど高頻度で行われます。たとえば、あまりにも熱いお湯で髪の毛を洗ってしまうとキューティクルが開きやすくなるのでダメージが蓄積しやすくなるでしょう。

そして長時間ドライヤーをあててしまうと髪の毛は乾いてしまいますが、乾かしすぎてしまってキューティクルが開いてしまうようになります。これ以外にもヘアアイロンやカールアイロンを使って高温による刺激を与え続けても髪の毛は痛みやすくなり最終段階の白い粒が見える状態になってしまいます。

自然乾燥

ドライヤーによる熱ダメージが髪の毛に悪いことであると言うことはドライヤーを使って実際に髪の毛を痛めてしまった経験がある人なら誰もが理解しております。そのため、ドライヤーが大っ嫌いになり自然乾燥に任せてしまう人もいるのです。

しかし、自然乾燥をさせてしまうのも実はNGです。髪の毛が長時間濡れたままになると熱に接しているときと同じようにキューティクルが開いてしまうようになるので髪の毛の主成分であるケラチンが流れ出してしまいます。

さらに、この状態で眠ってしまうと枕との摩擦が発生しやすくなり傷つく可能性が高まりますし、頭の中や枕に細菌が増えてしまう確率まで上昇して頭皮環境が悪化してしまう恐れもあります。

髪の毛が元からもろい

髪の毛が元からうまく生成できていない人は、簡単に傷がついてしまうようになります。髪の毛に必要な栄養素はビタミン類・亜鉛・タンパク質になりますが食事の内容や食生活が乱れることで摂取できていない人は髪の毛が細くもろくなります。栄養不足になるような危険性が高いダイエットは論外です。

また、睡眠時間がまともにとれていない人や睡眠の質が低い人は睡眠中に得られる成長ホルモンが少なくなってしまいますので、髪の毛の成長が一般の方々と比べて相当悪くなります。ストレスによって眠れなくなるという方は対処方法としてストレス解消法を実行するようにしてください。

スタイリング剤やトリートメントなどを厳選したとしても、髪の毛に必要な栄養素や成長ホルモンがなければ元々の髪の毛がぼろぼろになってしまいますので、対策の余地がありません。女性は髪の毛が命と思っている方こそ、日常生活をただすことこそが髪質改善に最も近く美髪になる方法と言えるでしょう。ケア方法のみに注目してはいけません。

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髪の毛がぼろぼろのサイン

毛先が白くなってしまうのか今回の記事で記載したように髪の毛がぼろぼろになっているサインです。一度ぼろぼろになった髪の毛は再生させることはできませんので、それ以上悪化させないようにするために原因を排除することが大切なのです。

ヘアカラーやパーマはファッションとして重要ではありますが、やり過ぎは確実に髪の毛へのダメージになりますので無理をしないことが何よりも重要なのです。それ以外の行動もヘアダメージに繋がりますので、できるところから原因排除を行いましょう。

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