髪を洗いすぎて頭皮が不健康に!シャンプーは何日間隔が理想的?

日本では毎日髪の毛(頭)を洗うことが普通だとされています。

しかし海外を見てみると、毎日髪の毛を洗う文化があることが稀であることがわかります。

むしろ毎日髪の毛を洗うことで、頭皮に必要な油分まで流してしまって逆に頭皮トラブルになりやすい、髪の毛のコシやハリがなくなりやすいという意見もあります。

実際どれくらいの感覚でシャンプーをすることが理想的なのでしょうか?

今日はシャンプーの最適な頻度と毎日シャンプーをすることで発生するトラブルについて紹介します。

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毎日シャンプーをすることで発生するデメリット

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頭皮トラブルが毎日のシャンプーから引き起こされている可能性があります。

毎日のシャンプーが関係して発生してしまう頭皮や髪の毛のトラブルについて紹介します。

頭皮の乾燥

乾燥肌の人は特に発生しやすい問題です。

毎日シャンプーをしたり1日に2回のシャンプーなど、頻繁にシャンプーを行なっている場合に乾燥の問題が発生します。

全ての頭皮トラブル髪の毛のトラブルはこの乾燥から発生していると言っても過言ではありません。

フケ

乾燥の問題がさらに深刻化するとフケに繋がります。

角質層の水分が失われることで頭皮のターンオーバーが正常に働かず頭皮の表面の角質が剥がれ落ちてきます。これがフケの正体です。

また、シャンプー後のすすぎがしっかり行われておらず、頭皮や髪の毛にシャンプー剤が残留していることが原因で下記の湿疹かゆみなどの問題と一緒にフケが発生する場合もあります。

かゆみ

かゆみは乾燥、シャンプー剤からの刺激によって発生します。

皮膚の毛穴や毛包などが存在している真皮内でヒスタミンが暴れ出し、かゆみを増幅させることが原因です。

乾燥によって皮膚表面のバリア機能が低下し、刺激がさらに強く感じられるためにかゆみが発生しやすくなります。

湿疹

かゆみの症状がさらに酷くなると湿疹や頭皮の炎症などのトラブルに繋がります。

頭皮のトラブルが長期間続くとどんどん症状が悪化し、最悪の場合粃糠性や脂漏性皮膚炎につながる可能性があります。

こうなると自己治療が難しく、皮膚科での治療も必要になります。

髪の毛のパサつき広がり

毎日のシャンプーで髪の毛のキューティクルが広がってしまい、そっから水分や油分などのの重要な栄養素が流れ出てしまって髪の毛が乾燥します。

特に洗浄力の強いシャンプーを使用している人は影響が大きいでしょう。

髪の毛の先端から乾燥が発生し、摩擦の影響が大きくなり切れ毛や枝毛などの問題にも繋がります。

一度重度に広がってしまったキューティクルは修復が不可能なので綺麗な髪の毛を伸ばすためには必要以上にシャンプーをするとマイナス効果となる可能性があります。

抜け毛

髪の乾燥や頭皮のトラブルは髪の毛の成長や毛周期(ヘアサイクル)の乱れを引き起こします。

ヘアサイクルの乱れによって髪の毛が細くなったり、切れ毛によって寝ている間に枕に髪の毛がたくさん落ちているなどの症状が発生することがあります。

場合によってはこの抜け毛が影響して薄毛になってしまうこともあるでしょう。

このタイプの人は頭皮にシャンプーが合っていないのでシャンプーの見直しが必要でしょう。

臭くなることも

シャンプーのやり過ぎが乾燥を招くと逆に皮脂が過剰に分泌されてしまうことがあります。

特に男性に多く見られる症状で、シャンプーをしているのに頭皮がベタついている、1日になんどもシャンプーをしているという人がそれが原因で皮脂の増加を招いている可能性があります。

