馬油が髪に効くのはなぜ?馬油に隠された効果と使い方について紹介!

薄毛や抜け毛、ハゲといった髪の悩みを持つ男性の多くが、すでに育毛剤として使用していたり使ってみたいと興味を示す馬油。昨今は女性も薄毛や抜け毛に悩む人が多くなり、女性向けの馬油商品も進化・充実しています。

男性にとっても女性にとっても、馬油の認知度は高くなり、肌・髪・頭皮のケア商品を選ぶ際のカテゴリーの一つになりつつあるようです。そこで、これから馬油を使ってみようと思っている方のために、馬油についての基本的な知識や、馬油を使った肌・髪・頭皮の手入れの仕方をご紹介します。

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そもそも「馬油」って何?

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馬油って聞いたことはあるけれどよく知らない、でもどんなものか知りたい。そんな人も多いのではないでしょうか。

ここでは、基本中の基本といった馬油の基礎知識を紹介します。

馬油とは字の如し。馬の脂肪から作られる油

さてまずは、「馬油」の読み方です。一般的には「ばーゆ」と読まれていますが、「まーゆ」と読むこともあるようです。

馬油は、主に食用の馬を解体する際に廃棄される、腹や首などの部位から採取された皮下脂肪から作られます。バターやラードなどと同様、動物性の油脂です。

馬油は中国では古くからの民間薬

馬油は、中国では古くから民間薬として使われていました。5世紀ごろ(宗の時代)の中国の書物に、馬油の育毛効果について記されているものがあるそうです。

さらに16世紀の書物には、当時の医師によって肌荒れやシミ・ソバカス、筋肉の痙攣などの症状に馬油が効果があると書かれているとも言われています。この時代にすでに、馬油の美容効果が認知されていたようです。

日本では火傷の薬として口コミで普及

馬油が中国から日本にいつ伝えられたのか、確かなことはわかっていませんが、奈良時代くらいであろうと推測されています。

日本でも「火傷に馬油が効く」ということで庶民の間に口コミで伝わり、民間療法として大いに利用されていたようです。火事が多かった江戸時代には、馬油はさぞ重宝されたことでしょう。

そして明治時代になると、火傷だけでなく切り傷、傷の化膿、肩こり、水虫のほか、様々なケガや病気の万能薬として広く使われるようになりました。

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動物性油脂・馬油の成分と特徴

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動物性油脂は、摂取するときは質や量などに注意が必要と言われます。

しかし、馬油の成分や特徴をみると、馬油はほかの動物性油脂とは性質の異なるものであることがわかります。

不飽和脂肪酸が多いのが馬油の最大の特徴

脂質は、私たちが体を維持するうえで最も大切な三大栄養素(炭水化物・脂質・タンパク質)の一つで、大きく飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分けられます。

飽和脂肪酸は、バター、ラード、牛脂などの動物性脂質に多く含まれていて、常温で固まるという特徴があります。摂りすぎると中性脂肪やコレステロールなどが増え、動脈硬化をまねく心配があるので注意が必要とされています。ただし最近の研究で、飽和脂肪酸の中にLDL(悪玉コレステロール)を減らす働きのあるものが見つかっているという報告もあります

一方、不飽和脂肪酸は、アジ、イワシ、サンマ、サバなどのいわゆる青背魚や、オリーブオイルやごま油などの植物油に多く含まれています。常温では固まりにくいのが特徴です。コレステロールの体内での沈着を抑え、血液をサラサラにする働きをするので生活習慣病の予防として摂取をすすめられます。

不飽和脂肪酸には、リノール酸やリノレン酸などがあります。これらは、私たちの体内で合成できません。食事から摂取するしかないのですが、そのために必須脂肪酸と呼ばれています。

