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ヘアカラーをし続けると髪の毛が薄くなる!?なんとなくヘアカラーって頭皮や髪に良くないイメージがありますよね。
これって本当なのでしょうか?今回は女性の薄毛とカラーリングの関係性を考えてみました。
ヘアカラーリングって、より美意識の高い女性のほうが定期的に染めているようなイメージがあります。
でもその分カラーによるダメージが頭皮や毛髪に出ないようによりしっかりと日々ケアをしていないと危険なのです。
今回は、女性の薄毛の種類や原因、カラー剤の種類によるダメージなどを考え、カラー後のケア方法まで詳しく見ていきましょう。
目次
女性の薄毛
女性の薄毛や抜け毛ってそもそもどんな原因があるか皆さんご存知でしょうか。
女性の薄毛は、加齢や出産、ストレス、生活習慣の変化、ヘアカラーや脱色の繰り返しなど脱毛症になる原因は様々です。
男性の薄毛と女性の薄毛の違い
では、男性の薄毛との違いは?男性と女性それぞれの特徴を見ていきましょう。
男性のハゲや薄毛の原因は、男性ホルモンの影響や生活習慣の変化、過度のストレスなどこちらも様々です。
その中でも、男性ホルモンの増加などによる影響での男性型脱毛症(AGA)が割合としては全体の9割と最も多く、男性型脱毛症は前頭部や頭頂部が薄くなる場合が多いです。
薄毛というのは少し前までは中年以降の男の人が悩むもの・・・という印象が強かったですが、女性の方でも早いと20~30代の頃から薄毛に悩む方も実は多いのです。
女性の薄毛は先述したように、男性以上に様々な原因があります。
その中でも男性と異なるのが女性ホルモンによる影響、出産など女性特有のものや過度のヘアケアや頻繁にするパーマやヘアカラーなどでしょうか。
特に女性特有のもの、男性の薄毛と特徴の異なるものをピックアップして見てみましょう。
加齢
加齢による薄毛は一般的に身体機能が衰えてくると同時に髪にハリコシがなくなり1本1本が細くボリュームが無くなってくることが多いです。これをびまん性脱毛症と言います。
加齢による薄毛の場合、原因は女性ホルモンの分泌量が減少することにあります。
女性ホルモンが減少する為に、元々女性ホルモンよりも少なかった男性ホルモンが優位になってしまい、抜け毛や薄毛に繋がってきます。
個人差があるので気になり始める時期は人により違いますが、加齢による薄毛は誰しもいずれ経験することです。
ですが、生活習慣や食習慣など気を付け日頃からヘアケアやスカルプケアにも気を配っている人はいつまでも若々しい髪の毛の方が多いです。
妊娠・出産
産後の抜け毛が気になる、という方が多いと思います。
これは分娩後脱毛症と呼ばれるもので、ごく一般的なものなのでどうしよう私だけ!?ずっとこのままだったらどうしよう!?なんて思わなくても大丈夫です。安心してください。
ホルモンは増加したり減少したりするので、妊娠後期は特に女性ホルモンが増加する時期になります。その為、実はこの時期には産後と反対で抜け毛が少なくなる方が多いです。
この時に、本来ならば抜けるべきサイクルの髪の毛が成長期を継続し成長を続けていることになります。
しかし、出産後に女性ホルモンが減少することで今度はヘアサイクルの中で成長期であった髪の毛が休止期に進んでしまうのです。
この休止期が一気にきてしまうことにより、分娩後脱毛症が起こります。
この症状は基本的には一時的なものであり、約半年~1年で症状が治まってきますのであまり気にしないようにしましょう。
産後もしっかりと栄養のある食事をとったり、忙しい中でもなるべく健康な身体作りをできるように心がけるといいですね。
ヘアカラーや脱色の繰り返し
これは、男性でも当てはまる方もいらっしゃるかもしれませんね。
今回のテーマでもあるヘアカラーと薄毛との関係。実はこれは、過剰なカラーやパーマは枝毛や切れ毛など髪のダメージには直接関係しますが、頭皮への影響は少し違います。
カラーをすると、パーマをすると薄毛になる!ということではなく頭皮に作用してしまうと影響が出てくるのです。こちらは最後に、カラー剤の種類なども踏まえてもっと詳しく説明していきます。
では、そもそもカラーやパーマに使う薬剤にはどんな種類があるのでしょうか?分かりやすいように、まずはヘアカラーやパーマをする際に使う薬剤の種類や特徴を見てみましょう。
ヘアカラー剤の種類
なぜ皆さんヘアカラーをするのでしょうか?おしゃれの為?黒髪だと幼く見えるから?白髪が出てきたから?
人によって、年齢によって状況によって・・・コンプレックスを無くす為、より理想の自分に近づく為、若々しさを取り戻す為、理由は様々だと思います。
でも理由はなんであれヘアカラーをすることには変わりないよね、とお思いでしょうか?