皮脂は酸化によって臭いを増して臭くなります。

適度なシャンプー回数と保湿をしっかり行なって、皮脂の増加を防ぎましょう。

日本人のシャンプー事情と薄毛の増加

日本では1930年ごろからシャンプーが普及し始め、1950年にはシェアが拡大。

1980年代には朝シャンプー「朝シャン」が若い女性の間で流行し、毎日シャンプーをするというのもこの時代で定着しました。

それまでは灰や油を使って1週間に1回や1ヶ月に一回洗髪するというのが一般的で薄毛の問題は今ほど多くはなかったと言います。

シャンプーの到来した1950年以降から徐々に薄毛が増えた背景には、強い洗浄成分のシャンプーを使用していたことも関係しているでしょう。

しかしシャンプーの到来は当時蔓延していた毛じらみや疥癬などの問題を解決を解決することに貢献した側面もあります。

ダニ、ノミのリスクが低くなった今、シャンプーの方法も見直さなければいけないかもしれません。

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トラブルが発生する3大原因

原因

シャンプーのしすぎによって上記の問題が発生してしまう3つの大きな原因について紹介します。

シャンプーの何が原因でトラブルを引き起こしてしまうのかを考えていきましょう。

シャンプー剤の刺激が強い

シャンプーには界面活性剤という水と油の境界面を馴染ませる効果のある合成成分が含まれています。

この成分の働きによって頭皮の皮脂やワックスなど整髪料の汚れやホコリなどを綺麗に洗い流すことができています。

しかし、この成分の中でも問題視されている刺激の強いものがあり、それが上記の問題を引き起こすきっかけになっています。

高級アルコール性洗浄成分と呼ばれる成分がそれにあたります。乾燥肌の人はラウレス硫酸Na、ラウリル硫酸Naなどと表記されている商品を使用することを避けましょう。

さらに添加物で防腐剤などが含まれているものもアレルギーや湿疹などの反応を引き起こす可能性のある避けた方がいい商品です。パラベンは特に頭皮に悪影響が強いのでこれも避けた方がいいでしょう。

バリア機能の皮脂がなくなる

強い洗浄成分を使用することによって皮脂が除去されて問題が発生することがもっともマイナスの効果です。

あまり汗を掻いていない場合に強い洗浄力の商品で頭皮を洗うと問題が発生することがあるでしょう。

必要以上に皮脂を分泌するようになる

頻繁なシャンプーによって乾燥し、皮脂を過剰に分泌するようになります。

これが原因で臭いの問題、頭皮のベタつきの問題に繋がっている場合、洗浄力の弱いシャンプーを使用することをオススメします。

アミノ酸系洗浄成分のシャンプーを使用すると比較的洗浄力は穏やかで、刺激も少ないのでトラブルの解消が見込めるでしょう。

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最適なシャンプー回数について

数 カウント

適度なシャンプーの回数について紹介します。

何日感覚でシャンプーをすることがいいのか、またシャンプー回数に関する注意点についても紹介していきます。

何日に一回が理想的?

現在の日本でのシャンプー回数の平均は1週間に5〜7回です。

毎日やってる人と、特に外出していない次の日が休みの場合や連休の時はシャンプーをしないこともあるというのが一般的な答えです。

このシャンプー回数で問題が発生していない場合は、現在のままでも問題ありませんが、もしトラブルが発生しているようでしたら回数を1回減らして様子を見て、さらに回数を減らすといった形で徐々にシャンプー回数を少なくしていくといいでしょう。

急に回数を減らすとかゆみが増加したり臭くなる可能性があります。皮脂分泌機能の調整もありますので、徐々に体を環境の変化に慣らしていきましょう。

1週間に何回という決まりはありません。

人によって汗をかく仕事かどうか、頭皮の環境は異なりますから、自分の環境に合わせた洗髪の回数を見極めることが重要です。

海外のシャンプー事情

海外のシャンプーの平均回数について紹介します。

ハゲが多い国の1週間のシャンプー回数

  • アメリカ・・・4回
  • メキシコ・・・6回
  • イギリス・・・3回
  • ドイツ・・・3回
  • スペイン・・・3回

ハゲが少ない国

  • インド・・・2回
  • 中国・・・3回

という結果になっています。

それぞれの国はシャワーの回数は日本と同じもしくはそれよりも多い回数なのにも関わらず、シャンプー回数に関しては少ないという結果になっています。

基本的にシャンプーは匂いが気になったらやる、汚れた時にやるという意識のようです。

湯シャンで十分汚れは落ちると認識しているので毎日行う必要はないという考え方のようです。

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シャンプーを毎日しなくなった人の声

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毎日シャンプーをしなくなった人の声について紹介します。

毎日のシャンプーをやめて湯シャンなどでの洗髪を取り入れたことでどのような効果を実感できているのでしょうか?

