納豆を食べるとハゲるというのは嘘?本当?気になる噂の真相を究明!

皆様は、納豆と聞くと、髪に対してどのような影響があるとお考えでしょうか。一見すると体にもよさそうですし、髪にも良い影響がありそうです。しかし、インターネットで検索してみると、気になる噂が、それは、納豆を食べるとハゲるというのです。

私はびっくりしてしましましたが、いろいろな噂を読んでいると、インターネット上では、納豆を食べるとハゲるという意見と、逆に薄毛や若ハゲ予防に効果的であるという意見がそれぞれ対立しています。

最近巷でささやかれている、納豆を食べるとハゲるという噂。実際のところ、納豆を食べると、頭髪にはどのような影響があるのでしょうか。今日は、納豆の噂の真相を、究明してみたいと思います。

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納豆の噂の真相

噂

いろいろと食や髪の毛関連の本を読んでみた結果、結論から言ってしまうと、納豆を食べるとハゲる、という噂は真っ赤な嘘であることが分かりました。むしろ、納豆を食べることによって、実際に若ハゲや薄毛の予防に効果があるということです。

確かに考えてみれば、様々な見地から健康食品として人気を集める納豆ですから、納豆を食べて薄毛になるということはにわかには信じがたいです。

納豆を食べるとハゲるという噂が広まった理由

ではなぜ、納豆を食べるとハゲるという噂が広まったのでしょうか。それはおそらく、納豆に含まれているセレンという栄養素を過剰に摂取することによって、薄毛を引き起こすと考えられてきたからです。

しかし本来、セレンは通常の食品から摂取する分には過剰摂取となることはまずありませんのでご安心ください。セレンは肉類、魚介類、藻類、卵黄に含まれており、抗酸化作用が高く、老化の原因ともいわれる身体の酸化を防いでくれる働きがあります。

むしろ、適量摂取であれば薄毛、脱毛にも効果があることが分かっています。

納豆の薄毛、若ハゲ予防効果

納豆を食べることは、毛髪に対して、様々な良い効果があることが、今では分かっています。とりわけ、納豆の原料である、大豆は植物性のたんぱく質が多く含まれています。毛髪の成長にはたんぱく質が必要不可欠ですから、納豆は、毛髪を成長させるにはもってこいなのです。

加えて、大豆のたんぱく質は植物性ですから、毛髪の成長には、動物性のたんぱく質に比べて、髪へ到達しやすいことも分かっていますので、肉や魚などを食べてたんぱく質を摂取するよりも、髪の成長のためには、より効率が良いです。

あまり動物性のたんぱく質を摂取しすぎると、今度は逆に血液がドロドロになってしまい、逆にハゲてしまう可能性も高くなります。

また、納豆にはイソフラボンも多く含まれており、2パックで、1日に必要なイソフラボンを摂取することが可能です。

イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンに似た構成を持っており、イソフラボンを摂取することで、抜け毛の原因である男性ホルモンのテストステロンの分泌を抑制する効果もありますので、若ハゲや薄毛予防には絶大な効果を発揮します。

さらに、ナットウキナーゼという、納豆に含まれている物質は、血栓の予防にもなり、血液をサラサラにしてくれる効果も持っていますので、ハゲることへの予防にもなるのです。

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髪にやさしい、納豆のお勧めの食べ方

大豆

納豆が若ハゲ、薄毛予防に効果があることはお分かりいただけたかと思いますが、ただ納豆のみを食べるよりも、食べ合わせによってはより効果を発揮します。

栄養はバランスよく摂取することが必要不可欠ですから、その栄養素だけをひたすら摂取するよりも、様々な髪にもよい栄養素をバランスよく摂取した方が、相乗効果も生まれて、より効率よく育毛することができます。

お手軽に食べられて、効率よく髪にやさしい成分を摂取できる、お勧めの食べ合わせをご紹介していきます。

キムチ納豆

納豆はキムチと食べ合わせることによって、大きな育毛効果が期待できます。キムチと納豆って合うんだろうか、と思われる方もいらっしゃるかとは思いますが、実はこれが合うんです。キムチを細かく刻むとよりグッドです。

実は韓国の薄毛率は日本の26%に比べて、22%と低いというデータもあります。その理由が、キムチを食べているからというのです。

キムチがなぜ薄毛に良いのかというと、トウガラシの辛味成分であるカプサイシンが、血流の流れをよくし、頭皮や毛母細胞に対して、酸素や栄養を行き渡らせやすくしてくれるからだそうです。

日本の発毛食代表である、納豆と、韓国の発毛食代表であるキムチが合わされば、一石二鳥、鬼に金棒ですよね。

とはいえ、本当に相乗効果があるのだろうかと疑問に思われる方も多いかとは思いますが、実は、納豆とキムチの組み合わせは、非常に相性がいいんです。

納豆に含まれるイソフラボンが、CGRPという物質を作り出すことが知られていますが、この物質が各細胞に働きかけることによって、1GF-1という物質を増加させ、毛母細胞に髪の毛を作るように促します。

