縮れ毛やクセ毛だからヘアアイロンで伸ばしているけれど、どうしても雨の日は髪の毛がうねうねして困っている人も少なくないのではないでしょうか。また以前は素直な髪だったのに、年々髪が言うことを聞かなくなったりしていませんか。
髪がうねるのは生まれつきのクセ毛が原因の場合もありますが、髪のダメージや何らかの原因で髪質が変わることもあります。こちらの記事ではうねり毛の原因と対策方法についていくつかご紹介します、よろしければ参考にしてください。
髪の毛がうねうねする原因
髪がうねうねしてしまうのは、生まれつきのくせ毛が原因の場合もあれば、日頃のヘアケアや年齢による髪質の変化ということも考えられます。髪の毛がうねうねする原因にはどのようなものがあるのか、いくつか挙げていきます。
くせ毛・縮れ毛
生まれつき天然パーマの人は、うまくスタイリングをしないと髪のうねりをきれいにとって1日キープさせるのは難しいでしょう。日本人に多い波状毛は、左右非対称だったりくせの出方がまばらで扱いにくいようです。
くせ毛をいかしたヘアスタイルも良いのですが、特に女性にとってはうねった髪はツヤを出すのが難しく、ストレートにしたいと考える人が多いのではないでしょうか。
ブローでは素人はストレートにするのが難しいかもしれません。ヘアアイロンや縮毛矯正を利用すれば、手早くストレートヘアにしやすいです。
雨・湿気
クセ毛の人にとって雨や湿気の多いところは天敵と言えるかもしれません。せっかく朝丁寧にスタイリングしても、雨が降ったり湿度の高い日は、髪がうねうねしてきたり、チリチリが目立ってくることがあります。
普段はそんなにクセ毛ではない人でも、雨の日は髪にうねりが出てしまい、スタイリングがしづらいことがあります。
毛穴のゆがみ
以前はクセ毛じゃなかったのに、最近になって髪がうねうねしたり、スタイリングが決まらないでこぼこ髪になったりしたのなら、それは頭皮の毛穴のゆがみが原因なのかもしれません。
頭皮の皮膚も成長とともに伸びていき、加齢により頭皮の皮膚も衰えていきます。頭皮も乾燥したり、年齢とともにハリや弾力が失われることで頭皮が硬くなり、毛穴がゆがむことがあるそうです。
毛穴がゆがんでいると毛質も変わって、髪がうねったりクセ毛になりやすいそうです。頭皮も保湿をしたりマッサージをして、頭皮環境を整えることも髪質改善につながります。
髪のダメージ
度重なるパーマやカラーリング、髪にダメージを与えるブローの仕方、またシャンプーが髪に合っていなかったり、紫外線やエアコンの風で髪がダメージを受けることもあります。ダメージヘアは水分保持力がなく、髪に均等に水分が行き渡らなくてうねり髪になることがあります。
せっかく縮毛矯正やヘアアイロンでしっかり髪を伸ばしても、傷んだ髪ではセットした髪もキープできません。ダメージを招かないよう日頃から注意し、ヘアケアにも気を遣いましょう。
ストレス
ストレスは男性ホルモンの分泌を増やし、ホルモンバランスを乱します。女性ホルモンは髪を健康に成長させる働きがありますが、ホルモンバランスが乱れると髪が弱ってしまう可能性があります。髪にコシがなくなるとうねりやすくなり、ヘアスタイルが決まりにくくなります。
栄養不足
極端なダイエットや偏食で、栄養不足を招くような食生活を続けていると、肌にも髪にも美容面で悪影響を及ぼします。肌も髪もタンパク質でできていますが、ビタミン・ミネラルの力も借りて、体内で分解されたアミノ酸から合成されています。
栄養が足りないダメージのある髪は扱いにくくなります。健康な髪はコシがあり、スタイリングもしやすいです。肌年齢だけでなく髪年齢にも気を遣い、きれいな髪をキープするためにも栄養バランスの良い食生活を心がける必要があります。
