頭皮ににきびが出来る原因は?早く治す対処法と効果的な薬やシャンプー選びについて


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シャンプーをしたり髪をとかしているときに、頭皮にできたニキビに当たって痛い思いをしたことがありませんか。髪の毛で隠れているため、ついそのまま放置することが多いのではないでしょうか。

頭皮のにきびを放置すると思わぬ炎症を招いたり、抜け毛につながる可能性もあり得ます。頭皮のにきびの原因と、ニキビケアの方法、日常で気をつけることについてまとめましたので、日ごろの予防とケアの参考にしてみてください。

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頭皮にきびの原因/メカニズム編

頭皮のにきびも皮脂分泌がさかんなことで起こるとされています。なぜ皮脂分泌がさかんになると、にきびができてしまうのでしょうか。

また、頭皮にできるにきびと顔にできるにきびとでは、何か違いがあるのでしょうか。頭皮にきびのできるメカニズムについて見ていきましょう。

アクネ菌

アクネ菌は皮膚の常在菌であり、病原菌や雑菌の繁殖を抑え、カビやホコリ、花粉からも肌を守る働きがあります。しかし、アクネ菌は同じ皮膚の常在菌であるマラセチア菌と同様、皮脂を餌にして生きている微生物です。

頭皮や顔以外にも、背中や胸にニキビができたことがありませんか。いずれも皮脂がよく分泌される場所で、アクネ菌が繁殖しやすい場所です。アクネ菌が繁殖すると、アクネ菌が皮脂を分解したときにできる遊離脂肪酸が原因で、頭皮が炎症を起こし、ニキビができてしまいます。

皮脂の過剰分泌

皮脂の過剰分泌は皮脂の分泌量を整えるビタミンB群の不足、脂っこいものの摂取、男性ホルモンの分泌などにより引き起こされます。

過剰分泌された皮脂は毛穴詰まりの原因になります。アクネ菌が繁殖する可能性が高くなり、ニキビができやすくなります。

ホルモンバランス

ホルモンバランスが乱れるとニキビができやすいと言われています。皮脂の分泌量を増やすと言われているホルモンは男性ホルモンと女性ホルモンの黄体ホルモンです。

女性の場合生理前はこれらのホルモンが増え、ニキビができやすくなります。

ターンオーバー

肌のターンオーバーとは肌の生まれ変わりのサイクルのことです。肌の奥でできた新しい皮膚細胞は、だんだんと上に上がっていき、やがて垢となって落ちていき、また下に新しい細胞が生まれます。

ターンオーバーが早くなると肌が弱りやすく、毛穴が広がりやすくなって皮脂がたまる原因になります。

ニキビのできる場所

皮脂分泌量が多いところに、アクネ菌が繁殖した結果、ニキビができてしまいます。皮脂腺が多いのは顔、特にTゾーンと言われるおでこと鼻の部分、頭皮、背中、胸です。頭皮の皮脂腺は顔の2倍あると言われています。こんなところにニキビと驚くことがあるかもしれませんが、頭皮は実はニキビができやすいところです。

頭皮の中でも後頭部や生え際近くにニキビができやすいと言われます。後頭部の場合寝ている間仰向けになっていると蒸れてしまいやすい部分であること、シャンプーの洗いの残しが原因として考えられます。

顔ニキビと頭ニキビの違い

ニキビができるメカニズムは同じです。顔より頭皮の方が皮脂腺の数が多く、ニキビができやすいです。

しかし、髪の毛で隠れているので気づきにくいところが顔にできるニキビと異なるところです。頭ニキビは気づきにくい分ケアをしないまま放置してしまったり、悪化しやすいです。

肌の乾燥

意外に思われるかもしれませんが、肌の乾燥もニキビの原因になることがあります。乾燥している肌は皮脂膜が足りず、肌のバリア機能が弱くなっています。角質層の水分が蒸発して角質が硬くなった状態になり、皮脂が詰まりやすくなります。

皮脂が詰まりやすくなった結果、アクネ菌の増殖とニキビの発生が起こってしまいます。乾燥によるニキビの場合、オイリー肌用の手入れをしてもかえって悪化する可能性がありますので気をつけましょう。

