髪の毛を脱色する方法は?ブリーチ以外の髪の毛の色を抜く方法を紹介!ブリーチ後のケア方法などもしろう!

髪の毛の色を変えるには、脱色かヘアカラーをすることが考えられます。脱色は髪の色素を抜くことで、ヘアカラーは髪を染めることです。暗い髪は色素を抜いてから色を入れると、好みの髪色に染められるそうです。

脱色やヘアカラーにはどのような方法があるのでしょうか。そして脱色やヘアカラーは髪が傷むといいますが、どのようなヘアケアをするのが良いのでしょうか。脱色のしくみについても確認しつつ、脱色・ヘアカラーの方法について説明します。

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髪の毛を脱色する仕組みとヘアカラーとの違い

青い目のブロンド女性

髪の色を明るくしたければ、脱色(ブリーチ)が必要です。どうやってブリーチで髪の色を明るくすることができるのでしょうか。また髪の色を明るく変えたい時、美容室でヘアカラーをしてもらいますが、ブリーチとヘアカラーはどのように異なるのでしょうか。

ブリーチの仕組み

ブリーチは髪の色素を抜くことです。髪の色はメラニン色素の量や大きさで決まっています。黒髪、茶髪、赤毛、金髪、白髪の順にメラニン色素の量が多く大きいとされています。

メラニン色素にはユーメラニン(黒褐色系)とフェオメラニン(黄赤系)の2種類があり、日本人の髪はユーメラニンを多く含んでいることが多いため、黒髪が多いです。ただし黒髪の遺伝子にも多少フェオメラニンが入っているそうです。

髪を脱色するブリーチ剤で髪の色が抜けるのは、薬剤でメラニン色素が分解されるからです。先にユーメラニン、後にフェオメラニンが分解されるので、ブリーチに時間をかけたり何度も脱色することで、黒褐色系の色味だけでなく、黄赤系の色も抜けていくそうです。

ブリーチ剤

ブリーチ剤は髪の色素、またヘアカラーで染めた色の色素を分解します。色を明るくする作用がありますが、地毛をより明るいトーンに早くしたい人用に、ハイブリーチ剤という脱色力の強いブリーチ剤もあります。

いわゆるブリーチ剤、脱色剤、脱染剤と呼ばれているものは酸化染毛剤とは異なるので、酸化染料でのかぶれというのは起こりません。

他の成分、例えば過硫酸塩などでかぶれを起こす可能性があります。また髪のキューティクルを傷つけ、ダメージヘアになる可能性があります。

ブリーチ剤でもカラー剤でも以前のものは髪がひどく傷み安かったり、ニオイもきついものが多かったです。最近の美容室のカラー剤はニオイがほとんど気になりません。日々技術が進歩して、刺激臭を抑えたり、髪のダメージを抑える組成物(脱色剤組成物や染毛剤組成物)が開発され、特許庁にも出願されています。

脱色とヘアカラーの違い

脱色は色を抜き、ヘアカラーは色を染める染毛のことですが、ヘアカラーにはいろいろなタイプがあります。美容院や市販の染毛剤は普通はアルカリカラーで、1剤2剤を混ぜて髪の色を抜いて染毛するタイプの薬剤を使っています。中には色を乗せるだけのものもあります。

髪の色を変えたければ①脱色、②一般的なヘアカラー(アルカリ性)③ヘアカラー(酸性)の3パターンがあります。

①は黒髪を茶髪や金髪にすることが可能です。②はアッシュ系やピンク系など色味のある髪にチェンジ可能です。③はヘアマニキュアなどの酸性カラーと呼ばれるものですが、髪が暗い色だと色を乗せにくいです。

脱色と脱染の違い

脱色は髪のメラニン色素を取り除き髪を明るくするもので、脱染剤は髪の染料を取り除くものです。ただしアルカリ性の染料は髪のメラニン色素まで取り除いてしまうので、酸性のものが良いそうです。

