薄毛に悩む女性に特におすすめされている、増毛エクステをご存知でしょうか。
育毛剤や薄毛治療も薄毛改善に効果的と言われていますが、育毛効果が現れ始めるのに数ヶ月から半年はかかります。増毛エクステなら装着したその日に髪をボリュームアップさせられます。増毛エクステでボリュームアップした髪は、シャンプーもできるそうです。
増毛エクステとはどのような施術なのか、増毛エクステのメリットやデメリットについてご説明します。
増毛エクステとは?
薄毛をカバーする増毛パウダーや増毛スプレーというのがありますが、増毛エクステは人工毛を自分の髪の毛に結びつける施術方法です。増毛パウダーやウィッグより、自然に髪をボリュームアップさせられる方法です。
増毛エクステは薄毛カバーにおすすめ?
エクステンションはファッションとして髪にボリュームを出したり、髪に長さを出したりする方法としても知られていますが、薄毛の髪のボリュームアップにも利用されています。特に女性の薄毛カバーに増毛エクステがおすすめされています。
育毛剤や育毛治療をして髪を増やす方法もありますが、効果が現れるまでには時間がかかります。医療用ウィッグを使うという方法もありますが、女性の部分的な薄毛に対応しづらいケースも多いでしょう。
増毛エクステなら気になる分け目部分や前髪部分のみ、毛髪にボリュームを出すことが可能です。多くの種類のカラーバリエーションがあり、白髪毛までそろっています。自分の髪色や髪質に合わせた施術をしてもらうことが可能です。
増毛エクステの施術方法
増毛エクステの施術方法はサロンによって細かい部分は異なりますが、基本的には地毛に人工毛・ファイバー毛を結びつけて、髪をボリュームアップさせるという施術が行われています。
人毛の方が人工毛より自然な仕上がりに思われますが、重みがあるため薄毛のエクステには適さないそうです。
接着剤を使うエクステもありますが、結びつける方が頭皮にも負担がかからず、お客様に安心されるということで、結びつけるタイプのエクステが各サロンで導入されているようです。
一般的には1本の地毛の髪の毛に2~4本の人工毛・ファイバー毛を結びつけ、髪にコシを出して毛量にボリュームを出します。元々ある自分の髪の毛を活かした施術方法なので、ウィッグより自然な仕上がりになります。
人工毛・ファイバー毛にループ加工がしてあると、装着も楽で地毛のダメージも少ないそうです。形状記憶耐熱毛、形状記憶人工毛だとドライヤーでのブローやパーマなど、さまざまなスタイリングを行っても大丈夫です。
増毛エクステを受けられるサロンは?
大手かつらメーカーの増毛サロン以外にも、増毛エクステ専門サロンが現在増えてきています。増毛エクステを行っている美容室・美容院や理容室も多くあります。増毛専門のサロンに行くのは気がひけるという人も、美容室や理容室だと足を運びやすいでしょう。
増毛エクステは札幌から沖縄まで全国に多数あり、特許技術の増毛エクステを行っているサロンも増えてきています。特許増毛の講習会も各地域で行われています。エクステには美容師の資格は必要なく、専門家ではない一般の人でも講習会で技術を習得することができます。
できるだけ増毛エクステの技術力が高い理美容サロン、美容師さんに施術を受けたいところです。サロンの施術例一覧の写真も事前にチェックしておくと良いでしょう。施術例以外にも料金やメニューもお店によって異なるので確認をしておきましょう。
増毛エクステの費用
増毛エクステの費用・料金は、サロンによって、またエクステに利用する人工毛のメーカーなどによっても異なってきます。
エクステの費用は1本あたり20~50円が一般的のようです。女性の分け目、つむじ、前髪などの薄毛をカバーするのに200~400本程度の人工ファイバー毛が必要になり、費用の目安としては10,000~20,000円となります。
キャンペーンを利用したり会員になって会員価格を利用すれば、通常価格より費用を抑えることができます。キャンペーンで10,000円未満で増毛エクステ体験できるお店もあるようです。
増毛エクステはメンテナンスも必要なので、2ヶ月ぐらいで上記の額がかかることになります。育毛治療やオーダーメイドのウィッグを作るより費用が抑えられそうです。
増毛エクステがおすすめな人
薄毛カバーにおすすめされている増毛エクステですが、だれにでもおすすめできる施術ではありません。髪の毛がないとエクステを装着できないので、ある程度髪の毛があることが必要です。頭皮・髪の毛の状態が良いことも必須となるでしょう。
髪のボリュームがある程度ある人
増毛エクステは地毛に人工ファイバー毛を装着する技術です。地毛の毛量が少なければ、人工毛を結びつけることができません。
薄毛の進行が顕著に見られる場合は、一般的なサロンの増毛エクステは厳しいかもしれません。増毛サロンでカウンセリングを受けて、薄毛の状態に合った増毛法を利用したほうが良いでしょう。
頭皮や髪の毛の状態が良い人