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頭皮にきびの原因/要因編

頭皮ににきびができるメカニズムについて見てきました。にきびはアクネ菌が繁殖すること、そしてそのアクネ菌が繁殖するのは皮脂の分泌が活発になることによって起こることがわかりました。

皮脂の分泌はどのようなことが要因となって多くなってしまうのか、理解することでニキビの原因を把握することができます。皮脂分泌が活発になる原因を見ていきましょう。

シャンプー剤とシャンプーの仕方

合わないシャンプー剤を使うことで、肌が乾燥したり、皮脂がしっかり落としきれていないことがあります。

また洗い方が悪く洗い残しがあったり、毎日洗うのを面倒がって頭皮環境が悪くなっていることが考えられます。

ストレス

ストレスはホルモンバランスの乱れを引き起こします。男性ホルモンが活発になり、皮脂分泌が活発になることがあります。

ストレスニキビと言ったりしますが、ニキビ以外にもストレスは頭皮や髪の悩みと直結しています。精神的なストレスは抜け毛や白髪を、頭皮への直接のストレスは牽引性脱毛症を誘発することもあります、

紫外線

紫外線は肌のターンオーバーを乱すことがあり、髪の毛で見えにくいですが、頭皮を乾燥させ、ダメージを受けやすい部分です。

もちろん頭皮だけでなく、髪へのダメージも大きいです。ニキビや髪の色の退色、傷みが顕著にでる部分ですので、お手入れや予防をしっかりしておきましょう。

脂漏性湿疹(皮膚炎)

脂漏性湿疹(皮膚炎)とは皮膚常在菌であるマラセチア菌の繁殖によって起こる皮膚炎で、皮脂分泌が活発なところで起こりやすく、かゆみや赤みが出たり皮がはがれたりする症状です。

赤いブツブツとした湿疹ができるのでニキビと間違われることがあります。また脂漏性皮膚炎とニキビを併発することもあります。

脂漏性皮膚炎に関する詳しい記述は脂漏性皮膚炎の治療法を知ろう!シャンプーが効果的?症状や原因も紹介!こちらを御覧ください。

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頭皮にきびの治療法・対処法

頭皮のニキビを治療する方法、できてしまったときの対処法にはどのようなことがあるでしょうか、日常生活でできることと、悪化してしまった場合の医療機関での治療法について、確認してみましょう。

ニキビ治療薬

できてしまったニキビのケアに即効性のあるのがニキビ治療薬です。ただし脂性肌にできたニキビと乾燥肌にできたニキビでは薬を変えた方が良いです。

市販薬のものならクレアラシル、ビフナイトのようなニキビを乾かして治すタイプのものはオイリー肌ニキビに、オロナインや白色ワセリンは乾燥肌ニキビに効果があります。

皮膚科でニキビ治療

ニキビの治りが悪い場合、悪化してしまった場合は皮膚科でのニキビ治療がおすすめです。治療方法は外用薬、内用薬を用いた薬での治療が主なものになりますが、レーザー治療を使う治療方法もあります。

外用薬ではナジフロキサシンクリーム1%というニキビ、毛嚢炎に効果のある薬がよく処方されます。ナジフロキサシンは抗菌剤で、ニキビの原因菌であるアクネ菌や、脂漏性皮膚炎の原因菌マラセチア菌などを殺菌します。

その他のニキビ改善方法

ニキビ治療薬の代わりに、アロエ、ハチミツ、またティーツリーオイルやラベンダーオイルが効果的と言われています。

いずれも抗菌作用がありますが治療薬専用ではありません。肌に使う際は十分気をつけましょう。

ニキビを潰さない

ニキビを潰すと肌が傷つき、雑菌が入って炎症を起こす可能性があります。

頭皮だと自分では見えづらいかもしれませんが、クレーターのような跡が残ってしまい、周囲の人からは見えてしまうこともあります。原則ニキビを潰すのはやめましょう。

ヘアケアを変える

シャンプーや日頃のスタイリング時において、頭皮のニキビを悪化させないようにする方法はいくつか考えられます。まずシャンプー剤を変えること、シャンプーの仕方を変えること、スタイリング剤を変えること、などの方法が考えられます。

