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生え際付近の髪が、まるで剃り込みを入れたかのように後退しているのに気付いて、愕然としたことはありませんか。若い頃に比べるとおでこが広くなったなあと、感じている男性は少なくないでしょう。
年齢によって多少おでこは広くなっていきますが、もしかしたらその剃り込み部分の後退はM字はげレベルなのかもしれません。M字はげの原因とは、どこまで後退したらM字はげレベルなのか、M字はげの改善方法についても解説します。
目次
剃り込みとは?後退していたらM字ハゲ?
前髪が後退すると剃り込みが深くなったということがありますが、そもそも剃り込みとは何なのでしょうか。また若い男性でも自分はM字ハゲではないかと、気にしている人が少なくないようです。剃り込みとM字ハゲとの違いは何なのでしょうか。
剃り込みは髪型の一種
剃り込みとはデジタル大辞泉など各種辞書・辞典・事典によると、額の生え際などを深く剃り込んだヘアスタイルを指すヘアスタイル関連用語です。また剃り込んだ部分のことを指す用語でもあり、「剃り込みが入っている」という使い方もします。
昔の不良はリーゼントスタイルに、生え際に剃り込みを入れているのがファッションだった時代もあったようです。
最近ではサイドを刈り上げたツーブロックのヘアスタイルが人気ですが、刈り上げ部分にいろいろな剃り込みを入れるアレンジも、おしゃれで個性的な髪型として人気です。
リーゼント(ポンパドール)は最近でもおしゃれヘアとして人気のスタイルですが、やはりかつてのように剃り込みは入れなくても、生え際のラインはきれいに整えてある方がおしゃれでしょう。
M字ハゲとは
本来剃り込みは人の手が加えられたヘアスタイルを指す言葉ですが、ナチュラルに剃り込みが入る、つまり、生え際がM字部分の形のように後退してしまうハゲの症状をM字ハゲといいます。ナチュラルな剃り込みとは笑えない話ですが、若い男性でも起こる症状です。
ハゲや薄毛の問題は人にとって繊細な問題なので、なかなか身近な人に相談しにくい部分があります。
おでこが広くなったのではないか、M部分が気になると、ハゲラボさんのような情報サイトで情報収集したり、Q&Aサイトの薄毛、抜け毛カテゴリで悩みを相談したりシェアする人も多いようです。
薄毛やクセ毛はなかなか解決できない髪の悩み、家族、友人、先輩など周囲の人に相談しづらかったり、わかってもらえないもどかしさがあるようです。
剃り込みが後退するM字ハゲの原因
自然に剃り込みが入ってしまうM字ハゲは男性型脱毛症によるものなのだそうです。最近CMでもよく聞かれる、男性型脱毛症(AGA)とはどんな脱毛症なのでしょうか、そしていったい何が原因でM字ハゲになってしまうのでしょうか。
男性型脱毛症(AGA)とは
男性型脱毛症(AGA)とは男性ホルモンDHTが直接の原因で起こる進行性の脱毛症のことです。男性型脱毛症は30代後半~50代で発症することが多いですが、もっと若い人でも発症することがあります。
男性型脱毛症の進行の仕方には3つのタイプがあります。頭頂部からハゲの進行が進むO字型、生え際の剃り込み部分が後退するM字型、側頭部の髪を残し前頭部から頭頂部まで後退してしまうA字型です。いわゆるM字ハゲと呼ばれる症状は、男性型脱毛症の一種です。
悪玉男性ホルモンDHTとは
男性ホルモンにはいくつか種類がありますが、9割はテストステロンと呼ばれる男性らしい骨格や闘争心と関わるホルモンです。
ところがこのテストステロンが頭皮の毛乳頭にある還元酵素(5αリダクターゼ)によって、ジヒドロテストステロン(DHT)という男性ホルモンになることがあります。
DHTは良い役割もあるのですが、髪の毛を薄くし、髭や体毛を濃くする作用があり、髪の毛にとっての悪玉男性ホルモンと称されています。
M字ハゲは髪の毛周期が乱れて起こる
髪の毛も含め、体毛には生え変わりの毛周期(ヘアサイクル)があり、毛周期には大きく分けて成長期・退行期・休止期の3つの時期があります。
男性の場合通常であれば成長期は2、3年から長ければ5年あり、退行期が2週間、成長がストップして自然脱毛し、髪の生えない休止期が3か月あります。
ところが悪玉男性ホルモンDHTが毛乳頭のレセプターと結びつくと成長期が短くなり、数か月や半年で終了、退行期・休止期へとすぐに移行してしまいます。
ヘアサイクルが短くなることで、髪が太く長く成長できないまま抜け落ちてしまいます。こうして抜け毛が増え、生え際のM字部分が後退してしまうのがM字ハゲです。
悪玉男性ホルモンの生成と関わる5αリダクターゼは生え際と頭頂部に多いのですが、特に生え際部分は5αリダクターゼが多く、影響を受けやすいとされています。また生え際は血流が良くないため髪の毛へ栄養が十分行き渡りにくいともされています。