頭皮や髪の毛の状態が良い人は、増毛エクステが利用できます。増毛エクステで使われる特殊人工毛には重量が軽いものが使用されますが、エクステでの負担も気になります。丈夫な頭皮・髪の状態で装着するのが良いでしょう。
炎症などで頭皮が弱っている状態のときは、増毛エクステは頭皮と毛根に負担をかける恐れがあるので、避けた方が良いでしょう。また弱くて細い髪の毛にはエクステがつけられません。健康な髪がある程度ないと装着できません。
薄毛を早く改善したい人
育毛剤や育毛シャンプーでの薄毛対策は髪に良いことではありますが、すぐには期待できるような効果が現れません。薄毛を見た目だけでも早く改善したいという人には、増毛エクステがおすすめです。
施術したその日に髪のボリュームアップができるので、大事なイベントがある時に、増毛エクステで髪のボリュームアップをすることが可能です。
円形脱毛症の人に
単発型の円形脱毛症カバーにも、増毛エクステが利用されています。脱毛部分にはエクステがつけられないので、脱毛部分の上側の髪にエクステを装着します。髪をボリュームアップさせることで、気になる脱毛部分を隠しやすくなります。
増毛エクステのメリット
増毛エクステの最大のメリットは、施術したその日のうちに増毛効果を得られることでしょう。ウィッグよりも自然な仕上がりでシャンプーも可能、耐熱素材の特殊人工毛はパーマやカラーリングも可能です。
増毛効果がすぐ得られる
増毛エクステの良いところは、施術したその日にすぐに増毛効果が得られるところです。薄毛対策で効果が現れるのには時間がかかりますが、増毛エクステならその日のうちにすぐに髪のボリュームアップができ、薄毛の悩みを解決することができます。
ウィッグより自然で便利
髪に馴染みやすいメッシュタイプのウィッグは、安い価格で手軽に購入できるものもありますが、髪色や髪質が地毛に合わない場合もあります。増毛エクステは1本1本の地毛に髪に合った人工毛を装着していくので、自然な仕上がりになります。
増毛エクステはウィッグとは異なりずれる心配もないので、激しいスポーツや水泳をしても大丈夫です。ウィッグは手入れが必要ですが、増毛エクステではウィッグのような特別なケアも必要ありません。いつも通りの生活を送ることができます。
シャンプーも可能
以前のファッションエクステはシャンプーができないものも多かったですが、増毛エクステではシャンプーも可能です。頭皮を清潔に保つことは頭皮環境にとって重要なことです。
ヘアスタイルが楽しめる
増毛エクステはウィッグとは異なり、自分の自然な髪の毛のように扱うことができ、さまざまなヘアスタイルを楽しめます。耐熱毛の人工ファイバー毛ならドライヤーやヘアアイロンも使用できるので、毛先を巻いたりさまざまなヘアアレンジが可能です。
パーマやヘアカラーも可能
特殊人工毛髪を利用した増毛エクステでは、パーマやヘアカラーの施術も可能です。増毛用の人工毛のヘアカラー自体も何種類かありますが、増毛エクステをした後に毛染めをすることもできます。
縮毛矯正はサロンによってはできないケースもあるようですので、事前に確認しておいた方が良いでしょう。
育毛剤の使用も可能
増毛エクステはあくまでも増毛なので、本当に自分の髪が増えるわけではありません。自分の髪の毛も増やしたいのであれば、増毛エクステを利用しながら育毛剤で薄毛対策をすることもできます。
育毛剤に育毛シャンプーや育毛サプリも併用して薄毛対策をすることで、より高い育毛効果が期待できます。育毛効果が現れるまでの精神的ストレスも、増毛エクステで軽減させることができることでしょう。
価格が安い
AGA治療や増毛サロンなどにかかる費用に比べれば、美容室などで行われている増毛エクステは費用を抑えることができます。薄毛用の増毛エクステではそれほど本数を多く使うわけではないので、結び替えを定期的に行っても経済的負担は大きくはないでしょう。
増毛エクステのデメリット
増毛エクステは自然な仕上がりであること、シャンプーやパーマも可能ということで非常に便利ですが、そんな増毛エクステにもデメリットはあるようです。増毛エクステをしてみたいという人は、そのデメリットも確認しておいた方が良いでしょう。
地毛が少ないと増毛エクステが不可能
増毛エクステは地毛に人工毛を装着させる施術法です。地毛が少なかったり、弱くて細い毛ばかりだと、増毛エクステの施術が不可能となります。
増毛エクステが不可能な場合は、増毛サロンでの本格的な増毛法やウィッグ、育毛剤などでの育毛対策、あるいは育毛・発毛治療を試すことになるでしょう。
メンテナンスが必要
増毛エクステは定期的なメンテナンスが必要となります。増毛エクステでは根元に人工毛を結びつけていますが、髪の毛は1ヶ月に1cm伸び、2、3ヶ月もすれば髪が伸びてきて結び目も浮き上がり、それ以上伸びると不自然になってきます。