シャンプーやスタイリング剤ではオイリー肌の人はさっぱりとしたもの、乾燥肌の人は保湿効果の高いものに変えるべきでしょう。

枕カバーの交換

枕カバーは頭部の汗や皮脂が付きやすく、また濡れた髪で寝たりすると雑菌が繁殖しやすいものです。

当然そのような枕カバーを使うと頭皮にも悪い影響が出て、後頭部にニキビができやすくなります。こまめに枕カバーを交換、洗濯するようにしましょう。

紫外線対策

紫外線は頭皮へのダメージが大きく、乾燥させたり日焼けによる炎症が起こることもあります。地肌が乾燥することにより乾燥肌ニキビの原因にもなります。髪の毛へのダメージ、毛根へのダメージにより、抜け毛が起きる可能性もあります。

日傘や帽子によって頭皮を紫外線からガードして、ニキビの予防対策をしましょう。頭皮のニキビ対策だけでなく、抜け毛対策法にもなります。ただし夏場は通気性の良い帽子をかぶって、髪をその日のうちに洗うよう注意しましょう。

頭皮の美容液

オイリー肌も良くないですが、乾燥肌もニキビの原因になります。頭皮の乾燥が気になる人は保湿美容液やローションを使用しましょう。

ルプアクア

ルプアクアは頭皮のニキビケア専用ローションで、インターネット上でもいろんな記事で取り上げられています。頭皮のアクネ菌を抑制し、ニキビの発生を防ぎます。さっぱりした使い心地で刺激もなく、保湿効果もあります。

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頭皮にきびの予防/シャンプー編

シャンプーの選び方や方法で、気になる頭皮のにきびを予防することができます。

頭皮にきびの予防・対策になるシャンプー、シャンプーでの洗い方、注意点について見ていきましょう。

シャンプー選び

シャンプーは毎日使うヘアケア剤ですので、頭皮への影響が大きいです。頭皮の肌質に合ったシャンプーを選びましょう。髪の毛で隠れてわかりづらいですが、自分が思っている肌質とは異なることも考えられます。

特に男性はオイリー肌で、女性は乾燥している人が多いですが、もちろんその逆も考えられます。一度自分の頭皮をチェックしてみましょう。

アミノ酸系シャンプー

アミノ酸系シャンプーは、植物由来のアミノ酸系界面活性剤(洗浄成分)が使用されているシャンプーです。

アミノ酸シャンプーは洗浄力が強すぎず、頭皮や髪に優しく、乾燥肌やダメージヘアが気になる女性におすすめです。

シリコンシャンプー

シリコンシャンプーはニキビができやすいと言われています。シリコンは髪をコーティングする役割がありますが、シリコンが毛穴に付着して残りやすいため、頭皮や髪のトラブルになるとされています。

ノンシリコンシャンプーはシリコンが残るようなことはありませんが、コーティング力が弱いため、髪がギシギシするように感じる場合もあります。シリコン、ノンシリコンというより、シャンプーでの洗い方に気をつける方が良いという記事も見られます。

洗髪方法

シャンプーで洗髪するときは、①お湯洗い、②シャンプーを手のひらで泡立てる、③頭を洗う、④お湯でしっかりシャンプーを洗い流す、という手順で洗います。

シャンプーで洗う前にお湯でまず洗うことで、汚れや皮脂がかなり落とせます。シャンプーは容器から直につけず、泡立てて使いましょう。洗い流すときは頭皮にシャンプー剤が残らないよう、しっかり洗い流すようにしてください。

シャンプーによっては抜け毛予防のシャンプーなど、有効成分を浸透させるため、パックをするものもありますので、使っているシャンプーの注意書きをよく読んで使ってください。洗髪後は雑菌の繁殖防止のためにも、髪をしっかり乾かしておきましょう。頭皮にきび予防のローション、乾燥が気になる人は保湿美容液を頭皮に使うのも、ニキビケア方法としておすすめです。