さらに、トウガラシの辛味、カプサイシンが新陳代謝と血流をよくすることによって、効率よく毛母細胞へ1GF-1を生成し送り込む効果があるのです。これによって、より効率よく毛髪を育てることができるのです。

1GF-1について

1GF-1とは、インスリン様成長因子-1といい、インスリンのような作用を持つ物質です。1GF-1は成長ホルモンの分泌によって肝臓から分泌されます。

1GF-1の主な作用は、例を挙げると、細胞成長の促進、タンパク合成、筋肉合成の促進、老人の筋萎縮改善、脂肪分解の促進、骨密度増加、蝶組織の改善、などがあります。インスリン同様、筋肉や骨、肝臓、腎臓、神経や皮膚の細胞など、体の様々な細胞に作用します。

1GF-1は成長ホルモンと同様、身体を健康に保つために重要な役割を担っています。近年では、育毛効果だけでなく、アンチエイジングや、糖尿病患者に対する、インスリン抵抗性の改善の効果も注目されています。

CGRPとは

CGRPとは、カルシトニン遺伝子関連ペプチドという物質で、血管拡張、心拍数減少、心筋収縮力増大を引き起こしたりするといわれています。

カプサイシンによって、CGRPの放出を促し、それによって、毛母細胞へ働きかけ、発毛、育毛を促進します。しかし、カプサイシン単体ではCGRPを作り出すことはできません。CGRPを自ら作り出すためには、イソフラボンが必要であると考えられています。

1GF-1を増やす食物

1GF-1は、納豆に含まれるCGRPを摂取することによって、体内で増加します。1GF-1を増やす食べ物と成分は以下の通りです。

肉、魚介類:コラーゲン

海藻類:フコダイン、海苔ペプチド、ラミニン

鮭、甲殻類:アスタキサンチン

生姜:ジンゲロール

ニンニク:S-アリルシステイン

根菜類:イヌリン

玄米:GABBA、ビタミンB1、γ-オリザノール

果物、野菜類:GABBA

オリーブオイル:オレイン酸

発酵食品:タウリン、アグリコン型イソフラボンなど

山葵:6-MS芥子油

コーヒー:クロロゲン酸

チョコレート:カカオポリフェノール

緑茶:カテキン

上記の食品を見ていただくと、いわゆる日本食が、いかに育毛に良いかがわかります。大豆から作られる納豆や味噌などの発酵食品、また海藻類は昔からみそ汁や納豆として定番ですが、実はこれが一番育毛にはよいのです。ぜひ、積極的に摂取するようにしましょう。

食物以外で摂取する

なかなか忙しい方もいらっしゃると思いますので、毎日の食事で1GF-1を作り出す食事を摂取するのが難しいという方もいらっしゃると思います。そんな方は、サプリメントで補うことも、一つの手段です。

近年では、育毛、薄毛予防に関する分野の研究も進んでおりますので、よりバランスよく栄養素を補うようなサプリメントも多数発売されています。また、育毛剤にも1GF-1の理論を活用したものもありますので、いろいろ探してみてはいかがでしょうか。

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まだまだある、育毛に効果のある食べ合わせ

食べ合わせ

もちろん、納豆とキムチ以外にも、育毛に効果的な食べ合わせはたくさんあります。今日はそれをいくつかご紹介したいと思います。一番重要なのは、継続してバランスよく髪に良い食事をとり続けることです。

たまには外食も仕方のないことですが、無理に外食を控えて負担に感じることは一番髪にとって良くないことです。外食の際も、髪に良い成分を摂取するように努めるなどして、普段の食生活を考えていきましょう。

育毛に効果のある成分

まず、はじめに、育毛にはどのような栄養を摂取すればよいのかを把握しておきましょう。どんな食材が、髪にとって良いか、また、どんな食べ合わせが効果を発揮するのかを把握して、普段の食生活、献立を考えていきましょう。

育毛に効果のある成分は以下の通りです。

たんぱく質

こちらは納豆でもご紹介しましたが、味噌や豆腐などの食品に多く含まれています。大豆死品を摂取すれば、アミノ酸も多く含んでいますので一石二鳥の育毛には欠かせない食品で、一番基本となるウィ要素です。

ビタミン

たんぱく質を栄養として取り込むためにはビタミンの助けが必要不可欠です。とりわけビタミンA、ビタミンB6、ビタミンE、ビタミンDの摂取が効果的です。

ビタミンAは緑黄色野菜やうなぎに多く含まれており、皮膚や爪、髪の毛の健康を保つ働きがあります。

ビタミンB6はイワシ、マグロ、サバなどの魚類を採るとよいでしょう。こちらは健康な髪の毛を作るのに役立ちます。

ビタミンEは植物油やナッツ類に多く含まれていますが、血行をよくし、頭皮に対してたくさんの栄養や酸素を送ることに役立ちます。

ビタミンDはあん肝や鮭、にしん、サンマ、サバ、カレイやしらす、イワシなどの魚に多く含まれています。ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、血行を促進するのに役立ちます。