そのためM字ハゲが進行すると回復が難しいとされ、改善したければ早めに対策をするべきだと言われています。
剃り込みの後退を自己診断する方法
前より広くなったように感じるおでこ、単に少し広くなっただけなのか、それとも本当に後退しているのか、一度気になると何度も鏡で確認したくなりますよね。自分のM字はげレベルはどの程度のものなのか、簡単にチェックしてみましょう。
生え際を写真撮影してチェック
まずは自分の生え際のM字部分を、スマホや携帯電話で良いので写真撮影してみましょう。拡大した時に毛穴が見えるように撮影します。
撮影し終わったら画像をアップにして、毛穴を見てみましょう。1つの毛穴から出ている髪の毛は1本から4本です。生え際付近は1つの毛穴から出ている本数が少ないです。
おでこの中央部分の生え際と剃り込み部分の生え際の毛穴を比べた時に、毛穴から出ている髪の毛の本数に違いがあれば、おでこが広くなったのではなく、M字はげが進行している可能性があると言われています。
骨格など個人差があり一概には言えませんが、両耳を結んだ線と剃り込み部分が2センチ以下ならM字ハゲが進行しているという基準もあります。
また眉毛を上げたときにおでこにできる一番上のシワから生え際の間に、指が2本以上入ったらハゲが進行しているとも言われています。
M字はげレベルがどの段階かチェック
生え際から頭頂部まで見えるよう写真を撮影して、自分のM字はげレベルがどのぐらいの段階まで来ているのか、レベル別に確認してみましょう。
M字ハゲ①レベルの初期段階では髪の毛の量自体はさほど変わっていないようですが、前髪を上げておでこをチェックすると、剃り込み部分が少し後退している状態です。
M字ハゲ②レベルでは初期段階より剃り込み部分が深くなって、産毛や細い毛が増えたように見えます。M字はげだと言われてしまうレベルです。
M字ハゲ③レベルまで来ると、剃り込み部分が頭頂部側にかなり寄ってきて、眉から生え際までの距離がかなり大きくなってしまいます。剃り込み部分の産毛もなくツルツルになってきます。
M字ハゲ④レベルでは頭頂部の薄毛とつながってしまったり、前髪の中央部だけ少し髪が残っている段階です。
M字ハゲは頭頂部のハゲよりも回復するのが難しく、時間がかかると言われています。M字ハゲ①~②レベルのうちに、早めに対策をしておきましょう。
剃り込みの後退を予防・改善する対策方法
剃り込みが後退してしまうM字はげ、自分でもできる予防法や改善方法もあるそうなので、気になる人はぜひ実践していきましょう。髪を健康に育てるヘアケア、頭皮ケア、生活習慣、そして育毛剤での対策方法について紹介します。
ヘアケア・頭皮ケアでM字はげ対策
頭皮環境が悪いと、健康な髪が生えてこないと言われています。頭皮の皮脂は多くても、逆に少なすぎても良くないそうです。頭皮環境を整える良いシャンプーを使って髪が健康に育つ土台を作りましょう。
シャンプーは洗浄力の高いものを選ぶと頭皮が乾燥してしまいます。水分の少ない頭皮は弾力がなく、血流も悪くなると言われています。また乾燥させすぎることで頭皮湿疹など皮膚のトラブルがあったり、紫外線など外部からの刺激にも弱くなります。
頭皮や髪に優しい洗浄成分が中心のアミノ酸系シャンプー、ハリやコシを出してボリュームアップさせたい人、育毛効果を期待したい人は育毛シャンプーを使うのがおすすめです。
夏の暑い時期、皮脂の特に多い人は、スペシャルケアとしてクレンジングシャンプーや炭酸シャンプーの使用も良いです。
シャンプーは毎日夜のうちに行い、汚れや皮脂、整髪料を落とした清潔な頭皮の状態で寝るようにしましょう。髪はしっかり乾かしてから寝るのも重要です。
頭皮マッサージでM字はげ対策
頭皮は毛細血管が他の場所より少ないと言われています。毛細血管で運ばれた栄養が髪の元となるので、ただでさえ血流があまり良くない頭皮の血行が悪くなると、栄養が髪に行き渡らず、健康な髪が育ちにくくなります。
特に生え際部分は血流が良くないそうなので、頭皮のマッサージで血行をよくし、髪に栄養を与えやすくしましょう。
頭皮のマッサージ方法は両手の指の腹を使って、おでこの生え際から頭頂部へと頭皮を動かすように揉みます。こめかみや襟足も同様に行います。
マッサージ用のグッズもありますが、こするようにマッサージしたり、効果を高めようと時間をかけて行うのは逆効果です。頭皮や髪に刺激を与えすぎないよう、マッサージは1回5分程度にしておきましょう。
生活習慣改善でM字はげ対策
髪が健康に育つには、髪の毛に栄養が十分に届くようにしないといけません。健康な体作りが結局M字ハゲ対策にもなっていきます。
まずは栄養バランスの良い食生活を心がけましょう。極端なダイエットや偏食に心当たりのある人は改善を、特にタンパク質は不足しないよう注意してください。