洗いすぎに注意

洗浄力の強いシャンプーや、1日に何度もシャンプーで髪を洗うのは頭皮を乾燥させる原因となります。洗いすぎないよう注意してください。また頭皮にニキビができているときは、洗うとき刺激しないように注意しましょう。

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頭皮にきびの予防/食生活編

よく脂っこいものを食べるとニキビができやすくなりますね。食事の内容も頭皮のにきびと大きく関わっているようです。

どのような食品を摂取すると良いのか、また摂取しない方がよい食品も確認しておきましょう。

ビタミンB群

ビタミンB群は皮脂分泌をコントロールしたり、肌を健康に保ったり、脂質や糖質、タンパク質の代謝を助けたり、それぞれいろいろな働きをします。全部で8種類ありますが、単独で摂取するものではなく、どの栄養素も摂取することによって作用します。卵、大豆、肉や魚、牛乳、緑黄色野菜などいろんな食品に含まれています。体内で生成されるものや、普通に食事をしていればビタミンB群のほとんどを摂取することが可能ですが、動物性食品や大豆、野菜などが足りないと不足するものもあります。特にニキビ改善にはビタミンB2・B6の摂取が必要です。

ビタミンB2は皮膚の粘膜を健康に保ち、不足すると脂漏性皮膚炎や肌荒れを起こします。うなぎやレバーに多く含まれます。ビタミンB6は脂質の代謝を促し、皮脂をコントロールします。ナッツや大豆、野菜に多く含まれています。不足しないよう注意しましょう。

ビタミンA・ビタミンC

緑黄色野菜や鶏のレバーに含まれているビタミンAは、肌のターンオーバーを良くします。

野菜や果物に含まれているビタミンCも美肌に効果のある栄養素なので、積極的にとりましょう。

皮脂分泌をさかんにする食べ物

タンパク質や糖質を摂取し過ぎると、ビタミンB2やB6が代謝に使われてしまいます。

辛い物や甘い物の摂りすぎも、皮脂分泌をさかんにする原因になるので避けましょう。

栄養バランスのよい食事

特定の栄養素ばかり摂取していても、ニキビ予防に効果的とは言えません。

栄養バランスの良い食事でニキビ改善を目指しましょう。

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頭皮にきびの予防/日常編

日頃の生活習慣を改善することでも、頭皮にきびの予防対策になります。

ホルモンバランスの乱れを防ぎ、皮脂分泌を活発にしないことがポイントとなります。

睡眠をとる

ニキビ対策に、適度な睡眠量も必要です。寝不足は疲労がとれず、ストレスが蓄積しやすくなります。また血行を悪くし、ホルモンバランスを乱す原因にもなります。

夜更かしをせずなるべく早く就寝することで、にきびや肌荒れ対策をしましょう。

運動の習慣

運動の習慣もホルモンバランスを整え、ニキビ改善につながります。

週末にジムや水泳、テニスなど好きなスポーツをすることで、ストレス解消にもなります。寝る前のストレッチや、軽い運動は血行にも良いです。

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まとめ

頭皮ににきびができるのは、皮膚の常在菌であるアクネ菌が繁殖することが原因です。アクネ菌は皮脂をエサとしているため、アクネ菌を抑える治療、また皮脂分泌を増やさないような対処法と生活習慣が、頭皮のニキビを改善・予防することに必要となります。

頭皮ニキビの治療には主に外用薬が使われます。枕カバーを清潔にしたり、乾燥ニキビができている場合は、頭皮の保湿もニキビの改善に役立ちます。誤ったシャンプー剤選びも頭皮ニキビの原因となるので、肌質にあったシャンプー剤選びと洗い方にも注意しましょう。

食生活ではビタミンB2、B6を積極的に摂り、タンパク質や糖質を摂りすぎないよう栄養バランスの良い食事を心がけましょう。ホルモンバランスの乱れもニキビの原因ですので、睡眠や適度な運動、ストレス解消も効果的です。

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