縮毛矯正で髪のうねり対策
縮毛矯正でクセ毛をストレートヘアにすれば、雨の日も髪がうねうねしてしまうのを防ぐことができます。ただし縮毛矯正のやり方を誤ると、かえって髪のダメージを招いてしまって、ストレートがキープできないことがあります。縮毛矯正について、また縮毛矯正をするにあたっての注意点について、確認しておきましょう。
クセ毛をストレートにするなら縮毛矯正
クセ毛の人がうねり髪を解消したい場合は、ストレートパーマではなく「縮毛矯正」をかけるようにしましょう。使用されるパーマ液は、ストレートパーマ液と大きく変わるものではないのですが、ヘアアイロンをかけたり縮毛矯正用の施術をすることで、クセ毛の人でも持ちの良いストレートヘアが実現可能です。
縮毛矯正かけたて後はストレート感が強くツヤも出やすいです。ただしヘアケア方法を誤ると髪のダメージを招き、ストレート感が失われてしまう可能性があります。うねり対策のためにも、ヘアケアにも注意しましょう。
縮毛矯正後のヘアケア
縮毛矯正後は48時間は髪を洗ってはいけないと言われています。しかすさすがに2日もシャンプーをしない、という状況は厳しいと思われます。24時間以内は髪を洗わないように、シャンプーは翌日以降にするようにしましょう。ヘアピンやゴムで髪を留めることも、シャンプーまでは避けましょう。
縮毛矯正後の髪は傷みやすいです。いつも以上に髪には気を遣い、シャンプーもアミノ酸系シャンプーなど、髪や地肌に良いものを使うようにしましょう。ケアを怠るとストレートヘアがキープできないことがあります。
縮毛矯正は信頼できる美容室で
市販の縮毛矯正剤を購入し、セルフで縮毛矯正をする方法もありますが、思ったようにストレートヘアにできなかったり、頭皮のトラブルも心配されます。髪の専門家である美容師さんに、美容院で縮毛矯正をしてもらうのが良いでしょう。
縮毛矯正はかなり技術力のいるものなので、縮毛矯正が得意なサロンや美容師さんに施術してもらいましょう。
ヘアケアで髪のうねり対策
髪のうねりを解消する対策方法に、髪や頭皮のコンディションを良くするという方法があります。時間はかかるかもしれませんが、ヘアケアで髪や頭皮のコンディションを良くすることで、扱いやすい髪になっていきます。シャンプーやスタイリングの方法や注意点を確認しておきましょう。
くせ毛用シャンプーでうねり解消
くせ毛で髪がうねりやすい人は、くせ毛用シャンプーやコンディショナー、トリートメントを使うと、まとまりやすくなりおすすめです。特にアミノ酸系シャンプーで、シャンプーはシリコン剤など余計なものがあまり入っていないものが良いでしょう、
アミノ酸シャンプーと呼ばれるシャンプーは、洗浄成分がマイルドなアミノ酸系なので、くせ毛の人に多いダメージヘアにも最適です。
シュワルツコフのフォルムコントロールやルベルのイオセラムなどが口コミでも評判が良いようですが、髪質に合う、合わないもあるかと思われます。コレ本当に良い商品なのかなと心配なときは、美容系の情報共有サイトに新規登録して回答を求めてみてもいいでしょう。アットコスメ(別ウインドウで開きます)なども有名です。
シャンプーの方法
髪のうねりはダメージヘアが原因のこともあります。クセ毛の人にはダメージヘアの人が少なくないようです。正しいシャンプーの仕方で髪のダメージを防ぎましょう。
まずシャンプー前にブラッシングを済ませておきましょう。シャンプー剤をつけて洗う前に、お湯でよく汚れを洗い流しましょう。頭皮の乾燥予防のためにも、お湯は熱すぎないものを、ぬるま湯で洗いましょう。