馬油は、動物性脂肪でありながら不飽和脂肪酸が豊富で、オリーブオイルなどの植物性脂肪に近い性質を持っているのです。

馬油はα-リノレン酸が豊富

馬油には、血中のコレステロールや中性脂肪を除去する働きのあるα-リノレン酸も多く含まれています。

これは、馬油が抽出される馬はα-リノレン酸が多く含まれている牧草を餌として育つことが多く、その牧草を食べた馬の馬油にはα-リノレン酸が含まれているというわけです。

馬油の脂肪酸構成は人の皮脂と似ている

馬油の脂肪酸構成はほかの動物性脂肪と違って、人の皮脂の脂肪酸構成と大変よく似ています。そのため、馬油は人の皮膚組織への浸透率が高いのです。

馬油を肌に塗るとすぐになじみ、毛穴から皮膚組織の奥まですーっと浸透していきます。そして、馬油の不飽和脂肪酸は活性酸素を除去して増えすぎを防ぎ、血行を促進します。

馬油の高い保湿力のもとは不飽和脂肪酸

化粧品の保湿剤としてよく使われる成分に、不飽和脂肪酸の一つであるオレイン酸があります。

このオレイン酸も馬油に多く含まれていて、馬油の高い保湿力のもとになっています。

火傷・アトピー性皮膚炎・ニキビの症状軽減

馬油は、人の皮下組織まで浸透すると薄い膜を作り、細菌やブドウ球菌などの侵入を防いでそれらの繁殖を抑えます。

これは馬油の血行促進による二次的な効果の殺菌作用で、火傷やアトピー性皮膚炎などによる皮膚の炎症やニキビなどを解消します。

火傷、アトピー性皮膚炎、ニキビなどがよくならないのは、その原因となっている菌や物質が、血液の循環が悪ためにその場にとどまっているからです。馬油によって血流がよくなると、トラブルの原因である菌や物質が血流に乗って、そこから運び出されます。それで、火傷、アトピー性皮膚炎、ニキビなどで損傷した皮膚組織が改善します。

さらに、馬油はニキビの原因となる皮脂の分泌をコントロールし、皮脂膜をつくるのに必要な分のみを分泌させ、皮膚組織をニキビができにくい環境に整えます。

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馬油の浸透力・保湿力を生かすスキンケア

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化粧水、乳液、クリーム、美容液など一般的なスキンケア化粧品には、浸透力や保湿力といった、その化粧品に必要な機能を持たせるための成分が人工的に配合されます。馬油の場合はそうした一般的な化粧品とは異なり、その浸透力や保湿力はもともと備わっています。

この天然の浸透力、保湿力が、化粧品にとっては最強の成分になります。馬油の持つ、天然の力を有効に使いたいものです。

メイク落としには油と界面活性剤が必要

通常クレンジング(メイク落とし)には、専用のクリームやオイル、ジェルなどを使います。それは、ファンデーション、口紅、アイメイクなどのメイク用化粧品はほとんどが油性です。メイクはいってみれば〝油汚れ〟です。普通の洗顔料では〝油汚れ〟は落とせません。それで、専用のクレンジング剤を使うのです。

メイクを洗浄するときは、まず油でメイク剤を浮かせ、その後お湯や水で洗い流します。一般的にクレンジング剤には、洗浄力を保持するために油分が多く含まれています。

そして、その油分と水を中和させるために界面活性剤が配合されています。悪者扱いされがちな界面活性剤ですが、じつはクレンジング剤には不可欠なのです。

界面活性剤不使用の馬油クレンジング

界面活性剤を使っていないクレンジング剤もあります。オリーブオイルやホホバオイルなどの純粋な油を使用したもので、馬油のクレンジングもこの仲間です。

これらは、界面活性剤不使用なので肌への負担や刺激が少なく、特に敏感肌や肌にトラブルのある人に喜ばれるクレンジング法です。

馬油クレンジングの仕方

  1. 馬油を適量手のひらにとって、手の温もりで温めて伸ばします。
  2. 乾いている顔全体に、指先で優しくマッサージするように馬油をなじませます。
  3. 指先がするすると滑るような感触になったら、ぬるま湯で洗い流します。このときゴシゴシ洗うのは厳禁です。洗った後、馬油が肌の表面に少し残っているように感じるくらいがちょうどいいのです。
  4. クレンジング後、化粧水、乳液などで普段のケアをします。