また髪の毛にはヘアサイクル(毛周期)があり、1日50本程度の本数の自然脱毛があります。増毛エクステをつけた髪の毛も一緒に抜けてしまい、ボリュームがだんだんとなくなっていきます。カットして新しい増毛エクステをしたり、ループ部分を引き下げる施術が必要です。
元々頻繁に美容院・美容室に行く習慣がない人は、増毛エクステのメンテナンスが面倒に感じるかもしれません。
パーマや縮毛矯正ができない可能性も
さまざまなヘアスタイルが可能なのが増毛エクステのメリットですが、人工毛をつけているためパーマや縮毛矯正がうまくかからない場合もあります。増毛エクステをした後にパーマや縮毛矯正を利用したい人は、事前に美容師さんに相談しておいた方が良いでしょう。
抜け毛が不自然
増毛エクステでは1本の髪の毛に多いと4~6本の人工毛を装着することがあります。髪が抜けると人工毛ごとまとめて抜け落ち、不自然な抜け毛になります。増毛エクステをしていることをあまり人に知られたくないという人には、デメリットになるかもしれません。
頭皮や髪の毛への負担
増毛エクステの1番のデメリットは、頭皮や髪の毛に負担がかかり、抜け毛の量が増える可能性もあることです。
ウィッグは家に帰ったら外すこともできますが、増毛エクステは1日中地毛につけたまま生活します。増毛エクステで使われるエクステ自体は軽いものですが、1本の髪の毛に数本の人工毛を取り付けます。
常にエクステに髪を引っ張られている状態でいると頭皮や毛根に負担がかかり、通常より抜け毛が増える可能性もあります。エクステや髪を引っ張るような髪型により薄毛になる、牽引性脱毛症もあります。
増毛エクステ自体は根本的な薄毛解決にはなりません。増毛エクステを利用するなら頭皮環境を整えて、育毛剤などでの抜け毛・育毛対策にも気を配る必要があるでしょう。
増毛エクステのケア・メンテナンス方法
せっかくサロンで施術してもらった増毛エクステは、できるだけきれいな状態で長持ちさせたいものです。増毛エクステをきれいな状態に保つには、どのようなケアやメンテナンスをしていけば良いのでしょうか。
シャンプーはノンシリコンタイプを
シャンプー剤に含まれるシリコン剤は薄毛や髪の細い人には合わないと言われています。またシリコンシャンプーを使用すると増毛エクステが外れやすくなる原因にもなるそうです。
増毛エクステ用の特別なシャンプーは必要ありませんが、ノンシリコンタイプのシャンプーが良いでしょう。薄毛の悩みを解決するためにも、ノンシリコンの育毛シャンプーがおすすめです。
シャンプーの方法に注意する
増毛エクステでは通常通りシャンプーすることが可能です。ただし乱暴に洗ったりするとエクステが外れやすくなる可能性もあるので注意しましょう。
シャンプーの時に髪が絡まないよう、事前にブラッシングをしておきます。シャンプー剤で地肌を洗うときは、指の腹を使って優しくマッサージするように洗って下さい。
ブラシを使って髪の毛を梳かしながら洗うと、エクステが外れやすくなる恐れがあります。髪のダメージにも繋がるので止めましょう。特に増毛エクステの施術をしたばかりの日は、ゴシゴシ洗わないよう注意して下さい。
育毛剤を使用する
増毛エクステで装着したエクステは、地毛の自然脱毛で一緒に抜け落ちてしまいます。地毛の抜け毛を増やさないようにすることも、増毛エクステを長持ちさせるのに必要です。
育毛剤やスカルプローションの使用、頭皮マッサージなどの育毛対策も行うことで、増毛エクステを長持ちさせることに繋がります。栄養バランスの良い食事や睡眠など、生活習慣にも注意しましょう。
メンテナンスに定期的に通う
増毛エクステはメンテナンスのために、2~3ヶ月ごとに通う必要があります。放っておくと地毛の伸びてきた部分が不自然に見え、自然脱毛で地毛と一緒にエクステも抜け落ちる本数が増えて、髪全体がボリュームダウンしてしまいます。
エクステ直後のきれいな状態をキープしたければ定期的にサロンに通い、増毛エクステのメンテナンスをしてもらいましょう。
まとめ
増毛エクステは薄毛が気になり始めた人におすすめな増毛法です。増毛エクステ専門サロンや、美容室・理容室で行われている増毛エクステは、地毛に人工毛を直接結びつけるので髪に馴染みやすく、ウィッグよりも自然な仕上がりになるのが特徴です。
シャンプーやドライヤー、ヘアアイロンに加え、パーマ、ヘアカラーも可能です。ウィッグとは異なりずれたりする心配もなく、激しい運動も可能です。増毛エクステを施術したその日に髪のボリュームアップ効果が得られるのもメリットでしょう。
全国の多くのサロンで増毛エクステが行われていますが、施術例の写真、料金も参考にしてサロンを選ぶと良いでしょう。
増毛エクステを長持ちさせるには日頃のヘアケアにも気を配るとともに、薄毛にこれ以上ならないよう育毛剤などでの薄毛対策も併せて行うこと、定期的にサロンに通ってエクステのメンテナンスをしっかり行うことも重要です。
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