髪の毛がベタベタする原因は?対処法と予防方法を紹介!

毎日シャンプーしているのに、髪の毛がベタベタして困ることがありませんか。シャンプーでしっかり洗っているつもりでも、汚れが洗い流せていないのかもしれません。

もしかするとシャンプーではなくスタイリング剤のつけ過ぎ、食生活やストレスによる過剰な皮脂分泌が、ベタベタの原因になっている可能性もあります。

髪の毛がベタついた時の対処法、シャンプーや生活習慣による対策方法を実践し、サラサラの髪を目指しましょう。

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髪の毛がベタベタになる原因は?

黒髪青服ピアス女性

髪の毛がベタベタするのは遺伝・体質が関わることもありますが、シャンプーや油分の多いヘアケア剤やスタイリング剤、食生活などの生活習慣やストレスによる過剰な皮脂分泌も原因として考えられます。原因に思い当たることがあれば改善しましょう。

シャンプー剤が肌に合っていない

もしかすると今お使いのシャンプー剤が、脂性肌には向いていないタイプなのかもしれません。髪や肌の潤いを守るタイプのシャンプーを脂性肌の人が使うと、べたつきやすくなるかもしれません。

シャンプー剤によく配合されているジメチコンなどのシリコンも、オイリー肌の人には頭皮や髪がべたつく原因になる可能性があります。髪の毛がベタつきやすい人はさっぱりとしたタイプのシャンプーがおすすめです。

ただし洗浄力の強すぎるシャンプーは、頭皮トラブルを招く可能性もあるので注意しましょう。

洗髪方法に問題がある

シャンプーをする時予洗いにあまり時間をかけず、ざっとシャンプーするだけで終わらせていると、頭皮や髪のについた汗や汚れがしっかり洗い流せません。

特に汗をかいた日、夏の蒸し暑い日、スタイリング剤を多く使う人は、シャンプーで二度洗いしないと汚れがしっかり落とせないかもしれません。

シャンプー後にトリートメント剤を使う人は特に女性で多いと思われますが、髪の潤いを守るために軽くすすぐだけで済ませている人もいるのではないでしょうか。トリートメント剤もしっかり洗い流さないと、髪に油分が残ってベタつきの原因になります。

シャンプーを使わずに湯シャンで済ませている人も、髪がべたつきやすくなります。湯シャンが髪に良いと一時期話題になりましたが、脂性肌の人にはあまりおすすめできません。しっかりシャンプーを使って洗わないと、皮脂汚れが落とせない可能性があります。

シャンプーでの洗いすぎもかえって皮脂分泌を増やす原因になると言われています。洗い過ぎると水分や皮脂が必要以上に奪われ、肌を守ろうとして皮脂分泌がかえってさかんになることもあるそうです。

スタイリング剤のつけ過ぎ

ワックスなどの油分の多いスタイリング剤が、髪のベタつきの原因になっているのかもしれません。スタイリング剤のつけ過ぎはシャンプーでもかなり気を遣わないと、洗い流すのが難しくなります。適度な量をつけるようにしましょう。

男性ホルモンの影響

髪のベタつきはもしかしたら男性ホルモンの影響による、過剰な皮脂分泌かもしれません。

男性ホルモンの中でもDHT(ジヒドロテストステロン)と呼ばれるホルモンは、特に男性の薄毛・ハゲの原因になると言われているホルモンですが、皮脂分泌を促すことでも有名です。

オイリー肌の男性はハゲやすいと言われることがありますが、オイリー肌もハゲの原因も同じ男性ホルモンであることも少なくありません。

女性ホルモンの影響

女性ホルモンにはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)がありますが、プロゲステロンには水分を溜め込んだり、皮脂分泌を促して肌や髪に潤いとツヤをもたらす効果があります。