しかし、実はどういう仕上がりを求めているのか、明るくしたいのか暗くしたいのか、どんな色味にしたいのか、白髪を隠したいのか、数日で落としたいのか?実は、染める目的や理由によって使う薬剤の種類は大きく異なります。
では、次は使う目的や効果もあわせてカラー剤の種類を見ていきましょう。
ヘアカラー剤
美容室などで一般的によく使用されているものがこのヘアカラー剤になります。
一度脱色をして色を入れる作用がある為様々な色味を表現しやすいヘアカラー液です。おしゃれ染めや白髪染めとして使われていることが多いものです。
染料が髪の毛の内部にまで入り込みしっかりと染め上げるので、シャンプーをしても色落ちせず、永久染毛剤と呼ばれます。
ブリーチ剤
ブリーチ剤は脱色剤のことで、髪の毛を明るくしたい時に使われます。ブリーチは、髪の毛の内部にあるメラニン色素を分解して髪の毛を脱色します。
ブリーチを繰り返すと切れ毛や枝毛の原因になったりかなりの毛髪ダメージが出る場合があったり、次に暗めのカラーリングをしたい場合にすぐに明るく抜けやすいなどの特徴がありますので、ブリーチをする際にはそこを理解した上で施術することをおすすめします。
ブリーチ自体に染色する作用は無い為、脱色後更に髪の毛に色を入れたい場合にはブリーチ後にヘアカラー剤などを使用して染色する形になります。
ヘアマニキュア
ヘアマニキュアは、髪の毛の表面部分であるキューティクルと、その少し内側のコルテックスの一部まで色を吸着して染めるカラーリング手法です。比較的毛髪へのダメージは少ないものになります。
明るい髪色にはしっかりと色が出やすいですが、バージン毛(カラーをしたことがない髪の毛)や元々の髪色が暗い場合には色味が目立ちにくいです。
髪の奥の奥まで染まらずヘアカラー剤に比べると褪色が早いので、半永久染毛剤と呼ばれます。
最近若い子達の間で話題のレインボーヘアカラーなんかは、ブリーチをした後にヘアマニキュアをすると綺麗に色が出ますね。
カラートリートメント
カラートリートメントは、髪の毛をトリートメントしながら髪の表面のみを着色するもので、色持ちしにくいものの、髪の毛や頭皮にとっては最もダメージが少ない方法です。
染色作用は薄いものが多いですが、おうちでも手軽にできダメージが少ないので、ダメージが気になる方はカラートリートメントを繰り返しするという方法があるということをひとつ覚えておくと良いです。
ヘアスプレー・ヘアマスカラ
シャンプーで簡単に落とせる一時着色料です。学生時代、染めてはいけないのに染めてしまった時の黒染めスプレー・・・経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
髪の表面だけに顔料がついて色が変わっている状態になるのでシャンプーですぐに落ちる為、1日だけ染めたい時などすぐ落としたい時におすすめのカラーリング方法です。
1日限定で特別なカラーや気分を変えたカラーリングをしてみたいときは手軽に出来ていいですね。
パーマ剤
カラーとは違いますが、パーマ液も細かく分類していくといくつも種類があります。こちらは今回カラーがメインのお話になりますので大きくパーマ液と呼ばれるものの特徴と仕組みをお伝えしますね。
パーマは、還元剤である1液で髪の毛の結合を一度切断し、2液と呼ばれる酸化剤でカールがついた状態で再結合することでかけることが出来ます。
ちなみに、パーマ液の種類の違いは、今の髪質やダメージ具合、仕上がりの質感の違いや、パーマのかかりの強さ、髪へかかるダメージなどにより薬剤の成分や強さを使い分けるものになります。
一般の方がこの種類まで把握していることはまず少ないと思いますので、知識のある美容師さんにお任せすれば間違いないですね。
縮毛矯正
ストレートパーマと縮毛矯正は同じまっすぐにするパーマだと思われやすいですが、実は施術方法や効果がかなり異なります。
ストレートパーマは名の通りパーマのストレート版だと思って頂ければ分かりやすいです。
縮毛矯正は薬剤と、ストレートヘアアイロンなどで熱を当てることでくせ毛を伸ばす施術になります。元々きついくせ毛などでおさまりが悪いなどくせに悩む方に人気の方法です。
こちらもパーマ同様毛髪への多少のダメージは出ますので、その後のケアが大切です。
薄毛とヘアカラーとの関係
ここからが本題です。薄毛とヘアカラーとの関係を詳しく見ていきましょう。
何が原因になって薄毛につながってしまうのかについて紹介します。
毛髪や頭皮にダメージが出る薬剤とは?
先ほどご紹介した中でより髪の毛や頭皮に影響が出やすいカラー剤はどれでしょうか?