髪の毛は体の各部分同様、タンパク質でできています。不足すると生命維持に必要な部分から消費されるため、タンパク質(アミノ酸)が髪の毛まで十分届きません。タンパク質は肉、卵、乳製品、魚、大豆や大豆製品などから摂取できます。
またビタミンやミネラルも髪の毛が生成されるのに必要な栄養素です。レバー、緑黄色野菜、果物、海藻、亜鉛を含む牡蠣や卵が髪の成長に良いと言われています。
次に睡眠不足にならないよう、1日6時間は寝るようにしましょう。6時間未満の睡眠が続くと健康を損なうというデータもあります。
睡眠中は髪を健康に育てる成長ホルモンが分泌されます。睡眠時間が少なかったり、眠りが浅いと十分に成長ホルモンが分泌されないそうです。規則正しい生活を心がけましょう。
さらに適度な運動を継続して取り入れることもおすすめします。運動不足は血行が悪くなりやすいです。ウォーキングや軽めのランニングなど、体を動かすことを意識しましょう。筋トレも成長ホルモンの分泌を促します。
育毛剤でM字はげ対策
育毛剤には血行促進成分、毛母細胞を活性化する成分、保湿成分、抗菌・抗炎症成分、5αリダクターゼを抑制する成分、イソフラボンなど女性ホルモン様の成分が入っていて、頭皮環境を整え、薄毛・抜け毛の予防、育毛・発毛を促進するなどの効果・効能があります。
育毛剤には男性用・女性用のものがありますが、女性は男性と頭皮の肌質や髪質、薄毛の仕組みが異なるため、M字はげ予防・対策をしたい男性に、女性用の育毛剤はおすすめできません。男性用の育毛剤や育毛剤チャップアップのような男女兼用のものを利用しましょう。
M字はげレベルがやや高い人は、化粧品や医薬部外品の育毛剤やスカルプエッセンスでは効果が現われにくいかもしれません。医薬品の育毛剤(発毛剤)の方が発毛の達成感が期待できますが、使用感は一般的な育毛剤に比べると使いづらい部分もあります。
どの育毛剤を使うべきか口コミやレビューも参考に、価格設定だけでなく効果もチェッしてから購入すると良いでしょう。
剃り込みの後退対策に薄毛治療薬
M字ハゲの段階がかなり進んでいる人、育毛剤も試したけれどあまり効果がなかった、医薬品は肌が弱くかぶれてしまう、という人は、専門家である薄毛治療のお医者さんに診てもらい、治療薬を処方してもらうのがおすすめです。どのような治療薬があるのか簡単に紹介します。
フィナステリド
男性型脱毛症の一種であるM字はげは、男性ホルモンDHTが直接の原因で起こります。そしてDHTは毛乳頭内の5αリダクターゼが、別の男性ホルモンであるテストステロンと結びついてし生成されます。
AGA治療薬のフィナステリドは5αリダクターゼを働きを阻害する内服薬です。フィナステリドを服用することで抜け毛が抑制されます。フィナステリドが成分である最初の治療薬がプロペシアで、最近はジェネリックが増えてきました。
フィナステリドは2型の5αリダクターゼを抑制しますが、デュタステリドという1型・2型両方の5αリダクターゼを阻害する治療薬も新しく出て、注目されています。
個人輸入でも海外のフィナステリドを安く購入できますが、何かあった場合も自己責任になります。肝機能・男性機能・抑うつなどの副作用も報告されているので、医師の処方のもとで服用するのがおすすめです。
治療薬以外の脱毛症治療法
プロペシア(フィナステリド)は抜け毛の抑制に効果のある薬ですが、他の薬やミノキシジルなどの発毛剤と併用しても、頭頂部に比べると生え際のM字部分は増えるまで時間がかかったり、効果が現われにくいようです。
薬や成長因子を直接頭皮に注入する手術もありますが、美容皮膚科で行われている自分の毛包を移植する自毛植毛という方法もあります。
自毛植毛は髪を増やしたいところに増やせるので、剃り込みの気になる部分にだけ増やしたり、限度はありますが増やしたい量を自分で選ぶことができます。
まとめ
剃り込みが自然と後退してしまうM字ハゲは、男性型脱毛症の一症状です。男性型脱毛症(AGA)は悪玉男性ホルモンDHTが原因で起こる、進行性の脱毛症です。
男性は20代後半ぐらいからおでこが広くなることは多々ありますが、生え際が早くから後退する人も少なくありません。写真で髪の後退具合がどの程度なのか、チェックしてみましょう。
生え際部分はDHTの生成と関わる5αリダクターゼが多いこと、血流が悪いこともあって、M字ハゲを回復するのは頭頂部のハゲより難しく、時間もかかるそうです。
剃り込みの後退を改善する方法・M字ハゲ予防の方法として、適切なヘアケア・頭皮ケア、血行を良くする頭皮マッサージ、栄養バランスの良い食事、睡眠をちゃんととって適度な運動をすることが挙げられます。
育毛対策には育毛剤もおすすめですが、剃り込みの後退の進行がかなり進んでいて心配な人、治療を試したい人は、医療機関に相談してみましょう。
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