排卵と月経の黄体期にはプロゲステロンの分泌量が増えます。黄体期に皮脂量が増えることで頭皮や髪がベタつきやすくなることに、悩みを持つ女性もいるようです。

生活習慣に問題がある

日頃から糖質の高いものや脂っこいものばかり食べていたり、運動の習慣があまりないと中性脂肪が体に蓄えられやすくなります。中性脂肪は皮脂の成分であり、オイリー肌の原因にもなります。

睡眠不足は男性ホルモンの分泌を増やしたり、ストレスの原因になること、皮膚の修復機能が十分働かないことも重なって、肌の水分・油分のコントロールができない状態になり、脂性肌になりやすくなります。

ストレスの影響

強いストレスを感じると自律神経に影響を与え、ホルモンバランスが乱れやすくなります。すとれすにより男性ホルモンの分泌量が増えることで、オイリー肌になりやすいと言われています。

ストレスは髪のベタつきだけでなく薄毛やハゲの原因にもなりやすいです。ベタつきだけでなく薄毛も気になっている人は、ストレスにも要注意です。

頭皮は皮脂腺が多い場所

頭皮は皮脂腺の多い場所であり、皮脂分泌量が多くなりがちです。オイリー肌の人は頭皮の皮脂の過剰分泌による頭皮トラブルや、髪のベタつきも招きやすいです。ヘアケアによる対策方法とともに生活習慣の改善も行うことで、髪質改善を目指すのがおすすめです。

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髪の毛がベタベタする時の対処法

海ボーダー服女性

いくらしっかりシャンプーをしても、髪がベタついていては不潔な印象も与えかねません。外出先で不快な髪のベタつきを解消する方法として、ドライシャンプーやペーパータオルを使った髪のベタつき対処法があります。

ドライシャンプーを使う

ドライシャンプーはキャンプや入院中、ケガなどでお風呂に入れない時にも使いやすいですが、ベタつきが気になる人は外出前や汗をかいた後のケアにもおすすめです。仕事でヘルメットや帽子をかぶった後のヘアケアにも使いやすく、ベタつき解消に効果的です。

いくらオイリー肌でも水を使ったシャンプーを1日に2度も行うのは頭皮や髪のダメージにもなり、手間もかかります。ドライシャンプーなら水なしで使えるので、使いやすくおすすめです。

一般的なドライシャンプーはスプレータイプやパウダータイプですが、携帯しやすいシートタイプの商品もあります。ベタベタ髪が気になったときに手軽に使えるのでおすすめです。

ペーパータオルを使う

髪のベタつき改善方法として、ペーパータオルでベタついてきた髪の油分を取り除くのもおすすめです。

ペーパータオルは揚げ物などの油分を取るのに適していますので、髪の毛の油分を取るのにも良いそうです。家にあるペーパータオルを使えばコストもかからず、軽くて持ち運びにも便利です。

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髪の毛のベタベタ対策におすすめなシャンプーは?

ブロンド黒服女性

髪のベタつきをしっかり抑えるにはどのようなシャンプーが良いのでしょうか。洗浄力が高ければ良いというわけでもないようです。ベタベタ髪を回避するのに良いシャンプーはどのようなシャンプーなのか確認しておきましょう。

アミノ酸シャンプー

シャンプーに使われる合成界面活性剤(洗浄成分)の中でも、アミノ酸系洗浄成分は刺激もなく、頭皮や髪にも優しいと言われており、アミノ酸シャンプー(アミノ酸系シャンプー)はあらゆる人におすすめされています。

ただし頭皮や髪がベタつきやすい人は、アミノ酸シャンプーの中でも脂性肌用のすっきり洗い上げるタイプのものがおすすめです。

アミノ酸系洗浄成分は洗浄力が泡立ちが悪く洗浄力が低いものが多いですが、ラウロイルメチルアラニンNaやラウロイルアスパラギン酸は、肌に優しいのに洗浄力も高い成分です。

