わかめの髪の毛に対する効果を知ろう!他の育毛効果のある食材は?


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「わかめは髪に良い」という話、誰もが一度は聞いたことがあると思います。

確かに、その見た目は豊かな毛髪を連想させますし、ミネラルやビタミンが豊富に含まれていることも、広く知られています。しかし、だからといって本当に効果があるのでしょうか。
単なる噂や都市伝説のようなものではないのでしょうか。

科学的な根拠も踏まえて、わかめの本当の実力を探ります。

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薄毛の原因は?食生活の影響は?

薄毛は、老若男女を問わず人々を悩ませています。
その原因は様々で、近年のライフスタイルの多様化、食生活の変化も一因であると言えます。今回のテーマである「わかめの育毛効果」について考える前に、まずは薄毛をタイプ別に説明いたします。

男性の薄毛

男性ホルモンや生活習慣の乱れから、頭頂部や生え際に薄毛が発生する症状を男性型脱毛症(AGA)といいます。
テストステロンという男性ホルモンが体内で5αDHTに変換され、毛乳頭細胞にある受容体に結合すると、強力な発毛抑制作用が発生します。
すると、毛髪が生えてから抜け落ちるまでの期間であるヘアサイクルが乱れ、薄毛・抜け毛が進行してしまうのです。

女性の薄毛

女性ならではの薄毛の症状に牽引性脱毛症というものがあります。
髪の毛を縛ることで、常に引っ張られた状態となっているため生え際などが薄くなってしまうのです。

その他、全体的に頭髪が薄くなるびまん性脱毛症も、女性に多い薄毛の症状です。

○生活習慣による薄毛

男女問わず、現代的なライフスタイルは頭髪に悪影響を及ぼしやすくなっています。

夜型の生活や睡眠不足は、交感神経と副交感神経とのバランスに乱れを生じさせ、髪の成長を阻害します。喫煙やアルコールの過剰摂取も、発毛を阻害する要因となります。また、現代人を苦しめているストレスも、抜け毛を助長します。

ストレスによる身体の変調は最も弱っている場所に現れやすく、これが頭皮であった場合抜け毛を引き起こしてしまうのです。

食生活の影響

仕事に追われていたりすると、つい手軽な外食やファストフードに頼ってしまいがちです。しかし、これも薄毛の原因となってしまいます。
特にファストフードは、塩分と脂肪分が多く、これらは頭皮の血行不良を助長させ、これが抜け毛に繋がる可能性があります。

乱れた食生活を是正し、栄養バランスの取れた食事をすることは、抜け毛を防ぐために最も重要なことです。

では、髪に良い栄養とは?それを効率的に摂取出来る食品とは?育毛に効果があるとされている食品には、本当に効果があるのでしょうか。

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都市伝説?迷信?科学的根拠は?わかめの効能

わかめをはじめとした海藻類が髪に良いという話は、誰もが一度は聞いたことがあると思います。では、なぜそのように言われているのでしょうか。

わかめが髪に良い理由

根拠として真っ先に挙げられるのは、「フコイダン」による効果です。昆布やわかめのヌルヌルとした独特な質感を生み出している食物繊維で、近年は抗癌作用もあるとのことで注目を集めています。
このフコイダンという成分には、頭皮の炎症を抑える・紫外線によるダメージを緩和する・保湿といった効果があります。
そして、髪の毛の成長を助ける働きを持つ「FGF-7」という成分の増加を促進する働きがあります。FGF -7は毛母細胞という髪の毛を作る細胞から分泌されます。

これが不足するとヘアサイクルが短くなり、結果として薄毛の進行を早めることになってしまうのです

その他の成分

わかめに含まれる栄養素はフコイダンだけではありません。
亜鉛や鉄などのミネラルはもちろん、老化の原因となる活性酸素を取りのぞき免疫力を高めるビタミンC。肌荒れや風邪の予防に効果が見込めるβカロテン。甲状腺ホルモンに影響を与えるヨウ素(ヨードとも言われます)、などなど。
わかめには、確かに髪に良い成分が数多く含まれているようです。

では、わかめをたくさん食べていれば薄毛を解消できるのでしょうか。
答えは残念ながらノーです。前述した通り、わかめにはミネラルや食物繊維、各種ビタミン等が豊富に含まれています。

しかし、これらの成分は髪の成長に欠かせない栄養素ではあるものの、単体で育毛効果が期待出来るものではないのです。

わかめの成分だけでは効果がない?