脱色のメリット・デメリット

脱色のメリットは髪色を染めるだけでは難しい、明るいトーンにすることができます。ヘアカラーを入れたい時も脱色をすることで好きな色に染めることができます。

デメリットは以前より髪に優しい成分になってはきましたが、薬剤によるブリーチ部分のダメージが挙げられます。枝毛や切れ毛など毛髪へのダメージ、頭皮へのダメージが起こりやすく、パーマや縮毛矯正がかかりにくくなります。また頭皮へのダメージは、発毛を阻害する可能性もあります。

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ブリーチ剤で髪の毛を脱色する方法

サングラス花女性

ブリーチもカラーも美容室で頼むのが最も良い方法ですが、自分でブリーチをしたいという人もいるでしょう。ブリーチ剤で髪を脱色するには、どのようにしたら良いのでしょうか。

市販のブリーチ剤で脱色する方法

ブリーチ剤を塗布するときは、ブリーチ剤での肌のトラブルを避けるため、肌を保護するクリームを耳や生え際に塗った状態で行いましょう。

ブリーチ剤は説明書にあるように薬剤を混ぜて作ってください。ブリーチ剤をまんべんなく少しずつ塗布していき、髪になじませて放置します。放置時間は髪の毛質、明るさによって指定の時間を守るようにしましょう。

仕上げに2度塗りをおすすめしている商品もあります。地肌につけすぎないよう気をつけましょう。仕上げにシャンプーで洗い流して、トリートメントやコンディショナーで仕上げます。

ミストブリーチ剤で明るくする方法

ミストブリーチ剤はただ毎日ミストを適量かけるだけというシンプルな方法で、徐々に髪の脱色ができます。放置時間を長くしたりドライヤーで乾かすと早くブリーチできるとも言われていますが、髪質によって個人差もあるようです。

ホワイトブリーチ

かなり明るいトーンの白っぽい金髪のカラーも人気がありますが、普通のブリーチではなかなかそこまで明るいカラーにするのは難しいようです。ホワイトブリーチ専用のブリーチ剤もありますが、濃い色の髪をハイトーンにするには何日かに分けて、何回もブリーチをして髪の色素を抜いていく必要があります。

グラデーションカラーをブリーチ剤でする方法

毛先のみブリーチ剤をつけて5分から10分放置、洗い流して乾かしたら毛先より上の明るくしたい部分までブリーチ剤をつけてまた5分から10分放置し、洗い流します。毛先に行くにつれて明るいグラデーションができますが、うまくやらないとムラになったりグラデーションがきれいにできません。

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ブリーチ剤以外の脱色方法

紅茶とレモン

髪の毛を脱色したければブリーチ剤を利用するのが普通ですが、ブリーチ剤以外にも身近な素材で髪を脱色することが可能なのだそうです。いったいブリーチ剤以外に髪を脱色する方法にどのようなものがあるのでしょうか。

レモン汁を使った脱色方法

レモンを使って髪を脱色をする方法があります。レモン、またはレモンジュースと、できればカモミールティー、準備できなければ水、そしてスプレーボトルを準備します。レモンの果汁と煮出したカモミールティーまたは水をスプレーボトルに入れて、振って混ぜておきます。

スプレーを髪全体に噴きつけていきます。このとき噴きつける場所に偏りがあると、髪の色にムラができる恐れがあるので注意しましょう。

全体的にレモン果汁を噴きつけることができたら、ドライヤーで乾かします。日光の下で1時間以上は自然乾燥させます。髪の色が濃い人はすぐに脱色するのは難しいので、何回かに分けてすることになります。

オキシドールを使った脱色方法

オキシドールは過酸化水素水が主成分の消毒薬です。オキシドールと水をスプレーボトルに入れてよく混ぜます。スプレーで髪に噴きつけ、20分くらい経ったらドライヤーで乾かします。