シャンプー剤をつける時は手のひらでよく泡立てて、頭皮にまんべんなくつけて、マッサージするように洗いましょう。頭皮や髪を力を入れてこすらないように、頭皮を押さえながらマッサージするように洗います。
最後はシャンプーをよく洗い流しましょう。コンディショナーやトリートメントを使う場合は、タオルで水分を取り除いてからつけるようにしましょう。ヘアカラーなどでハイダメージの髪にはトリートメントを毎日使うことをおすすめします。
コンディショナーの後にトリートメントか、コンディショナー代わりにトリートメントを使う場合もあります。各商品によって使い方が異なるので、よく使用法を確かめてから使うようにしましょう。
ドライヤーのかけ方
自然乾燥は髪の水分が必要以上に奪われてしまいやすいです。また生乾きのまま寝ると寝ている間に頭皮に雑菌が繁殖し、頭皮の嫌なニオイの原因にもなります。寝る前に髪や頭皮をドライヤーを使ってしっかり乾かしましょう。
ドライヤーの風を当てすぎると、髪にダメージを与えやすいです。ドライヤー前にタオルドライをして、髪を傷めないようにしましょう。吸水性の良いタオルだと手早く髪の水分を取り除けます。
タオルドライするときはタオルで髪をゴシゴシこすらないように、頭をタオルで覆ってもむように水分を取り除きます。髪が長い人はタオルで髪を挟んで、たたくようにしてタオルに水分を移すようにしましょう。
ドライヤー前に髪を熱から守るため、アウトバストリートメントも塗っておきます。美髪効果の高いヘアオイル、髪用にも使える美容オイルもおすすめです。
ドライヤーを使うときは、髪に近づけすぎないよう、15~20cmほど離して使います。毛先は乾きやすいので根元を中心に乾かしていきましょう。髪の長い人は髪を少しずつ持ち上げながら、ドライヤーを左右に振りながら風を送るのがポイントです。
仕上げは冷風で髪全体を乾かします。髪を冷やすことで髪のキューティクルを閉じ、髪をツヤツヤにする効果があるそうです。
ヘアアイロンの方法
ヘアアイロンを使う前に、アイロン用のスタイリング剤を髪に塗布します。ローションタイプは髪が濡れるため、そのままアイロンをかけると髪を傷める原因になります。乾かしてからアイロンを使いましょう。
アイロンをかける前に髪をブロックごとに分けます。左右と上下で6~8か所ほど、髪の長い人はクリップも使って留めた方がアイロンをかけやすいです。
多く束をとってアイロンをかけようとしても、熱が伝わりにくいのでストレートにしづらいです。少しずつ毛束をとりながらアイロンで髪を伸ばしていきます。前髪など短い部分は人差し指と中指ではさみながらアイロンをかけるとやりやすいです。
髪が長い人は一気に根元から毛先までかけるのではなく、最初は根元から中間まで、仕上げに毛先までかけると良いでしょう。何度も同じ場所をヘアアイロンで往復させると傷みやすくなるので注意しましょう。
ヘアアイロンは温度が高いだけでなく、熱の伝わりやすいプレートであることも重要です。サロン用のヘアアイロンは良いものが多いのでおすすめです。クセをしっかり伸ばして長持ちさせたいのであば、サロン用の良いものを選びましょう。
育毛剤・マッサージで髪のうねり対策
今生えている髪はヘアケアやアイロンでのスタイリングでストレートにすることができますが、ホルモンバランスの変化や頭皮環境の変化によってクセ毛になったのなら、これから生える髪がクセ毛にならないようなケアも必要でしょう。そこで育毛剤やマッサージを使った、直接頭皮に働きかける髪のうねり対策を紹介します。
育毛剤でうねり対策
育毛剤は髪が薄毛や抜け毛、髪の毛髪量に悩む人が使うは当然ですが、育毛剤には頭皮に潤いを与え、髪にハリやコシを与える効果もあります。特に女性は出産後など、若い女性でもホルモンバランスの乱れで髪質の変化に悩みを持つ人もいるようです。