馬油で皮脂の分泌不足を解消

皮膚組織から分泌される皮脂は、皮膚の表面に皮脂膜を作ります。皮脂膜は、皮膚から蒸発する水分量をコントロールし、肌を柔軟にしたり、弾力を与えたり、角質が必要以上に剥離しないように抑制し、さらに有害物質の侵入を防ぐなど、多岐にわたって様々な働きをしています。

皮脂が不足して皮脂膜が十分にできないと、肌は乾燥してカサカサになり、柔軟さがなくなって、バリア機能も低下、その結果トラブルの多い肌になります。また、皮脂の分泌量は加齢で確実に減少していきます。美肌維持のために、常に皮脂不足に備えていなくてはなりません。

馬油の使用後はたいてい多少のベタつき感を感じるものですが、これは馬油によって皮脂膜が作られているということの証です。不足する皮脂を補うことも、馬油のスキンケアの目的にあげられます。

馬油をブースターとして使う

ブースターとは導入という意味です。スキンケアでも、ケアアイテムの成分をより浸透しやすくするために、そのアイテムを使う前にブースター化粧品(オイルや美容液)を使います。そのブースターとして、馬油を使うことをおすすめします。

洗顔後、まず馬油を少量、顔全体に伸ばします。すると、皮膚の表面に皮脂膜のような薄い馬油の膜ができます。

浸透力のあるその膜が、この後につける化粧水や乳液、美容液などに含まれている有効成分の皮膚内部への浸透を助けるのです。

ぜひ、試してみてください。それぞれのケアアイテムの保湿やエモリエント効果が、馬油をブースターとして使っていないときとは格段に違うことが実感できるはずです。

馬油でお風呂上がりのボディケア

ポイントは、お風呂上がりに全身に水滴が残っているタイミングでするということです。馬油を少量手のひらにとって温めてから、全身につけて、優しくマッサージするように伸ばしていきます。馬油が水滴と混ざってよく伸びます。

肘や膝、かかとなど特に乾燥が気になる部分には、馬油を塗ってから保湿クリームを塗っておきます。見違えるように、全身ツヤツヤになるでしょう。

馬油でリップケア

手のひらに馬油を少量とって手の温もりで柔らかくし、指先で唇に伸ばします。

ラップを唇の大きさに切って唇にかぶせるように当て、そのまま5分ほどおきます。

ラップをはずし、馬油をそっと拭き取ります。馬油のリップパックでふっくらリップの復活です。

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馬油ケアで髪と頭皮環境を改善

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髪や頭皮は皮膚の一部です。スキンケアアイテムとして抜群の浸透力や保湿効果をみせる馬油は、髪や頭皮にも有効なことはいうまでもありません。

ここでは、馬油の髪と頭皮のケア効果をさらに上げる技をご紹介します。バスタイムを利用しましょう。

美髪成分を補給する馬油トリートメント

馬油トリートメントは、シャンプー前にする場合とシャンプー後にする場合があって、それぞれ特徴的な効果があります。

毛穴汚れを落とすシャンプー前トリートメント

シャンプー前にするとリートメントは、馬油の浸透力を利用して毛穴の中の汚れを落ちやすくします。そして、馬油やシャンプー剤などの美髪成分を、頭皮や毛穴から補給します。

シャンプー前トリートメントの仕方
  1. シャンプー前の髪が乾いている状態で、馬油を頭皮のところどころにつけて、指先で揉み込んでいきます。
  2. 頭皮と髪全体に馬油がいきわたるように、優しくマッサージします。
  3. 頭全体のマッサージが終わったら、蒸しタオルで髪を包み、そのまま湯船に浸かったりしながら、15分から20分くらいおきます。
  4. その後、普通にシャンプーします。