頭が臭くなくなった

高校生の時から頭の匂いが気になっていた大学生の女性の意見です。

「どんなにシャンプーをしても頭の匂いが気になっていたのですが、その原因がシャンプーにあるかもしれないという情報を聞いて、湯シャンでの洗髪を取り入れました。シャンプー回数を半分に減らして交互に湯シャンとシャンプーを行なっています。すると頭皮の匂いが気にならなくなったのでもっと減らそうか悩んでいます。」

長期間シャンプーをしないとさすがに臭うという意見がありますが、1日交代のシャンプーでしたら確かに効果はあるでしょう。

髪の毛が綺麗になった

お湯だけで頭を洗う湯シャンをするだけで髪の毛が綺麗になるという声があります。

有名人なども取り入れている美髪のためのケア方法で、ちょっと熱めのお湯のシャワーで頭皮を洗う方法です。

たっぷりのお湯を使用して頭皮を洗っていきます。

これで80%以上の汚れと60%以上の皮脂が除去されて、必要以上の皮脂が除去されるのを防ぎます。

整髪料を使用している時はさすがにシャンプーをしないと逆に問題になりますので注意が必要です。

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毎日シャンプーをしない芸能人

アインシュタイン

実際に湯シャンの方法を取り入れ、毎日シャンプーをしていないという人は結構います。

芸能人でも公言しているひとを何人かいますので紹介します。

シャンプーのCMなどが入りにくくなるかもしれないのに、毎日シャンプーをしないことを公言するなんてすごいです。

中村アン

女性の中で有名なのが中村アンさんです。

深夜の番組で自分は髪の毛を綺麗にするために毎日シャンプーはしていない。ということを発言していました。頭の匂いを嗅がれても臭くないと、自然な匂いがするといわれていました。

しかしさすがに3日以上洗わないと臭うようになるので、様子を見てシャンプーするそうです。

タモリ

タモリさんは地肌にいいからという理由でシャンプーをしていない、体を洗う際も毎日石鹸を使うわけではないと言っています

皮脂の重要性について力説していて周囲も納得の様子でした。

必要だけら出している皮脂をとってしまうと、さらに皮脂を分泌しなくてはいけなくなる。不必要なものは自然と落ちていくから、不衛生にしなければ臭くもならないというのが持論のようです。

実際にタモリさんはハゲる気配がありませんし説得力があります。

ポマードやジェルも基本的には水溶性なのでお湯で落ちる整髪料を使用しているタモリさんは非常に合理的です。

福山雅治

ルックス的にも絶対ハゲてはいけない福山さんも実は湯シャンをして毎日シャンプーをしない人の一人です。

福山さんはワックスを使用しているであろうヘアスタイルをしているので、さすがに整髪料をつけている日はシャンプーをしているでしょうが、そうでないオフの日はシャンプーをせずに湯シャンだけで過ごしているということでしょうか?

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まとめ:シャンプーしないほうがハゲないという説もある

薄毛や頭皮状況の改善のためにシャンプーをすることが重要だという風に世間ではCMの宣伝や美容師の発言からアナウンスされてきましたがこれだけが真実ではないという説もあります。

実際、シャンプーの到来とともに薄毛人口が増加していることは事実です。

毎日シャンプーをしていないホームレスはどんなに不潔でもハゲていないと学者も言っていますし、ここに本質があるような気がします。

適度なシャンプー回数で健康的な頭皮と髪の毛を手に入れましょう。

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