保湿効果・美容効果のある育毛剤で頭皮環境を整え、髪にハリとコシを取り戻せれば、うねりの少ない髪になっていくことも期待できます。
うねり対策にオススメ育毛剤
保湿効果の高い、頭皮や髪に穏やかに作用する育毛剤がおすすめです。女性用育毛剤は頭皮への美容効果も高いものが多く、クセ毛改善という目的にも合いそうです。
男性でも頭皮に優しい育毛剤で髪質改善を目的にしているのなら、女性用育毛剤を使っても良いでしょう。ただ頭皮がべたついている人など、皮脂の多い人には高い保湿効果のものは不向きかもしれません。
どの育毛剤を選ぶか迷いますが、女性用育毛剤ランキングも参考になるでしょう。女性用育毛剤ランキングでよく見かけられる、ベルタ育毛剤、マイナチュレなどは肌にも優しく、人気の育毛剤でおすすめです。
頭皮のマッサージでうねり対策
頭皮をマッサージすることで、頭皮の血行を良くしてハリや弾力を取戻し、髪がうねうねとする原因となる毛穴のゆがみが直ってクセが弱くなることもあるそうです。クセ毛は遺伝的要因もあり確実に直るとは言い難いですが、やってみる価値はありそうです。
指の腹を使って、耳上、後頭部、生え際から頭頂部へと向かってマッサージします。両耳を指で挟んで上下に動かすのも、頭皮を柔らかくするのに効果的と言われています。
うねうね髪にヘアアレンジでの対策方法
うねり髪だと髪の長い人がダウンスタイルにするのは厳しいかもしれません。縮毛矯正やヘアアイロンでストレートにできない場合は、ヘアアレンジで対処する方法もあります。すべて女性向けのアレンジとなりますが、いくつかご紹介します。
編み込みヘアアレンジ
ただ髪をひっつめて結ぶだけだと、なんとなく味気ない感じもします。そこで結んでも目立ちやすいサイド髪も編み込みにすることですっきりとかわいく見せることが可能です。
編み込みが難しい人は、生え際をロープ編みにしたり、細い三つ編みを作って髪をまとめるのもかわいいです。
前髪のヘアアレンジ
特に前髪を作っていると、うねうねした前髪が気になってしまいますね。前髪を上げて頭頂部で留めるポンパドールにしたり、編み込みをしてサイド分けにするとすっきりします。
小物を使ったヘアアレンジ
ヘアピンでサイドの髪を留めてうねりを目立たなくしたり、ヘアバンドやカチュームで髪をすっきりさせるのもおすすめです。ヘアバンドはうねりの気になる部分を簡単に隠すことができるので便利です。その日のファッションに合わせて、いくつか揃えておくのも良いでしょう。
まとめ
髪がうねる原因は元々のクセ毛や湿度が高いとき以外にも、ダメージヘア、食生活やストレス、ホルモンバランスの乱れなどが原因で、髪質が変わってしまったことも考えられます。
髪のうねうねを直す方法としては、縮毛矯正があります。髪や頭皮へのダメージも考えると、セルフでなはくサロンでの縮毛矯正がおすすめです。縮毛矯正はかなり技術力が必要なので、縮毛矯正が得意な美容院、美容師さんにお願いしましょう。矯正後のヘアケアにも気を遣いましょう。
縮毛矯正がかけられない場合、ドライヤーでのブローよりヘアアイロンの方がストレートにしやすいです。アイロンをかけている時間もない時は、ヘアアレンジでカバーすることもできます。
ダメージヘアはうねりやすいので、髪に優しいアミノ酸系のシャンプー、特にくせ毛用がおすすめです。正しいヘアケアで髪のコンディションを良くしましょう。育毛剤やマッサージでの頭皮ケアも効果が期待できます。
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