毛髪に枝毛や切れ毛などダメージが出る可能性があるのは髪の内部にまで作用するブリーチ剤やパーマ剤、ヘアカラー剤、縮毛矯正などです。
しかし、女性の薄毛の項目で簡単にお話をさせて頂いたように、実はカラーリング自体がイコール薄毛の危険性があるのだ!ということではありません。
ただし、例外として自己免疫疾患のある場合は自分の細胞を外敵と判断して攻撃をしてしまう状態にあります。
その状態でカラーリングをして頭皮に付着してしまうと、毛根細胞がダメージを受けてしまう場合がありますのでそういう場合はカラーリングは避けましょう。
通常はヘアカラー自体が頭皮にとってNGというわけでなく、薬剤が頭皮に付着してしまうことが薄毛を招いてしまう原因になりかねないのです。
例えば毛先しか染めないとか、パーマでも液剤が頭皮にかかることがなければ頭皮にまで影響が行くことは無いのです。
頭皮への影響
頭皮に薬剤が付着することでそこから炎症を起こし抜け毛が増える場合があります。
更に気を付けて頂きたいのは、頭皮に薬剤が付着したままの状態で毛穴に残っていると毛穴詰まりの原因になったり、菌の繁殖の原因になることがあります。
おうちでセルフカラーをされるという毛染め方法も最近は多いと思いますが、ホームヘアカラー専用の毛染め剤というのは残留アルカリがサロンカラーよりも残りやすかったり、自分で染めることで必要以上に頭皮に付着してしまう可能性も高いのです。
ホームカラーは金銭面をリーズナブルに抑えることが出来たり、自宅で自分が空いた時間に施術が出来る点ではとても便利ですが、可能であればサロンでヘアカラー薬剤をプロに選定してもらい、プロの手法で染めてもらいましょう。
ちなみに、残留アルカリとはヘアカラーやパーマなど薬剤を使用する施術をした際に、使われたアルカリ系の薬剤が髪の毛や頭皮に残ってしまっているもののことを言います。
これは実は通常のシャンプーやトリートメントだけで完全に取り除くことは難しいのでなかなかやっかいなのです。
残留したアルカリやカラー液をそのままで放置してしまうと、頭皮環境が悪化し髪の毛に充分な栄養分が行き渡らなくなり髪が細くなったり抜けやすくなることに繋がっていきます。
薄毛のケアのポイントはそうなることを避けるためにしっかりとアフターケアをすることです!
では、どうやってケアをすれば良好な状態の頭皮を保つことが出来るのでしょうか?カラー後のアフターケアを詳しく見てみましょう。
カラー後のアフターケア
カラーをした後は、しっかりと頭皮の毛穴を綺麗にして詰まりが無い状態を作りましょう。その後は乾燥しやすくなっているのでたっぷりと保湿をすることが重要になってきます。
デトックスケア
美容院でカラーをしたのであれば、ヘアカラー後に炭酸スパや炭酸シャンプーなどで不要なものを毛穴から浮き上がらせて落としてもらうといいですね。
他にもカラー後にできる毛穴ケアなど美容院によって様々ですので、担当の美容師さんに聞いてみましょう。
最近はヘッドスパ専門店なんかも増えてきておりますので、専門店でプロに頭皮ケアしてもらうのもいいですね。
もしおうちで毛穴をデトックスするケアをしたいのであれば、ホームケア用の頭皮用デトックスオイルやジェルなんてものが効果的です。
頭皮が元々乾燥しやすい方や敏感肌の方は、出来るだけ保湿成分が一緒に配合されているものやオーガニックなものの使用をおすすめします。
保湿ケア・栄養補給
よし、デトックスが出来たから、毛穴がスッキリと綺麗になったからそれでOK!ではありません。毛穴に何も詰まりがなくても頭皮全体の状態が悪ければ抜け毛や薄毛の予防や改善にはまだまだ遠いのです。
特に、大人の女性は男性に比べて頭皮が常に乾燥状態の方が多いです。
ですので、先ほどデトックスケアでも乾燥肌の方は保湿成分配合のものをとお伝えしましたが、お肌と同じように保湿をしてあげることがとても重要になります。
まだ薄毛が気になっておらず、予防の観点で対策としてケアをされるのであれば頭皮の保湿用化粧水で充分ですが、薄毛が気になりケアをされるのであれば女性用育毛剤を使用しましょう。
頭皮ケアを日々の習慣にしましょう
デトックスケアや保湿、頭皮の栄養補給・・・これらは、できるのであれば普段から常にお顔のスキンケアと同じように日常のケアとして取り入れているとより健康な頭皮と綺麗な髪の状態を保ちやすくなりますのでオススメです。
ただ、念押しするようですがデトックスは過剰にしすぎると、今度は頭皮が乾燥しすぎてしまいかゆみや乾性のフケの原因などにもなりますのでホームケアであれば1週間に1回程度でいいでしょう。
サロンでケアしてもらうのであれば、担当の方にあなたの今の頭皮状態に合ったおすすめの周期を聞いてみて下さいね。
保湿ケアや栄養補給は、毎日習慣にしているとより良い頭皮状態を保ちやすくなります。
まとめ
今回は、ヘアカラーと女性の薄毛との関係についてお伝えさせて頂きました。
関連記事やメディアなどで様々な情報が飛び交いますが、何をするにしてもなってからのケアでは大変。気になり始める前にケアを始めることがおすすめです。思い立ったその日から始めましょう!
女性の薄毛は、事前の対策や日々の習慣で予防、改善できる場合が多くあります。お顔やお肌に加えて、頭皮のケアも日々頑張ってみましょう!
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