油膜で髪を保護するシャンプー後トリートメント

馬油をヘアオイルとして使うトリートメントです。髪を油膜で包み、外部ストレスからキューティクルを保護し、髪の外側から美髪成分を補給します。

シャンプー後トリートメントの仕方
  1. シャンプーした髪をタオルドライして、半乾きの状態にします。
  2. 馬油を手のひらにとって手の温もりで温め、髪全体につけていきます。
  3. 馬油をつけすぎないように注意して、毛根から毛先まで、髪を1本1本ていねいに包むようにつけていきます。

最も有効な頭皮ケアは馬油マッサージ

髪を育むのは頭皮です。その頭皮が健康でなければ、美しい豊かな髪は望めません。

頭皮の健康のために有効なケアは、何と言っても頭皮マッサージです。馬油を使った頭皮マッサージなら、さらにいい結果を期待できるでしょう。

馬油の頭皮マッサージで血行を促進

馬油を使って頭皮をマッサージすると、頭皮の毛細血管が刺激されて血行が促進されます。血行がよくなると、髪に必要な酸素や栄誉が、血液によって毛根までスムーズに運ばれるようになります。

その状態が、髪を健やかに維持して、育毛効果の高い頭皮環境へと導きます。

馬油が頭皮への有効成分の浸透力を高める

馬油で頭皮マッサージをすると、馬油の不飽和脂肪酸などが皮膚組織内部に浸透します。

そして同時に、馬油は頭皮表面に薄い膜を作って頭皮の保湿力を高め、硬くなっている頭皮を潤いのある柔らかい頭皮に改善します。

すると頭皮は、有効成分をさらに効率よく浸透させるようになり、この好循環が育毛に最適な頭皮環境を作り出します。

馬油で保湿力を確保して抜け毛や薄毛を改善

保湿力を失って乾燥した頭皮は柔軟さを失って硬くなり、栄養の届かない地肌はフケや痒みの温床となってしまいます。

こうして栄養不足になった髪は健康を損ない、次々に抜けていき、薄毛やハゲへと進行していきます。

でも、頭皮が保湿力さえ取り戻せばこうしたトラブルは解消し、抜け毛や薄毛も改善するはずです。

馬油の頭皮マッサージの仕方

  1. 馬油を適量手のひらにとって、手の温もりで温めて柔らかくします。
  2. 全部の指の腹に馬油を伸ばします。
  3. 額や耳の後ろ、首の後ろの髪の生え際から、頭頂部に向かって、両手のひらを広げて頭を包むようにしながら、頭皮に馬油を揉み込みます。
  4. 指先に力を入れないようにして、指の腹で頭皮を優しくマッサージします。
  5. 頭全体の頭皮をマッサージしたら、蒸しタオルやビニールキャップで頭全体を包み、20分ほどそのままおきます。
  6. その後、シャンプーをして馬油を洗い流します。シャンプーする時に、爪を立てたり、力を入れて頭皮や髪をこすらないように注意しましょう。
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まとめ

馬油を使って、有効なスキンケアやヘアケア、さらに頭皮ケアができることは理解していただけたと思います。

次は、実際にどの馬油商品を選んで使うかです。

私たちは、一般の化粧品を選ぶときは、肌質との相性や香りやテクスチャーの好みを選択基準にしています。これは大変重要なことで、譲らないという気持ちが大事です。馬油の化粧品を選ぶときも、この選択基準を適用しましょう。

馬油商品の基準となりそうな商品が、純度100%の馬油「ソンバーユ」です。日本で初めて馬油を商品化した会社・薬師堂から売り出されています。

純粋な馬油を使って、馬油とはどんなものなのかを知れば、それが判断基準になるでしょう。その後、様々な成分が配合されている馬油の商品を使って、自分に合うものを探すのも一つの方法ではないでしょうか。

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