オキシドールと小麦粉を使う方法もあります。オキシドールと小麦粉を3:7の割合で混ぜ、髪に塗布して20分くらいしたら洗い流します。

リンスを使った脱色方法

シャンプー前の乾いた髪にリンスまたはコンディショナーを塗ります。まんべんなく塗ったら3分~10分と諸説ありますが放置します。その後シャンプーで洗い流し、コンディショナーやリンスで洗うと、髪が明るくなると言われています、

乾いた髪にリンスやコンディショナーを塗るとダメージを与えて色を抜くことができるという説もありますが、リンスやコンディショナーでは脱色はできないとも言われています。

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ヘアカラーの種類

ピンク背景女性

髪を脱色することでより鮮やかな色を髪色にでき、ヘアカラーを楽しむことができます。髪色は人の印象を大きく左右する大事な要素ですが、ヘアカラーにはどのような種類があるのでしょうか。

一般的なカラーリング

一般的な美容院でのカラー、市販ヘアカラー、白髪染めでもヘアカラーで使われるカラーリング剤は永久染毛で、1剤と2剤がある2剤式毛染め剤です。2剤式染毛剤は1剤に染料・アルカリ剤、2剤に過酸化水素水が入っており、1剤と2剤を混ぜて使います。

カラー剤に脱色と染毛の両方の作用があり、いろいろな色に染めることが可能ですが、髪が傷みやすいのが難点です。前処理剤などで髪のダメージを極力抑えるヘアカラーを施術している美容院もあります。

永久的ヘアカラーですが退色もします。カラーによって持ちの良いもの悪いものがあるようです。赤系のカラーは持ちが良くない方です。

ダブルカラー

ブリーチをしてからさらにヘアカラーを入れるものです。髪の傷みが気になるかもしれませんが、よりはっきりとした発色になります。部分的にメッシュを入れたりグラデーションカラーにも使われます。発色が良く幅広い色選びが可能です。

ヘアカタログのスタイルのようなきれいなカラーリングは、自分でするのはなかなか難しいです。テクニックの必要なヘアカラーリングは、美容師さんにお願いした方がよりきれいに、髪のトラブルも抑えられます。

ヘアマニキュア

酸性カラ―のヘアマニキュアは半永久的染毛剤です。髪の表面に色味をつけるだけで、脱色をするわけではないので、発色はアルカリカラーのように良くはありません。色持ちもあまり良くないですが、アルカリカラーほど髪の傷みが目立ちません。

カラーリングシャンプー

シャンプーにヘナなどの染料が入っていて、シャンプーをするたびに髪が徐々に染まっていくものです。ヘアマニキュアと同じく、髪の表面のみを染めるものなので、アルカリのヘアカラーと比べ髪が傷みにくいものです。白髪用毛染め(黒染め)もあります。

使えば使うほど色がついていく進行性染毛剤で、セルフカラーの中では普段のシャンプーを変えるだけなのでやりやすい方法でしょう。しかし、ヘアマニキュアと同様発色はあまりよくありません。口コミでも効果に個人差があるようです。

ヘアチョーク

髪を一時的に色をつける、染毛用のチョークです。ポイント使いにも使いやすく、黒い髪でも発色が良いです。乾かしてスプレーで仕上げれば色持ちが良いです。シャンプーで洗い落とせます。ピンクやブルーなど個性的ヘアカラーをその日だけしたいというときに、おすすめのカラー剤です。

カラーワックス

ヘアチョーク同様、一時的に髪を染めたい人向けのワックスタイプの髪染めです。ビビッドなカラーやシルバー系アッシュなどのカラーが男性に人気のようです。

カラーバター

カラーバターはトリートメント効果もある染毛料です。効果は一時的ですが、明るい色であれば2週間ぐらい持つようです。乾いた髪にカラーバターを塗布し、ラップで髪を覆って10分から15分放置、その後洗い流します。

