コスパがよくて人気のシャンプーいち髪。2006年からコスメ会社のクラシエ（カネボウ）が販売しているロングセラーシャンプーです。
アミノ酸系洗浄成分であることを一つに売りにしており、和草エキスを中心とした保湿成分が豊富に含まれているシャンプーです。
いち髪は薄毛の改善や、髪の毛のボリュームアップに効果的なのか？シャンプーに含まれている成分を解析し、どんな人におすすめのシャンプーなのかについて詳しく紹介していきます！
目次
いち髪の３つのポイント
トレンドが変化しやすいシャンプー業界の中で、10年以上継続して売れ続けているヒット商品というのは数えるほどしかありません。
どうしていち髪がそれほどまでに売れ続けているのか、そして販売本数においても常にトップの座を維持しているのか、人気を支えている３つのポイントについてまずは紹介していきます。
ポイント１、常に進化するリニューアル回数の多さ
いち髪は現在３つのタイプの商品が販売されています。「なめらかスムースケア」「ふんわりボリュームケア」「濃密W保湿ケア」の三つです。
ほぼ毎年のように消費者の声をシャンプーに反映させながらリニューアルを繰り返し、現在の三つシャンプーに形を変化させてきました。
この作戦が結果として消費者の購買意欲を話さなかったと言えるでしょう。
今後も繰り返しリニューアルが行われ、より快適なシャンプーとなっていくことに期待です。
ポイント２、トレンドに沿った成分配合
特にいち髪を最初に選ぶきっかけとなったのが、ぱっと見の印象でしょう。ボトルのデザインも凝っていることもありますが、「ノンシリコン」や「アミノ酸系洗浄成分」などの広告文句も目に飛び込んできます。
髪の毛だけでなく頭皮にも優しく作られるシャンプーが特に注目されている傾向がある中で、しっかりそれを宣伝して消費者を囲っています。
女性らしいボトルデザインですが、薄毛が期になる男性にも嬉しい成分として「コメヌカエキス」「ザクロ果皮エキス」「ダイズ種子エキス」などの成分が含まれているのもポイントです。
ポイント３、コスパがいい！
シャンプーは今や毎日使用するもの。１〜２月に１本買い換えるペースで継続購入しなければいけません。
いち髪は１本500円前後で購入可能で、詰め替え用は300円程度で購入することができます。同じ価格帯の商品の中では「いち髪」がもっともコスパよく髪の毛をケアすることができる商品です。ここが一番重要なポイントでしょう。
節約しながらもしっかり髪の毛をケアしたい！そんな要望を叶えてくれる嬉しいシャンプーです。
いち髪の３つのシャンプーの特徴
２０１８年現在、販売されているシャンプーの三つのタイプの商品の特徴と成分について解析していきたいと思います。
それぞれどんな特徴があり、どんな人に適しているシャンプーなのでしょうか？ご紹介します！
「ふんわりボリュームケア」
基本情報
商品名「いち髪〜ふんわりボリュームケアシャンプー〜」
販売会社：クラシエホームプロダクツ株式会社
内容量：530ml
成分：水、ラウロイルサルコシンTEA、パーム核脂肪酸アミドプロピルベタイン、コカミドメチルMEA、コカミドDEA、ジステアリン酸グリコール、ラウロイルメチルアラニンNe、エタノール、ココイルメチルタウリンNa、ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル、ダイズ種子エキス、ボタンエキス、ラカンセア/加水分解コメ発酵液、コメエキス、フィチン酸、イノシトール、コメヌカエキス、ザクロ果皮エキス、コメ胚芽油、サッカロミセス/コメヌカ発酵液液エキス、サクラ葉エキス、ツバキ種子エキス、ヒオウギエキス、アズキ種子エキス、ムクロジエキス、クエン酸、塩化Na、グアーヒドロキシプロビルトリモニウムクロリド、ポリクオタニウム-7、ポリクオタニウム-10、BG、デキストリン、EDTA-2Na、安息香酸Na、香料、カラメル
赤文字になっているのが、シャンプーの根幹とも言える洗浄成分、青文字のところがビタミンなどを豊富に含んでいる有効成分で、髪の毛の補修と頭皮のケアを行ってくれる成分です。
特徴
基本的にアミノ酸系の洗浄成分で構成されていますので、同価格帯のシャンプーに比べると刺激は弱めに抑えられている印象です。
しかし、このシャンプーの洗浄力を担う主成分として使用されている「ラウロイルサルコシンTEA」はアミノ酸系洗浄成分の中では高いものとされています。殺菌力や刺激性も高いため、頭皮におけるアレルギー反応や皮膚のかゆみなどの副作用も報告されています。あまり皮膚が乾燥気味の人や、皮膚が刺激に弱い人にはオススメできません。