では、発毛効果を高めて薄毛を解消するためには、あと何が必要なのでしょうか。

髪の毛は、ケラチンというタンパク質が主成分となっています。このタンパク質を作り出す働きをするのが、わかめに含まれる成分なのです。
つまり、わかめをたくさん食べたところで、タンパク質がなければ髪の毛を作り出すことは出来ません。

効果的な育毛促進を目指すのであれば、わかめと一緒にタンパク質を含む食品を摂る必要があるのです。

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育毛促進!わかめの相棒

せっかくわかめから摂取した栄養、無駄にしたくはないですよね。
では、育毛効果をより高めるために、わかめの相棒となり得るタンパク質を多く含む食材にはどのようなものがあるのでしょうか。

たんぱく質は2種類

実は、タンパク質には大きく分けて「動物性タンパク質」と「植物性タンパク質」の2種類があります。それぞれ異なる特徴を持っています。

吸収率が高い動物性タンパク質

肉・魚・卵などの動物性食品に含まれるのが「動物性タンパク質」で、吸収率が高いのが特徴です。
しかし、特に肉類は不飽和脂肪酸という脂を含んでおり、これは肥満や皮脂の原因となってしまいます。そのため、頭頂部ハゲの原因になるとも言われています。

薄毛に悩んでいるのであれば、肉よりも魚中心の食生活にするべきと言えます。

血液サラサラ!植物性タンパク質

「植物性タンパク質」は、豆腐や納豆などの植物性食品に含まれています。
低カロリーで、特に大豆タンパク質はアミノ酸代謝が良く、血中コレステロールを下げてくれます。そのため血流が良くなり、頭皮にも血液が行きやすくなります。

動物性に比べて吸収率が悪いと言われていますが、血行が良くなるため結果的にはより効率的に栄養が行き渡るのです。

髪に良いのは植物性タンパク質!

以上のことから、育毛には動物性よりも植物性のタンパク質の方が優れています。毛髪のためには、植物性タンパク質を多く含む食品を意識的に摂取しましょう。

とはいえ、動物性タンパク質にも体にとって大切な栄養素は含まれていますので、必ずしも摂取してはいけない、というものではありません。

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わかめだけじゃない!育毛に効くライバルたち

ここまで、主にわかめの効能について述べて来ましたが、育毛に効果的な食品は他にもたくさんあります。ここでは、わかめとはまた違った特性を持った食品をご紹介します。

海藻界の2大ライバル、昆布とひじき

わかめと昆布では、含まれる栄養素の種類は似ています。
大きく違うのは、ヨウ素というミネラルの含有量です。甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンは、全身の代謝に影響を及ぼすものですが、ヨウ素はこれを合成するために不可欠なのです。代謝が悪くなれば、老廃物が排出されず結果的に頭皮にも悪影響が出てしまいます。

同じ海藻類であるひじきについては、わかめに比べるとミネラルやビタミンでは劣るものの、鉄分・カルシウムの含有量では分があります。
鉄分は貧血に、カルシウムはストレスの軽減に効果が見込めるので、より女性におすすめと言えます。

タンパク質だけじゃない!大豆の実力

大豆タンパク質が優秀であることは前述しましたが、大豆の実力はこんなものではありません。大豆最大の武器と言えば、「大豆イソフラボン」でしょう。
大豆イソフラボンはサプリメントとしても販売されていますが、女性ホルモンのような働きをすると言われています。一般的に女性ホルモンが多くなると体毛が薄くなる=頭髪も薄くなると思われるかもしれません。しかし、実際は頭髪が薄くなることは男性ホルモンの影響で、頭髪は女性ホルモンで濃くなります。

ただし、大豆イソフラボンが最大限にその効果を発揮するためには、唐辛子に多く含まれるカプサイシンとの同時摂取の必要があることも、近年の研究で分かっています。

動物性食品の星・レバー

動物性食品である肉類が頭髪に与える悪影響については前述しましたが、このレバーに関しては積極的に摂取するべきではないでしょうか。
レバーには亜鉛・ビタミンB2、そして必須アミノ酸を豊富に含む優秀な食材なのです。
特にビタミンB2には脂質の代謝を促す効果があり、さらに細胞の成長を促すのでタンパク質が髪の毛に変換されるのを助けます。
その上、水溶性のため過剰摂取の恐れもありません。

小さい体に栄養ぎっしり!ナッツ類

菓子としても手軽に食べられることから人気のナッツ類。その栄養価の高さも注目されています。一口にナッツと言っても様々な種類があり、ゴマや栗もナッツの一種です。
そんなナッツ類の仲でも髪に良いと評判なのが、アーモンド。強力な抗酸化作用と血行促進効果から育毛への効果が期待されるビタミンEが豊富で、食物繊維も多く含んでいます。

ただし、ナッツ類は炭水化物を多く含むため、食べ過ぎには注意が必要です。

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育毛メニューと育毛サポート食品

いくら髪のためとはいえ、せっかくだったら美味しく食べたいですよね。
そこで、これまで紹介した食材を使用した、手軽に作れて育毛効果が期待出来るメニューをご紹介します。

美味しく育毛!わかめを使った簡単育毛メニュー

  • 豆腐とわかめのサラダ
    豆腐とわかめを、ポン酢であえただけのシンプルサラダです。
    カイワレなんかを加えても良いですね。
    わかめの成分+植物性タンパク質の有効な組み合わせです。
  • たまごわかめスープ
    鶏ガラベースのスープに、わかめと溶き卵を入れます。
    ゴマも加えれば、育毛効果がアップすることに加え、白髪の予防にも力を発揮します。
  • ひじき豆腐ハンバーグ
    豆腐ハンバーグにひじきをプラスして育毛ハンバーグの出来上がりです。
    肉類を減らして豆腐でかさ増しにもなるため、ヘルシーだけど食べ応えのある一品です。