脂性肌の人がアミノ酸シャンプーを選ぶ際は、これらの成分が配合されているか確認しておくと良いでしょう。

石鹸シャンプー

アミノ酸シャンプーではさっぱりしないというオイリー肌の人は、石鹸シャンプーもおすすめです。石鹸シャンプーは脱脂力は強いですが、肌への刺激性は少ないです。

ベタベタしやすくニオイが気になっていた人が、無添加の石鹸シャンプーで頭皮環境が良くなったという声もよく聞かれます。石鹸シャンプーはオイリー肌の男性におすすめです。

ノンシリコンシャンプー

ジメチコン、シクロメチコンなどのシリコン剤は髪表面をコーティングしてツヤを出したり、指通りを良くする効果があります。

シャンプーに入っていると指通りが良くなる効果がありますが、シリコンが頭皮や髪の毛に負担をかけると言われており、美容師さんもシリコン配合のシャンプーはあまりおすすめしていません。

シリコンが入っていないと軋みやすいと言われていますが、髪が傷んでいるわけではありません。指通りを良くしたければ、シャンプー以外のリンスやコンディショナー、トリートメントなどで毛先を中心に油分を補うのが良いでしょう。

頭皮ケアシャンプー

最近ではヘアケアだけでなく頭皮をケアするという意識が高まり、脂性肌の人だけでなく乾燥肌の人にも頭皮ケアシャンプーがおすすめされています。アミノ酸系洗浄成分の、肌に優しいタイプの頭皮ケアシャンプーが増えてきています。

ただし頭皮ケアシャンプー(スカルプケアシャンプー)でも洗浄成分が刺激性の高いものは、頭皮トラブルを招く恐れもあるのであまりおすすめできません。

男性用の頭皮ケアシャンプーはメントール配合のものも多いですが、メントールで嫌な刺激を感じる人は避けてください。無香料タイプの頭皮ケアシャンプーもありますが、頭皮のニオイが気になる人はある程度香りのあるもの方が、嫌なニオイのカバーにもなって良いようです。

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髪の毛のベタベタ対策になるシャンプー方法は?

シャワーヘッド

質の良いシャンプーで髪を洗っても、洗い方が悪いと頭皮の汚れ落ちが悪くなり、髪がベタベタする原因になります。効果的なシャンプー方法を実践して、髪の毛のべたつきを抑えるようにしましょう。

シャンプー前にお湯で洗う

髪の長さがある程度ある人は、乾いた髪の状態でブラッシングを済ませてから、髪を洗うようにしましょう。シャンプー時の髪の絡まりを防ぐ効果があります。髪を洗う時はシャンプー剤をいきなりつけず、お湯でまず予洗いをします。

お湯だけでもある程度汚れが落ちるので、頭皮と髪の毛の汚れをしっかり落とすつもりでよく洗って下さい。髪の汚れをある程度落としておくことでシャンプーの泡立ちも良くなり、よりしっかりと頭皮の皮脂汚れを落としやすくなります。

ただし熱すぎるお湯は頭皮の乾燥を招くので注意、38度くらいの少しぬるめのお湯で洗うのがベストです。

シャンプーでの洗髪方法

シャンプーを手のひらにとり、軽く泡立ててから頭を洗います。毛穴の汚れも落とすつもりで、頭皮をマッサージするように、地肌を指の腹を使って洗います。爪を立てたりゴシゴシと洗わないようにしてください。

オイリー肌、オイリーヘアの人はシャンプーでの泡パックもおすすめです。特に皮脂の分泌量が多い人、整髪料を多く使っている人はシャンプーで2度洗いするのも良いでしょう。

皮脂分泌の多い頭頂部や生え際、洗い残しやすい襟足などはしっかり洗うようにしてください。頭部全体がしっかり洗えたら、シャンプー剤をお湯でよく洗い流します。

リンスやトリートメントの方法

短髪の人はリンスやトリートメントは髪がベタつく原因になるので必要ありません。リンスやが必要な人は髪を軽く絞って水分を切ってから、毛先を中心に塗布してなじませた後、よく洗い流して下さい。

髪のダメージが気になる人はトリートメントをしましょう。タオルでしっかり髪の水分を取り除いて、毛先を中心にトリートメントを塗布します。数分放置したら洗い流して下さい。