また、パーム核脂肪酸アミドプロピルベタインも頭皮に付着しやすい粘性の強い界面活性剤なので、特にすすぎをしっかり行わないと、フケや頭皮のかゆみなどの原因に繋がってしまう可能性も高いでしょう！注意してください！
有効成分・エキス類の紹介！
含まれている有効成分の紹介をしていきます。
「ザクロ果皮エキス」「ダイズ種子エキス」この二つの成分が女性ホルモンの働きを活性化させる効果があり、髪の毛を健やかに成長させるように促します。頭皮の皮脂コントロールも一緒に行ってくれるので、皮脂の分泌バランスを正常に戻したい人におすすめ。
さらに「コメヌカエキス」「ボタンエキス」などの血行促進に効果のある成分も含まれているので、薄毛や抜け毛に悩んでいる男性にも一役買ってくれるでしょう。
またノンシリコンですので、頭皮の汚れもしっかり落とすことが可能ですし、ケア成分によって髪の毛のボリュームもアップさせることができます。
香り・使用感の口コミ
シャンプー剤にはとろみがあり、お花やベリー系の甘酸っぱい香りがします。
香りが長く続きし、運動して汗をかいても臭くならず、洗った時の良い香りが持続してくれて不快感がありません。２０代後半・女性
香りについては「ザクロと桜の香りをミックス。心地よい香りが続きます。」との紹介がされています。しかし言われてみないと、桜やざくろの香りに感じない人が多く、甘いフルーツや花の香りがすると回答する人が多かったです。
泡立ちもよく、髪の毛の長い人でもしっかりと髪の毛を洗いあげることができるでしょう。
「なめらかスムースケア」
基本情報
商品名「いち髪〜滑らかスムースケアシャンプー〜」
販売会社：クラシエホームプロダクツ株式会社
内容量：530ml水、ラウロイルサルコシンTEA、パーム核脂肪酸アミドプロピルベタイン、コカミドメチルMEA、ジステアリン酸グリコール、コカミドMEA、ココイルグルタミン酸TEA、ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル、コメヌカエキス、コメエキス、サッカロミセス/コメヌカ発酵液エキス、コメ胚芽油、芍薬エキス、赤マイエキス、ボタンビエキス、イノシトール、ムクロジエキス、ツバキエキス、紫玄米ぬか、桜エキス、クルミオイル、サクラ葉エキス、ヒオウギエキス、クエン酸、塩化Na、ポリクオタニウム-10、ポリクオタニウム-7、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、BG、デキストリン、エタノール、EDTA-2Na、安息香酸Na、香料、カラメル
基本的には「ふんわりボリュームケア」と洗浄成分は同じ構成になっています。
名前の通り、スムーズな指通りに洗いあげることができるシャンプーで、有効成分が髪の毛にツヤを与えます。髪の毛をしっかりコーティングしてくれるので保湿効果が高いことろもポイントです。
特徴
シャンプーをしているときは、しっかりシャンプー剤が泡立ってくれて心地よくシャンプーができるのですが、すすぎの段階の時にどうも髪の毛が軋んでしまう感じがします。
しかし、最終的に髪の毛を乾かしてしまってからはサラサラしてくれて問題はありませんでした！
髪の毛をすすいだ後はコンディショナーやトリートメントを併用するとさらに髪の毛の仕上がりが滑らかになる印象です。
有効成分・エキス類の紹介！
「なめらかスムースケア」の有効成分には「ふんわりボリュームヘア」と異なるいくつかの成分が含まれています。
それが、シャクヤクエキスです。漢方でも使われるシャクヤクには、血行促進効果と細胞の活性化効果が期待できます。かなり奥まで傷んでしまった髪の毛も、シャクヤクエキスとその他のコメエキスやツバキエキスやクルミオイルなどの働きでしっかり傷んだキューティクルを補修してダメージを修繕してくれます。
かなり髪の毛が傷んでいる人や、毛先が広がっている人はこちらのシャンプーを使用すると綺麗滑らかな女性らしい髪の毛に仕上げられるでしょう。
香り・使用感の口コミ
香りについては公式より、「みずみずしく可憐に咲く、山桜の香り」と表現されています。実際に嗅いだ感想としては、花の香りの奥にベリー系の甘い香りがあるように感じました。強すぎる香りというわけでもなく、程よく香ってくれる感じがします。
他にも使用者の中には、「具体的になんの匂いかわからないけれど、印象の良い好みの香りがした。」と回答している人もいらっしゃいました。