実はカルシウムは、髪の毛を黒くするメラノサイトの生成に重要な物質ですので、こちらも積極的に摂取するようにしましょう。

ミネラル

ミネラルとは、海藻類に含まれるヨウ素や、貝類や緑茶に含まれる亜鉛などの総称です。ミネラルを摂取することで、肌が丈夫になり、抜け毛の予防になります。

しかし、気を付けなければならないのは、有害ミネラルというものもあります。これは、毛髪の育成にとって良くないので、摂取しないように気を付ける必要があります。

有害ミネラルにはいろいろありますが、基本的には食器や排気、農薬などからの摂取が一般的です。避けようがないものも多くありますが、中でもたばこは有害ミネラルの中でも一番回避できることができるものです。

煙草をやめるのはなかなか難しいですが、健康には百害あって一利なしです。髪のためにも、減煙、禁煙を心がけましょう。

また、リンゴなどの酵素が含まれている食べ物や、ダイコンやゴボウなどの根菜類、わかめやひじきなどの海藻類、玉ねぎやニンニクなどの血液をサラサラにしてくれる野菜にはデトックス効果があり、有害ミネラルを体内に排出してくれる効果があります。こちらも、気を付けて、摂取するようにしましょう。

育毛に効果のある食べ合わせ

豆腐とわかめのお味噌汁

こちらは当たり前の料理のようにも見えますが、味噌をベースに豆腐とわかめが入っていることで、イソフラボンもミネラルも豊富に摂取できる育毛には最適なメニューなのです。具をアレンジするだけで、毎日のご飯のおともにもってこいなのでお勧めです。

同じような組み合わせで言えば、冷ややっこに海苔の佃煮を載せるだけでも、立派なおつまみになりますし、大豆食品と海藻類を気軽に摂ることができます。

マーボー豆腐

こちらは先ほどご紹介した納豆キムチと似たような組み合わせですね。大豆のイソフラボンと、トウガラシのカプサイシンという、育毛には鉄板の組み合わせです。また、キムチ鍋も、同様にCGRPを増加させる作用がありますので、お勧めです。

カキフライ

実は、育毛にかかせない亜鉛を最も含む食材は牡蠣なのです。とはいっても、牡蠣ばかり毎日食べていては過剰摂取になりますのでお気を付けいただきたいですが、現代人の食生活では亜鉛が不足しがちなので、できればこまめに摂るようにしましょう。

また、キムチ鍋に牡蠣を入れれば、亜鉛も、カプサイシンも、イソフラボンも摂取することができますので、より理想的なメニューといえるでしょう。

最後は意外とシンプルですが、これが実は育毛には理想的な食材なのです。卵はミネラル豊富で、髪の成長を助けてくれます。

ただし、卵かけごはんはNGです。生卵の状態で、かき混ぜて食べることによって、白身の中にあるアビシンというたんぱく質が黄身の中にある、育毛に重要なビオチンと結合して、ビオチンが体内に吸収されるのを妨げてしまいます。

ビオチンが一番効率よく摂取できる食べ方はゆで卵です。これならお手軽に食べられますし、普段の生活にも取り入れやすいのではないでしょうか。

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まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか。巷でまことしやかにささやかれている、納豆を食べるとハゲる、というのは全くの嘘で、実はむしろ髪にとっては理想的な育毛食品であるのです。

なぜ、そんなうわさが流れるに至ってしまったかというと、どうやら、納豆に含まれるセレンという物質を、過剰に摂取すると薄毛を引き起こすという説から広まってしまったようです。

ですが実際は、セレンはよっぽどのことがない限り、過剰摂取にはなりません。ですから、納豆を食べて薄毛になるということはないわけです。

むしろ納豆は、植物性のたんぱく質が豊富で、髪を健康に保つにはもってこいの食物です。イソフラボンも豊富に含まれており、女性ホルモンの分泌を抑えてくれるうえ、ナットウキナーゼが血中をサラサラにし、髪に栄養と酸素を届ける手助けをしてくれます。

また、納豆は食べ合わせによってより強い威力を発揮することも分かっています。

キムチなどに含まれるトウガラシの辛味成分であるカプサイシンと一緒に摂取することで、イソフラボンが増加させた発毛成分のCGRPが、1GR-1という髪の成長を促す物質を作り出し、効率よく髪まで栄養とともに届けてくれることが知られています。

そして、この1GF-1は、様々なCGRPが含まれる食材を取ることで増やすことが可能です。バランスの良い食事こそが、髪の成長と保全には不可欠なのです。

以上の記事を読んでいただいて皆様にはもうお分かりのこととは思いますが、日本食には様々な育毛効果のある食材が使われています。

現代人は食もかなりグローバルになり、その影響で日本食を食べる機会も減ってきています。しかし、日本食のバランスの良い食事は、髪にも良い影響があります。ぜひ皆様も、食の観点から育毛を見直してみてはいかがでしょうか。

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