最強メニュー!?納豆ごはん+わかめの味噌汁

日本の朝食メニューと言ったら、真っ先に思い浮かぶのがご飯に納豆、味噌汁の組み合わせではないでしょうか。
実はこのメニュー、薄毛対策に最適なのです。納豆と味噌は大豆製品です。味噌汁の具に豆腐とわかめが入っていれば、大豆製品としてさらに豆腐が加わり、良質な大豆タンパク質が摂れます。そして、わかめに含まれる栄養素によって、育毛が促進されるのです。
おかずには、焼き魚や卵焼き又は目玉焼きをチョイスすれば、脂肪分を抑えながら動物性タンパク質が摂れます。

慣れ親しんだ食卓の光景の中にも、そんな効果が隠されていたのですね。

より効率的に!育毛サポート食品

クエン酸

レモンや梅干など、酸っぱい食品に多く含まれるクエン酸。スポーツ後などに摂ることで疲労回復に効果があることが知られていますが、クエン酸の力はこれだけではありません。
他の栄養素の吸収を促進する作用があるのです。この作用によって、ミネラルやタンパク質が効率的に吸収され、育毛に効果をもたらします。

育毛サプリメント

わかめに含まれる、育毛に効果的な成分であるフコイダンを、より効率的に摂取するためのサプリメントが、タカラバイオ株式会社より発売されています。
北海道函館東海岸の限られた海域に生育している貴重な「ガゴメ昆布」。このガゴメ昆布に含まれる特別なフコイダンを高純度で抽出したサプリメントのシリーズについては、メーカーサイトにて通信販売もしています。

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注意!過剰摂取は逆効果

「この成分が髪に良い」と聞いたら、わらにもすがる思いで飛びつきたくなる気持ちは分かります。しかし、いくら髪に良いとはいえ、中には過剰摂取によって体調を悪化させてしまうものや、場合によっては抜け毛を助長する原因となってしまう成分もあります。

亜鉛

ミネラルの中でも特に育毛に貢献してくれる亜鉛も、過剰摂取には注意が必要です。
不足しがちな栄養素ではありますが、過剰に摂取すると頭痛やめまいを引き起こす可能性があります。
一度に多量を摂取することは避け、一日の中でも数回に分けて摂るようにしましょう。

イソフラボン

優秀な栄養素であるイソフラボンも、やはり摂り過ぎはNGとなります。
精力の低下、生理不順等を引き起こしてしまうからです。
普段の食事で摂取しやすい栄養素でもあるので、サプリメント等で補助的に摂る場合は食事内容によって量を調整する必要があります。

ビタミン

ビタミンB群、ビタミンCは水溶性のため過剰摂取の心配がありませんが、厄介なのがビタミンAやEなどの脂溶性ビタミンと呼ばれる種類のものです。
これらは尿などで排出されないので、体内に残って血流を阻害する可能性があるのです。
特にビタミンAについては、過剰摂取による頭皮や毛髪への悪影響の可能性が指摘されているため、注意する必要があります。

有害ミネラル

育毛に欠かせないミネラルですが、先述した亜鉛のように過剰摂取によって悪影響が出てしまうものもあれば、そもそも有害で薄毛を引き起こす要因になり得る成るものもあります。

代表的なものがアルミニウム。これは食品というよりもアルミホイルや鍋、ビールの缶等に含まれていて、少しずつ成分が溶け出して体内に入ってしまうのです。
また、日本人の大好物であるお寿司も、実は有害ミネラルを摂取する原因になっています。
マグロ等の大型の魚には、工場排水の影響から水銀を多く含みます。この水銀もまた、有害ミネラルに分類されるのです。
また、喫煙の習慣がある方は、タバコにも多くの有害ミネラルが含まれていることを知っておく必要があります。

ここでもわかめが大活躍!

それであれば排出してしまえば良いのです。いわゆるデトックスですね。

実は、そこでも力を発揮するのがわかめです。
わかめに含まれるミネラルによって、有害ミネラルを排出する能力が高まります。

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まとめ

わかめには、確かに育毛に関して有効な成分が多く含まれていて、有害物質の排出にも力を発揮してくれることから、毛髪を守るためには必要不可欠な食品であると言えます。
ただし、食生活にはバランスが大切です。わかめをはじめとした「髪に良い」と言われる食品も、それぞれ違う役割を持っています。

わかめからは、育毛に効果的な食物繊維フコイダン、豊富なミネラル・ビタミン類が摂取出来ます。そして、それらの栄養を有効に活用するためには、タンパク質、特に大豆等の植物性の食品から摂れる植物性タンパク質が不可欠です。
これらの摂取をサポートするサプリメントもありますが、摂り過ぎると身体の不調の原因になってしまったり、薄毛を促進することになってしまったりすることもあります。

これらの栄養素の関係を理解した上で、わかめを中心とした食事メニューを取り入れることで、毛髪への良い影響を期待することが出来ます。
薄毛に悩んでいる方はぜひ取り入れて、わかめの力を実感して下さい!

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