髪の毛が硬くてなかなか髪型が決まらない、髪の毛が立ってしまって思うようにスタイリングできないなどの悩みを抱えている人は多いと思います。
中には髪の毛が剛毛すぎて美容師にハサミがダメになるから嫌われてしまう人もいるくらいです。今日はそんな剛毛の人に似合いやすい髪型と、スタイリングしやすい柔らかい髪質に改変するシャンプーについて紹介します。
目次
髪質が異なる理由
どうして髪の毛が硬くなっているのか、硬い髪の毛と柔らかい髪の毛の作りの違いについて簡単に紹介します。
どうして自分の髪の毛が硬くなっているのかを把握しておきましょう。
髪の毛の構造について
髪の毛はケラチンというタンパク質でできています。このタンパク質は異なる性質の３種類のタンパク質によって髪の毛を形成しています。
芯となるメデュラ、縦筋に芯を囲んでいるコルテックス、鱗や花びらのような形で髪の毛の表面を囲っているキューティクル。この３層から髪の毛は成り立っていて、わずかなコラーゲンを含んで適度な水分とタンパク質によって健康的な髪の毛となります。
コルテックスとキューティクルが太い
基本的に芯となるメデュラの大きさはほとんど変わりません。
髪の毛の太さや硬さを発生させているのは、コルテックスやキューティクルの厚みになります。この二つの層が厚い人の髪の毛は硬く太く、薄い人の髪の毛は細く柔らかくなります。
厚みだけでなく密度によっても硬さがさらに変わります。
くせ毛で髪の毛が硬い人
髪の毛が太く硬い人でさらにくせ毛な人の髪の毛の断面図を見て見ると楕円形になっていることが確認できます。
これは欧米人などの髪の毛に見られる特徴と同じで、髪の毛の断面図が正円出ないことが原因で髪の毛の曲がりやすい方向と曲がりにくい方向が生まれてくせ毛になります。
これに加えてコルテックスやキューティクルが太いので、硬くてくせ毛になっているというわけです。
髪の毛が硬くなってしまう原因は？
髪の毛が硬くなっている原因として考えられるのは、健康的であること、遺伝の影響ということが言えます。
まず髪の毛は体が不健康な場合、どんどん細くなっていき抜け毛も増加する傾向にあります。髪の毛が太く硬く成長しているということは健康的である証拠でもあります。
さらに細胞が持っている染色体の遺伝子情報が関係して髪の毛の成長を促しているので、両親からの遺伝の影響が大きくなります。
薄毛遺伝子を遺伝するのと同じように剛毛遺伝子も遺伝されるので両親と祖父母の誰かに剛毛な人や髪の太い人が存在する場合、その特徴を遺伝する可能性があります。
髪が硬い人に似合う髪型
では髪が太く硬い人に似合う髪型について紹介します。
画像とともに紹介しますので参考にして見てください。
ツーブロック
サイドの髪の毛を刈り上げてトップの髪の毛を長く残し、サイドをスッキリさせて輪郭を出す髪型になります。
もみあげもなくなるので顔の表情が見えるようになり、清潔感や清涼感が増します。髪の毛の太さによってはマッシュ風のツーブロックにしてもオシャレですし、完全にショートスタイルのツーブロックにしてもオシャレ感が演出できていいでしょう。
アップバング
前髪をあげるだけで大きく印象が変わります。アップバングが前髪を上に持ち上げている髪型のことで、左右どちらかに流しながらかき上げるのが主流のスタイルです。
髪の毛が硬い人は髪の毛が中途半端に浮いてしまったりするので、ワックスで完全に立たせてしまった方がかっこよくスタイリングすることができるでしょう。
ショートモヒカン
モヒカンスタイルはサッカー選手が始めたことで認知度を上げて誰もがスタイリングしやすい髪型になったスタイルでもあります。
アップバングとツーブロックとの相性もよく、アレンジが効かせやすい髪型です。
髪の毛が硬いことでのメリット・デメリット
髪型を作るときのポイントとして、髪質が硬く硬いことでのメリットとデメリットについて確認していきましょう。
薄毛になりにくい
いわゆる剛毛と呼ばれる人は薄毛になりにくい傾向があります。男性型脱毛症の場合は剛毛であろうが関係ありませんが、牽引性脱毛症など他の脱毛症による薄毛になりにくい傾向があるでしょう。
髪の毛が痛みにくい
髪を保護しているキューティクルが厚いことで髪の毛へのダメージを保護する機能が高いので痛みにくくなります。
切れ毛や枝毛も発生しにくいというメリットがあります。
パーマがかかりにくい
キューティクルのコーティング力が強く、なかなか液剤が髪の毛の深部にまで到達しないので、パーマがかかりにくいという問題があります。
パーマは髪の毛が細くてもかかりにくいですが、太く剛毛でもかかりづらいのでそこがデメリットになります。頭皮にはよくありませんがより強力な液剤を使用する必要があるでしょう。
カラーが入りにくい
これもパーマの問題と同じで液剤が深部にか入り込まないことでカラーが入りずらくなります。ブリーチで色を抜く場合も同様で、色がなかなか抜けずに何度も行う必要があるでしょう。
髪質を柔らかくするシャンプー
剛毛や髪の毛が硬いことをなんとか改善したいという人におすすめなシャンプーを紹介します。どのように効くのか、そのメカニズムとシャンプー剤について見ていきましょう。
ＣＭＣ配合シャンプー
CMCとは髪の毛に含まれている脂分に近い成分です。この成分がが配合されているシャンプーを使用することで髪の毛にツヤとしなやかさを配合することができます。
- アリミノ シェルパ デザインサプリ シャンプー D-3
- ディアテック コンブリアンス シャンプー
などが有名な商品としてあります。
CMCの働きについて
CMCは髪の毛の水、タンパク質、皮脂成分からなる細胞膜複合体のことです。
この成分に近い成分を含んでいるシャンプーを使用することによって髪に潤滑油としてのこの成分が髪に浸透し髪の毛の保湿を行い乾燥を防ぎます。
髪の毛がダメージで凸凹になっていたり、ごわごわしている場合に特に有効なシャンプーになります。
髪の毛を保湿成分でしなやかにすることで、髪の指通りがよくなり柔らかくなります。
硬い髪の毛をオシャレに見せよう
硬い髪の毛をうまくアレンジやスタイリングができていないとどうしても髪の毛が硬いことが原因でダメに見えてしまっていると思いがちですが、そんなことはありません。
硬く太い髪の毛でも十分にかっこいい髪の毛を作ることはできます。
いろんな髪型に挑戦して見て自分にに合ったスタイルを見つけるようにしましょう。
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