このときもしっかり洗い流さないと、トリートメントの油分が髪や頭皮のべたつきやトラブルを招く恐れがあるので注意して下さい。

洗いすぎに注意

髪のベタつきや頭皮のニオイが気になるからといっても、洗いすぎは頭皮トラブルやヘアトラブルを招く可能性が高く、あまりおすすめできません。洗髪はよほどのことがなければ1日1回を目安にしてください。

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髪の毛のベタベタを抑える頭皮ケア方法

ラベンダーとオイル

シャンプーでのヘアケアとともに、頭皮をさっぱりとさせる頭皮ケア方法も併せて行うことで、髪の毛の嫌なべたつきを抑える効果がさらに期待できます。

シャンプー前のオイルマッサージ

髪のベタつき対策に、シャンプー前のオイルマッサージもおすすめです。シャンプー前にクレンジングオイルやオリーブオイルなど、肌に使えるオイルで頭皮マッサージを行っておくと、毛穴の皮脂汚れを落としやすくなります。

シャンプー後頭皮や髪のオイルがしっかり落ちていないようだったら、再度シャンプーしてください。オイルでの頭皮ケアは週1回程度行うと良いでしょう。

頭皮用の美容液

頭皮の皮脂対策に、頭皮用の美容液をシャンプー後に使うのもおすすめです。皮脂分泌をコントロールするタイプの美容液で、髪のベタベタを予防することができます。

薄毛対策もしたい人はさっぱりタイプの育毛剤もおすすめです。頭皮と髪のベタつきが気になる人は、皮脂分泌をコントロールする成分が配合されているもの、清涼感のあるタイプの育毛剤が良いでしょう。

美容液、育毛剤を塗った後は頭皮マッサージで血行を促進、頭皮と髪を良いコンディションに整えましょう。

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髪の毛のベタベタ予防になる生活習慣

枕女性

髪のベタつき防止方法の一つとして、頭皮の皮脂分泌量を増やす生活習慣を改善することも挙げられます。脂っこい食べ物は避け、規則正しい生活を送るのが、オイリーヘアの対策法となります。

皮脂分泌が増える食事を控える

日頃脂っぽい食事が多い人、肉食中心で野菜不足の人は食事が過剰な皮脂分泌の原因なのかもしれません。ヘアトラブルを解決するためにも、脂っぽい食事は控えて野菜を摂ること、脂分が控えめな鶏肉や魚、大豆を食べる機会を増やしましょう。

栄養素ではビタミンB2、B6は皮脂分泌をコントロールする働きがあり、意識して摂取することをおすすめします。

睡眠時間を確保する

睡眠不足は皮脂分泌量を増やす原因になります。睡眠時間を確保することでストレスも溜まりにくく、ホルモンバランスも整えられる効果が期待できます。できれば7時間程度、少なくとも6時間は睡眠時間をとるようにしましょう。

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まとめ

女の子2人

髪の毛がベタベタするのはシャンプーなどのヘアケアやスタイリング剤、食事や睡眠などの日頃の生活習慣、ストレス、ホルモンが原因になっていることも考えられます。

外出先での髪のベタつき対策にドライシャンプーやペーパータオルを使うのもおすすめですが、日頃のヘアケアでも髪の毛のベタベタ予防をしておきましょう。

シャンプーはさっぱりとしたものを選ぶのがポイントです。ノンシリコンタイプで洗浄力の高いアミノ酸シャンプーや石鹸シャンプーなどを選び、洗髪も丁寧に行うようにしましょう。

シャンプー前のオイルマッサージや、シャンプー後の頭皮ケアに皮脂をコントロールする頭皮用美容液を使うのもおすすめです。日頃の生活習慣でも脂っこい食事は避けて、睡眠不足にならないよう注意してください。

ご紹介した髪の毛のベタベタ対策になるヘアケアや頭皮ケア、その他の対策法で参考になるものがあれば、ぜひ取り入れてみてください。

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