ヘアカラークリーム

カラーバターのように一時的染毛するタイプのヘアカラークリーム、2剤式の白髪染め用のヘアカラークリームもあります。商品によって使用目的も方法も異なるので、購入の際注意してください。

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髪の毛の脱色・カラー後のヘアケア方法

赤いドレス女性

髪の毛を脱色したりカラーリングした後は、髪がとても傷んでいます。カラーを入れたばかりの時はツヤ感があるのであまり傷んでいるように見えないのですが、実際は髪の内部でダメージを受けています。ダメージを進行させず、きれいな髪色をキープできるよう、しっかりとしたヘアケアが必要です。

シャンプー

シャンプーはブリーチやカラーリングでダメージを受けた髪に合った、ダメージヘア用のシャンプーや、カラーリングした髪の色を長持ちさせるヘアカラー用のシャンプーがおすすめです。

洗浄力のマイルドなアミノ酸系シャンプー、流行のボタニカルシャンプーは髪に優しいものが多く、ブリーチやカラーリング後のダメージヘアにも良いでしょう。

シャンプーをする上での注意点として、①シャンプー前、髪を濡らす前にブラッシングをすること、②シャンプーは泡立てて使うこと、③髪や頭皮をこすらないように洗うこと、④洗い流す時はシャンプーが頭皮に残らないよう洗うこと、の4点が挙げられます。

トリートメント・ヘアパック

ブリーチやカラー後は髪が傷みやすくなっています。リンスやコンディショナーだけではなく、トリートメント・ヘアパックのスペシャルケアもしておきましょう。製品によって使い方が異なるので使い方をよく確認してから使いましょう。

一般的にトリートメントやヘアパックは、シャンプー後髪の水分を取り除いてから毛先中心に塗布します。頭皮にはつけないよう注意しましょう。塗った後、数分放置してから洗い流します。ヘアキャップやラップで髪を巻いて放置すると、より成分が浸透して効果的です。

シャンプー後のヘアケア

タオルドライ後洗い流さないトリートメントを塗ります。傷んだ髪にはダブルトリートメントをすることで、美髪効果があります。

タオルドライ後はドライヤーで髪を乾かします。根元を中心に、ドライヤーを左右に振りながら乾かし、仕上げに冷風で乾かすとドライヤーの熱によるダメージを防ぎ、キューティクルを引き締め、指通りの良いツヤ髪にする効果があります。

頭皮ケア

頭皮は乾燥しやすく、ダメージを受けやすい場所です。頭皮のチェックもときどきして、乾燥しやすい人は頭皮用の保湿剤、シャンプーも頭皮の保湿効果のあるものを選ぶと良いでしょう。頭皮が荒れているとブリーチやヘアカラーは避けましょう。

健康な頭皮や髪のためにも頭皮マッサージで血行を良くするのは効果的とされています。血行を良くすることで頭皮と髪に栄養が行き渡りやすくなります。自分で簡単なマッサージをしたり、美容室でのヘッドスパもおすすめです。

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まとめ

ブロンド白い服の女性

髪の毛を脱色するには一般的にはブリーチ剤を使います。レモンやオキシドール、リンスを使った方法などもよく紹介されていますが、髪の傷みが心配になるものや効果に疑問の残るものも多く、おすすめできません。

日本人は髪色がもともと黒い人が多いので、そのままカラーを入れようとしてもきれいに入りづらいです。アルカリカラーは脱色効果もあるので色が入りやすいですが、髪の毛を脱色して髪色を明るくしてからさらにカラーを入れることで、シルバーやブロンドなど思い通りの髪色を実現できます。

ブリーチ剤による脱色やアルカリ剤のヘアカラーは、酸性カラ―より発色も色持ちも良いですが、髪が傷みやすいというデメリットがあります。ブリーチやカラーをしていない時よりシャンプーやトリートメントなどヘアケアに力を入れて、髪や頭皮のダメージを防ぎ、きれいな髪色をキープできるようにしましょう。

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