シャンプー剤はとろみがしっかりしていて、泡立ちが良い特徴があります。
洗い上がりに頭皮や髪の毛がちょっとぬるっとする感触が残るので、しっかり目に洗い流しているという人の声が多く聞かれました。
「濃密W保湿ケア」
基本情報
商品名「濃密W保湿ケアシャンプー」
販売会社：クラシエホームプロダクツ株式会社
内容量：530ml水、ラウロイルサルコシンTEA、パーム核脂肪酸アミドプロピルベタイン、コカミドメチルMEA、コカミドMEA、ココイルグルタミン酸TEA、ジステアリン酸グリコール、アンズ核油、チャ花エキス、イノシトール、コメヌカエキス、コメエキス、コメ胚芽油、サッカロミセス／コメヌカ発酵液エキス、サクラ葉エキス、ツバキエキス、ヒオウギエキス、ムクロジエキス、塩化Na、ミリスチン酸、クエン酸、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、ポリクオタニウム-49、ポリクオタニウム-10、ポリクオタニウム-7、エタノール、BG、デキストリン、EDTA-2Na、安息香酸Na、香料、カラメル
いち髪のシャンプーを使用し始めてから頭が”臭う”ようになった、と表現されることが多々見受けられます。
この問題が発生している原因として、一つが洗浄成分である「ラウロイルサルコシンTEA」が挙げられます。この洗浄成分はアミノ酸系洗浄成分であることには変わりないのですが、アミノ酸系の中でも比較的強い洗浄力を持っている成分ですので、必要以上に皮脂を落としすぎてしまう傾向にあります。
これによって、頭皮の状態が皮脂不足もしくは皮脂過多の状態を引き起こし、臭いの問題に繋がってしまうのです。頭皮に雑菌が増えすぎるとフケなども発生することが流ので要注意です。
特に乾燥肌の人は注意するようにしましょう！
特徴
あんず油が使用されているので髪の毛をしっかりコーティングし、潤いをキープしてくれます。有効成分をしっかり髪の毛の奥に浸透させ、保湿するのが特徴です。
激しく髪の毛が傷んでいる人にオススメの１本です。
しかし逆に頭皮がオイリーな人にはオススメできません。乾燥しているのもよくありませんが、必要以上に頭皮がオイリーになっていることもよくありません。
どちらも頭皮の臭いの原因になりますので注意しましょう！
有効成分・エキス類の紹介！
上記の２本には含まれていない有効成分は「あんず油」と「茶花エキス」です。あんず油は髪の毛の保湿を、茶花エキスは乾燥した地肌を活性化し整える効果があります。
それぞれ乾燥対策として有効な成分ですので、髪の毛・頭皮が乾燥しがちな人や、冬場にだけ乾燥が気になるという人にもおすすめのシャンプーとなっております。
香り・使用感の口コミ
香りは「ほろ甘いあんずと上品な桜の香り」と表現されており。これも甘めのフルールと花の可愛らしい香りがします。
夏の日差しにやられて髪の毛がパサつき始めていたので、濃密W保湿ケアシャンプーを試してみました。名前に負けない強力な保湿力で、髪の毛のしっとりさが１日中しっかり続いてくれました。
出典：レビューブログ
悪い口コミもありましたが、結果的に使用してみて正解でした。
髪の毛もしっかりまとまり、パサついている髪の毛もなくなりました。手櫛で髪の毛を解いた時の感触も美髪らしい質感に近づきました。
香りもしっかり、次の朝まで持続しているので文句なしです。ひとまずこのシャンプーに落ち着きそうです。
出典：レビューブログ
などの意見がありました。
とにかく値段が安いので、お試しで使用してみるといいでしょう！
まとめ
- いち髪はしっかり保湿をしてくれるシャンプーである。
- 髪の毛が太く・量が多く・乾燥している人におすすめ！
- 頭皮と髪の毛の乾燥が気になっている人に特におすすめ！
- いい香りのシャンプーを探している人に最適！
- ノンシリコンで、アミノ酸系シャンプーを試してみたい人にも最適！
- 低価格帯でコスパのいい保湿系のシャンプーを探している人におすすめ！
以上が今回の記事のまとめです。
シャンプーの他にコンディショナーやトリートメントのセットでも販売されているので、匂いが混ざって変な匂いになりたくない人は、同系統の商品を合わせて使用してみるといいでしょう！
自分の髪質や頭皮の質に合ったシャンプーを使用して、美髪を継続させましょう！
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